ストロンチウム汚染 strontium 90 part 119

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福島第1原発:作業員が白血病で死亡 東電が発表

 東京電力は30日、福島第1原発で作業に携わっていた40代の男性作業員が急性白血病で死亡したと発表した。外部被ばく量が0・5ミリシーベル ト、内部被ばく量は0ミリシーベルトで、松本純一原子力・立地本部長代理は「医師の診断で、福島での作業との因果関係はない」と説明した。

東電によると、男性は関連会社の作業員で8月上旬に約1週間、休憩所でドアの開閉や放射線管理に携わった。

体調を崩して医師の診察を受け急性白血病と診断され、入院先で亡くなったという。東電は16日に元請け企業から報告を受けた。事前の健康診断で白血球数の異常はなく、今回以外の原発での作業歴は不明という。【林田七恵】

毎日新聞 2011年8月30日 東京夕刊

石川のニュース 【8月29日15時23分更新】

石川県内焼き肉店、安全をPR ユッケ提供せず、産地明記


焼き肉パーティーを楽しむ来店客=金沢市内の焼き肉店

夏の定番と言えば焼き肉。厳しい暑さを乗り切るため、好まれるスタミナ料理だ。国の 統計によると、石川県は県民1人当たりの焼き肉店舗数が全国47都道府県の中で最も多 い。29日は「焼き肉の日」。ユッケ集団食中毒、セシウム牛問題と逆風にさらされる中 、県内の焼き肉店は風評被害に負けまいと激戦区で奮闘している。

今年6月に公表された総務省の2009年度の経済版国勢調査「経済センサス」による と、石川県の焼き肉店舗数は321。人口10万人当たりでは約27軒ある計算で全国平 均の約15軒を大幅に上回る。店舗数が多いだけに競争も激しく、「焼き肉王国・石川」 を生き抜くのは容易ではない。さらに「焼肉酒家えびす」の集団食中毒や牛肉の放射能汚 染問題が影響し、店側は苦戦を強いられている。

金沢市窪町の「焼肉亭大島窪店」では、セシウム牛の騒動直後、一時的に売り上げが半 減。同市と野々市町に計3店舗を展開する「しちりん家」もじわじわと来店客が減ってい るという。

一番の要因は小さい子どもを持つ親が肉に神経質になっているためとみられる。しちり ん家の担当者は「ファミリー層が鈍い。子どもに人気だったユッケが外れたことも響いて いる」とこぼす。

そのため、店側は肉の「安全安心」のPRに懸命だ。6月中旬、金沢市鞍月4丁目にオ ープンした「香連」では、ユッケなど火を通さないメニューは一切提供せず、焼く時はト ング、食べる時は箸を使うよう客への呼び掛けを徹底。メニュー表には肉の産地を明記し ている。

取り組みのかいあってか、放射能問題の発覚後も目立った落ち込みはなく、檜山克弥社 長は「お客さまに安全と評価してもらえた結果と思う。これに満足せず、よりよいサービ スの提供に努めたい」と力を込める。

8月29日は8、2、9の語呂合わせで、全国焼肉協会が平成5年(1993年)に「 焼肉の日」として制定した。

茶の賠償請求初回9500万円 放射性物質問題(8/29 15:36)

東京電力福島第1原発事故に伴う茶の放射性物質問題で、JA静岡中央会(夏目 善宇会長)は29日、東電に対する第1回損害賠償の請求金額が9456万4083円に確定したことを明らかにした。夏目会長と県茶商工業協同組合の斎藤松 太郎理事長らが31日、都内の東電本社を訪れて請求内容を伝える。
第1回請求分は、県から 出荷自粛の要請を受けた静岡市葵区藁科地区の6茶工場、同市清水区庵原地区の1生産者、茶を仕入れた製茶問屋17社などが対象。金額の内訳は生産者分が約 3100万円、茶商分は約6300万円。出荷自粛に伴う出荷停止や回収、廃棄費をはじめ、放射性セシウムを低減させるための茶園管理や検査に掛かった追加 的な経費を盛り込んだ。
JA中央会や県茶商などでつくる協議会は引き続き、風評被害分や肉牛についても損害賠償額の算定を急ぐ。

TOKIO、山口達也の涙の理由は?

2011年8月29日 14:00

山口達也が東日本大震災後、初めて「DASH村」に入る

25日、人気グループTOKIOの山口達也(39)が長寿人気番組の日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!!」の主要なロケ地でもあった福島県浪江町の「DASH村」に、東日本大震災後初めて入ったことを発表した。山口は東京都内の会見で

「もうDASH村には入れないと思っていた」

と涙で語った。

福島県双葉郡浪江町の地図

TOKIOの公式サイトでの震災後のメッセージには、被災者の安否を心配し、地震があった当日にも、東北地方で仕事をしていたメンバーが居たことを記している。最後には、僕らに出きる事を取り組み続け、一人でも多く人の無事を願っていると結んでいる。

東日本大震災による原発事故の影響で、原発から約25キロ離れたDASH村は計画的避難区域となった。6月にJAXA(宇宙航空研究開発機構)から番組側に「DASH村で放射性物質のデータ採集と実験をしたいという依頼がきっかけで、今回立ち入りが実現した。

JAXAは宇宙での食糧自給自足をテーマに研究しているが、今回は『ヒマワリが土壌の放射性セシウムを吸収するのか』という実証実験を行いたいとの意向だ。この提案に

「その後の村がどうなっているのか見たい」「行って、現状を責任を持って伝えたかった」

との思いがあった山口の強い意向で、実験の実施が決まった。

3月11日以来、約4カ月ぶりに、防護服姿で放射性物質に汚染された土壌の浄化実験を行うために“第2の故郷”に入った山口は

「村が荒れ放題になっていたのは寂しかった」

ポツリと漏らしたという。

DASH村内、作業に防護服と防塵マスクを着用

7月16日、浪江町の許可を得て山口は農作業や動物の飼育などを続けてきたDASH村に足を踏み入れた。

「久しぶりに入れてうれしかった」という半面、「こんなに草ボーボーになっちゃうのか」と衝撃も受けたという。

2時間限定の屋外作業に防護服と防塵マスクを着用し、ヒマワリの種を植えた。8月22日にも入村し、育ったヒマワリや周辺土壌などを採取した。

山口たちの今後の活動は、解析中のデータ次第で決まるが

「ヒマワリを足がかりにDASH村を取り戻したいし、地元の人々の手助けにもなればいい。」

との被災地とDASH村復興への強い思いを山口は語った。

外部リンク

サンスポ・コム
http://www.sanspo.com/geino/news/110826/gng1108260505001-n1.htm

TOKIO 公式サイト
http://www.johnnys-net.jp/j/artists/tokio/

東京都、学校給食の安全のための緊急要望書を提出

2011年8月29日(月) 18時25分
 東京都は8月29日、「安全・安心な学校給食の提供及び幼児・児童・生徒の健康影響に関する緊急要望」を文部科学大臣宛に提出したと発表した。東京都では、東京電力福島第一原子力発電所で発生した事故の影響により、牛肉の一部から暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されるなど、食の安全が 脅かされているとし、国が食品安全の確保に責任をもって取り組み、放射性物質に係る検査体制の整備を図るよう要望してきたが、未だ十分な体制が示されてお らず、保護者を中心に放射線の影響を懸念する声が広まりつつあるとしている。学校給食は、食育の推進を図るために重要な役割を果たし、次代を担う子どもたちの心身の健全な発達と豊かな学校生活の実現を図るものであるとした上で、 「1.公立・私立学校において安全・安心な給食を提供するため、関係省庁等と緊密に連携し、国としてあらゆる安全確保対策を早急に講じること」「2.学校 給食で放射性物質による汚染の可能性のある牛肉を幼児・児童・生徒が摂取した場合の健康影響について、国としての対応指針を明らかにすること」の2項目を 緊急要望したという。
《前田 有香》

安全・安心な学校給食の提供及び幼児・児童・生徒の健康影響に関する緊急要望について

国産牛お惣菜用切落し

牛肉から国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された

2011年8月26日

【不具合内容】
元三フード株式会社は、同社が販売した牛肉において、国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたとして、対象製品の自主回収を行うと発表した。

【対象製品】
製品名:国産牛お惣菜用切落し
包装形態:発泡スチロールラップ付き
内容量:約300g
消費期限:2011年5月11日~14日
販売店舗:肉のげんさん ハズイ西店
販売数量:23パック(7.1kg)

【対応】
自主回収

元三フード株式会社が対象製品の自主回収を行う。

【お問い合わせ先】
元三フード株式会社 本社
TEL:077-524-2929

不具合情報引用元URL:
http://www.pref.shiga.jp/e/shoku/shoku/00osirase/jisyu.html

栃木県産の牛肉、出荷に向け検査を開始

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栃木県産の牛肉の出荷制限が先週、解除されたことを受け、栃木県は出荷される牛肉の検査を開始しました。

29日は53頭の牛が対象となり、食肉処理施設で肉の一部を採取したあと、県の検査機関で放射性物質の検査が行われました。

栃木県産の牛肉をめぐっては、国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出され、今月2日から出荷停止になっていました。

栃木県では今後、県内から出荷される牛の全頭検査を実施する方針を示していて、「消費者には安心して食べて欲しい」としています。(29日17:23)

静岡茶セシウム被害、東電に9千万円賠償請求へ

東京電力福島第一原発の事故で、静岡市内の一部の茶から国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出され、静岡県が出荷自粛を要請した問題で、県内のJAグループと県茶商工業協同組合などでつくる対策協議会は29日、第1回の損害賠償として9456万円を東電に請求することを決めた。

31日に東京・千代田区の東電本店を訪れて請求する。

第1回の請求は、出荷停止や製品回収などに伴う実害分で、今後、風評被害などについても請求していく。協議会会長の夏目善宇(よしいえ)・JA静岡中央会会長は「一日でも早い支払いを求めたい」と述べた。

(2011年8月29日19時29分  読売新聞)

茶の出荷停止を初解除 神奈川県の南足柄市産

政府は29日、神奈川県南足柄市産の茶について、原子力災害対策特別措置法に基づく出荷停止を解除した。一番茶から食品衛生法上の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を上回る放射性セシウムが検出され停止となっていた。茶の解除は全国で初めて。

厚生労働省によると、同市の3地域の荒茶(三番茶)に含まれる放射性セシウムがいずれも基準値を下回り、解除条件を満たした。出荷できるのは三番茶以降となる。荒茶から検出されたセシウムは1キログラム当たり218~430ベクレル。

これまでに茶が出荷停止となった市町村があるのは、茨城、栃木、群馬、千葉、神奈川の5県。神奈川県では9市町村で継続している。

2011/08/29 19:31   【共同通信】

基準値超え牛肉が市内スーパーで流通/横須賀

2011年8月29日
 横須賀市は29日、国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウム100+ 件が検出された牛肉が、市内スーパー計6店舗の食肉売り場で流通していたと発表した。市によると、基準値を超えた肉は福島県浪江町の農家から出荷され、1キログラム当たり568~997ベクレル検出。4月17日~5月9日にかけて販売された。一部は基準値を超えた牛肉と他の牛肉が混合された状態入荷されていた。

相模原市緑区のスーパーでセシウム牛肉を販売/神奈川

2011年8月29日
 相模原市は29日、放射性セシウム100+ 件を含む稲わらを食べた牛の肉の一部が、同市緑区のスーパーで販売されていたと発表した。福島県から出荷され、5月13日から4日間で1・92キロを売り切ったという。今月25日に埼玉県で行った検査で、同じ牛の肉から国の基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を上回る640ベクレルのセシウム100+ 件が検出された。

福島市などの早場米からも微量セシウム

2011.8.29 20:11

 福島県は29日、福島市と二本松市の水田で収穫された早場米3検体から微量の放射性セシウムが検出されたと発表した。

最高は福島市(旧大久保村)の1キロあたり20・8ベクレル。二本松市内の2検体は同11ベクレルだった。いずれも暫定基準値(500ベクレル)を下回ったため、県は出荷を認めた。

福島県内では、26日にも二本松市の早場米から微量の放射性セシウム(22ベクレル)が検出されている。

葛飾の馬ふん堆肥から許容値超えるセシウム 流通せず

2011.8.29 20:27

 東京都は29日、葛飾区内の民間事業所が作った堆肥(たいひ)から、国の暫定許容値(1キロ当たり400ベクレル)を超える880ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。

都産業労働局によると、この事業所は、飼育している馬のふんに落ち葉などを混ぜて堆肥を作っており、落ち葉などに放射性セシウムが含まれていた可能性が高いという。堆肥は一般には流通していない。

警戒区域の水田や畑、13地点で規制超セシウム

福島県は29日、福島第一原発事故で立ち入りが制限されている警戒区域内の水田や畑で初めて実施した土壌の放射性物質の測定結果を発表した。

放射性セシウムの最大値は大熊町野上の水田で検出され、国のコメ作付けの制限基準(1キロ・グラム当たり5000ベクレル)の5倍超となる1キロ・グラム当たり2万5226ベクレルだった。

調査は、土壌の汚染分布図を作成し、農作物を育てる上で必要な除染対策を検討するのが目的。警戒区域内の水田や畑計36地点で調査を行い、このうち13地点で放射性セシウムが規制値を超えた。

(2011年8月29日21時01分  読売新聞)

神奈川・南足柄の茶、出荷停止解除 セシウム基準下回る

2011年8月29日21時27分

 菅政権は29日、神奈川県南足柄市で生産される茶の出荷停止指示を解除した。同市内の3カ所で採取した三番茶の茶葉について、乾燥させた「荒茶」の状態 で今月23日に検査したところ、放射性セシウムが、いずれも国の基準(1キロ当たり500ベクレル)を下回ったため。茶の出荷停止解除は初めて。

厚生労働省によると、29日現在で出荷停止になっているのは、茨城県の全域、栃木県の3市、群馬県の2市、千葉県の7市町、神奈川県の9市町村。

南足柄市では5月に一番茶の生葉から基準を超える放射性セシウムが検出され、6月2日から出荷停止になっていた。二番茶は収穫していない。

また、菅政権は、基準を超す放射性セシウムが検出された福島県の福島市と南相馬市のユズの出荷停止を指示した。今月26日に基準値超えがわかり、出荷は自粛されている。

秋田産コメの放射性物質検査、9月から2段階検査

2011/8/29 23:30

 秋田県は29日、県産農産物などの放射性物質の検査計画を発表した。コメは9月上旬に3カ所で収穫前調査を実施し、収穫後の本調査は旧市町村単位の69カ所で9月中旬以降に行う。検査対象品目は当初予定していた15品目に、水産物4品目と麦を加えた計20品目となる。

 コメの収穫前調査は北秋田市、秋田市、美郷町で実施する。それぞれ1圃場の5地点から稲株を刈り取って、3キログラム相当のコメの放射性セシウムの量を測定する。

 本調査でも同様に3キログラム相当のコメを測定。1キログラム当たり200ベクレルを超えれば重点調査区域に指定し、再調査で500ベクレルを超えた場合は出荷制限をかける。

 20品目のうち畜産物、野菜、果実など検査が実施済みの12品目からは放射性物質は検出されていない。今後はコメのほか米粉用米、大豆、キャベツ、水産物などを順次、検査する。

南足柄市のお茶 出荷制限解除

8月30日 0時41分

国の基準値を上回る放射性物質が検出され、出荷が制限されている神奈川県内のお茶のうち南足柄市のお茶の葉について、政府は、基準値を下回り、安全管理の態勢が整ったとして、29日、出荷の制限を解除することを決めました。

神奈川県内のお茶を巡っては、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、10の市町村で栽培され たお茶の葉や生の茶葉を乾燥させた「荒茶」から国の暫定基準値の1キログラム当たり500ベクレルを超える放射性セシウムが検出され、出荷の制限が続いて いました。政府は、お茶の出荷制限について同じ地域で3か所以上検査し、すべてで基準値を下回れば原則として解除できるとしていて、神奈川県は、南足柄市 のお茶について荒茶にして検査した結果、いずれも基準値を下回ったことから、国に対して出荷制限の解除を求めていました。これを受けて政府で検討した結 果、南足柄市のお茶の葉について、安全管理の態勢が整ったなどとして、出荷の制限を解除することになりました。出荷制限が解除されたのは、県内のお茶では 初めてで、神奈川県は、ほかの9市町村の荒茶についても順次検査を行うことにしています。

南足柄の茶、出荷制限解除 福島のユズ指示

< 2011年8月30日 1:41 >

政府は29日、神奈川・南足柄市産の足柄茶について、6月に指示した出荷制限を解除した。今月23日に行った三番茶の検査で、放射性セシウムの値が国の暫定規制値を下回ったため、出荷が許可された。

一方、福島市と福島・南相馬市のユズについては、放射性セシウムの値が国の暫定規制値を超えたため、出荷制限が指示された。

三重県と岐阜県、牛肉の全頭検査を開始

2011/8/30 2:30

 三重県は29日、「松阪牛」を含め県内で飼育、食肉処理された牛全頭の放射性物質検査を始めた。放射性セシウムによる汚染牛肉問題で消費者の不安が広がる中、十分な検査態勢を整備することで安全性をアピールするのが狙い。

 当面は京都府内と三重県内の検査機関に検査を委託。県は10月までに簡易測定器を調達し、その後は独自検査に切り替える予定。

 検査料は無料。放射性物質が1キログラム当たり250ベクレル未満なら流通させ、250ベクレル以上だった場合は県の施設で精密検査する。本年度中に約5800頭の検査を見込む。

 一方「飛騨牛」の地元岐阜県でも29日から同様の検査が始まった。現在約1万2千頭飼育されている県産牛全頭が対象。放射性物質が1キログラム当たり250ベクレル未満なら、店頭に並ぶパックに検査済みシールを貼る。〔共同〕

焼却灰の放射性物質、基準下回る 静岡

2011.8.30 02:30

県は29日、県内の一般廃棄物焼却施設(RDF化施設を含む)の焼却灰中の放射性物質の測定結果を発表した。測定施設の焼却灰からは国が通知する一般廃棄物最終処分場に埋立可能な8千ベクレル以下を大幅に下回っていた。

測定した放射性物質は放射性セシウムの134と137の合計値。測定したのは35施設のうち34施設で、結果は不検出から2800ベクレルだった。残る1施設の測定結果は9月中旬に判明するという。

一方、静岡、浜松の両市から県への放射性物質埋立処分の報告によると、29日までに静岡市は同市中島浄化センターから出た下水道汚泥の焼却灰約97トン、浜松市は同市大原浄水場から出た上水道の浄水汚泥脱水物121トンをそれぞれ最終処分場に埋立処分した。

JA、東電に9456万円請求へ 茶の放射能被害額を認定 静岡

2011.8.30 02:29

 県内のJAグループは29日、福島第1原発事故による放射能の影響で生じた茶農家や茶商の 直接的な損害額を9456万円と認定した。内訳は生産者分が3114万円、取引先の茶商分が6342万円だった。この額を第1回損害賠償請求として、31 日に東京電力本社を訪ね、請求書を提出する。風評被害の損害賠償は、9月末に取りまとめる第2回分以降で請求する。

JAグループはこの 日、農畜産物損害賠償対策県協議会総会を開き、関係者からの請求額を集計した。これまでに国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セ シウムが検出されて一番茶の出荷を自粛したのは、静岡市葵区藁科地区の6茶工場と、同市清水区庵原地区の1生産者。さらに、取引先の16茶商と静岡茶市 場、JA静岡市に生じた損害分を加算した。

今回の請求は、茶の出荷停止や回収、廃棄に伴う損害、二番茶の操業中止による損失、放射性セシ ウムの影響を低減するための管理経費、放射能検査費用など、直接的な被害額のみとした。生産者の中川順次さんは「今回の請求には見えない部分は含まれてい ない。われわれとしては東電が一刻も早く支払ってくれることを願っている」と期待した。

JAグループは今後、月末ごとに被害額を確定して 損害賠償請求を行うことにしており、風評被害は9月以降、県内の全ての茶生産者や茶商から請求を受け付ける。県茶商工業協同組合の斎藤松太郎理事長は、 「茶には荒茶や製茶などの工程があり、他の農産物とは流通形態も違うので、いろいろな場面で損害が出てくる」と茶の特殊性に言及し、最終的な請求額が巨額 になることを示唆した。

JA中央会の夏目善宇会長は「請求額がトータルでどこまで膨らむのか全く想像がつかないが、生産者や茶商が少しでも納得できる賠償となるよう、JAグループを挙げて対応したい」と述べた。

大熊町の水田で2万5226ベクレル検出 福島

2011.8.30 02:35

 県は29日、東京電力福島第1原発から20キロ圏内の警戒区域で初めて行った農地の放射性 物質測定の結果を発表した。計36地点のうち、最高は第1原発から約8キロ西側の大熊町野上の水田で、乾いた土1キロ当たり2万5226ベクレルに達し た。調査は6月下旬~8月上旬に区域内の8市町村で実施。大熊、富岡、浪江各町の計6地点の水田で1万ベクレルを上回った。最低は田村市都路町古道の同 302ベクレルだった。県農業振興課によると、会津など低線量地域の土壌では「数十ベクレル程度」だという。今後、国などが進める除染で農地再生ができる か不透明だが、県は「かなり厳しい数値だ。さまざまな方法で徹底的に除染する必要がある」(農業振興課)としている。

県が4月上旬に計画的避難区域で行った同様の調査では、浪江町や飯舘村で2万8千ベクレル台の放射性セシウムが検出されている。

県産肉牛、流通再開へ全頭検査開始

(8月30日)

県産牛の出荷制限の一部解除を受け、県の品質管理計画による全頭検査が29日、始 まった。県内農家から出荷された肉牛53頭が県内3カ所のと畜場で解体され、県央、県南2カ所の家畜保健衛生所で簡易検査された。県は30日に結果を公表 する。安全性が確認された枝肉は31日、都内などで競りに掛けられる予定。

肉牛は県内全域から県畜産公社(宇都宮)に35頭、両毛食肉センター(足利)に7頭、那須地区食肉センター(大田原)に11頭が搬入された。

職員が解体した枝肉から首周辺の約1・5キロを採取し、個体識別番号を張って管理。家畜保健衛生所に運び込み、脂肪分などを取り除いた赤身のみを使って簡易検査した。

放射性セシウム100+ 件が1キログラム当たり200ベクレル以下ならば「検査結果通知書」を発行し、市場に流通させる。200ベクレル以上の肉は精密検査を行い、500ベクレル以下ならば流通させ、500ベクレル以上は廃棄処分する。

安全性が確認された枝肉は31日にも、東京食肉市場などで競りに掛けられる見通し。

県畜産公社の山口幸志社長は「とりあえず出荷が再開されてよかった」と、胸をなで下ろしていた。

県北3市町も不検出 コメ放射性物質検査

(8月30日)

県農政部は29日、2011年産の県産米モニタリング検査の予備検査(収穫前検査)で、大田原市、那須塩原市、那須町、西方町の玄米から放射性物質は検出されなかったと発表した。

西方町は24日、大田原市、那須塩原市、那須町は26日に玄米のサンプルを採取した。対象は旧市町村単位ごとに大田原11カ所、那須塩原8カ所、那須町4カ所、西方町1カ所の計24カ所。玄米は県農業試験場などで検査した。

大田原、那須塩原、那須の3市町は9月5日に本検査(収穫後検査)を実施する予定。結果は7日にも判明する見通しで、国の基準値を下回れば農家への出荷や販売の待機要請が解除される。

3~4月に実施した水田土壌調査では、那須塩原市で3130ベクレル、大田原市で2014ベクレルを検出するなど、県北を中心に放射性セシウム100+ 件が高い傾向があった。

このため同部は今回のコメ検査では、サンプル採取地を旧市町ごとに増やすなどして調査している。県内のコメからはこれまで放射性物質は検出されていない。

4市町の予備検査地点(旧町村)は次の通り。

大田原市(大田原町、親園村、野崎村、佐久山町、金田村、西那須野町、湯津上村、黒羽町、川西町、須賀川村、両郷村)▽那須塩原市(黒磯町、鍋掛 村、東那須野村、高林村、西那須野町、狩野村、塩原町、箒根村)▽那須町(那須村、伊王野村、芦野町、鍋掛村)▽西方町(西方村)

汚染牛肉処理に苦慮 県 規定なく冷凍庫で保管

検査済み46キロで満杯状態

放射性物質が検出された肉で一杯になっている冷凍庫(各務原市の県保健環境研究所で)

放射性セシウムに 汚染された稲わらを与えられた牛肉が流通している問題で、放射性物質が含まれていることが判明した検査済みの肉の処理に県が苦慮している。検査済みの肉が 国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)未満であっても、ゴミとして自治体に引き取ってもらえないためだ。検査1回に使う肉は2キロで、放射性物質 を含む検査済みの肉は、23頭分の46キロに達し、肉を保管する県所有の冷凍庫は満杯になりつつある。(福島利之)

廃棄物処理法では、「廃棄物」について、放射性物質と放射性物質に汚染された物を除くと定義され、現行法では、放射性物質に汚染されたゴミの処理 規定はない。このため、東日本大震災の被災地で問題となった放射性物質に汚染されたがれきと同様、汚染された肉はゴミとして出せない。

国は8月上旬、汚染された稲わらを食べた疑いのあるすべての牛について、生産者団体を通じて買い取り、焼却処分する方針を示した。しかし、県によると、この方針の対象は、あくまでも生産者や生産者団体で、県など行政が所有する肉は対象外という。

県では7月16日から8月29日までに県保健環境研究所(各務原市)で、40頭の牛肉の検査を終えた。このうち、規制値を上回る数値が検出された 1頭を含む計23頭から放射性物質が検出され、検査済みの肉は46キロに達し、肉を保管する500リットルの冷凍庫は満杯になりつつある。

さらに、29日から県産肉牛の全頭検査も始まり、冷凍庫に保管する肉が増えることが予想される。県生活衛生課は「どうやって廃棄したらいいのか。当面、肉を保管するしかないが、これ以上肉が増えたら保管できる冷凍庫を他の場所で探すしかない」と頭を悩ます。

一方、ゴミを収集する各務原市環境政策課では「法律上、放射性物質を含むゴミは引き受けられない」と受け入れを拒んでいる。

(2011年8月30日  読売新聞)

県産牛全頭検査始まる 申請漏れ4頭除く42頭

全頭検査が始まり、採取された牛肉(県松阪食肉公社提供)(

放射性セシウムに 汚染された稲わらを与えられた牛の肉が流通した問題で、県は29日、県産牛の全頭検査を始めた。しかし、畜産農家などへの検査手続きの周知不足から、伊賀 で処理された4頭は事前申請がなく、検査できなかった。県は「検査に法的強制力はないが、今後は手続きを徹底する」としている。

全頭検査は、高級ブランド牛「松阪牛」を含め県産牛の安心感を確保し、消費拡大につなげるのが狙い。この日は、松阪、四日市、伊賀の三つの食肉セ ンターで、松阪牛20頭を含む県産牛46頭が処理され、うち畜産農家からの事前申請に基づき、42頭の胸部分から200グラムずつの肉を採取。当面委託す る民間検査機関に発送した。

42頭の検査結果は2日後の31日に速報値が判明し、希望する畜産農家などに通知する。また、県外で食肉処理された県産牛については、畜産農家に検査費用を補助する。

全頭検査は畜産農家などから事前申請に基づいて実施する。しかし、伊賀市では畜産農家らを対象にした検査実施の説明会が検査直前の26日に開かれ、周知が徹底できなかったという。

一方、県の県産牛の全頭検査実施に伴って、松阪と四日市は県外産牛だけの簡易検査を実施する予定だった。しかし、県の検査結果の判明までに時間がかかるため、松阪、四日市ではすべての牛を対象にすぐに結果が分かる簡易検査を独自で続けた。

県松阪食肉公社の岩渕憲雄専務は「早く検査結果が欲しいという要望が精肉店などからもあって実施している。2枚の証明書が発行され、安心感にもつながる」としている。

県四日市畜産公社でも10月に、さらに精度の高い検査機器を購入するなどして、独自の全頭検査を続けられる態勢を整える予定。

(2011年8月30日  読売新聞)mie

県産の全頭検査開始 「飛騨牛ブランド維持に」

検査用の牛肉をパック詰めする職員

県は29日、県産牛の全頭検査を開始した。県から検査を委託された県の外郭団体「県公衆衛生検査センター」(岐阜市)には同日、高山市から61頭分の肉が搬入された。30日から検査を始める。

高山市のJA飛騨ミートでは29日、枝肉処理された牛1頭につき約1キロの検査用の肉を切り取り、それぞれ牛の個体識別番号のシールを貼り、61頭分を検査センターに運び込んだ。30日もさらに60頭分を検査に回すことにしている。

JA飛騨ミートでは年間約6000頭を扱っており、風評被害で競り値が下落しているという。JA飛騨ミートでは「県産牛肉の安全性を高め、飛騨牛のブランド維持につなげたい」と話している。

一方、同センターではこの日、真新しい3台の簡易測定器が公開され、職員は測定器の動かし方などを再確認した。測定器1台につき、1時間で3頭分の検査が可能となる。11月にはさらに3台の簡易測定器が導入される予定。

厚労省が指針で定めた簡易検査で放射性セシウムが1キロ当たり250ベクレル未満の肉は、「検査済」のシールを貼り、市場に流通させる。上回った場合は、県保健環境研究所で精密検査を行う。検査結果は、肉の個体識別番号を明示せず、数値を県のホームページで公開する方針。

(2011年8月30日  読売新聞)gifu

新銘柄「足柄仕立て」出荷へ

1日から秦野、開成産の茶葉 他県産ブレンド

9月1日から出荷される「足柄仕立て」のお茶

県農協茶業センター(山北町)は9月1日から、放射性セシウムに関する国の暫定規制値(1キロ・グラムあたり500ベクレル)をクリアしている秦野市産と開成町産の茶葉に鹿児島県産をブレンドして、「足柄仕立て」=写真=の新銘柄で出荷する。5月に県内産の茶葉から暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されて以降、同センターが県内産のお茶を出荷するのはこれが初めて。

「足柄仕立て」として出荷される茶葉は33トン。このうち秦野市産と開成町産は計6・4トンで、残りは鹿児島県・霧島山麓周辺の茶葉。80グラム、100グラム、200グラム入りの3種類の新パッケージで販売する。

鹿児島産の茶葉について同センターは、「栽培地の環境や品質が足柄茶に似ており、自主検査で安全性も確認された」としている。流通量は例年の2割弱で、県内各地のJAなどで販売されるほか、一部は通信販売で県外にも販売される。

同センターでは「少しでも市場に流通させることで、足柄茶ブランドを維持していきたい」としている。

(2011年8月30日  読売新聞kanagawa

農地の放射性物質濃度示す分布図を公表

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農林水産省は、水田や畑など農地の土壌に含まれる放射性物質の濃度を地図で示した分布図を公表しました。

これは、農林水産省が3月末から福島県など6県のおよそ580地点で農地の土壌を分析し、放射性物質の濃度を地図にまとめたものです。

農地の放射性物質の濃度の基準として、現在、土壌1キログラムあたり放射性セシウム5000ベクレルを超えるとコメの作付けが制限されています。

今回の調査では、浪江町南津島で2万8041ベクレルなど目安を超える量が40地点で検出され、うち9か所はすでにコメの作付けが制限された地域以外にある畑でした。

調査結果は今後、除染作業を行うときの参考にするということで、農林水産省はさらにおよそ2400地点の検査を進め、より詳しい分布図を作ることにしています。(29日23:28)

ワカサギ漁解禁延期「痛手」

関係者、セシウム検出に嘆息

前橋市の赤城山にある大沼(標高約1350メートル)から、国の暫定規制値を超える放射性セシウムに汚染されたワカサギが見つかり、9月1日から予定されていたワカサギ釣りの解禁も延期されることになった。

県によると、大沼では今後、約2週間ごとに検査を行い、3回連続して規制値を下回れば捕獲自粛要請を解除できる。このため、解禁日は早くとも10月初めにずれ込む見込みだ。

赤城大沼漁業協同組合によると、ワカサギ釣りは例年、11月末まで解禁され、期間中に延べ約2万7000人の釣り客が訪れるという。このうち約2割は宿泊もするため、地元旅館などへ与える影響も大きい。

同漁協の組合長で旅館業も営む青木泰孝さん(61)は「非常な痛手。このまま解禁の自粛が長引けば補償問題も考えなければ」とため息をついた。

(2011年8月30日  読売新聞)

東日本大震災:茶葉の出荷停止、初めて一部解除--神奈川・南足柄産

 政府は29日、放射性セシウム検査で国の暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)を下回ったとして、神奈川県南足柄市産の茶葉(三番茶以降)の 出荷停止を解除した。同市では、一番茶が規制値を超えたとして6月2日から出荷停止になっていたが、8月23日に市内3カ所で三番茶を荒茶の状態で検査し た結果、218~430ベクレルといずれも規制値を下回った。

茶葉の出荷停止指示は、神奈川、茨城、栃木、千葉、群馬の計5県の一部地域に出されているが解除は初めて。【佐々木洋】

毎日新聞 2011年8月30日 東京朝刊

【千葉】

セシウム検出 剪定枝収集法変更へ 流山市来月から 別の施設に一時保管

2011年8月30日

最終処分場へ搬入できず一時保管されている焼却灰=流山市で

写真

 一般ごみの焼却灰から暫定規制値(一キログラム当たり八〇〇〇ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されている問題を受け、流山市は九月一日か ら、規制値超えの要因とみられる家庭の剪定(せんてい)枝や落ち葉、草の収集方法を変更する。剪定枝などは当分の間、清掃工場への搬入・焼却を停止し、別 施設に一時保管する。

 剪定枝などはこれまで燃やすごみとして、週二回収集していた。九月からは月二回の資源・有害ごみなどの収集日に、資源ごみとは別の車で収集。剪定 枝堆肥化などの施設「森のまちエコセンター」に一時保管する。剪定枝などを焼却しなければ放射性セシウムの濃度が低減でき、焼却灰の最終処分場への搬入が 可能になるとみている。

 焼却灰から規制値より高い放射性セシウムが検出されたことで、同市も清掃工場の施設に一時保管を余儀なくされている。同市は「九月二十二日ごろには、一時保管の場所がいっぱいになってしまう」と危機感を募らせている。

 松戸市もすでに、剪定枝などの収集方法を同様に変更している。 (川田栄)

セシウム汚染土壌マップ発表 文科省、原発百キロ圏内

図:セシウム137の土壌汚染地図拡大セシウム137の土壌汚染地図

 東京電力福島第一原発から半径100キロ圏内の土壌の汚染度を調べた初の地図を、文部科学省が29日公表した。全国の大学や専門機関が約2200カ所の土を採取し、事故から3カ月後の放射性セシウムの濃度を調べた。除染や避難区域の見直しなどの基礎資料とする。

文科省の調査には延べ129機関、780人が協力した。80キロ圏内は2キロ四方、80~100キロ圏内は10キロ四方に1カ所の割合で、それぞれ5地点で深さ5センチの土を採取。6月14日時点の、半減期が2年のセシウム134と、30年の137の値を出した。

汚染度が高い地域は、原発から北西方向の半径40キロ圏内に集中していた。最も高い大熊町の1地点では、セシウムの合計値は1平方メートルあたり約3千万ベクレルに上った。

チェルノブイリ原発事故では、55万5千ベクレルを超えた地域は「強制移住」の対象となった。今回の調査では、この値を超えた場所は約8%に上った。多くは警戒区域や計画的避難区域などに指定されている地域だが、福島市や本宮市、郡山市などの一部でも超えていた。

チェルノブイリでは、汚染地図が完成したのは事故3年後だった。

一方、農林水産省は29日、福島、宮城、茨城、栃木、群馬、千葉の6県の579地点を調査した農地の汚染地図をまとめた。このうち、福島県内の40地点 で、イネの作付け禁止の基準を超える汚染が確認された。基準を超えて汚染された農地の面積は、推計で8300ヘクタールにのぼるとした。また、福島県は同 日、警戒区域内の水田の放射線量を初めて調査した結果を発表。警戒区域、計画的避難区域などの計89地点のうち20地点でイネの作付け基準を超えた。

輸入販売社長に有罪=中国産ウナギ偽装―横浜地裁

2011年8月29日18時6分

大手スーパー「イトーヨーカ堂」が輸入した中国産冷凍ウナギかば焼きをめぐる偽装・転売事件で、食品衛生法違反罪に問われた海産物輸入販売会社「高山 シーフード」(東京都三鷹市)社長の高山智広被告(55)の判決が29日、横浜地裁であった。成川洋司裁判長は「食品表示に対する消費者の信頼をないがし ろにした」として懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。法人としての同社は求刑通り罰金100万円とした。

成川裁判長は、元社員が表示を偽装した箱にウナギを詰め替えていたことに気づきながら、高山被告が独断で転売したと認定。「経営が悪化した会社の経済的損失を埋め合わせるため犯行に及んだ」と指摘した。

[時事通信社]

うなぎ輸入元偽装、転売元の社長に有罪判決 横浜地裁

2011.8.29 18:09

 イトーヨーカ堂(東京)の元社員らによる中国産冷凍うなぎの輸入業者改竄(かいざん)事件 で、食品衛生法違反の罪に問われた転売元の海産物輸入販売業「高山シーフード」(同)社長の高山智広被告(55)の判決公判が29日、横浜地裁で開かれ た。成川洋司裁判長は「食品表示に対する消費者の信頼をないがしろにした悪質な犯行」として懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。法人と しての同社は求刑通り罰金100万とした。

成川裁判長は「検察官作成の自白調書に信用性が認められない」として、元社員らとの共謀を否定。その上で、高山被告が元社員らによるうなぎかば焼きの偽装表示を認識しながら、不良在庫を早期に処分しようと自身で判断し、売却したと認定した。

判決によると、高山被告は平成21年6~10月、イトーヨーカ堂が中国から輸入した冷凍うなぎかば焼き約15トンを「輸入者 高山シーフード」などと偽装表示された箱に入れて転売したとしている。

ウナギ偽装、販売会社社長に有罪判決 横浜地裁

2011/8/29 21:25

 イトーヨーカ堂が輸入した中国産ウナギの箱を詰め替え、輸入元の表示を自社と改ざんして販売したとして、食品衛生法違反の罪に問われた東 京都三鷹市の海産物輸入販売会社「高山シーフード」の社長、高山智広被告(55)に横浜地裁は29日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)、同社に求 刑通り罰金100万円の判決を言い渡した。

 成川洋司裁判長は判決理由で「食品表示に対する消費者の信頼をないがしろにした悪質な犯行」と指摘。「不良在庫を早期に処分し、会社の経済 的損失を少しでも埋め合わせしようとした動機も身勝手」とした上で、箱の詰め替えや表示偽装に当初は気付いていなかったとして、不正発覚で退社した元部下 らと共謀関係があったとの検察側主張を退けた。

 判決によると、高山被告は、実際はヨーカ堂が輸入したのに輸入者を高山シーフードと表示した冷凍ウナギを2009年に約15トンを販売した。〔共同〕

ウナギ輸入元改ざん、業者に罰金100万、社長は有罪判決/横浜地裁

2011年8月29日
 イトーヨーカ堂が輸入した中国産ウナギの輸入元を自社のものと改ざんし販売したとして、食品衛生法違反罪に問われた東京都三鷹市の海産物輸入販売「高山 シーフード」と同社社長高山智広被告(55)の判決公判で、横浜地裁(成川洋司裁判長)は29日、同社に罰金100万円、高山被告に懲役1年、執行猶予3 年(求刑懲役1年)を言い渡した。成川裁判長は、改ざんを知りながら販売したことについて「消費者の信頼をないがしろにし、自社の利益を守ろうとした動機は身勝手」と非難。一方、ウナギ の箱の詰め替えを行った同社元従業員の男と共謀したという検察側の主張に関しては「男から詰め替えるという報告や、箱の詰め替えをともに行った事実は認め られない」と述べた。判決によると、高山被告は2009年6月ごろから同10月ごろまでの間、「高山シーフード」などと表示された箱に入った中国産冷凍ウナギかば焼き約15トンを、業者に約630万円で販売した。

ウナギ輸入者偽装に有罪

イトーヨーカ堂(東京・千代田区)が中国から輸入した冷凍ウナギかば焼きを、輸入者を改ざんして転売したとして、食品衛生法違反に問われた海産物 販売会社「高山シーフード」(東京・三鷹市)社長の高山智広被告(55)と、法人としての同社の判決が29日、横浜地裁であった。成川洋司裁判長は「消費 者の信頼をないがしろにする悪質な行為」と述べ、高山被告に懲役1年、執行猶予3年(求刑・懲役1年)の有罪判決、同社には求刑通り罰金100万円を言い 渡した。

判決によると、高山被告は2009年6~10月、ヨーカ堂が輸入した冷凍ウナギかば焼き計1620箱(計約15トン)について、輸入者や販売者を「高山シーフード」と表示して計634万円で販売した。

検察側は、高山被告が「高山シーフード」元社員らと共謀し、冷凍ウナギをヨーカ堂の箱から、「輸入者高山シーフード」などと記された箱に移し替え たと主張したが、判決は「詰め替えについて(元社員から)報告を受けていなかった」と認定。そのうえで、「表示が偽装されていることに気付きながら、会社 の損失を少しでも埋め合わせようと犯行に及んだ」とした。

(2011年8月30日  読売新聞)

ウナギ偽装「部下の単独犯」 輸入業者に執行猶予

2011年8月30日 朝刊

 イトーヨーカ堂が輸入した中国産冷凍ウナギの箱を詰め替え、輸入元の表示を自社と改ざんして転売したとして、食品衛生法違反罪に問われた水産物輸 入販売業「高山シーフード」(東京都三鷹市)と同社社長高山智広被告(55)の判決公判が二十九日、横浜地裁であった。成川洋司裁判長は「消費者の信頼を ないがしろにし、自社の利益を守ろうとした身勝手な動機」として、高山被告に懲役一年、執行猶予三年(求刑懲役一年)、同社に求刑通り罰金百万円を言い渡 した。

 判決は、高山被告が転売した事実は認定したが、輸入元の表示改ざんについては「自白調書の信用性が低く部下(一審で有罪判決)の単独犯」と指摘 し、元部下との共謀関係にあったとする検察側の主張を退けた。その上で「被告は偽装されていることに気付きながら、会社の損失を埋め合わせようと犯行に及 んだ」と結論づけた。

東日本大震災:土壌汚染マップ作製 セシウム蓄積、福島・大熊町で最高値

 文部科学省は29日、東京電力福島第1原発から放出されたセシウム137(半減期約30年)の蓄積分布を、原発からおおむね半径100キロ圏内で 示した「土壌濃度マップ」を初めて作った。最も高かったのは、原発がある福島県大熊町で土壌1平方メートル当たり1545万ベクレル。南相馬市と富岡、大 熊、双葉、浪江の各町、飯舘村の6市町村34地点で、チェルノブイリ原発事故(86年)の際に居住が禁止された同148万ベクレルを上回った。

調査は6~7月、文科省と大学など94機関3企業が共同で約2200区画(1区画は2キロ四方)を調べた。1区画内の草も含め任意の場所で集めた5サンプルを混ぜて測定した。

濃度分布の傾向は、文科省が同じ地点で測った空間線量や、航空機で測った空間線量から算出した地表の放射性セシウムの蓄積分布とほぼ一致した。マップ作成検討会主査の中村尚司・東北大名誉教授(放射線計測)は「直接測った今回のデータは除染作業の参考になる」と話した。

また農林水産省は同日、福島、宮城、栃木、群馬、茨城、千葉県の農地における放射性セシウム(137と134)の濃度分布図を作った。調査対象は 福島の360地点、他5県の計220地点の水田と畑。飯舘村や相馬市、南相馬市など福島県内の13市町村で、稲の作付けを制限する土壌1キログラム当たり 5000ベクレルを上回る地点があった。いずれも文科省ウェブサイト(http://radioactivity.mext.go.jp/ja/)で30 日以降閲覧できる。【野田武】

毎日新聞 2011年8月30日 東京朝刊

【原発】チェルノブイリ基準超も 福島の土壌汚染(08/30 06:00)

福島第一原発の100キロ圏内にある土壌から、チェルノブイリ原発事故での強制移住基準を超える濃度の放射性セシウムが、福島県の6つの市町村で確認されました。

文部科学省が福島第一原発から100キロ圏内の2200カ所の土壌を調べたところ、1平方メートルあたりの放射性セシウム137が148万ベクレルを超え る地点が、福島県の浪江町、大熊町、双葉町、富岡町、飯舘村、南相馬市の6つの市町村で34カ所に上りました。この148万ベクレルは、チェルノブイリ原 発事故で強制移住の基準となった濃度で、今回の調査で最も高かったのは大熊町の1545万ベクレルでした。高い濃度の地点は、原発から北西方向に集中して います。地域によっては、帰宅できない期間が長期化する恐れも指摘されています。

【原発】チェルノブイリ基準超も 福島の土壌汚染(08/30 06:00)

福島第一原発の100キロ圏内にある土壌から、チェルノブイリ原発事故での強制移住基準を超える濃度の放射性セシウムが、福島県の6つの市町村で確認されました。

文部科学省が福島第一原発から100キロ圏内の2200カ所の土壌を調べたところ、1平方メートルあたりの放射性セシウム137が148万ベクレルを超え る地点が、福島県の浪江町、大熊町、双葉町、富岡町、飯舘村、南相馬市の6つの市町村で34カ所に上りました。この148万ベクレルは、チェルノブイリ原 発事故で強制移住の基準となった濃度で、今回の調査で最も高かったのは大熊町の1545万ベクレルでした。高い濃度の地点は、原発から北西方向に集中して います。地域によっては、帰宅できない期間が長期化する恐れも指摘されています。

2011年 8月 29日(月曜日) 15:51 PDF 印刷 Eメール
ハリケーンの影響で、米原発2基が運転停止
大型のハリケーン・アイリーンの影響で、アメリカの原子力発電所2基が運転停止に追い込まれ、400万軒の一般家庭や商業用施設が停電となっています。
プ レスTVの報道によりますと、このハリケーンの影響で、ニューヨーク州、ニュージャージー州、ノースカロライナ州、首都ワシントン,ペンシルバニア州、デ ラウェア州、メリーランド州といった、アメリカ東海岸の一部の州で数百万件に上る一般家庭や商業用施設が、停電となっているということです。
この報告によりますと、水面の上昇によりニューヨークでは洪水が発生しており、地下の電気施設が浸水することでさらに多くの地域が停電すると見られています。
運転停止となった2つの原発の関係者らは、これらの原発の安全性確保のためその運転を停止しており、他2つの原発の発電量も減少しています。
この報告においては、アメリカ原子力規制委員会が、このハリケーンの予想進路上にある、15基の原発の監視のため、専門家を派遣したということです。
このハリケーンの影響で、これまでに少なくとも21名が死亡し、ニューヨークの空の便の多くが欠航しています。
ハリケーン・アイリーンは、最近7年間にアメリカを襲った中で最大級のハリケーンとされており、このハリケーンで6500万人のアメリカ国民の暮らしや財産が危険にさらされています。
これまでに、このハリケーンの影響によるアメリカの損害額は数百億ドルに達しています。
現在、ノースカロライナ州、バージニア州、メリーランド州、ニューヨーク州、ニュージャージー州を始めとするアメリカ東海岸の12の州で、非常事態宣言が発令されています。
アメリカ政府は、このハリケーンによりアメリカの状態はさらに悪化し、その被害からの復興には数週間はかかると発表しています。

「解散はできない」就任会見の要旨

2011.8.29 22:34

 【冒頭発言】

まずは、当面の国難とも言うべき原発事故の収束、復旧・復興、厳しい今の経済情勢への対応の問題を一つ一つ解決していく。

【党役員人事・組閣】

党を挙げた体制を作っていきたい。頭の中に構想はあるが、早急に決めたい。

【大連立】

(子ども手当見直しなどの)3党合意は誠実に守り、野党との信頼関係を築いていく。粘り強くお付き合いしながら(大連立を)視野に入れていきたい。

【震災・原発事故】

やるべき課題はいろいろあり、作業を加速化していく。早急に現地の知事や被災地にあいさつに行き、意見交換したい。

【復興増税】

(増税の)時期や税目、償還期間をどうするかは、経済の影響もいろいろある。政府税制調査会の作業部会が複数の選択肢を提出するのを待ちたい。

【マニフェスト見直し】

マニフェスト(政権公約)の理念はとても大切だが、震災で政策の優先順位を変えざるを得なくなった。満額で実現できる状況ではない。

【解散・総選挙】

政治空白を作れる状況ではなく、解散はそもそも今できない。マニフェストで約束したことは(衆院任期の)4年間で実現に努めていくのが筋だ。ただ、その前にいろいろなことが起これば解散はあり得る。

【普天間飛行場移設】

日米合意を踏まえ、できるだけ沖縄の負担軽減をしていくとの菅政権の政策は継承したい。

(下)「最終処分場への布石では」 被災住民に募る疑念

2011.8.29 22:42 (1/2ページ)

 「国はやっぱり、原発の周辺に最終処分場を作るつもりなんじゃないか。帰宅制限の延長はその布石だと思ってしまう」

東京電力福島第1原発が立地する福島県双葉町の主婦、吉田サダ子さん(76)はそう話す。自宅は原発から約4キロ。現在、福島市内の仮設住宅で夫の義雄さ ん(85)と2人で暮らす。静岡県に嫁いだ娘から同居の誘いもあったが、義雄さんの「双葉が恋しい。先が長くないなら、生まれ育った故郷の近くで死にた い」という言葉で、仮設住宅への入居を決めた。

サダ子さんによると、住民らの最近の話題はもっぱら帰宅制限の延長。「二度と故郷へ帰れない」と考える人も増えているという。

「普通のごみ処分場でさえ反発が起きるのに、汚染ごみを引き受けてくれるところなんてない。国は私らに黙って(建設を)決め、後から説明するのでは」

サダ子さんは最近、双葉町での日々がしきりに懐かしく思えるという。ヨモギやナデシコを摘んだこと、穏やかな町並み、遠い山々…。「双葉町が最終処分場になるなら、それ以上悲しいことはありません」。そう言って目を潤ませた。

■■■

住民らにこうした疑念が生じるのは、政府が放射性物質(放射能)に汚染されたがれきなど災害廃棄物の処理について、明確な道筋を示していないためだ。

菅直人首相は27日、汚染廃棄物の中間貯蔵施設を福島県内に建設したいとする政府の意向を表明したが、場所や貯蔵方法などの具体的な説明はなかった。細野 豪志原発事故担当相も「中間貯蔵施設がそのまま最終処分場に移行することはない。最終処分場は県外に作る」という方針を改めて示したが、細野氏は「私がこ の問題に関わっている限りは」との留保を付けたままだ。こうした“逃げ道”を残すやり方が続く限り、地元住民らに政府への信頼は生まれない。

住民らが疑念を抱く背景には別の理由もある。原発事故の対策を検討するために民主党が設置した「党原発事故影響対策プロジェクトチーム」(座長・荒井聰衆 院議員)が8月3日にまとめた第1次報告だ。報告は、原発内にある使用済み核燃料の処理が難航する見通しを示し、「原発周辺での居住が長期間不可能な場合 は、土地を国有化し、住民の移住を促す」と提言した。住民の多くは「核燃料処理のため」という理由で故郷が国有化され、結局は最終処分場の用地にされるの では、と恐れている。

違う意見の住民も中にはいる。「私は故郷を最終処分場にしてもいいと思う。その方が国や被災者のためにも望ましい。周囲からの反発を恐れて口には出せないだけで、そう思っている人は少なくないのでは」。双葉町に隣接する大熊町の男性会社員(52)はそう打ち明けた。

男性によると、原発周辺を最終処分場にすることで、汚染ごみを運搬する手間がなくなる。日本を含め世界中で処理が問題になっている使用済み核燃料を受け入れ、各国から対価を受け取り、補償や復興費に充てることも可能だという。

「故郷が処分場にならないなら、それにこしたことはない。だが現実として今後、原発周辺で子育てする人はいない。いずれ無人になる土地なら、他の地域に迷惑をかけるより、復興の礎にすべきだ」と話した。

いずれにしても、政府が早く方針を示さないことには何も変わらないし、動かない。震災から半年が近づいている。政府はこれまで何をやってきたのか。

(連載は小野田雄一が担当しました)

放射線の健康被害テーマに講演会 東金

2011.8.29 22:51

 「福島原発事故と放射線による健康被害」を演題にした特別講演会(社団法人・東金法人会主催)が9月14日、千葉県東金市八坂台の東金文化会館大ホールで開かれる。

立命館大名誉教授(放射線防護学)の安斎育郎氏を講師に迎え、放射能や放射線について「何が正しい情報なのか、本当に健康に影響はないのか」といった疑問 について話す。午後6時開場、同6時半開演。入場無料、先着1200人。申し込みは東金法人会(電)0475・52・0022。

震災発生から半年、「福島原発事故」の報道スペシャル番組を9月11日(日)にTBSが放送!

 3月11日に発生した東日本大震災から半年、東京電力の福島第一原子力発電所の事故は未だ終息には至っていない。こうした中、TBSが事故発生から半年 の節目となる9月11日(日)午後3時30分から、これまでの取材を元に「世界を震撼させたフクシマ」を一つのノンフィクション・ストーリーとして再構成 した『報道スペシャル クライシス~福島第一原発事故の真実~』(仮)を放送することが決定。東京電力、政府、地方自治体と、さまざまな関係者への証言を 軸に、「一号機から四号機はなぜ水素爆発したのか?」、「”危機管理”の危機」、「広がる汚染と不安」の3つのパートに分けて検証する。

最初のパートでは一号機から四号機の爆発を阻止することは本当に不可能だったのかを検証。これまで発表されたデータを元に、「原子炉内で実際に起きてい たこと」を徹底解析する。外部電源を失い非常用発電機も動かない”全交流電源喪失”になっても原子炉を冷却するシステムがあったにも関わらず、被害を広げ てしまったのはなぜか?

そして、被ばく被害を減らすために有効と思われた”SPEEDI(スピーディ)”と呼ばれる放射性物質拡散予測データを早く公開しなかった理由。東京電 力と政府の間の不信感や避難地域の設定の仕方など、危機管理の問題を検証。初期対応によって地元がいかに深刻な影響を受けたのか、さまざまな関係者の証言 を元に実態を追う。

3つ目のパートでは福島から大阪へ避難したある一家へ長期密着取材。いつ戻れるのか分からないまま、慣れない文化風土の中で苦悩する親と子どもたちを 追った。そんな一家が一時帰宅の際に見たのは、野生化した豚が街を徘徊するという変わり果てた故郷の姿だった…。また福島のコメ農家にも密着。果たし て自ら作ったコメは大丈夫なのか?果たして出荷はできるのか?広がる汚染と不安の「現場」を徹底取材する。

■キャスター 膳場貴子
■『報道スペシャル クライシス~福島第一原発事故の真実~』(仮)
2011年9月11日(日)15時30分~16時54分(TBS)

最終更新 2011/08/29 17:23

「原発は必要と言って」 原発抱える福井・敦賀市長

2011.8.29 23:07

 民主党代表選で新代表に決まった野田佳彦財務相に対し、原発14基が立地する福井県内の自治体トップは、東京電力福島第1原発事故以降揺らぐ、原子力政策への期待をにじませた。

原発3基を抱える敦賀市の河瀬一治市長は野田氏の「経済重視」の姿勢から「原発も当面は必要だと意思表示してくれるはず。後継機新設計画も、必要だと言ってくれると期待している」と語った。

関西電力美浜原発がある美浜町の山口治太郎町長も「町としては、高経年化した原発の後継機増設計画を進めていきたい」として後継機計画の進展に期待感を示したが、「経産相や文科相、環境相が誰になるのかに関心がある」とも。

一方、西川一誠知事は報道陣に対し「原子力政策に具体的にどのような方向、期間で何に取り組むのか。はっきりと示してもらいたい」と述べ、慎重な見方を崩さなかった。

陸上自衛隊が川内原発で通信訓練
(2011 08/29 23:54)

多重無線用のアンテナを設営する陸上自衛隊の隊員=29日、薩摩川内市久見崎町
 陸上自衛隊第8師団(熊本市)は29日、薩摩川内市の九州電力・川内原子力発電所の敷地内でシステム通信訓練を始めた。川内地区での自然災害を想定した本部との安定した通信手段の確保が目的で31日まで実施する。川内原発での実施は初めて。
29日は通信担当の隊員らが発電所内にテントを張り、指揮所を開設。東日本大震災の救助活動で使われた高さ約12メートルの最新鋭多重無線アンテナなどを設置し、天候や気象、時間によって無線や衛星回線の送受信に不具合が生じないかなどの確認や訓練を行う。
川内原発は山や海に囲まれていることから訓練場所に選ばれたという。同師団司令部の井上英俊広報室長は「川内原発での事故想定ではないが、万が一の場合には役立つのでは」と話した。
’11/8/30

原発20キロ圏内で窃盗疑い 広島の古物商の男ら再逮捕

福島第1原発の半径20キロ圏内で住民が避難した民家を狙い貴金属を盗んだとして、広島県警捜査3課と広島中央署、山口、島根両県警などの合同捜 査本部は29日、広島市安佐南区沼田町伴、古物商立川良己(35)と、広島市西区南観音町、無職寄口哲朗(41)の両被告=いずれも窃盗罪で起訴=を別の 窃盗の疑いで再逮捕した。

広島中央署などの調べでは、2人は共謀。4月8日、原発から約18キロの福島県南相馬市原町区小浜の男性(70)方に侵入、ネックレスと指輪計3点(4万円相当)を盗んだ疑い。

同署によると、2人は窃盗仲間。「住人が避難した家を狙った」などと供述しているという。立川容疑者は今月8日、3月下旬から5月11日までの間 に、仙台市内のポンプ場から導線ケーブル約440キロを盗んだとして窃盗容疑で逮捕されており、被災地を広域に移動した可能性もあるとみている。

捜査本部は、2人がネックレスなどを売却した大阪府吹田市の質店から別の貴金属や記念硬貨など69点を押収。福島県内で盗んだ可能性が高いとみて関連を調べている。警戒区域となった同原発20キロ圏内で空き巣に入った窃盗容疑者の逮捕は全国で初めてという。

韓国のLNG調達にメドも
予断を許さぬ価格上昇リスク

韓国ガス公社は震災直後、日本の電力各社にLNG船10隻分(1隻当たり7万トン)を融通する“恩返し”の提案を行ったという
Photo:REUTERS/AFLO

東日本大震災で高騰したLNG(液化天然ガス)のスポット価格が、上昇を続けている。東アジア向けのスポット価格は震災直後、原発停止に伴う日本 での需要急増を受け、震災前の100万Btu=9ドル台から約12ドルまで跳ね上がった。だが「上昇幅は小さかった」と三菱商事幹部は振り返る。

その理由は、世界の年間LNG輸入量の約15%に当たる3000万トン強(2010年)を輸入し、日本に次ぐ世界2位のLNG輸入国である韓国からの“恩返し”だ。

発電用を主とする日本と違い、韓国のLNGは、オンドル(床下暖房)など冬場の暖房用が主流で、夏冬の需要差は倍近い。このため、韓国は例年なら、在庫が底を突く春先から冬に向けたスポット調達を始める。

ところが、韓国は今年、震災に見舞われた日本のため、自国のスポット調達を差し控えていたのだ。

じつは、01~03年、大寒波が韓国を襲った際、日本の電力会社が韓国にLNGを融通した歴史がある。韓国ガス公社首脳は、日本の電力会社幹部に「これまでの恩の一部を返す」と告げたという。

しかし先月、その韓国ガス公社も「スポット買いを再開せざるをえない」と日本側に“仁義”を切ってきた。冬に向けた調達のタイムリミットを迎えた韓国の参入以降、価格は現在、震災前の1.5倍に当たる約15ドルに上昇した。

足元では、「今月下旬、韓国の調達量もメドが立った。価格がさらに急上昇する可能性は薄まった」と別の商社幹部は胸をなで下ろす。ただ、今冬の寒波次第で、韓国はさらにLNGのスポット買いを積み増さざるをえず、予断は許されない。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 宮原啓彰)

美浜2号、30年超運転へ関電が方針報告 【2001年8月30日】

(2011年8月30日午前0時00分)

 関西電力は三十日、来年七月で運転開始から三十年を迎える美浜原発2号機(加圧水型軽水炉、出力五 〇万キロワット)について、今後十年程度運転を継続する方針を県と美浜町に報告した。県内原発で三十年を超えた長期運転を打ち出すのは、日本原電敦賀1号 機、関電美浜1号機に次ぎ三基目。廃炉、増設については「現段階では全く考えていない」としている。

同社は、六月に経済産業省に提出し た定期安全レビューの中で高経年化対策としてプラント全体の健全性を評価。六十年間を想定した長期運転が技術的には可能とする評価をまとめ、国も妥当と確 認していた。三十年以上の運転継続の表明は県外で福島第一原発の1号機があり、全国的には四基目。

美浜2号の運転方針は、同1号とほぼ 同じ内容。約一年ごとの定期検査による設備の保守点検と、高経年化に対応して策定した長期保全計画に基づく取り組みで十分に安全性を確保し、今後十年間程 度、運転を継続するとしている。また、その後の運転は、次回実施される定期安全レビューであらためて全体的な再評価をした上で、関係機関と協議して総合的 に判断するとした。

県庁を訪れた高本久雄常務は、運転方針を記した文書を市橋一義県民生活部長に提出。市橋部長は「当初の設計で原発の 運転は三十―四十年とされた経緯があり、三十年を超えた運転継続には県民の理解が重要」と述べて、安全運転の継続を最優先に、運転方針への県民の理解を得 る積極的な取り組みを要請。地域の発展への協力も求めた。

また、現行では運転年数に関する国の許認可制度がなく、県が長期運転に対する安全規制の法的整備を国に要望している点を挙げたのに対して、高本常務は「地域住民や国民にとって安全確保の担保ともなる。事業者として国に働きかけたい」と述べた。

美浜町役場には辻倉米蔵若狭支社長らが訪れ、山口治太郎町長に運転継続の方針を文書で提出した。

この後の会見で山口町長は「(昨年十一月に三十年を迎えた美浜1号機の場合と)判断材料は変わっていない」とした上で「九月議会の議論を踏まえた上で、速やかに回答する。(関電には)安全を第一に今後とも共存共栄を基本にやっていただきたい」と前向きな考えを示した。

2・3号取水口付近 濃度やや上昇

8月30日 0時41分

東京電力福島第一原子力発電所周辺の海水の調査で、28日、2号機と3号機の取水口付近で採取した海水の放射性セシウムの濃度は、前の日をやや上回りました。

福島第一原発周辺では、東京電力が、原発の取水口付近のほか沿岸や沖合で海水を採取し、放射性物質 の濃度を調べています。このうち、2号機の取水口付近で、28日採取した海水から検出された放射性物質は、1cc当たり▽セシウム134が国の基準の 1.8倍の0.11ベクレル、▽セシウム137が1.3倍の0.12ベクレルで、前の日をやや上回りました。この場所では、4月に国の基準の110万倍の セシウム137が検出されましたが、その後、減少し、最近は横ばい傾向が続いています。3号機の取水口付近では、前の日は、セシウム134、セシウム 137ともに検出されませんでしたが、28日は、▽セシウム134が国の基準の1.3倍の0.079ベクレル、▽セシウム137が0.98倍の0.088 ベクレル検出されました。このほか、沿岸と沖合の合わせて6か所で採取した海水からは、放射性物質は検出されませんでした。

原発の過酷事故対策 法規制へ

8月30日 0時41分

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、すべての電源が使えなくなるような過酷な事故への対策を強化する必要があるとして、国の原子力安全委員会は、これまで電力会社の自主的な取り組みに任せていた対策を法律で義務づける方針を固め、具体的な検討を始めました。

過酷な原発事故について原子力安全委員会は、これまで「現実的に起きる可能性は十分に小さく、対策 は電力会社が自主的に行うべきだ」という方針を示していて、こうした方針が、福島第一原発で起きた、すべての電源が失われるという深刻な事態を招いた原因 の1つと指摘されています。これについて、29日開かれた安全規制に関する外部の有識者との意見交換の会合で、有識者側から「過酷な事故は、ある程度の頻 度で起きるという考えに改めるべきだ」などの指摘が相次ぎました。これを受けて、原子力安全委員会は、これまで電力会社に任せてきた過酷な事故への対策を 法律で義務づける方針を固め、水素爆発を防ぐための設備や、事故対応の手順書などの整備、訓練の実施などについて具体的な検討を始めました。今後、有識者 の意見も参考にしながら、今年度中に過酷な事故への対策を含めて新しい安全規制の方針を取りまとめるとしています。

原発の過酷事故対策 法規制へ

8月30日 0時41分

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、すべての電源が使えなくなるような過酷な事故への対策を強化する必要があるとして、国の原子力安全委員会は、これまで電力会社の自主的な取り組みに任せていた対策を法律で義務づける方針を固め、具体的な検討を始めました。

過酷な原発事故について原子力安全委員会は、これまで「現実的に起きる可能性は十分に小さく、対策 は電力会社が自主的に行うべきだ」という方針を示していて、こうした方針が、福島第一原発で起きた、すべての電源が失われるという深刻な事態を招いた原因 の1つと指摘されています。これについて、29日開かれた安全規制に関する外部の有識者との意見交換の会合で、有識者側から「過酷な事故は、ある程度の頻 度で起きるという考えに改めるべきだ」などの指摘が相次ぎました。これを受けて、原子力安全委員会は、これまで電力会社に任せてきた過酷な事故への対策を 法律で義務づける方針を固め、水素爆発を防ぐための設備や、事故対応の手順書などの整備、訓練の実施などについて具体的な検討を始めました。今後、有識者 の意見も参考にしながら、今年度中に過酷な事故への対策を含めて新しい安全規制の方針を取りまとめるとしています。

原発の過酷事故対策 法規制へ

8月30日 0時41分

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、すべての電源が使えなくなるような過酷な事故への対策を強化する必要があるとして、国の原子力安全委員会は、これまで電力会社の自主的な取り組みに任せていた対策を法律で義務づける方針を固め、具体的な検討を始めました。

過酷な原発事故について原子力安全委員会は、これまで「現実的に起きる可能性は十分に小さく、対策 は電力会社が自主的に行うべきだ」という方針を示していて、こうした方針が、福島第一原発で起きた、すべての電源が失われるという深刻な事態を招いた原因 の1つと指摘されています。これについて、29日開かれた安全規制に関する外部の有識者との意見交換の会合で、有識者側から「過酷な事故は、ある程度の頻 度で起きるという考えに改めるべきだ」などの指摘が相次ぎました。これを受けて、原子力安全委員会は、これまで電力会社に任せてきた過酷な事故への対策を 法律で義務づける方針を固め、水素爆発を防ぐための設備や、事故対応の手順書などの整備、訓練の実施などについて具体的な検討を始めました。今後、有識者 の意見も参考にしながら、今年度中に過酷な事故への対策を含めて新しい安全規制の方針を取りまとめるとしています。

野田氏選出、英独メディアの反応

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野田氏が民主党新代表に選ばれたことについて、イギリスとドイツのメディアの反応です。

BBC放送は東京からの特派員レポートで、「日本にとってはこの5年間で6人目の総理になる」とした上で、「前任者たちはねじれ国会の状況下であまり成果を残せず、それが国民のフラストレーションにもつながっている」と指摘しました。

タイムズ紙の電子版も野田氏が増税に積極的なことや、原発の新規建設の凍結に賛成していることを挙げた上で、「いずれにせよ、野田氏が成果を出せるかどうかは彼自身の政策アイデアより、国会対策にかかっている」と解説しています。

また、フィナンシャルタイムズ電子版は、野田氏が「東京裁判の被告たちは、日本の法律では戦争犯罪者ではなかった」と発言したことや、中国の軍備拡張を警戒していたことを挙げ、「野田氏の勝利は、アジアの近隣諸国に懸念を抱かせるかもしれない」との記事を載せています。

一方、ドイツの通信社DPAは民主党の代表に選出された野田氏にについて、「ビジョンを持っている、カリスマ性のあるリーダーには見えない」とリーダーシップに疑問を投げかけながらも、「意見のまとめ役であり、民主党の混乱を収める可能性がある」としています。

また、ニュース専門チャンネルのN-TVは野田氏について、「巨額の借金に悩む日本を正しい道に導くことが期待されている」と財務大臣としての手腕を評価した上で、自民党などとの大連立の可能性も指摘しています。(29日22:00)

「地方の実情見て」 新代表へ注文

2011年8月30日 01:07 カテゴリー:九州 > 長崎

民主党の野田佳彦新代表選出に、壱岐市の畜産農家は「相次ぐ風評被害で、壱岐でも牛肉価格低迷を被っている。対策をとってほしい」と求めた

対馬市厳原港でフェリーに乗り込む大型トラック。離島振興に野田新代表がどう臨むのかも関心が高い

民主党政権3人目の首相となる野田佳彦・民主党代表。新たな国のリーダーが事実上誕生した29日、県内でも景気回復や地域振興への期待と注文の声が上がった。

野田氏は東日本大震災の復興財源として増税の必要性を明言している。長崎商工会議所の松藤悟会頭は「県内の景気低迷にも影響を及ぼすので増税はどうかと思うが、財務相の経験もあるので新しい経済政策には期待したい」と話した。

中村法道知事は「国と同じく地方の財政も厳しい。地方の実情をよく認識してほしい」とし、九州新幹線西九州ルートの整備問題を念頭に「政策のスピード感を持って取り組んでいただきたい」と述べた。

平戸観光協会の藤澤美好会長(61)は「震災復興、景気の立て直しを一番に取り組んでもらいたい。被災地再建が進まないと、被害を受けていない地域の経 済、観光も良くならない。野田さんなら何のしがらみもなく、停滞している現状を前へ進めてくれそうだ」と期待感を示した。

◇   ◇

原発について野田氏は電力の安定供給のため安全性を確認した原発の活用は必要としている。田上富久長崎市長は「(代表選で野田氏も)原発に依存しない方向 性は示しているのでしっかりと進めてほしい」と注文。長崎原爆被災者協議会の山田拓民事務局長(80)は「目指すところは原発ゼロ。われわれの要求をぶつ け、被爆者対策や原発事故問題にどんなスタンスを取るのかしっかりと見たい」と話した。

約1万3千頭の牛が飼育されている壱岐市。郷ノ浦 町の畜産農家男性(51)は「宮崎の口蹄疫(こうていえき)、ユッケの食中毒、福島原発事故で風評被害が続き、牛肉価格が低迷している。国は(原因が発生 した)宮崎や福島などは支援しているが、風評被害を被っている他の地域は支援してくれない。全体のことを考えた対策をしてほしい」と求めた。

◇   ◇

ほかの離島では航路運賃対策を望む声が目立った。子どもの病気で月に1度は福岡へ通院するという対馬市の40代主婦は「片道1人1万円前後の負担は厳しい。国には割引制度の拡充などをお願いしたい」。

五島市の漁業佐々野喜代一さん(55)は「船の速力を落として燃費を抑えているが、魚価低迷と箱代の値上がりで限界。重油の価格抑制に力を入れてほしい。後継者不足も深刻なので、若者が漁業に参入しやすくなるような政策を打ち出してほしい」と注文を付けた。

印象が地味で一般にはまだなじみの薄い野田氏だが、大村市水田町の烏山前信さん(64)は「演説がうまく人柄の良さを感じた。ぶれない姿勢ではっきりとも のを言う首相になってほしい」と期待を寄せる。一方で、長崎市の大学生(22)は「誰がやっても同じような気がする」と冷めた見方を示した。

=2011/08/30付 西日本新聞朝刊=

島根原発の安全対策、松江市に報告 中国電力

2011.8.30 02:13

 東京電力福島第1原発の事故を受けて中国電力は29日、島根原発(松江市)の津波などを想定した安全対策の進展状況について、同市に報告した。

中電島根原子力本部の古林行雄本部長ら幹部が、市役所の松浦正敬市長を訪問。島根原発敷地内40メートルの高台に設ける非常用発電機の設置工事を進めていることや、7月に海面から15メートルの防波壁の基礎工事に着手したことを説明した。

津波や地震に、どこまで耐えられるかを調べるストレステスト(耐性評価)については、国の指示内容を説明。電力会社で調査の手順書を作成する必要があり、 島根原発では年内の国への報告を目指して準備を進めるという。説明を受けた松浦市長は「考えていた以上に対策が進んでいる。今後もきちんと進めてほしい」 と話した。

福島原発の賠償機構理事長に杉山・一橋大前学長

2011/8/30 2:26
日本経済新聞 電子版

 政府は29日、東京電力福島第1原子力発電所の事故被害者の損害賠償を支援するために創設する原子力損害賠償支援機構の理事長に、一橋大 学前学長の杉山武彦氏を充てる人事を内定した。30日にも発表する。杉山氏は運輸、通信など公共経済分野に詳しい。政府は杉山氏を機構トップとすること で、東電に厳しくリストラを求めつつ、事故被害者の確実な救済の実現をめざす。

 機構は3日に成立した原発賠償支援法に基づいて設立され…

原発事故避難地区で空き巣、容疑で男2人再逮捕 広島

2011.8.30 02:34

 福島第1原子力発電所から半径20キロ圏内の避難地区で空き巣をしたとして、県警などは 28日、窃盗容疑で、広島市安佐南区沼田町伴の古物商、立川良己(35)と同市西区南観音町の無職、寄口哲朗(41)の両被告=ともに窃盗罪で起訴=を再 逮捕した。調べに対し容疑を認めている。逮捕容疑は4月8日、福島県南相馬市内の男性(70)方に侵入し、ネックレスなど3点計約4万円相当を盗んだとさ れる。原発事故以降、男性は家族で親せき宅に避難していた。

2011年8月30日(火)付

野田新代表―先送りの政治から決別を

民主党は新代表に野田佳彦財務相を選んだ。政治の流れを逆戻りさせず、前へ進める――。そんな現実的な判断といえる。

短期決戦のなかで、私たちは海江田万里経産相が勝てば、国会運営が行き詰まるのではないかという懸念を示してきた。

党員資格停止中の小沢一郎元代表や議員引退を撤回した鳩山由紀夫元首相らに推されているので、「小沢傀儡(かいらい)政権」という世論の批判を浴びる。さらに、マニフェストの見直しを約束した自民、公明両党との3党合意の白紙化に言及したため、野党の協力も得られない。

そして、何も決められない政治を繰り返す。そういう見立てをしたからだ。

国民の政治不信が頂点に達しているいま、それは避けたい。多くの民主党議員が、そう考えて投票した結果が、野田新代表につながった。

知名度の低い野田氏が勝った理由には、世論調査で人気の高かった前原誠司前外相が外国人献金問題を抱えて伸び悩んだこともあったのは確かだ。

■一体改革やり遂げよ

だが、最大の勝因は「野田氏らしさ」ではないか。それは候補者の中でただひとり、復興増税に賛成し、税と社会保障の一体改革でも、政府の消費増税の方針の堅持を明確に唱えたことだ。ぶれずに増税の必要性を訴えた姿勢に、一定の共感が広がったのは間違いない。

国債が格下げされるなど、日本財政は危機的な状況にある。にもかかわらず、政治家は国民に厳しい現実を説いて負担を求めることを厭(いと)い、必要な決定を先送りしてきた。

野田氏の当選を、こんな「先送りの政治」から脱却する機会にしなければならない。

そして、一体改革をやり遂げる重責を、野田氏にはぜひ果たしてほしい。

そのためには、増税慎重派の多い小沢氏のグループの協力が欠かせない。

野田氏は就任あいさつで、「怨念を超えた政治」を掲げ、ノーサイドも宣言した。

それでも「脱小沢」か「親小沢」かの内輪もめを続けるようなら、もはや政権政党としての資格はない。

ただ、「挙党態勢」を重視するあまり、政策の軸がぶれてしまっては、元も子もない。野田氏には、果断な政策実行と丁寧な党運営の両立を求める。

その第1歩として、党役員人事に注目する。

震災復興、原発事故対応、円高・デフレ対策、外交の立て直し……。野田氏は山積する難題に、ねじれ国会の下で対応していかなければならない。

■ねじれ克服話し合え

歴代政権を短命に終わらせた国会で、政策を実現していくには、野党の協力が要る。「論破ではなく説得」で臨むと述べた野田氏には、誠実な折衝を期待する。まずは自民党を中心とした野党の党首と、今後の運営方法を話し合ってほしい。

野田氏は当面、政策ごとの与野党協議を優先する方針だ。それが現実的だろう。すべての小選挙区に候補者を立て合う2大政党の大連立には無理があるし、現状では自民党が受け入れる見込みがないのだから。

私たちは、この機会に政策と同様に、ねじれ国会を運営する新しいルールづくりを徹底的に話し合うべきだと考える。

予算案の衆院優越を踏まえ、赤字国債の発行を認める法案を含めて予算関連法案は衆院の議決を尊重する。

国会同意人事についても衆院の議決を重んじる。

「60日ルール」を使わなければいけないような参院での審議引き延ばしはしない。

こうした紳士協定を、早急に結べないものか。

仮に、自民党が次の総選挙で政権に復帰しても、参院のねじれは変わらない。その時にルールづくりを求めるくらいなら、いま協議すればいい。

厳しい政治不信は、民主党だけに原因があるわけではない。政治の信頼回復に、自民党も大人の対応をして、共同責任を果たす時だ。

■政権交代政治の岐路

民主党は野党時代、総選挙を経ずに首相をたらい回しにした自公政権を厳しく批判した。同じ愚を、こんどは民主党が無様に繰り返している。

当面は復興のための第3次補正予算の成立が最優先であり、来年度予算編成や一体改革の成就が先決だろう。

しかし、野田氏は国民の信任を直接は得ていない。その正統性の弱さを忘れてもらっては困る。民意を問うために、政策実現の実績を積むとともに、新しいマニフェストづくりを急がねばならない。

ちょうど2年前のきょう、歴史的な政権交代を決めた総選挙があった。その日に生まれる民主党3人目の首相は、日本に「政権交代のある政治」を定着させられるかどうかの岐路に立っている。

野田新代表 やはり早期解散こそ筋だ 信を失った民主党は出直せ

2011.8.30 03:02

 野田佳彦財務相が決選投票の末に、民主党新代表に選ばれた。未曽有の国難克服の先頭に立つと明言した。日本の危機を乗り切るために全力を挙げてもらいたい。

だが、問題は既に国民の信を失った民主党の体質と構造にある。マニフェスト(政権公約)見直しを例にすれば、見直しに慎重な小沢一郎元代表のグループを抱えているかぎり、確固たる方針は決められないだろう。

野田氏は「怨念を超えた政治」と繰り返しているが、「水と油」の主張をどうやってとりまとめるのか。マニフェストの破綻を認めた時点において政権政党の正当性は失われたのである。もう一度、練り直して国民の信を問うことが野田氏の最大の責務である。

◆政権継続が政治空白だ

野田氏は当選後の会見で、「基本的には政治空白を作れる状態ではない。解散はそもそもできる状況にはない」と当面の解散に否定的な見解を示したが、国民の審判を仰ぐことは、議会制民主主義の基本である。

「被災地での国政選挙の実施は困難だ」という理由も、既に大震災からの復興を争点とした仙台市議選が28日に投開票され、さらに岩手県知事選も行われていることを考慮すると筋が通らない。

政権交代前の民主党は、自民党が首相を1年ごとに交代させて政権を維持してきたことについて、「たらい回し」だと厳しく批判してきた。「次期政権は選挙管理内閣」などと解散総選挙を重ねて求め、麻生内閣時には異例の解散要求決議案を衆院に提出したことを忘れたのか。

政治空白についても、国家の基本政策すらまとめきれない民主党が政権を担っていること自体がその深刻さを増している。

ただ、野田氏の手腕を否定するわけではない。党内最大勢力を率いる小沢氏が推した海江田万里氏の勝利を阻止したことで、小沢氏による「傀儡(かいらい)政権」や古い政治への逆戻りは回避したといえる。

また代表選に先立ち、野田氏は終戦の日の記者会見で、いわゆる「A級戦犯」は戦争犯罪人ではないとの認識を改めて表明し、A級戦犯合祀(ごうし)を理由に首相が靖国参拝を行わないという考え方は「論理が破綻している」と強調した。

集団的自衛権行使を肯定し、外国人参政権付与には反対などの考え方を過去に示してきた。これらを実際の政策として打ち出せるかどうかを注目したい。

日本が直面する国難の一つは経済の空洞化である。菅直人政権は産業界との意思疎通を欠き、有効な手を打てなかった。

新代表としての野田氏に求められているのは産業活性化や財政だけではない。超円高対策の確立や、菅首相の場当たり的な「脱原発」路線の見直しも含めたエネルギー政策の再構築など、国家全体を見渡した総合的な基本政策の練り直しが急がれる。

◆再稼働に実行力みせよ

とりわけ東日本大震災の復旧・復興では、復興債の償還財源が焦点となっている。10兆円規模で所得税や法人税の時限的増税が検討されているが、「増税ありき」では日本経済を冷やすことになりかねない。

財務相として復興増税の必要性を訴えてきた野田氏は、増税を優先する姿勢が目立ち、「財務省のいいなり」との批判もあった。

代表選で「歳出削減で足りないところは税制措置(増税)で対応する」と主張したように、まずは徹底した歳出削減で復興財源を捻出することに全力を傾けることが必要だ。その上で、成長戦略などを通じて企業収益を高め、税収増を促す姿勢も問われる。

野田氏は停止中の原発について「安全をチェックしながらできるものは再稼働していく」と安全性の徹底検証を条件に運転の再開に努めるという。

電力危機が景気回復の足を引っ張り、国内産業の空洞化を加速させるようなことがあってはならないとの判断は妥当といえる。

だが、与党内には「再稼働時期よりも安全基準の徹底を求める」という根強い意見がある。その中で、再稼働をどれだけ実現していけるかが問われよう。

30日、首相に指名される野田氏は党執行部人事を一晩考えるとしたが、自らの権力を維持するためだけの古い政治家たちを復活させるなら、国民の信頼は完全に失墜するだろう。

杏林大学名誉教授・田久保忠衛 野田新代表、安保危機どうする

2011.8.30 03:00

 野田佳彦次期首相誕生はご同慶の至りだが、一言申し述べたい。

日本の防衛 体制を国際環境の中でまともなものにしなければならないと考えてきた私は、「日本は経済一流、政治二流、防衛三流」の表現を長年、使ってきた。防衛を一流 にしなければこの国の将来は危ないと案じたからだ。ところが、経済はズルズルと二流に転落し、政治は民主党代表選の過程でもはっきりしたように最低に堕 (お)ちた。東日本大震災とそれに伴う福島第1原発事故に際し黙々と任務に従事した自衛隊はそのまま「一流」になってしまった。喜劇でもあり、日本の悲劇 だとも思う。

≪イスラエルの首相を見よ≫

世界第一級の政治家として、私はイスラエルのネタニヤフ首相を挙げたい。パレスチナ和平交渉の相談でワシントンを訪れた首相は5月24日に上下両院合同委員会で演説した。50分足らずのスピーチで総立ちの拍手が29回起きた。

「あなた方(米国)はイスラエルの建国に手を貸す必要はない。われわれはすでに建国した。民主主義を輸出する必要はない。われわれはすでにそれを持ってい る。米軍を派遣する必要はない。われわれは自分で守っている。米国はきわめて寛容にも、われわれが自衛する仕事の手段を提供してくれている。イスラエルの 安全への不動の支援に感謝する。経済が難しい時期にあるのは承知している。支援に深いお礼を言う」と聞けば、米議員は感動で唸(うな)るだろう。

民主党政権が過去2年、永田町で繰り広げた狂乱は、日本がいかなる国際環境に置かれ、どう生きていかなければならないかの思考が停止していることを物語る。

≪思考停止の民主党政権2年≫

自国を防衛する「国軍」を持っていない日本にとり同盟関係の象徴である沖縄海兵隊の普天間飛行場に関する日米合意を、鳩山由紀夫前首相はいとも簡単に足蹴 にしてしまった。副総理として責任の一半がありながら後継者になった菅直人首相は、尖閣諸島沖の中国漁船体当たり事件で独立国家として考えられないような 醜態を世界に曝(さら)した。日米中「正三角形」論などという奇怪な国際情勢観を鳩山氏と共有する小沢一郎元代表が北京、ソウル詣でで何をしたか、今思い 出しても顔が赤らむ。

政治が二流だとか三流だとか評価できるのはもう過去の話だ。党員資格が停止され、刑事被告人である小沢氏と、外交史 上稀(まれ)に見る誤りを犯した鳩山氏が主要な役割を演じた後継者選びとは、一体何だったのか。野田氏の選出は幸いだったが、新聞、テレビなどのマスメ ディアも次元が低すぎる。

代表選前日に事情通らしい著名な政治評論家数人が「候補の5人に共通しているのは舞台裏で裏技が使えないところにある」と、大真面目(まじめ)に議論していたのを視聴した。「裏技」が何を意味するのか理解できないが、これは日本の首相の重要な条件なのだろうか。

5人の候補者の記者会見でのやり取りは、(1)復興と増税(2)経済政策、原発・エネルギー政策(3)マニフェスト(政権公約)見直し、国会運営(4)大 連立、党運営(5)小沢氏の処遇-の5問題に限定されていた。国運を担うことになる候補者に外交・防衛に関する見解を質(ただ)そうとしない日本のジャー ナリズムにも相当、問題がある。5人とも外交・防衛で日本を台無しにした鳩山、菅両政権の閣僚経験者であり現職が3人いる、と指摘した質問にだけは救われ る思いがした。

≪中国の理不尽に理不尽と言え≫

野田氏は29日の代表選で、EU(欧州連合)や米国の財政危機が日本経済 に及ぼす危機を国難と表現した。その通りだが、中国が東シナ海、南シナ海、インド洋に及ぼしている危機を忘れてもらっては困る。6年前に当時の前原誠司民 主党代表は米国での講演で、中国を「現実的脅威」と呼んだが、帰国後、民主党としてこの表現を取り消してしまった。中国とは隣国として交際していかなけれ ばならないが、理不尽は理不尽と、相手に伝えられないのか。

野田氏は15日の記者会見で、いわゆるA級戦犯について、すでに法的に名誉が回復されており、戦争犯罪人ではないとの考えは変わらないと述べた。正しい指摘だ。靖国神社の秋の例大祭には是非参拝してほしい。中国は敬意を表し、自民党は仰天するに違いない。

最後に、与野党議員全員に尋ねたい。東日本大震災と原発事故に対応できず迷走を続けてきた戦後日本の体制に問題はないのか。震災直後の自衛隊と米軍の支援 がなかったら、この国はどうなったのか。自衛隊は災害対策のための存在なのか。8月24日に中国の漁業監視船2隻が日本領海に初めて侵入した。政治が動き の取れないお粗末な日本の意図を探ろうとした中国の試みと解釈するかどうか。

イスラエルは建国来、生存を賭けた外交を展開し、日本に似て 戦略的縦深性が浅い国であるところから国防に最大の重点を置いてきた。それを日本の政治家に真似似(まね)ろと説教するつもりはない。が、国際情勢に緊張 感を抱かない、今の永田町の雰囲気による有形無形の被害は大震災を上回るだろう。(たくぼ ただえ)

原発10キロ圏内でも潜水捜索へ

原発10キロ圏内でも潜水捜索へ

8月30日 4時3分 動画あり

海上保安庁は、安全上の問題を理由に見送ってきた東京電力福島第一原子力発電所から10キロ圏内の海に潜って行方不明者を捜す捜索を、新しい機材の導入でダイバーの安全が確保されたとして、30日、初めて行うことにしています。

捜索が行われるのは、福島第一原発から10キロ圏内にある福島県浪江町の漁港周辺です。海上保安庁 は、海中の放射性物質をその場で正確に測ることが難しいなど、ダイバーの安全上の問題を理由にこの海域での潜水捜索を行っていませんでした。しかし、今も 多くの行方不明者がいるなか、海に潜って探してほしいという地元の要望を受けて、30日から捜索を行うことを決めました。ダイバーの安全は、海中の放射性 物質をその場で測定できる機材や、口から海水が入り込まないよう顔全体を覆う特殊な潜水マスクを使うことで確保できたということです。また、捜索は、音波 探知機などで海中の様子を調べ、ポイントを絞り込んでから海に潜るなど、潜水時間を長引かせないよう注意を払うということです。海上保安庁は、この潜水捜 索を31日まで続けることにしています。

原子力政策大綱 見直し再開へ

原子力政策大綱 見直し再開へ

8月30日 4時3分 動画あり

東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で中断していた、国の原子力政策の基本方針となる「原子力政策大綱」の見直しについて、原子力委員会は来月から作業を再開する方針を決め、「原子力利用の推進」が示されている今の大綱をどう見直すのか注目されます。

「原子力政策大綱」は、原子力の利用や研究開発に関する国の長期的な基本方針で、原子力委員会は、 去年12月、専門家による会議を立ち上げ、見直しに向けた作業を6年ぶりに始めましたが、福島第一原発の事故のあと中断していました。原子力委員会は、事 故から半年を迎え、事故の教訓を踏まえた見直しが必要だとして、来月から作業を再開する方針を決めました。再開後の作業では、プルトニウムを利用する政策 「核燃料サイクル」についても、青森県の再処理工場や福井県の高速増殖炉「もんじゅ」などの在り方を含めて議論し、およそ1年間かけて新しい大綱を策定す る計画です。また事故の教訓を生かすため、「安全」や「国際問題」などの専門家の参加も検討しています。6年前に策定された今の大綱では「原子力利用の着 実な推進」が示されていて、原子力委員会がどう見直すのか注目されます。

増税路線に警戒も、民主新代表選出で県内経済界/神奈川

2011年8月30日
 野田佳彦財務相が29日、民主党代表選で新代表に選ばれた。復興財源の在り方や、原発依存のエネルギー政策からの転換、環太平洋連携協定(TPP)交渉 参加の是非などの喫緊の課題が山積している。菅直人首相の後継としてかじ取りを担う野田氏への期待と注文を県内の経済関係者から聞いた。■復興財源なら…東日本大震災からの復興には財源の確保が不可欠。菅政権が決めた復興の基本方針では、次世代に負担を先送りせず、歳出削減を進めながら増税で賄うこととしている。財務相の野田氏は増税に前向きとされる。板金業者・大丸製作所(相模原市中央区)の杉田豊範社長は「復興財源としての増税は仕方ない」とみる。「消費税率の引き上げは駆け込み需要が期待できる。ただ、法人税を増やせば産業の空洞化を招く」と話し、法人税の増税を警戒する。

一方、馬車道商店街協同組合の六川勝仁理事長は「小売業界としては消費税は上げないでほしいが、増税は仕方ない」との立場だ。しかし、消費税は全国で滞納額が膨大に及んでいると指摘。「税の公平性の観点から税金滞納を改善することが最優先」と注文を付ける。

■再生エネに期待

菅政権は再生エネルギー特別措置法を成立させており、野田氏も再生可能エネルギーを積極的に活用していくとの姿勢だ。

川崎市内で大型リチウムイオン電池を製造するエリーパワーの吉田博一社長は「震災後、原子力から離れていく上で新たな発電インフラの整備を進めていかなければならない」として、再生可能エネルギーを推し進める動きを評価する。

中小製造業からは「地熱や太陽光などにシフトしていけば、関連部品の製作などの新たな需要が出てくる」「自由化して民間参入を促すべき」との声も上がる。

■TPPに「反対」

焦点となっているTPPへの交渉参加について野田氏は、早期に結論を出す考えを表明している。

相模原市緑区の酪農家楢島真さんは「震災の前後で状況が違う」と指摘。海外では東電第1原発事故で日本商品に対する風評被害が収まっていない。楢島さんは「日本の農産物は海外市場に参入できる状態でない」と交渉参加に反対している。

□横商会頭「実効のある政権運営を」

横浜商工会議所の佐々木謙二会頭(ニッパツ会長)は29日、民主党代表選で野田佳彦財務相が新代表に選出されたことを受けて談話を発表した。

「万難を排し、より実効ある政権運営に手腕を振るっていただくことを強く望みたい」と要望。併せて「今、国民は政治に責任と覚悟を問うていると感じる。国民の信頼を失うことのないよう、揺るぎない力強いかじ取りに全力を傾注されたい」と注文した。

「脱原発依存」の継承期待 農漁業振興や円高対策も

次期首相となる民主党の新代表に野田財務相が選ばれた29日、県内の市民は円高・デフレ対策や農漁業の振興、原子力政策などについて期待や注文を口にした。

南島原市南有馬町、農業馬場武さん(67)は、自民、公明との3党合意で見直しの検討が決まった農家の戸別所得補償制度について、「バラマキでは なく、やる気のある農家を重点的に支援する仕組みに」と要望。野田氏が参加に前向きな環太平洋経済連携協定(TPP)に関しては、「打撃が避けられない農 業への振興策を示すべきだ」と力を込めた。

国営諫早湾干拓事業で開門を求めている島原市有明町の有明漁協組合長松本正明さん(59)は「有明海再生に向けて一日も早く開門し、不漁の原因を究明してほしい」と強調した。

米海軍佐世保基地がある佐世保市。外国人バーの女性店長(36)は「円高で米兵の客がかなり減り、来ても飲む量が少なくなった。経営に響いているので、早く対策を取ってほしい」と訴えた。

3党合意した子ども手当の廃止について、「家計が助かっていたので残念」と話すのは、5歳の長女がいる長崎市松が枝町、主婦坊上明子さん(41)。「子育て世代の目線で政治に取り組んでもらいたい」と求めた。

長崎原爆被災者協議会の山田拓民事務局長(80)は、菅首相が打ち出した「脱原発依存」の継承を期待。「原発の新設は控え、古いものは再稼働させず廃炉にすべきだ。原発をなくす方向できちんとした道筋を付けてほしい」と語った。

中村知事は記者会見し、「震災復興も重要だが、(九州新幹線西九州ルートなど)地域活性化に必要な事業にも積極的に取り組んでもらわなければ地方は動きにくい」と注文を付けた。

民主党県連の渡辺敏勝幹事長は代表選の様子をテレビで見守り、「一致結束した姿を示せば、国民の信頼を回復できるのではないか」と期待感を表した。

(2011年8月30日  読売新聞)

県内期待と不信

民主新代表に野田氏

野田氏の当選をテレビで見守る県民(29日午後2時35分、県庁で)

29日の民主党代表選で新代表に選ばれた野田佳彦財務相(54)。30日には菅首相の後任の新首相に就任する見通しで、県民からは「エネルギー政策の対応を早くまとめて」「今の民主党には期待できない」など期待の声や冷ややかな意見が聞かれた。

■挙党態勢

「党内をまとめる力があり、野党とも話ができる人」。党県連代表の小室寿明・衆院議員(比例中国)は代表選後、電話取材に応じ、1次投票、決選投票とも野田氏に投票したことを明らかにした。「早く切り替えて挙党態勢を築くことが大切だ」と力を込めた。

溝口知事は談話を発表。「国政には喫緊の課題が山積している。エネルギー政策など中長期的な取り組みが必要な課題は与党内や与野党間でよく議論して対応を早くまとめて」と求めた。

■課題山積

先祖代々の水田を守る飯南町都加賀(つがか)の農業、景山道夫さん(58)は「年々、肥料などの経費が上がるのに、米の消費は増えず、価格も下がる一方。農家の励みとなるよう、経済対策に力を入れ、コメの戸別所得補償は続けてほしい」と訴えた。

美郷町粕渕、美容室従業員中田孔美子(くみこ)さん(46)は「今の民主党では、あまり変わるとも思えない」と冷ややか。地元の商店街は閉店が相次ぎ、にぎわいを取り戻そうと頑張っている。「景気回復が第一。国が本当にやる気を出せば地方も活気づくはず」。

5月上旬、宮城県石巻市などでボランティアでがれきを撤去した浜田市長沢町、塾講師山本光昭さん(31)は「被災地の復興なしに日本経済の回復はあり得ない。リーダーシップを発揮して早く復興に道筋をつけて」と期待した。

■原発

「安全性を確認した原発の活用で、電力の安定供給を」と、代表選の公約に掲げた野田氏。中国電力島根原発がある松江市鹿島町のアルバイト乾徳治さん(73)は「原発はいらないといい出すのはわがまま。安全対策をしっかりし、これまで通り運転を」とする。

一方、松江市東茶町、主婦福田経子さん(68)は「原子力に代わる自然エネルギーの研究に予算を多く計上してもらいたい。福島第一原発事故を見てしまった以上、原発はこの世からなくしてほしい」と話した。

◇県内各政党が談話

野田新代表の誕生で、県内の主な政党が談話を発表した。

福田正明・自民党県連幹事長 「民主党政権では、この国難を乗り切る力も感じられず、具体策にも欠け、残念ながら大きな変化を期待するのは難しいだろう」

三島治・公明党県本部代表 「復興など待ったなしの課題があるのに政策論争のない代表選で選ばれた。3党合意に基づき政治の信頼回復などに取り組んで」

中林隆・共産党県委員長 「『誰がなっても変わらない』が国民の声。野田氏とその政権が国民の声に反する道を進むなら早晩行き詰まる」

清水勝・社民党県連合代表 「国民の多くは政権交代に裏切られたとの感が強い。消費税や復興税に頼らず脱原発や生活再建にどう取り組むか問われている」

亀井久興・国民新党県支部長 「前回の総選挙で政権交代を求めた民意に改めて向き合い、小泉政権後の行きすぎた市場原理主義からの大転換を」

(2011年8月30日  読売新聞)

身近な原発学ぼう

松江・児童クラブで講座

機材を触りながら、発電のしくみを学ぶ児童ら(松江市で)

松江市比津町の比津児童クラブで29日、県原子力安全対策課の職員らによる出前講座が開かれ、児童ら計約100人が原発のしくみなどを学んだ。(中村申平)

同クラブの施設は島根原発(松江市鹿島町)から約6キロの距離にあることから、原子力や防災について学んでもらおうと、県に要請して4年に1回、 出前講座を開いている。講座では、職員らが発電のしくみや放射線の性質などを機材を紹介しながら丁寧に説明。同市立法吉小3年湯浅琴実さん(8)は「原子 力は危険なところもあるけど、電気を作るというすごいところもあることがわかった」と話していた。

(2011年8月30日  読売新聞)
福島原発事故後の新LNG事業供給地域と形態の着眼点
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【開催日時】 2011/10/21 9:30~11:30【受付期間】 2011/8/30~2011/10/20【概要・項目】
福島原発事故に伴う日本のガス追加需要発生、日本・ドイツなど中欧のエネルギー政策転換は、LNG事業の環境変化をもたらしつつある(新案件FIDの加速 化、新規LNG供給地の発生)。こうしたLNG事業の環境変化を、非在来型ガス開発動向を引き合いに出しながら、詳説する。1. 日本の2011年のLNG調達状況
2. 世界のLNG事業環境の変化
(1)原発政策の変化:日本、中欧
(2)加速する新規LNG案件の最終投資決定
(3)新たに発生するLNG供給地域
3. 今後のLNG需給の見方
4. 非在来型ガス開発の展開:米国、米国以外の地域
5. 東アジア向けLNG供給の可能性
(1)中期で新規供給を担う既存地域:オセアニア、カタール
(2)LNG供給多様化に貢献する新規地域・形態:北米、FLNG
(3)将来の可能性を秘める地域:東アフリカ、アラスカ
6. 関 連 質 疑 応 答
7. 名 刺 交 換 会
講師及び参加者間での名刺交換会を実施いたします

【講師】
坂本 茂樹 (サカモトシゲキ)
独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 上席研究員(アジア太平洋・ワールドLNG)
(講師略歴)
東京大学文学部社会学科卒業。当時のテーマは低開発経済の開発論。日本石油株式会社入社。1991年から日本石油開発株式会社にて海外の石油上流資産管理。2004年10月から現職。
エリア・スタディーに興味を持っている(主に旧大陸)。
2010年2月から、2012年世界ガス会議の準備を行うガス市場委員会の東アジア・グループリーダーとしての任務を開始した。

【定員人数】 40

【参加費】
お一人様 : 29,600円(資料代・消費税込)

≪企業研修にご利用ください≫
1社10名以上の団体(社内または関連会社)でお申し込みの場合は、参加費を半額にてご優待いたします。

【会場】
JPIカンファレンススクエア(紫ビル8階)
東京都千代田区有楽町1-2-14
Tel: 03-3508-9070
■地下鉄
○日比谷駅日比谷線A5・千代田線A13徒歩4分
○有楽町駅有楽町線A2徒歩7分
■JR有楽町駅 日比谷口徒歩6分
http://www.jpi.co.jp/company/acces.shtml

【お知らせ】
参加申込み方法
FAX、E-MAIL、当社ホームページからお申込いただけます(FAXにてお申込の際には添付状は不要です。)
お申込戴いてから3日以内に、受講証を会場地図・請求書・振込依頼書とセットでご郵送いたします。(尚、お申込日から5日過ぎましてもお手元に届かない場合はご一報いただければ幸いに存じます。)
開催間近のお申込には取り急ぎ受講証・地図をFAXいたします。・定員になり次第締め切りますので、お早めにお申込ください。

キャンセルにつきまして
お客様のご都合で取り消される場合は、必ず開催1週間前までにご連絡下さい。
その後の取り消しは、お受けしかねますので、ご了承下さい。
万一ご出席できない場合は、1)ご本人の代理の方の出席(派遣)または、2)当日配付の資料発送をもって、ご出席に代えさせていただき、受講料をお申し受けさせて頂きますので重ねて、ご了承ください。

詳しくは下記URLをご覧下さいませ。
http://www.jpi.co.jp/info/trade.shtml

【お問合せ先】
JPI(株式会社日本計画研究所) マーケティング部
Tel: 03-3508-9070 / Fax: 03-3581-9178
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(セミナー番号: 11263)

一日も早く視察を…

被災地首長・県民の声

碇川豊・大槌町長「被災地のことを真剣に考え、先のことを見据えて政治をしてほしい。町の壊滅的な状況を知ってもらうため一日も早く視察に来てほしい。その上で復旧・復興の特別委員会を大槌で開いてほしい」

戸羽太・陸前高田市長「被災地の立場に立ち、財務相時代から視点を変えて、挙党一致で英断とスピード感を持って復興を進めることを願う」

宮古市、会社員佐藤恵美さん(27)「野田さんは財政政策に詳しいので期待している。震災からの復興に力を入れつつ、日本の膨大な赤字も減らしてくれると思う。被災地の中心は漁業や水産加工業。まちを元気づけるため、再興に力を入れてほしい」

大船渡市、パート古座浩美さん(49)「5候補の中で1番国民目線だと思ったので期待したい。演説で言った『ノーサイド』という言葉を実現し、菅さん時代の政局はやめ、民主党だけでなく、野党も一致団結して被災地の復興政策を進めてもらいたい」

盛岡市、会社員堀木聡さん(23)「野田さんの当選を好意的に受け止めている。勤務先の会社の県内沿岸部にある店舗が被災し、そのがれき撤去に行き、震災を初めて実感できた。野田さんには一日でも早く被災地に行き、復興までの道筋を示してほしい」

一関市、肥育牛農家高泉茂美さん(60)「肉牛の問題で、速やかに農水省が発表した農家救済措置を実現し、東京電力に賠償させてほしい。検査済み牛肉は安全だと国民に訴えてほしい。原発や農業問題で野田さんの対応姿勢が見えないのが気がかりだ」

八幡平市、会社員工藤豊さん(37)「民主党の主要政策である子ども手当も高速道路無料化も制度が変わってばかりで、その場しのぎの政策としか思えない。新首相には、成果がわかる政策を打ち出し、強いリーダーシップで推し進めていってほしい」

(2011年8月30日  読売新聞)

全市民 内部被曝調査へ

福島市が4歳以上

福島第一原発事故対策で、福島市は、4歳以上の全市民を対象に内部被曝(ひばく)の調査を行う。内部被曝の計測装置「ホールボディーカウンター(WBC)」を年内に1台、独自に購入し、子供や妊婦を優先して始める。29日、瀬戸孝則市長が記者会見して発表した。

市が購入するWBCは車載型で移動でき、来年2月頃から小学校などに出向いて計測する。福島市は購入関連経費として1億1700万円を一般会計補正予算案に計上、来月開会の市議会9月定例会に提出する。

WBCは、県が3台を保有、いわき市と南相馬市に1台ずつ貸し出し、1台を県立医大で運用している。県は今後、さらに車載型を5台導入し、内部被 曝調査を広域に展開していく方針。しかし、福島市は「原発事故の影響が大きい浜通りの住民が優先され、福島市民が順番を待っていては時間がかかる」と判断 し、購入することを決めた。

福島市のWBCは大型トラックに搭載され、1日に40~50人を計測できる。市は、調査の優先対象として、4歳から中学生までの児童・生徒、妊婦計約4万人を想定している。

9月の一般会計補正予算案は総額46億8100万円で9月補正では過去最大。災害関連事業が8割以上を占め放射線量の高い生活道路の除染や都市公園の表土除去が盛り込まれている。

(2011年8月30日  読売新聞)

沿岸漁業 来月も自粛

魚介類 放射性物質減らず

県漁業協同組合連合会は29日、組合長会を福島市内で開き、福島第一原発事故以降、自粛していた沿岸漁業について、9月も自粛を継続することを決 めた。8月下旬の再開を目指していたが、県の検査で魚介類に含まれる放射性物質が減少しておらず、検査体制も整備されていないため。今後、県内各市場に放 射線簡易測定器を配備するなど検査体制を強化し、10月の沿岸漁業再開を目指す。

8月下旬の刺し網漁再開に向けて準備をしてきた相馬双葉漁業協同組合の南部房幸組合長(77)は「漁が再開したら、店頭に並べてくれるというスー パーもあった、残念だ」と肩を落とした。県漁協組合連合会の野崎哲会長は「魚は全量検査が難しいので、安全性を明確にする検査体制を確立し、自信をもって 提供できるようにしたい」と話した。

(2011年8月30日  読売新聞)

9月補正予算案 災害対策など230億円規模

知事査定 県単独事業中心に

9月補正予算案の知事査定が29日、県庁で行われた。中村知事は、東日本大震災を受けて地震や津波への安全対策を中心とする方針を示すとともに、予算規模は232億円に上った昨年とほぼ同じになるとの見通しを明らかにした。

知事によると、伊方原発から半径30キロ圏内の避難道路整備や、学校校舎の耐震化を予定。また、「えひめ愛顔(えがお)の助け合い基金」を活用し た被災地からの修学旅行支援で、希望する学校数が当初予想を上回っていることから、追加予算を計上する。このほか、円高対策として、融資枠を拡大して中小 企業の経営支援を行うほか、地域医療再生基金の活用による医療体制強化にも取り組むとしている。

また、2009、10年度の9月補正予算の内容が、国の補正予算編成を受けた景気対策が中心だった点を挙げた上で「今年度は県単独事業が中心で、国の経済対策を除けば過去10年間で最大規模になる」と述べた。

(2011年8月30日  読売新聞)

安定政権願う/いつ福島に帰れるのか

府民、被災者は

有権者や府内に移住した被災者からは、新政権への注文が相次いだ。

下京区の印刷関連ソフト開発会社社長、竹田直人さん(47)は「多くの企業が被災地復興の力になれるよう、円高対策も含めて素早い対応を求めたい。外国からこれ以上、首相の交代にあきれられないよう安定した政権運営を」と話した。

「子ども手当の減額には裏切られた思い」と言うのは、パート勤務をして5歳の娘を育てている東山区の渡辺弥絵さん(39)。「いったん専業主婦になると、正社員として再就職するのはすごく困難。子育て支援の充実、雇用の活性化に力を入れてほしい」と訴えた。

舞鶴市浜の商店街で豆腐店を営む女性(77)は「消費税増税や赤字国債発行も言われ、誰が首相であっても難しい時期」と顔を曇らせつつ、「野田さんは経済通と聞くので、とにかく景気を良くして」と期待。

宇治市大久保町の府営住宅で一人暮らしする佐々木宏明さん(32)は、福島第一原発事故で警戒区域となった福島県富岡町から避難して5か月が過ぎ た。「この先どうなるのか、不安は大きい。被災者のことを本当に考えてくれるのなら、まず、いつ福島に帰れるのかをはっきり示して。でないと今後の生活の 見通しが立たない」と求めた。

(2011年8月30日  読売新聞)

原発賠償問題で弁護団

きょうから相談応じる

東京電力福島第一原子力発電所事故の賠償問題に絡み、埼玉弁護士会の有志は29日、「原発被害救済弁護団(埼玉)」を結成した。原発事故の影響で県内に避難している被災者が主な対象で、損害賠償を求める場合に弁護団が東京電力側と交渉する。30日から相談に応じる。

弁護団は35人で構成。被災者は電話で相談を申し込んだ後、弁護士と面談して損害額を積算し、東京電力側に支払いを請求する。交渉が行き詰まった 場合には、9月1日から業務を開始する「原子力損害賠償紛争解決センター」(東京都)に和解仲介の申し立てをし、それでも解決できない時は訴訟を検討す る。

埼玉弁護士会ではこれまで、県内各地で原発事故に伴う損害賠償に関する説明会を実施した。これまでに延べ約800人が参加し、「福島と埼玉で家族 が二重生活を強いられ生活費がかさむが、どう補償されるのか」といった相談が100件以上寄せられたという。弁護団長を務める海老原夕美弁護士は「一般的 な法律相談では不十分で、被災者の代理人として具体的な援助を行う段階にきている」と話している。相談は無料。相談、問い合わせは平日午前9時~午後5 時、埼玉中央法律事務所((電)048・642・3883)へ。

(2011年8月30日  読売新聞)

ベトナム:原発建設計画 日本が受注、協議再開 来月、実務者間で

 日本の企業連合による受注が内定しているベトナムの原発建設計画を巡り、東日本大震災の影響で中断していた両国間の協議が来月、再開されることが29日、明らかになった。8、9日に東京都内で両政府の実務者が集まり、事業計画の詳細を話し合う方向で調整している。

ベトナムの原発を巡っては、昨年10月の日越首脳会談で、日本の企業連合の受注が内定。その際、日本側は原発に関する最新技術の提供や人材育成で の協力の他、国際協力銀行(JBIC)による融資などを提案した。今回の日越協議では、支援の具体的な中身や事業主体、出資比率などの大枠を詰める見通 し。

政府は今月5日、東京電力福島第1原発事故を踏まえ、原発の海外輸出に関し「交渉中の案件は推進する」との答弁書を閣議決定、当面の継続する姿勢 を打ち出した。一方、今国会での承認を見送ったベトナムとの原子力協定は、今秋の臨時国会での承認を目指す考えだ。【和田憲二】

毎日新聞 2011年8月30日 東京朝刊

吉本と内閣府コラボ…桂三枝“減災芸人”応援隊長に

桂三枝
「今、最も知りたい「減災」~47都道府県 あなたの街に“住みます”芸人公開授業~」に登場した桂三枝
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落語家の桂三枝(68)が29日、東京・新宿の吉本興業東京本部で行われた内閣府とのコラボイベント「今、最も知りたい“減災”~47都道府県あなたの街に“住みます”芸人公開授業~」に出席した。

「減災」とは、災害時にいかにして被害を最小限にするよう備えるかという考え方。「減災ひろめる芸人」応援隊長に任命された三枝は、吉本興業が展開する「47都道府県あなたの街に“住みます芸人”」40組68人の芸人と一緒に、「減災」についての授業を受けた。

自らも“移動あおぞら花月”で被災地訪問を行った三枝。「吉本では“住みます芸人”を47都道府県に住まわせて来ましたが、彼らが皆さんのお役に立てる時 が来た。しっかりと学んで、今後は“減災ひろめる芸人”として地域の人々に、減災の大切さを伝えてほしい」と呼び掛けた。

その後約30 分にわたり、福和伸夫名古屋大学大学院環境学研究科・減災連携教育センター教授の「今、最も知りたい“減災”」の授業を受講。三枝とともに修了証を贈呈さ れた福島県“住みます芸人”の「ぺんぎんナッツ」の中村陽介(28)は「福島の1番は原発問題ですが、地震の被害も大きい。小さな揺れでも不安で眠れない 人がたくさんいる。減災を学んでより多くの人に広めることで、心に余裕ができると思う。自分のことだけでなく、地域の皆さんの安全を考えて減災運動を頑 張っていきます」と宣言。相方のいなのこうすけ(32)は「減災活動、頑張っちゃってもいいんじゃないの~?」と持ちギャグでアピールしていた。

[ 2011年8月30日 06:00

和田 原発事故で移動困難の福島にマイクロバス寄付

 ソフトバンクの和田も、福島県高野連へマイクロバス1台を寄贈すると発表した。東京電力福島第1原発事故の影響で転校が相次ぐなど部員が減り、合同練習を行う同県相双地区の球児の移動などに役立ててもらう考えだ。

「知人を介して福島の相双地区の球児が、仲間と散り散りで、練習は父母の方が送迎すると聞いた。マイクロバスがあれば便利だと思った」

贈呈する29人乗りのマイクロバスは約1000万円。プロアマ規定の問題もあったが、福島県高野連へ寄付し、双葉、原町、相馬農が結成する連合チーム・相 双福島へ貸与される。さらに「12球団の気持ちを込めて渡せればいい」と各球団の主力選手へ電話を入れ、車体にサインを入れることを依頼。9月8日に福島 を出発したバスは9、10日に仙台入り。楽天―日本ハム戦(Kスタ宮城)でダルビッシュ、斎藤、田中、岩隈らの協力を得て、千葉、福岡などのべ9都市で 12球団の主力選手のサインが入る。

「走ることで震災があったことを忘れないバスになる。復興のシンボルになれば…」。和田の思い、そして12球団の選手たちの思いを乗せたバスが、9月下旬、被災地・福島の町を走る。

[ 2011年8月30日 06:00

被災地は復興の停滞打開を期待 「うんざり」の声も

民主党代表選挙

「被災地に」「今度こそ」 テレビ中継見守る横田さん
仮設住宅で、民主党新代表選出のテレビ中継を見守る横田一也さん
Photo By 共同

「まずは原発事故の収束、復旧復興」と意気込みを語った野田新代表に被災者からは「今度こそ頑張って」「被災地に来て」と、復興の停滞打開を期待する声が相次いだ。一方で、繰り返される党内対立に「うんざり」との声も漏れた。

岩手県釜石市の仮設住宅に住む横山チエさん(73)は「自分の考えを持っていて心強い印象を受けた。ただ(復興のための)増税に触れなかったのは残念」としながら「今度こそ期待はずれにならないように頑張ってほしい」とエール。

福島第1原発事故で、警戒区域となった福島県富岡町から夫婦で避難した無職横田一也さん(63)は「町民としては町に戻れるのかはっきりしてほしい」と話した。

宮城県石巻市の自宅が津波で流失し、仮設住宅で夫と暮らす女性(63)は「野田さんが代表と聞いても、どんな顔かさえ思い出せない」。代表選中継も見なかった。

小沢元代表の地元、岩手県では陸前高田市内の仮設住宅で暮らす無職吉田雅英さん(81)が「小沢が負けたようなもんだ」と一言。「党内争いにはうんざり。仮設住宅を出た後の住居確保とか、復興対策をしっかりして」と訴えていた。

[ 2011年8月30日 06:00

内部被ばくを独自測定 福島市が機器購入費を補正に計上

 福島市は29日、福島第1原発事故による市民の内部被ばく量を調べるため、全身測定機器「ホールボディーカウンター」を搭載した放射能測定車1台を購入すると発表した。関連予算1億1780万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を、6日開会の定例会に提出する。
市によると、放射線量の高い地域の学校などを巡回し、4歳から中学3年までの子どもや妊婦を優先的に検査。県が実施する県民健康管理調査も参考にする。早 ければ来年2月に運用を開始するという。記者会見した瀬戸孝則市長は「県にも測定機を購入する計画があるが、その機器は(原発に近い)浜通り地方で重点的 に使うことも想定されるので、独自に予算化した」と説明した。市町村単位での購入は南相馬市に次いで2市目。
補正予算案には、公園表土除去や生活道路除染などの放射線対策費なども盛り込み、計46億8190万円を追加する。

2011年08月30日火曜日

早く復興 誰でもいい 被災地、政争うんざりの声

避難所でも野田氏の代表選出は放送されたが、関心を寄せる人は少なかった=29日午後2時30分ごろ、気仙沼市気仙沼小体育館

 民主党代表選で野田佳彦財務相が新代表に選出された29日、東日本大震災の被災 地からは、近く発足する新政権に早期の復興や福島第1原発事故の収束などを望む声が上がった。野田新代表が唱える増税路線には賛否両論があり、復興途上で の首相交代に疑問を呈する声も聞かれた。
「復旧、復興を早く手掛けてくれる人なら誰でもよかった」と話すのは、仙台市青葉区の主婦大橋良子さん(56)。「困っている被災者はまだ大勢いる。誰のための政治かを一番に考えて、取り組んでほしい」と注文を付けた。
仙台市若林区の無職佐藤生泉さん(27)は「働き口や仮設を出た後の住宅の確保など、被災者が先の見通しが立てられるよう、スピード感を持って政策を進めてほしい」と期待を寄せた。「政策が途中で止まらないよう、野田さんには長く続けてほしい」とも。
原発事故で深刻な影響を受ける福島の被災者の訴えは切実だ。福島市の主婦鴨田とも子さん(79)は「原発事故を一刻も早く収束させ、脱原発政策を進めてほしい。菅(直人)首相のように孤立してしまっては、何も進まなくなる」。
南相馬市から避難し、仙台市太白区の仮設住宅で暮らす無職渡辺敦夫さん(67)は「原発事故への対応が遅く、政府には幻滅した。期待してまた裏切られるなら、最初から期待しない方が傷つかなくていい」と言い切った。
財政再建へ増税を主張してきた野田氏の政策に対する意見は割れた。気仙沼市の運送業菅野淳さん(37)は「復興の財源のためにもやむを得ないと思うが、仕事をする上で掛かるガソリン税などは下げてほしい」。
宮古市の菓子製造販売業菅田正徳さん(28)は「震災後、多くの支援を頂いた一般の人たちにまで負担を強いるのはつらいので、反対だ」と主張する。
震災から半年とたたないうちに繰り広げられた権力闘争に、うんざりする声も。石巻市の会社員遠藤えみさん(39)は「政界はつぶし合いばかり。仮設住宅に暮らすが常に生活不安がつきまとう」と一言。
岩沼市の会社員安住祥吾さん(29)は「苦しむ被災者と向き合わず、小沢一郎元代表の顔色をうかがう姿にあきれた。選挙公約もぶれ続けている。もう一度、国民の信を問うべきだ」と語った。

2011年08月30日火曜日

早く復興 誰でもいい 被災地、政争うんざりの声

避難所でも野田氏の代表選出は放送されたが、関心を寄せる人は少なかった=29日午後2時30分ごろ、気仙沼市気仙沼小体育館

 民主党代表選で野田佳彦財務相が新代表に選出された29日、東日本大震災の被災 地からは、近く発足する新政権に早期の復興や福島第1原発事故の収束などを望む声が上がった。野田新代表が唱える増税路線には賛否両論があり、復興途上で の首相交代に疑問を呈する声も聞かれた。
「復旧、復興を早く手掛けてくれる人なら誰でもよかった」と話すのは、仙台市青葉区の主婦大橋良子さん(56)。「困っている被災者はまだ大勢いる。誰のための政治かを一番に考えて、取り組んでほしい」と注文を付けた。
仙台市若林区の無職佐藤生泉さん(27)は「働き口や仮設を出た後の住宅の確保など、被災者が先の見通しが立てられるよう、スピード感を持って政策を進めてほしい」と期待を寄せた。「政策が途中で止まらないよう、野田さんには長く続けてほしい」とも。
原発事故で深刻な影響を受ける福島の被災者の訴えは切実だ。福島市の主婦鴨田とも子さん(79)は「原発事故を一刻も早く収束させ、脱原発政策を進めてほしい。菅(直人)首相のように孤立してしまっては、何も進まなくなる」。
南相馬市から避難し、仙台市太白区の仮設住宅で暮らす無職渡辺敦夫さん(67)は「原発事故への対応が遅く、政府には幻滅した。期待してまた裏切られるなら、最初から期待しない方が傷つかなくていい」と言い切った。
財政再建へ増税を主張してきた野田氏の政策に対する意見は割れた。気仙沼市の運送業菅野淳さん(37)は「復興の財源のためにもやむを得ないと思うが、仕事をする上で掛かるガソリン税などは下げてほしい」。
宮古市の菓子製造販売業菅田正徳さん(28)は「震災後、多くの支援を頂いた一般の人たちにまで負担を強いるのはつらいので、反対だ」と主張する。
震災から半年とたたないうちに繰り広げられた権力闘争に、うんざりする声も。石巻市の会社員遠藤えみさん(39)は「政界はつぶし合いばかり。仮設住宅に暮らすが常に生活不安がつきまとう」と一言。
岩沼市の会社員安住祥吾さん(29)は「苦しむ被災者と向き合わず、小沢一郎元代表の顔色をうかがう姿にあきれた。選挙公約もぶれ続けている。もう一度、国民の信を問うべきだ」と語った。

2011年08月30日火曜日

福島沖、来月も休漁 県漁連「県調査、まだ不十分」

 福島県漁連は29日、福島市の農協ビルで沿岸6漁協の組合長会議を開き、福島第1原発事故に伴う県沖の漁獲自粛について、9月も継続することを決めた。県漁連は10月の試験操業開始を目指す考え。
県漁連によると、県が週1回行っている魚の放射性物質サンプリング調査は、検体数が少ないことから不十分と判断。水揚げした魚を市場で検査できる態勢の整備や、検査結果の公表までの時間短縮を県に求めるという。
相馬双葉漁協が計画していた8月中の刺し網漁の試験操業は、「現在の検査態勢では消費者の信頼を得られない」(相馬双葉漁協)と断念した。
県漁連の野崎哲会長は「(放射性物質の)基準値を超えた魚が絶対に流通しないと言い切れる態勢を築いた上で、操業再開にこぎ着けたい」と話している。

2011年08月30日火曜日

和田が福島の球児支援「ドリームバス」寄付へ…ソフトバンク

 ソフトバンク・和田毅(30)が29日、福島県の球児を支援するための「ドリームバス」を、同県高野連に寄付すると明らかにした。移動用のマイク ロバス(29人乗り)で、価格は1000万円弱。日本列島を縦断し、呼びかけに賛同した12球団の選手のサインを車体などに書き込み、23日の楽天戦(K スタ)で贈呈式を行う予定。

投球数に応じてワクチンを寄付する義援活動を05年から続けてきた左腕が、被災地の球児のためにも立ち上がった。「少しでも野球に打ち込んでもら いたい。また、そのバスが走ることで、震災があったことを忘れないようになれば」とこの日、ヤフーDでの練習後、今回のプランを明かした。
岩隈ら がサイン 福島県の高校では、東日本大震災や原発事故の影響で、部員が減少。夏の県大会の「相双連合」に続き、秋の県大会予選にも双葉高、南相馬市の原町 高、相馬農高の県立3校の野球部が「相双福島」として、連合チームでの参加を余儀なくされている。その練習や試合などの移動を、父兄が送り迎えしているこ とを知人から聞き、同県高野連にバスの贈呈を打診したところ、歓迎されたという。

「12球団が結束した復興のシンボル的なものになればいいなと思います」と和田。バスは9月8日に福島を出発。仙台で楽天・岩隈や遠征中の日本ハ ム・ダルビッシュらにサインを書き込んでもらい、12日には福岡で出発式を行う。その後、広島、関西、名古屋、関東を経て、再び東北に向かう。

"傲岸不遜な巨人"九州電力への警鐘 続々と寄せられた生の声!(8)

社会

2011年8月30日 07:00

原発問題がクローズアップされるなか、九州電力は「やらせメール」や「証拠隠滅」といった九州電力本店不 祥事を起こしてしまった。このたびNET-IBでは、「九州ナンバーワン企業の九州電力に対して、あなたは今どう思いますか?」というテーマで、記述形式 の緊急アンケートを実施(8月10~16日)。読者からはさまざまな"生の声"が続々と寄せられた。以下、紹介していく(原文は一部修正)。

(7)のつづき

◇景気に左右されない底堅い安定株ということで長年数百株保有していたが、メール問題直前に売却した。震災前から株主総会のクリーンなイメージの報 告書も見ていただけに、この落差は激しい。たぶん当事者は悪行とは思わずにその都度の対処をしていたのだろうが、その分怖さを感じる。売った株の資金は、 被災地応援ファンドに投資しようと思う。

◇対応が稚拙だとは思うが、そもそも「やらせ」として報道されたようなことは広報活動の1つとして、多くの企業で行なわれていることではないだろう か(生命保険会社CMでの体験談(?)など)。個人的には、世界規模でのエネルギー問題の解決には原子力を含めたさらなる技術開発が不可欠であると考えて いるので、今回のことで原子力関連の研究や利用が足踏みすることへの懸念を感じている。

◇私の実家は、玄海原発の目と鼻の先にある島で、実家から目視できるほどの近距離。しかし、ほとんど補償はされていないみたいだ。まったく意味がわからない。玄海町はかなりの補償が出ているのに、目視できる別な町では補償がほとんどないのはなぜ。

学生からの意見

◇「信じるに値しない企業」。福島第一の事故を受けて、原子力発電の恐ろしさを実感している。いまだ放射能は収束せず、日々悪化の一途をたどってい るのに、マスコミは報道せず、自民党や経団連・電力会社の隠ぺい工作が続いている。こんなに日本人を疲弊させているのに、責任もとらずに再稼働にのみ躍起 になっている九電は、もう決して信じられない。人の心を失った金の権化では、住民の支持は集まらないだろう。当然、自分はこんな企業に就職したくはない。 時代を読めない企業の将来は、ないと思う。

◇発電、送電は、やはり切り離し。自然エネルギーは全量買い取り。価格は今後調整。赤字になりそうなら、電気料金値上げで回収。原発はいらない!!

その他の方からの意見

◇九電の隠蔽体質にはあきれた。経営トップを入れ替えても、この体質は変わらないと思う。今までこれでやってこられたのも、独占営利企業だからだと 思う。何といっても、松尾会長のワンマン企業。社長は会長にものが言えない、おかしな企業である。この際、経営など、あり方を考える必要がある。たとえ ば、電力業界は国営化するとか。そうしないと、同じことを繰り返すと思う。

◇会議の前には、準備は必ず必要。この程度のことはどこの社会でもやっていることで、別に騒ぐことではない。それよりも、来年の電力危機の方が心配。

(つづく)

【メディア戦略事業部】

≪ (7) 

【神奈川】

放射性物質測定来月以降も継続 藤沢市の海水浴場

2011年8月30日

 福島第一原発事故を受け、藤沢市は、独自で行っている市内の海水浴場の海水の放射性物質濃度測定を、海水浴シーズンが終了する九月以降も継続して実施すると発表した。来年三月までの予定。

 当初は今月一カ月で測定を終える予定だったが、担当者は「秋の行楽シーズンに、お子さんたちが波打ち際で安心して遊べるようにしたい」としている。これまで、市内の海水浴場の海水からは放射性物質は検出されていない。

 調査は隔週の月曜日に片瀬海岸などで実施し、専門業者に分析を委託する。併せて同海岸と辻堂海岸で月に一回、空間放射線量を測定する。悪天候の場合は順延。結果は市のホームページなどで公表される。 (加藤木信夫)

震災で避難の高校生、映画の声優に挑戦
プロの声優を目指し、名作「カサブランカ」の声の吹き替えに挑戦する渡辺侑真君(右)=出雲市今市町北本町3丁目、サン・アビリティーズいずも

 東日本大震災による福島第1原発事故の影響で、福島県南相馬市から松江市に避難している、松江農林高校3年の渡辺侑真 君(17)が、同市内のNPO法人が取り組んでいるバリアフリー映画で外国人俳優の声の吹き替えに挑戦している。米国映画の名作「カサブランカ」で、県内 から集まる先輩や高校生らと交流を深めながら、高校1年のときに決心したプロの声優になる夢に向け一歩を踏み出した。

バリアフリー映画は、吹き替えや字幕内容の変更により、高齢者や目、耳が不自由な人たちに名画を鑑賞する機会を提供する取り組み。

渡辺君一家は3月末、松江市に避難。現在、市営住宅で母親と妹、弟2人の5人で暮らしている。「バリアフリー・シネマ&ライフ・ネットワーク」(中嶋春喜 理事長)が声優を募集していることを新聞で知った母親の友美子さん(41)の勧めで、8月にオーディションを受け、合格した。

「カサブランカ」は第2次世界大戦下、フランス領モロッコのカサブランカで、運命的に再会した男女の別れを描いた名作。週末に出雲市内の交流施設に集まり、高校生や主婦、会社員、公務員など15~80歳の仲間と映像を見ながら、滑舌や発声の練習に励んでいる。

来春、大阪の専門学校に進み、本格的に声優業を学ぶ予定の渡辺君は「どんな役でもいいのでやらせてもらえれば十分。しっかり勉強し、夢をかなえる第一歩にしたい」と意気込む。

9月6日に台本が渡され、役が決まる。吹き替え作品は12月中旬に完成する予定で、来年1月から松江市などの公民館で上映される。同ネットワークの門脇正人副理事長(67)は「見知らぬ土地でがんばっている。夢に向け島根で土台を築いてほしい」と話した。

【詳しくは本紙紙面をご覧ください】

('11/08/30

【野田新代表選出】県民、有言実行求める(8/30 07:36)

29日の民主党代表選で新代表に選ばれた野田佳彦財務相は、自民、公明との3 党合意で決まったマニフェストの見直しを尊重する―と主張してきた。一方、原発政策については明確な姿勢を示していない。東日本大震災という「国難」を乗 り切る使命を負った日本の新リーダーに、県民からの注文や要望が相次いだ。
6歳、4歳の男 児2人を育てる静岡市葵区の主婦(28)は子ども手当の見直しに賛成の立場。「『ばらまき』ではなく、保育所整備など必要なところにお金が行き渡るように してほしい」と訴える。被災地の復興には「増税もやむを得ないが、どのくらいの財源が必要か、分かりやすく説明してほしい」と話す。
静岡市清水区のミカン農家の男性(63)は「農家の課題は後継者難。戸別所得補償よりも、将来に期待が持てるようなビジョンを示してほしい。TPP(環太 平洋連携協定)への参加は論外。農業が衰退してしまう」と懸念を口にする。新代表には「落ちた日本の経済的地位を挽回するために頑張ってほしい」とエール を送る。
浜松市西区で運送業を営む男性(39)は高速道路無料化の見直しを「財源があやふやで、実現は無理だろうと思っていた」と冷静に受け止める。「運送業界の一番の課題は環境問題への対応。要望したい政策もあるが、少ない財源の中で難しいのではないか」と期待感は薄い。
5月下旬に岩手県大船渡市などでボランティア活動に参加した沼津市の主婦(64)は「被災者間の格差を肌で感じた。今は復興支援に全力で取り組んでほし い」と力を込める。野田氏の印象を「あまりインパクトを感じたことはない」と語り、「菅首相のように独り善がりになることなく、与野党の枠を超えて政治に 取り組んでほしい」と願う。
菊川市の画家の男性(69)は「日本が元気になるように期待している」と新代表の誕生を前向きに受け止める。全炉停止中の浜岡原発の存在を念頭に「脱原発の流れが後退しないように、新エネルギーの開発に力を注いでもらいたい」と注文を付けた。

「民主党新代表に野田氏決定」。テレビの中継画面を見守る人々=29日午後、浜松市西区のエイデンイオン浜松志都呂店

想定以上の揺れか 米原発追加点検

8月30日 8時31分

アメリカ原子力規制委員会は、23日に東部バージニア州で114年ぶりに起きたマグニチュード5.8の地震で、外部電源が失われた近くの原子力発電所が設計上想定されていた以上の揺れを受けた可能性があることが分かったとして、追加的な点検を行うと発表しました。

アメリカ東部では23日、バージニア州中部を震源とするマグニチュード5.8の地震が起き、この影 響で震源からおよそ20キロ離れた「ノースアナ原発」の外部電源が失われ、非常用ディーゼル発電機が作動する事態となりました。その後、原子力規制委員会 が調査を続けていたところ、この原発が設計上想定されていた以上の揺れを受けた可能性があることが分かり、地震の専門家を派遣して、揺れの実態や、耐震性 の補強が必要かどうかなど追加的な点検を行うということです。バージニア州でマグニチュードが5を超える地震が起きたのは、1897年以来114年ぶり だったということで、大きな地震が比較的発生しにくいと思われていたアメリカ東海岸で、原発の地震に対する備えが改めて問われることになりそうです。

被災地で生き方考える、信濃むつみ高生が福島訪問 住民と対話 08月30日(火)

飯舘村の状況を、隣の川俣町から視察する生徒ら=27日、福島県川俣町

 通信制の信濃むつみ高校(松本市)の生徒が27~29日、授業の一環で東電福島第1原発事故の影響や東日本大震災で津波被害を受けた福島県を訪れ た。避難を強いられる飯舘村民から話を聞いたり、原発問題や震災後の社会を考える討論会を開いたりした。不登校や引きこもりがちだった生徒が少なくない同 校。実際に被災地に触れ被災者と出会うことで、自身の心の変化を感じた生徒もいた。

授業は竹内忍教頭(52)が企画し、4月から原発や震災をテーマに始めた。6月下旬、希望する生徒を募り、南相馬市などを訪れ、今回で2回目。国の原子力研究機関に勤める研究員が同行し、放射線量を測りながら移動した。

27日は生徒10人余りが、原発事故で計画的避難区域に指定される飯舘村を、隣の川俣町から眺めた。コメの作付けが禁止された農地に雑草が茂る。「本当は水田が広がるきれいな村なのに」。同村の庄司開(ひらく)さん(62)の言葉を生徒たちは書き取ってきた。

28日は、福島市内で討論会を開催。飯舘村から同市に避難中の母子が「娘の被ばくは覚悟している。でも、行政は本当のことを知らせてくれないから不安だらけです」と涙ぐんだという。最終日の29日は、津波被害を受けた南相馬市を訪れた。

1年生の黒田博文君(16)は前回に続く参加。初回は「単位を取るため」と気楽な気持ちで訪ねたが、津波の被害地を見た瞬間「言葉が出なかった。被災地がどう変化するのか確かめ、この経験を何かに生かしたい」。

3年生の田中創君(19)も2回目の参加。高校退学を経験し、むつみ高に入り直した田中君は「内向的だったが、被災者に出会い、自分のできる範囲で社会のために何かしたいと思った。外に目が向いてきた」。訪問を機に、被災地でボランティア活動を始めた生徒もいる。

保護者からは「見物のような訪問にならないか」と心配する声もあったが、庄司さんの長男の開継(あきつぐ)さん(29)は「被災地の現実を見てほしい」 と同校の訪問を歓迎。竹内教頭は「被災地を見て、被災者と会うことが、生徒の進路や生き方を見つける取っ掛かりになっている。これからも続けます」と話 す。

茶の放射性物質賠償請求 満額早期支払い要請へ(8/30 07:40)

東京電力福島第1原発事故に伴う茶の放射性物質問題で、県内JAグループや流 通業者などでつくる「農畜産物損害賠償対策県協議会」(会長・夏目善宇JA静岡中央会長)は29日、第2回総会を静岡市駿河区の県農業会館で開き、東京電 力に求める第1回請求金額を9456万4083円に確定すると決めた。
夏目会長は「取引先からの信用失墜や丹精した茶を廃棄する苦痛など、精神的な損失は金額以上に大きい」と語り、東電に満額の早期支払いを求める考えを示した。
第1回は、県から出荷自粛の要請を受けた静岡市の茶工場や製茶問屋などが対象。出荷自粛で生産者らは収入が途絶えたり、返金の対応を行ったりしているため優先した。協議会は9月以降、風評被害分を算定するが、「総額は検討がつかない」(夏目会長)としている。
総会は夏目会長や県茶商工業協同組合の斎藤松太郎理事長ら13人が出席。斎藤理事長は「自主検査を数多くやっている問屋も多い。風評被害による損失分を含め、JAと連携しながら作業を進めたい」と話した。

秋田のニュース:政治・行政

40億円超計上へ、県の9月補正案 震災対応に11億円

 県は29日、9月定例県議会に提出する一般会計補正予算案の総額が40億円台後半に上るとの見込みを明らかにした。東日本大震災への対応策として約11億円、基金の積み増しなど医療関連に約18億円を計上する方針。佐竹敬久知事が定例会見で説明した。

福島第1原発事故の影響で牛肉価格が低迷。県内畜産農家への経営支援対策として約9千万円を計上した。農家が営農資金の融資を受ける際、利子補給する制度を創設する。飼料用の稲わらを全量本県産に切り替えるため、稲わらを集出荷する農家への助成制度も新設する。

国と都道府県が拠出する「被災者生活再建支援基金」の負担金に約9億円を計上。放射能測定態勢を強化するため、測定機器の追加整備費に約9千万円を充てる。

医療分野では、3次医療圏の強化に充てる国の交付金約15億円を「地域医療再生臨時対策基金」に積み立てるほか、4月に開設された北秋田市立米内沢診療所の改修事業などの助成費約2億4千万円を盛り込む。

(2011/08/30 08:45 更新)

2011年8月30日

【リポート大阪 2011】東日本大震災から大阪の防災を考える 大阪市大原口准教授に聞く

G20110829DDD0100314G10000000.jpg  東日本大震災の発生からまもなく半年。進まない被災地の復興に、大津波被害の深刻さが改めて浮かびあがる。大阪でも「南海地震津波」がカウントダウンに 入ったとされる。9月1日の「防災の日」を前に、震災の津波被害調査を行った大阪市立大大学院理学研究科の原口強准教授(地質工学)に、大津波の危険から 生き抜くため、大阪で今すべきことを聞いた。(服部素子)

「被災地で、大阪の参考になるのは宮城県の石巻市です。河口付近に市街地が発達し、大阪と同じように沿岸部には港と工場地帯があり、土地が低く水路や運河が広がっています」

今回の地震では同市の海沿いの集落を高さ6~8メートルの津波が襲い、川沿いに約5キロ奥の内陸部まで遡上(そじょう)、船が流され街を破壊した。国土交通省によると、同市の市街地のうち約7割が浸水。建造物の多くが全壊・流出した地域は1182ヘクタールにのぼった。

一方、大阪は―。南海地震が発生すると、まず震度6の大きな地震動が大阪を襲うとされる。市街地のいたるところで大規模な液状化が起こり、1時間半後、沿 岸に津波が到達し、川や運河を遡上。港に停泊していたすべての船が流され、橋や堤防、水門を破壊する―と原口准教授はみる。

「津波は渋滞した多数の車も流し、大量のがれきを含んで街を破壊します。そして引き波が、がれきとともに人々も沖合へ一気に持ち去る。その後半日以上にわたって何度も津波が街を襲う。東日本大震災ではこれが現実となりました」

低地に市街地が広がる大阪で津波や水害から身を守るために何ができるのか。すぐにできることとして原口准教授は、自分の住む地域の地形や標高を「表示」として視覚化することを提案する。

表示するのは、住まいの近くにある川の洪水時や大阪港の満潮の水位。行政が町内会やNPOなどに委託し、地域の大学や地元の小中高校生らも巻き込んで製 作。だれもがわかるようなステッカーにして、すべての電柱に毎年の防災の日、住民の手で新しいものに張りかえる。町全体で取り組むことで、津波や豪雨、高 潮などの際、どこに逃げればいいか住民が意識するようになる、というわけだ。

同時に、高層ビルのいくつかを「津波避難ビル」に決め、企業などが避難者を支援できるよう、水や食料などを備蓄する仕組みづくりも不可欠という。

「堤防や水門などハード面で守れるものには限界がある。自分や家族の命を守るには、居住地の地形を知る。そして防災訓練で災害の進展を適切にイメージできる能力を身につけること」と話す。

原口准教授は、宮城県気仙沼市の要請を受け、3月下旬に気仙沼湾内の被害実態調査を行った。その後約2カ月をかけ、青森県から千葉県まで走行距離約8千キ ロに及ぶ現地踏査を実施。福島原発事故での立ち入り禁止区域以外の津波浸水域を明らかにし、現地の救援・復旧活動に活用されている。その調査結果をまとめ た「東日本大震災津波詳細地図」が9月中旬出版される。

「浸水域を地図上で“面”として認識することで、東日本大震災の被害の甚大さがより分かる」と原口准教授は力を込めた。

【写真説明】「東日本大震災の教訓を50年、100年先に生かせるものにしなければ」と話す原口准教授

(2011年8月30日 08:44

北電やらせ プルサーマル凍結 燃料製造延期第三者委調査へ

(08/29 20:11、08/30 08:49 更新)

記者会見の冒頭で陳謝する高橋賢友常務(左から2人目)ら北電幹部 記者会見の冒頭で陳謝する高橋賢友常務(左から2人目)ら北電幹部写真ニュースへ

北海道電力泊原発(後志管内泊村)3号機のプルサーマル発電計画に関する2008年の道主催シンポジウムで、北電が 社員に推進意見を述べるよう「やらせ」を指示していた問題をめぐり、同社は29日の記者会見でプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の製造を当面 延期すると発表した。これにより、プルサーマル発電の開始時期は13年夏以降にずれ込むことが確実となった。北電は「やらせ」への組織的関与の有無などを 調べる第三者委員会を週内にも設置する。

第三者委員会は3~4人の外部有識者で構成され、問題となったシンポジウムのほか、08年に地元4町村で開かれた4回の意見聴取会についても調査し、9 月末をめどに報告書にまとめる。報告書は道や4町村に提出し、プルサーマル計画を推進する場合は、あらためて地元の意向を確認する方針だ。

「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」に福山雅治の参加が決定!

2011年8月30日
「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」に出演が決まった福山雅治
「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」に出演が決まった福山雅治

9月14日(水)から19日(月)にわたり開催されるロックフェス「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」に、福山雅治の参加が決定した。9月17日(土)、郡山市磐梯熱海スポーツパークの特設会場、風とロックSUPER野馬追メインスタジアムに登場する。

「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」は、福島の復興支援を目的として開催される野外ロックフェス。東日本大 震災による津波、原発事故、度重なる余震、風評など大きな被害を受ける福島を音楽の力で元気にするために、さらに福島の今を世界に発信するために奥会津、 会津若松、猪苗代、郡山、相馬、いわきと福島県を西から東へ1日ずつ会場を変えながら移動していく。松田晋二(THE BACK HORN)、山口隆(サンボマスター)、渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET)、箭内道彦の福島出身4人によるバンド・猪苗代湖ズのほか、著名なアーティストが多数出演。イベントの全利益は福島県災害対策本部に義援金として 寄付される。

福山は、猪苗代湖ズが震災直後に発表したチャリティーソング「I love you&I need you ふくしま」の別バージョンにエレキギターとハーモニカで参加しており、その際に発表した「いつの日か直接福島にお伺いし、皆様に逢いに行ければ」という約 束を果たすと共に、「LIVE福島」の趣旨にも賛同したことから今回の出演決定となった。

「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」
9月14日(水):奥会津 季の郷湯ら里(南会津郡只見町)
9月15日(木):会津若松 鶴ヶ城公園(会津若松市)
9月16日(金):猪苗代 猪苗代湖志田浜(耶麻郡猪苗代町)
9月17日(土):郡山 風とロックSUPER野馬追メインスタジアム(郡山市・磐梯熱海スポーツパーク)
9月18日(日):相馬 相馬光陽ソフトボール場わいわいひろば(相馬市)
9月19日(月):いわき 日産自動車いわき工場(いわき市)
2011年8月30日(火)
復興早く進めて 県内から悲痛な声、1年交代劇に失望も

【写真説明】
仮設住宅で民主党代表選のテレビ中継を見る秋葉勝美さん=29日午後2時32分、北茨城市磯原町
菅 直人首相の後継となる民主党の新代表に野田佳彦財務相が選出された。東日本大震災からの復旧・復興に懸命に取り組む被災地からは、毎年繰り返される首相交 代劇に、うんざり感が漂い、腰を据えた震災対策を求める声が強い。新代表に対しては「(対応を)スピードアップしてほしい」「原発事故をとにかく早く収束 させて」と悲痛な叫びが上がる。■北茨城 被災地を元気に県内で最も大きな被害を受けた北茨城市。テレビで代表選の行方を見詰めた豊田稔市長は「誰がなっても同じとは言わないが…。まあ、期待するしかない」とつぶやいた。豊田市長は復旧・復興を急ピッチで進めるべきこの時期の代表選を疑問視する半面、居座り続けた菅首相の交代によって、震災対策が進むとの期待感もにじませ る。「新首相には間違いなくスピードアップしてもらい、北茨城市を含めた被災地を元気にしてほしい」と強調。一方で、野田氏の増税路線については「今、増 税すれば被災地は吹っ飛んでしまう」と批判した。

津波被害に遭い、同市磯原町の仮設住宅で暮らす秋葉勝美さん(75)は「何で長く続かないのか。1年ぐらいでコロコロ変わってばかりで、いい加減にしてほしい」。政治への失望感は強く「望んでも期待できない」と言葉少な。

東京電力福島第1原発事故の影響をまともに受け、苦境に陥る大津港水産加工協同組合に所属する水産加工業の上神谷光男さん(39)は「補償も何もなく半年近くたつ。切り崩している貯金がいつまで持つか。新しい首相には何とか期待を持ちたい」と話す。

例年ならシラス加工が全盛期を迎える時期だが、今年は水揚げがなく仕事がないのが現状だ。別の水産加工業の男性は「仕事をさせてもらいたい。そのために原発事故を早く収束させて、安全な海にしてほしい」と語った。

■潮来 何してくれるの

震災による液状化現象で、甚大な被害を受けた潮来市の日の出地区。「(国政の)かじを取る人を2、3日で決めることは解せないが、要は誰が代表になってくれても構わない。なった方が何をやってくれるかだ」。50歳代の自営業の男性は力を込めて話す。

自宅も店舗も「大規模半壊」。地区内の道路も復旧には遠く、車が通ればほこりが舞う。「とにかく震災復旧にスピード感がない。特に、ここ数日はまるで政治ゲーム。議員は被災地をどれだけ考えていたのか」。

今後については「増税も、納得できる中でやるなら結構だが…。とにかくトップには、被災地の人が希望を持てることを言ってほしい」と注文した。

ソフトバンク・和田、福島の球児にバス贈る

ソフトバンクの和田は29日、東日本大震災の被災地支援としてマイクロバス1台を福島県高野連に贈る計画を明らかにした。各球団の主力選手に呼びかけてサインやメッセージを書き添える。

福島第一原発事故で、30キロ圏内にある相双地域の球児たちに、練習場への移動に役立ててもらおうと、マイクロバスを思いついた。29人乗りで、約1000万円。

和田の呼びかけに賛同した日本ハム・ダルビッシュや楽天・岩隈、早大の後輩にあたる巨人・越智らがサインする予定で、9月23日にKスタ宮城で贈呈式が行われる。

和田は「復興のシンボルになってほしい。5年、10年たっても、バスを見て震災を思い出してもらえれば」と話している。

(2011年8月30日  読売新聞)

民主新代表に野田氏 原発対応へ注文

2011年08月30日

 民主党の新代表に選ばれた野田佳彦氏に、県内の有権者からは、東日本大震災や福島第一原発事故への素早い対応などを求める声が上がった。代表選で県選出の民主党国会議員は、少なくとも3人が野田氏に投票した。

鹿沼市油田町の畜産農家、菅野谷悟さん(55)は「スピード感のある政治を求めたい。原発に対する補償を促してほしい」と話す。県産牛肉 から国の基準値を超える放射性物質が検出され、価格下落に加えて約3週間の出荷停止に見舞われた。「放射性物質の検査が終われば、全国民に対して政府が 『安全だ』と宣言してくれないと消費に結びつかない。切羽詰まっているから期待ではない。やってもらわないと困る」と注文する。

15ヘクタールの水田でコメを栽培する小山市寒川の菅沼正治さん(63)は「今の農業は利益がなかなか出ず、後継者がいない。新代表には生産現場を見てもらい、農業を育てていける環境を作ってもらいたい」と求めた。

那須塩原市の主婦篠崎美恵子さん(37)は、放射能対策の徹底を求めて市に要望書を提出した市民団体のメンバー。5歳と2歳の母親で、 「那須塩原市も場所によって福島県と同じくらい放射線量が高いので、放射能対策に力を入れてほしい。安心かどうかも、人によって判断が異なるので、国の早 い対応を望みます」と訴える。

「新代表決定をテレビで見ていたが、ときめきがない」と話すのは日光市で旅館を営む新井俊一さん(62)だ。震災後、観光都市・日光も観 光客の減少が著しい。円高は外国人観光客の激減に輪をかけた。「宿泊客は7~8割に戻りつつあるが、紅葉シーズンを迎え、集客はなお厳しい状況にある」と 指摘。「すべての原因は原発事故にある。観光復活へ、東電任せでなく、事故収拾の先頭に立って欲しい」と注文する。(細見るい、人見正秋、服部肇)

朝日新聞は29日、県内選出の民主党国会議員に投票先とその理由を尋ねた。

野田氏に投票したのは3人。富岡芳忠氏は「信念を持って国難にあたってもらえる」として野田氏を選んだ。「現実を直視して財政の問題に真 正面から向かってもらえる」と期待を込める。谷博之氏は1回目の投票先は明かさなかったが、決選投票では野田氏を選んだ。「財源の確保を含め、将来の社会 保障の対応をしてもらいたい」と話した。玉木朝子氏も1回目の投票先は答えなかったが、最終的には野田氏に投票した。

一方、海江田万里氏を選んだのも3人。同氏を推薦した福田昭夫氏は「野田さんは5~10年後に復興大増税、大連立もやると言っていた。反 対だ」と述べ、今後について「党内で議論して考えを変えさせていく」と話した。県連幹事長の石森久嗣氏も海江田氏に投票。「野田さんは財務相として、円高 にどれだけ手を打ってきたか。代表として支えるが、取り組みはしっかり見ていきたい」と注文を出した。田城郁氏は「政権交代時の原点に戻るという点に賛同 した。パンフレットに正規雇用を増やす趣旨のことが書かれていた点も理由の一つ」と説明した。

山岡賢次氏からは回答が得られなかった。

核の恐ろしさ伝え、高津区で原爆展が開催/川崎

2011年8月30日

川崎市高津区の高津区役所で29日、「核兵器廃絶のための高津区原爆展」が始まった。9月2日まで。

原水爆禁止高津区協議会の主催で14回目。原子爆弾が投下された直後の広島や長崎、核実験で被爆した子どもたちの惨状を伝える写真やパネル約50点が並 ぶ。劣化ウラン弾による被爆の可能性があるイラクの赤ん坊や、水爆実験の影響で障害を負ったマーシャル諸島共和国の子どもを紹介するほか、爆発した原子炉100+ 件を写した福島第1原発事故の航空写真も展示している。

同区に住む小学6年生の松木美奈さん(11)は「原爆被害でやけどを負ったのに手当てが間に合わずに亡くなったのは悲惨。戦争や核実験のない世の中になってほしい」と話していた。

午前9時から午後5時まで。入場無料。問い合わせは同協議会事務局電話044(766)3437。

原爆が投下された広島や長崎の惨状を伝える写真やパネルが並ぶ=高津区役所

原爆が投下された広島や長崎の惨状を伝える写真やパネルが並ぶ=高津区役所

増え続ける原発ビジネスのリスクと日本の対応(2)

未来トレンド分析シリーズ

2011年8月30日 07:00
総務政務官 浜田 和幸

福島第一原発の事故 3月11日に発生した東日本大震災と福島第一原発の事故を受け、中国政府は新規の原発建設計画の審査手続きを一時凍結した。と同時に、現在稼働中のすべての原発の安全点検を指示した。
とはいえ、中国政府の説明によれば「福島第一原発の事故は旧式の原発がもたらした事故であり、最新鋭の原発技術を導入している中国では日本で発生したよ うな事故の可能性はない。世界的なエネルギー不足や気候変動に対応するためには、原発は重要な選択肢であり今後も予定通り建設を続ける」とのことである。 今年末までに安全計画をさらに強化し、新規原発の建設承認作業を再開する方針を打ち出しており、さらに原発建設を今以上に加速させる方針も新たに明らかに している。

中国の原子炉は、その大半に外国の技術を導入している。とくに、フランス、カナダ、ロシア、アメリカの原子力発電技術が広く採用されている。しか し最近は中国独自の原子炉開発に積極的に取り組んでおり、すでに5基の国産原子炉が稼働中である。また、現在建設中の28基の原子炉のうち、実に22基は 中国自前の技術で設計された原子炉である。中国では電力の送発電に関しては基本的に国家が関与しており、国の持ち株会社5社が電力会社として電力供給の サービスにあたっている。

原子力発電に限って言えば、これら5大電力会社よりも広東核電集団と中国核工業集団の2社が高い実績を誇っている。ほかの発電事業が、国務院の下 部組織である国家発展改革委員会の監督下にあるのに対し、原子力発電に関しては国務院が全面的な監督官庁と位置付けられている。

さらに中国は、今では自前の原発を海外に輸出するまでになってきた。たとえば、2010年、パキスタンに技術協力を実施。第3世代の原子炉と言わ れるCNP1000の開発も独自に進め、南アフリカ、サウジアラビア、アルゼンチンに売り込みをかけている模様である。中国のセールスポイントは、「フラ ンスのアレヴァ社の誇る第3世代原子炉よりも値段が3割安い」という点である。

(つづく)

≪ (1) 

<プロフィール>
浜田和幸氏浜田 和幸(はまだ かずゆき)
参議院議員。国際未来科学研究所主宰。国際政治経済学者。東京外国語大学中国科卒。米ジョージ・ワシントン大学政治学博士。新日本製鉄、米戦略国際問題研 究所、米議会調査局等を経て、現職。2010年7月、参議院議員選挙・鳥取選挙区で初当選を果たした。11年6月、自民党を離党し無所属で総務政務官に就 任。震災復興に尽力している。

「津波で原発損壊」想定 中電が複合防災訓練(8/30 07:26)

中部電力は29日、浜岡原発(御前崎市佐倉)で毎年9月の防災週間に合わせて実施している防災訓練について、地震・津波と原子力災害が同時発生した複合災害のシナリオを取り入れると発表した。東日本大震災を踏まえた措置。9月1日に実施する。
訓練は東海、東南海、南海地震が発生して県内などで震度7を観測。津波で浜岡原発の設備が大きく損壊し、外部電源と非常用ディーゼル発電機の電源が喪失した―との想定。
水素爆発を起こした東京電力福島第1原発事故をシナリオに反映させて原子炉建屋内に水素が滞留するのを防ぐ訓練に取り組む。原子炉建屋屋上にある災害対策用発電機を使って電源を供給する手順を確認するほか、津波で散乱したがれきを取り除く訓練も実施する。
名古屋市内の本店では複合災害に対応する「統合本部」を設置。浜岡原発をはじめ、被災エリアの火力発電所や関連施設の被害情報を集約し、本部長の水野明久社長が対策を指示する。浜岡原発の被害状況や講じた対応などの情報を発信する流れも確認する。

格納容器内を立入調査 福島第二4号で震災後初

2011/08/30

東京電力は29日、冷温停止中の福島第二原子力発電所4号機で、格納容器内部に作業員を入れた内部調査に着手した。東日本大震災後に、福島第一、第二の全プラントを通じて格納容器内に作業員が立ち入るのは初めてとなる。

格納容器の健全性確認や、内部から目視による配管など各機器が地震による被害がないかを調査する。地震発生時に制御棒の位置検 出機器に不具合が発生していたため、圧力容器底部の機器点検なども行うほか、一時的にHPCS(高圧炉心スプレイ系)の注水を実施したことによる影響など も調べる。

29日午前10時15分から、東電社員と協力企業の作業員ら10人程度が入った。(本紙1面より

発電所タンクに穴 隠蔽、九電 点検データ捏造

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九州電力は29日、石油火力の相浦(あいのうら)発電所(長崎県佐世保市)の燃料タンク点検で、2009年2月、底に穴が開いていたことを隠し、市消防局に虚偽報告していたと発表した。同発電所の社員3人がデータ捏造(ねつぞう)や関係者の口止めを指示するなどしていた。同社のコンプライアンス(法令順守)体制が改めて問われそうだ。

瓜生道明副社長は同日、福岡市の本社で記者会見して謝罪。他の発電所も調査する考えを示した。

九電によると07年10月からの定期点検でタンク(容量3万キロ・リットル)の鉄製底板に直径約5ミリの穴が二つ見つかった。しかし09年2月、 消防法に基づいて消防局に報告した書類では、穴が開いた部分の厚さを本来はゼロとしなければならないのに2・1ミリと記入。補修の許可を受け、底板を取り 換えた。

点検は子会社を通じて検査業者に委託しており、同発電所の係長級社員がデータ捏造を指示し、委託先の4~5人に口止めしていた。課長級社員も容認。しかし今年6月22日に内部告発の封書で発覚した。

(2011年8月30日  読売新聞)
8月30日のながさきニュース
長崎新聞

九電相浦発電所の燃料タンクに穴、隠ぺい 工事業者に口止め

九州電力(福岡市)は29日、相浦発電所(佐世保市光町)の燃料油タンクの内部点検で底部2カ所に直径5ミリほどの穴を発見したことを隠して市消防局に結果を報告、さらに底板の測定をした工事業者に穴の存在を口外しないよう口止めしていたことを明らかにした。

同市役所で会見した久富洋一同発電所長らによると、穴があいたタンクは同発電所の6基のうちの1基で1972年に設置。直径約47メートル、高さ約20メートルの円柱形で、発電用の原油を貯蔵。底板は通常8ミリの鋼板97枚が張り合わされている。

同発電所は2007年10月~09年7月、7年に1度の定期保安検査や補修工事を実施。08年12月の調査では、腐食により底板7枚で補修基準の厚さ4・4ミリを下回る部分が見つかり、穴も2カ所発見。油漏れはなかったという。

同局に対しては、底板の全面張り替えを求められることを心配して穴の存在を報告せず、測定業者も口止めしたとしている。底板の薄くなった部分と穴は張り替えなどの補修を09年5月までに済ませた。

今年6月に内部告発文書が本社に届き、聞き取り調査で判明。同発電所の当時の補修グループ長、副長、工事担当者の3人が関与したという。

同社は火力発電本部内に対策委員会を設置したとし、久富所長は「不適切な行為が二度と起こらないよう努めたい」と述べた。

東電に9456万円請求へ 風評被害含まず

2011年08月30日

 福島第一原子力発電所の事故の影響で県産茶の一部から国の基準(1キロあたり500ベクレル)を上回る放射性セシウムが検出された問題で、損害賠 償対策県協議会(会長・夏目善宇(よしいえ)JA静岡中央会会長)は29日、静岡市内で会合を開き、第1回として、約9456万円を東京電力に請求するこ とを決めた。今後も随時、請求を重ねていくという。

今回の対象は、出荷自粛要請によって直接的な損害を受けた生産者と、その茶葉を仕入れた茶商ら業者に限定して算出した。生産者は静岡市藁 科地区の6工場と同市庵原地区の1農家、JA静岡市の計8団体で約3114万円。業者は茶商16社と静岡茶市場の計17団体で約6342万円。茶葉の回収 や二番茶の操業中止による損失、検査費など、事故がなければ生じなかった損失や出費分で、他地区にも及んだ風評被害に伴う損失は含まれていない。

31日に夏目会長らが東電本社で、早期の全額賠償を求める。

被曝量限度下げ「秋メド結論」 厚労省

2011/8/30 13:37

 福島第1原子力発電所で緊急作業に従事する作業員の累計の被曝(ひばく)量の限度を厳しくすることについて、細川律夫厚生労働相は30日 の閣議後の記者会見で「秋には一定の結論を出す」との見通しを示した。現在は同原発内での緊急作業に限り、限度を250ミリシーベルトに引き上げている状 態で、これを事故前の100ミリシーベルトに戻す。

 事故収束に向けた東京電力の工程表で、第2段階(ステップ2)が終わる来年1月ごろに実際の引き下げを行う方針。東電は来年1月までに原子炉を「冷温停止」状態にする目標を掲げており、厚労省は「この目標が達成されれば作業の緊急性は低下する」と判断した。

福島第1作業員のベータ線被曝、3人目は計画線量以下

2011/8/30 12:39

 東京電力は30日、福島第1原子力発電所の作業員が計画線量を超えるベータ線を被曝(ひばく)した問題で、調査中だった3人目の作業員の 被曝線量が1.1ミリシーベルトだったと発表した。計画線量は15ミリシーベルトで、超過したのは3人のうち2人だった。緊急時に皮膚に受けてよいとされ る限度値の1千ミリシーベルトを大幅に下回るが、念のため医師の診察を受ける。

 3人の作業員は汚染水処理システムの淡水化装置で部品を交換していた。

作業員の被曝量限度、秋には本来の量に…厚労相

細川厚生労働相は30日の閣議後記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の緊急作業に当たっている作業員の被曝(ひばく)線量について、特例で250ミリ・シーベルトに引き上げている限度を本来の100ミリ・シーベルトに下げる方針を明らかにした。

細川厚労相は「どこの放射線量が高いのかを検証した上で限度を下げなくてはいけない。秋には一定の結論を出さなければならない」と述べた。

厚生労働省は3月、原発事故の復旧作業を進めるため限度を引き上げた。東京電力によると、3月の作業では103人が100ミリ・シーベルトを超えたが、4、5月は1人も超えなかった。

(2011年8月30日12時25分  読売新聞)
作業員被ばく量限度 戻す方針
8月30日 12時11分 動画あり

東京電力福島第一原子力発電所で緊急作業に当たっている作業員の、累計の被ばく量が100ミリシーベルトを下回っているため、厚生労働省は、作業員の被ばく量の限度を、ことし秋までに、250ミリシーベルトから本来の100ミリシーベルトに戻す方針を決めました。

これは、30日の閣議後の記者会見で、細川厚生労働大臣が明らかにしました。原発事故の際に緊急作 業を行う作業員の被ばく量の限度について、厚生労働省は、累計で100ミリシーベルトと定めていますが、福島第一原発に限っては、作業時間を十分に確保す るため、特例として限度量を250ミリシーベルトまで引き上げています。厚生労働省によりますと、3月に起きた福島第一原発の事故直後から働き始めた作業 員のうち、これまでに103人の被ばく量が累計で100ミリシーベルトを超えていますが、4月以降に働き始めた作業員はすべて100ミリシーベルトを下 回っているということです。このため、厚生労働省は、被ばく量の限度を引き下げても差し支えないとして、本来の上限である100ミリシーベルトに戻す方針 を決めました。細川厚生労働大臣は「秋ごろまでには本来の基準に戻したい」と話しています。

【原発】作業員3人が想定以上の被ばく 警報は…(08/29 23:21)

福島第一原発の汚染水処理システムで作業していた東京電力の社員3人が、その日の作業で想定していた被ばく線量を超えていたことが分かりました。線量計の警報は鳴ったとみられています。

被ばく量は17.1ミリシーベルトと23.4ミリシーベルトで、残る1人は確認中です。線量計の警報は15ミリシーベルトに設定されていて、3人は警報が 鳴ったことに気づいていたとみられています。3人は28日午前、汚染水処理システムの淡水化装置でフィルターの交換作業を行いましたが、このうち2人は、 処理を終えた汚染水に手首まで入れていたということです。2人は、手袋を2、3枚重ねて着用していました。緊急時の皮膚の被ばく線量は1000ミリシーベ ルトが限度と法律で定められていて、今のところ健康状態に異常はありませんが、念のため専門医の診察を受ける予定だということです。東京電力では、作業前 に想定した被ばく線量を超えたかどうかは本人が管理する仕組みで、3人は翌日に申告してきたということです。

国基準クリアでも除染、教育長「不安な線量なら」…茨城

福島第一原発の事故による学校施設の放射能汚染について、小野寺俊・茨城県教育長は26日、夏休み中に県立学校全校の放射線量調査を実施した上で、「高い数値が出れば除染にも柔軟に対応したい」と述べた。

県教育庁は今月、県立高校101校、特別支援学校21校の2回目の放射線量調査を実施、既に35校で調査を終えた。6月の第1回調査は校庭の四隅 と中央部の計5地点で、特別支援学校は高さ50センチと1メートル、高校は同1メートルを測定し、平均値を出した。今回は放射性物質がたまりやすいとされ る雨どいや側溝なども対象。

調査済みの35校では、除染が必要な学校はなかったとしているが、小野寺教育長は「やや高い値も出ている。高い値が出れば除染しようと思ってい る」と述べた。除染は文部科学省が示した毎時1マイクロ・シーベルトが基準だが、「0・9マイクロ・シーベルトでも0・8マイクロ・シーベルトでも、不安 を感じる値なら柔軟に対応したい」と、基準値未満でも除染する考えを示した。

6月の調査では、特別支援学校は霞ヶ浦聾が最も高く毎時0・518マイクロ・シーベルト(高さ50センチ)、高校は竜ヶ崎南の毎時0・354マイクロ・シーベルト(同1メートル)だった。

一方、放射線量を独自に測定している県高等学校教職員組合は25日、霞ヶ浦聾、土浦養護、美浦養護、伊奈養護の特別支援学校4校の芝生を張り替えるよう県教育委員会に申し入れた。芝生地表面での値が毎時0・4~0・54マイクロ・シーベルトと比較的高かったとしている。

(2011年8月29日  読売新聞)

原発作業、被ばく限度引き下げへ 厚労相「秋に結論」

厚生労働省は30日、東京電力福島第一原発事故の緊急作業に当たる作業員の被ばく線量限度について、特例として 引き上げていた250ミリシーベルトから本来の100ミリシーベルトへ、秋にも引き下げる方針を決めた。細川律夫厚労相は記者会見で「秋にも一定の結論を 出さないといけない」と話した。

厚労省は事故収束に向けた工程表で冷温停止を目標にした「ステップ2」に入ったことを前提に、実際の作業で被ばくする線量を検証した上で、限度の引き下げを実施する。

厚労相は「いつまでも緊急時のままの250ミリシーベルトでいいか、検討しなくてはいけない」と指摘した。

2011/08/30 13:24   【共同通信]

原発作業、被ばく限度引き下げへ 厚労相「秋に結論」

厚生労働省は30日、東京電力福島第一原発事故の緊急作業に当たる作業員の被ばく線量限度について、特例として 引き上げていた250ミリシーベルトから本来の100ミリシーベルトへ、秋にも引き下げる方針を決めた。細川律夫厚労相は記者会見で「秋にも一定の結論を 出さないといけない」と話した。

厚労省は事故収束に向けた工程表で冷温停止を目標にした「ステップ2」に入ったことを前提に、実際の作業で被ばくする線量を検証した上で、限度の引き下げを実施する。

厚労相は「いつまでも緊急時のままの250ミリシーベルトでいいか、検討しなくてはいけない」と指摘した。

2011/08/30 13:24   【共同通信】

福島第1原発事故 汚染水処理システムで男性作業員2人が想定を上回る被ばく

福島第1原発の汚染水処理システムで28日、男性作業員2人が、予定を上回る被ばくをしていたことがわかった。
東京電力によると、汚染水浄化システムのうち、塩分を取り除く淡水化装置で、フィルターの交換作業をしていた男性2人が、それぞれおよそ17ミリシーベルト(mSv)、23ミリシーベルトと、当初想定していた15ミリシーベルトを上回る被ばくしていたことがわかった。
今のところ、この2人に健康上の異常は見られないという。
東京電力では、一緒に作業をしていたもう1人の30代男性についても、被ばく量を調べるとともに、作業の手順などに問題がなかったか調査することにしている。(08/30 11:04)

東電作業員3人、福島原発でベータ線被曝

東京電力は29日、福島第一原子力発電所の作業員3人が計画外のベータ線被曝(ひばく)をしたと発表した。

3人はいずれも東電社員の男性で、28日朝、汚染水処理装置で浄化した水の塩分を取り除く装置のフィルターを交換する作業をしていた。

(2011年8月30日10時17分  読売新聞)

東電作業員3人、福島原発でベータ線被曝

東京電力は29日、福島第一原子力発電所の作業員3人が計画外のベータ線被曝(ひばく)をしたと発表した。

3人はいずれも東電社員の男性で、28日朝、汚染水処理装置で浄化した水の塩分を取り除く装置のフィルターを交換する作業をしていた。

(2011年8月30日10時17分  読売新聞)

急性白血病で作業員死亡 福島第1原発に従事「作業との因果関係なし」

2011.8.30 13:17

 東京電力は30日、福島第1原発の復旧作業に当たっていた40代の男性作業員が急性白血病で死亡したと発表した。この作業員の被ばく線量は0・5ミリシーベルトで、東電は「医師の診断によると作業と死亡の因果関係はない」と説明している。

東電によると、男性は8月上旬から1週間、放射線管理などの業務に従事。体調不良を訴え診察を受けたが、その後死亡した。内部被ばくはゼロだった。就労前の健康診断では問題がなかったという。16日に元請け企業から東電に連絡があった。

東電によると、急性白血病に関する厚生労働省の労災認定基準は年間5ミリシーベルト以上の被ばく、1年間の潜伏期間などがある。この男性の福島第1原発で の作業は、基準に達しないという。同原発の作業に従事する以前の職歴については分かっていないが、東電は「これ以上調査する予定はない」としている。

作業員が急性白血病で死亡=収束工事「因果関係なし」―東電・福島原発

2011年8月30日13時6分

東京電力は30日、福島第1原発事故の収束作業に従事した40代の男性が、急性白血病で死亡したと発表した。同原発での被ばく放射線量は累計で0.5ミリシーベルトで、東電は「収束作業との因果関係はない」としている。

東電によると、男性は8月上旬から7日間、同原発で休憩所の出入りや放射線量を管理する業務に従事。勤務を終えた後に体調を崩して入院し、東電は16日に死亡の報告を受けた。

勤務前の健康診断で異常はなかったという。被ばく量のうち、内部被ばくはゼロだった。

[時事通信社]

協力企業男性、白血病で死亡…東電「関連ない」

東京電力は30日、福島第一原子力発電所で8月上旬に7日間作業に従事した協力企業の40歳代男性が、急性白血病で死亡したと発表した。

同発電所内の休憩所の出入り口で、放射線量管理などの作業に当たっていた。作業中の被曝量は外部被曝で0・5ミリ・シーベルト、内部被曝はゼロで、東電は「福島第一での作業と白血病との関連はない」としている。福島第一原発以前の職歴は不明という。

(2011年8月30日12時58分  読売新聞)

作業員が急性白血病で死亡=収束工事「因果関係なし」-東電・福島原発

 東京電力は30日、福島第1原発事故の収束作業に従事した40代の男性が、急性白血病で死亡したと発表した。同原発での被ばく放射線量は累計で0.5ミリシーベルトで、東電は「収束作業との因果関係はない」としている。
東電によると、男性は8月上旬から7日間、同原発で休憩所の出入りや放射線量を管理する業務に従事。勤務を終えた後に体調を崩して入院し、東電は16日に死亡の報告を受けた。
勤務前の健康診断で異常はなかったという。被ばく量のうち、内部被ばくはゼロだった。(2011/08/30-12:38)

東日本大震災:赤城大沼などのワカサギ漁自粛、県要請 放射性物質規制値超え /群馬

 県は29日、赤城大沼(前橋市)で22、23日に採取したワカサギから、放射性セシウムが暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える同 640ベクレル検出されたと発表した。これを受けて県は、赤城大沼を含む県内17湖沼の漁業協同組合に漁の自粛を要請した。ワカサギ釣りを観光資源として いる赤城大沼や榛名湖(高崎市)は、9月1日に予定していた解禁日を延期する。自粛が長引けば湖畔の観光業に大きな打撃を与える可能性がある。

県によると、ワカサギ漁自粛は福島県に続き2例目。赤城大沼のワカサギは個体量が少なく、商業用に採取されていないため流通していない。セシウムを摂取した微生物をワカサギが食べ、食物連鎖を通じて生物濃縮されたとみられる。

赤城大沼については食用魚(ワカサギ、ウグイ、コイ、マス)の漁をすべて自粛し、その他の16湖沼はワカサギ漁だけが自粛の対象。地形や水系で県 内を9地域に分けて再検査し、赤城大沼(1地域)は3回連続で暫定規制値を下回った場合に自粛解除、その他の8地域は検査結果に応じて県が解除するか判断 する。

赤城大沼漁協の青木泰孝組合長は「観光業としては大打撃。補償請求も考える」と話している。【鳥井真平】

毎日新聞 2011年8月30日 地方版

ワカサギから放射性セシウム=赤城山の大沼―群馬県

2011年8月29日23時6分

群馬県の有名観光地の赤城山・大沼(前橋市)のワカサギから、国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える640ベクレルの放射性セシウムが検出されたと県が29日、発表した。

県は安全性が確認されるまで、県内17カ所の湖や沼でのワカサギ釣り自粛や解禁日の延期を要請した。大沼では食用になるウグイやコイ、マス類も自粛の対象とした。

水産庁によると、福島県以外で、淡水の魚から基準値を超える放射性セシウムが検出されたのは初めて。

[時事通信社]

http://4.bp.blogspot.com/-R9P5BBm6m7M/TgG_kMRYSZI/AAAAAAAAD68/JjGMLj40zAI/s1600/%25E3%2583%2594%25E3%2582%25AF%25E3%2583%2581%25E3%2583%25A3%2B54.png

http://1.bp.blogspot.com/-63722u3GnXM/TgG_b_mWwlI/AAAAAAAAD60/6OhgIBkA1YQ/s400/%25E3%2583%2594%25E3%2582%25AF%25E3%2583%2581%25E3%2583%25A3%2B57.png

空間放射線量1時間0.1マイクロシーベルト以下を!

0.6マイクロシーベルト/時 までは、グレーゾーン。

0.6マイクロシーベルト/時 以上は、緊急時。

1年1ミリシーベルトは、「誰でも」「どこでも」「安心」のコンセンサス

食品は,ベクレルをミリシーベルトに変換して判断。
放射性ヨウ素は50で割り、放射性セシウムは100で割って1年間のミリシーベルトに換算。プルトニウムは4で割る。
(中山幹夫教授http://savechild.net/?p=2308
(発表される放射線量のベクレルはⅠkg当たりですので 食べる量に換算することが必要。
たとえば、放射性セシウム200ベ クレル/kgの食品を毎日500g食べるとすると、100ベクレル。セシウムなので100で割って、年間1ミリシーベルト相当になる。)
空間放射線量、食品すべてを含めて年間1ミリシーベルトまでは浴びてよいという国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告が安全というコンセンサスです。
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2011年6月22日水曜日

事故後10年後までに小児甲状腺ガンが事故前の100倍(チェルノブイリから400kmベラルーシ)、その後小児ガンは減少して20年後、低被曝の牛乳・ 小麦粉を摂取し続けた大人、中年の甲状腺ガン増加、急性白血病発症。立ち入り禁止区域外のセシウム汚染でも(チェルノブイリから130kmカリンコビッ チ)

http://www.youtube.com/watch?v=bEbKoA_32FA

 

チェルノブイリ原子力発電所事故(1986年4月26日にソビエト連邦(現:ウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電所4号炉で起きた原子力事故。

時刻: 19:08
ラベル:

原発作業員が白血病で死亡「因果関係なし」

< 2011年8月30日 14:23 >

「東京電力」は30日、福島第一原子力発電所の男性作業員が今月上旬に急性白血病で死亡したと発表した。

死亡したのは40歳代の 作業員で、今月上旬に7日間、福島第一原発の休憩所の出入りや放射線量を管理する作業を行っていた。男性の被ばく線量は累計で0.5ミリシーベルト、内部 被ばくはなかったという。男性は、勤務を終えた後に体調を崩して入院し、東京電力は元請け企業から、今月16日、男性が死亡したという報告を受けたとい う。

今回の原発作業との因果関係については「元請け企業から、『医師の診断で因果関係がない』と聞いている」ということで、東京電力は、プライバシーの問題があるため、これ以上、調べる予定はないと説明している。

大田原

県北3市町も不検出 コメ放射性物質予備検査

(8月30日)

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県農政部は29日、2011年産の県産米モニタリング検査の予備検査(収穫前検査)で、大田原市、那須塩原市、那須町、西方町の玄米から放射性物質は検出されなかったと発表した。

西方町は24日、大田原市、那須塩原市、那須町は26日に玄米のサンプルを採取した。対象は旧市町村単位ごとに大田原11カ所、那須塩原8カ所、那須町4カ所、西方町1カ所の計24カ所。玄米は県農業試験場などで検査した。

大田原、那須塩原、那須の3市町は9月5日に本検査(収穫後検査)を実施する予定。結果は7日にも判明する見通しで、国の基準値を下回れば農家への出荷や販売の待機要請が解除される。

3~4月に実施した水田土壌調査では、那須塩原市で3130ベクレル、大田原市で2014ベクレルを検出するなど、県北を中心に放射性セシウムが高い傾向があった。

このため同部は今回のコメ検査では、サンプル採取地を旧市町ごとに増やすなどして調査している。県内のコメからはこれまで放射性物質は検出されていない。

4市町の予備検査地点(旧町村)は次の通り。

大田原市(大田原町、親園村、野崎村、佐久山町、金田村、西那須野町、湯津上村、黒羽町、川西町、須賀川村、両郷村)▽那須塩原市(黒磯町、鍋掛 村、東那須野村、高林村、西那須野町、狩野村、塩原町、箒根村)▽那須町(那須村、伊王野村、芦野町、鍋掛村)▽西方町(西方村)

那須塩原

那須塩原、日光で基準値超続く 大田原はわずかに下回る ごみ焼却灰の放射性物質濃度

(8月30日)

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那須塩原市、日光市、那須地区広域行政事務組合の3カ所のごみ焼却施設の焼却灰から国の暫定基 準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、2市の焼却施設は8月の測定でも国の暫定基準値(1キログラム当たり8千ベクレル)を超える放射性セシウ ムが検出されたことが29日、分かった。

那須塩原市が那須塩原クリーンセンターで8月12日に集めた飛灰は5万7400ベクレルと、7月12日に集めた飛灰の4万8600ベクレルを上回った。

日光市がクリーンセンターで8月8日に集めた飛灰は1万4110ベクレル。7月の測定値は1万6050ベクレルだった。

那須地区広域行政事務組合が8月18日に広域クリーンセンター大田原で集めた飛灰は、7640ベクレルと基準値を下回った。同組合は最終処分場の周辺住民の理解を得てから焼却灰を埋め立てる方針で、一時保管を続けている。

東日本大震災:セシウム汚染牛肉、約13キロを販売--さいたまのスーパー /埼玉

 さいたま市は29日、国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を上回る640ベクレルの放射性セシウムが検出された福島県産の牛(個体識別 番号12508-80527)の肉約13キロが、5月にさいたま市緑区のスーパーでサーロインステーキ用などとして販売されていたと発表した。市食品安全 推進課は「数回食べたとしても健康への影響は心配ない」と説明している。【大谷津統一】

毎日新聞 2011年8月30日 地方版

出荷停止解除受け牛肉の検査開始 (2011年08月30日 12:25 更新)

県産牛の出荷再開に向けた放射性物質の検査が、盛岡市内の検査機関できょうから本格的に始まりました。
この検査は出荷停止解除の措置を受けて行われるもので、県から委託を受けた岩手県医薬品衛生検査センターでは、きのう搬入された肉牛、54頭分の検査が始 まりました。検査は放射性物質が沈着しにくい脂肪を取り除き、およそ1キロの赤身を詰めた容器を、放射性物質のセシウムやヨウ素を測定できる分析機器に入 れます。1回につき16分ほどで結果がわかりますが、きょうの最初の検査では放射性物質は検出されませんでした。分析機器は2台あり、1日に50頭から 55頭分の検査が行われ、その都度、県に報告されることになっており、キロあたり100ベクレル以上の放射性物質が検出された場合は、精密な検査が行われ ます。そして、あすから国の暫定基準値500ベクレルを下回った牛肉だけが出荷されます。

ページ更新時間:2011年08月30日(火) 12時11分
■ 「土壌濃度マップ」、文科省が公表

文部科学省は福島第一原発周辺の土壌に、放射性セシウムがどの程度含まれているかを示す「土壌濃度マップ」を公表しました。

「土壌濃度マップ」は、原発から100キロ圏内の土壌に放射性セシウム134と137が、どの程度含まれているかを示すもので、文科省などが今年6月から7月にかけ、およそ2200か所で地表から5センチの土を分析しました。

セシウム137の濃度が最も高かったのは、福島県大熊町の1平方メートルあたりおよそ1545万ベクレルで、浪江町や双葉町でも高い値が確認されたほか、原発の北西方向に高い濃度の地点が広がっていることが分かります。

セシウム137の半減期はおよそ30年で、住民が帰宅できない期間が長引くことも懸念され、高木文部科学大臣は、「濃度の高い地点については特別な対策を講じなければならない。早急に除染作業に取り組む」としています。(30日11:28)

東日本大震災:焼却灰からセシウム 3施設、煙突内で基準超え /栃木

 県は29日、県内の家庭ゴミなどを処理する一般廃棄物焼却施設3カ所の焼却灰から、国が一時保管を求める基準(1キロあたり8000ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したと発表した。

県廃棄物対策課によると6月27日~7月29日に県内18施設でサンプルを採取。うちクリーンセンター(日光市)=1万6050ベクレル▽那須塩 原クリーンセンター(那須塩原市)=4万8600ベクレル▽広域クリーンセンター大田原(大田原市、那須地区広域行政事務組合運営)=1万3580ベクレ ル--と、3施設で基準超えの放射性物質が検出された。

基準超えはいずれも煙突内で、煤じんを処理する装置で出た「飛灰」から。1日3トン程度出るという。主灰から基準値超えが出た施設はなかった。

3施設では、国の指針に従い、ドラム缶やビニール製の袋に入れて各施設内で保管。「クリーンセンター大田原」では、22日現在で210トンを保管しており、施設を圧迫している。

8000ベクレル超えの埋め立て方法について、国は処分方法の方針を定めていない。同課の担当者は「県内外で処分できる場所を探すが、早急に指針を提示してほしい」と話している。【泉谷由梨子】

毎日新聞 2011年8月30日 地方版

民主党代表選:代表に野田氏選出 薄い印象、願いは切実 /群馬

 民主党の新代表に野田佳彦財務相が選出された29日、県内の農家からは「脱原発路線」の継続を求める声が上がる一方、「存在感が薄い」として指導 力を疑問視する意見が相次いだ。県内には農畜産業に限らず切実な課題が多く、建設計画がストップしている八ッ場ダム予定地の地元住民は生活再建策の提示を 求め、中小企業の経営者は「産業空洞化に歯止めをかける政策が必要」と訴えた。

 ◇福島事故補償しっかりと 脱原発継続に期待も

●農畜産業

東京電力福島第1原発事故の影響を大きく受けた農家の間では、民主党政権の震災対応に不満がくすぶる一方、野田代表について「印象が薄い」などの声のほか脱原発路線の継続を求める声が上がった。

渋川市内の農業の男性(79)はホウレンソウの出荷停止で約50万円の被害を受け、「野菜が安全でないという風潮が広がり、農家の信用がなくなっ てしまった」と嘆く。震災対応は野田代表にバトンタッチされるが「誰が首相になっても同じだ」と話し、政治不信を募らせている。

同市北橘町で肉牛100頭を飼育している諸田重雄さん(56)は、放射性セシウム汚染で取引額が例年の半値になったという。「民主党は対応が遅い。野田代表は印象が薄いが、補償だけはしっかり対応してほしい」と話した。

一方、脱原発を訴える高崎市有機農業者連絡協議会の田島三夫会長は「野田代表は菅直人首相が示した脱原発路線を大事にして国民の思いをくみ取って ほしい」と期待。脱原発を掲げる「原子力発電を考える群馬の会」の樋口和彦代表は「世論が脱原発に傾いている状況で、逆行することは許されない」と語っ た。【鳥井真平】

 ◇生活再建策示せ 前原氏落選には安堵

●八ッ場ダム

八ッ場ダムの地元、長野原町の高山欣也町長は、建設中止を宣言した前原誠司元国土交通相が代表に選出されなかったことを受け、「ほっとした」と安 堵(あんど)の様子。野田代表については「財務相を務めた人なので、コストを重視してダムの必要性を評価し、建設を推進してくれるのではないか。菅政権の 反省点を生かして国民の声をよく聴き、落ち着いた政権運営をしてほしい」と述べた。国交相については現職で事情を知る大畠章宏氏の留任を望んだ。

一方、水没予定地の川原湯温泉で食堂を営む水出耕一さん(57)は「野田代表は公共事業やマニフェストへの対応方針がはっきりしないし、特に印象 がない」。民主党がダム中止を宣言してから2年間、売り上げは落ち続けているといい「住民の生活を立て直すための施策を考えてほしい」と話した。【奥山は るな】

 ◇空洞化歯止めを 産業支援・金融政策急げ

●製造業

中小企業が集積する太田市。金型製造会社を経営する男性(62)は「大震災以降、部品の調達や節電など血のにじむような努力を積み重ねてきた。民主党は政局争いをやめ、モノづくりの現場が空洞化する前に、現実的な産業支援や金融政策を急いでほしい」と注文をつけた。

同市の産業の中核になっている富士重工業は、大震災から立ち直って10月以降のフル稼働を目指している。太田商工会議所によると、下請けの多くは フル稼働に合わせ「電力の安定供給」を強く求めているという。円高や世界的な株安などの不安要素もあるが、同商議所中小企業相談所は「モノづくりに必要な のは安定した電力。電気料金の値上げなど不安材料もあるが、政治は産業振興に取り組んでほしい」と訴えている。【亀井和真】

毎日新聞 2011年8月30日 地方版

土壌汚染地図を作成=34地点で高濃度セシウム―HPで公表・文科省

2011年8月30日13時6分

文部科学省は30日までに、東京電力福島第1原発から半径100キロ圏内の土壌に含まれる放射性セシウムの濃度地図を作成した。最も高かったのは、原発 のある福島県大熊町の採取地点で、1平方メートル当たり約2946万ベクレル(セシウム134と137の合計)。原発の北西方向約30キロに、濃度の高い 地点が広がっていた。地図は同日午後、同省のホームページで公開。今後の除染作業や住民の被ばく線量把握などに活用する。

文科省は研究機関や企業などの協力を得て、6月6~14日と、同27日~7月8日の間に調査を実施。原発から80キロ圏内は2キロ四方、80キロ圏外は 10キロ四方の区画に分け、それぞれの区画から5カ所ずつ、計約2200地点で地表から深さ5センチの土を採取し分析、結果を地図上に示した。

[時事通信社]

(8/30)鳥取県産牛肉に「放射性物質の検査済みシール」 安全性PR

畜産家や販売業者で組織する鳥取県牛肉販売協議会は小売店で販売する県産牛肉に含まれる放射性物質のセシウムが国の暫定規制値を下回ることを示 す「検査済みシール」を作製した。鳥取県は県産牛肉の全頭検査を実施しており、検査で安全性が確認されていることをアピールして県産牛の風評被害防止につ なげる。

シールはオレンジ色の楕円形で「放射性物質(セシウム)簡易検査済」と表示。県内唯一の食肉処理場「県食肉センター」(大山町)で処理した牛肉のみを対象に、同協議会が食肉卸売業者を通じて小売店に配布する。(鳥取)

[2011/8/30付 日経産業新聞]

農地土壌の放射性物質濃度分布図の作成について

農林水産省は、平成23年度科学技術戦略推進費「放射性物質による環境影響への対策基盤の確立」により、福島県及びその周辺の地域を対象に、農地土壌の放射性物質濃度分布図を作成しました。

作成の目的

この度の東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い、福島県を中心に広範囲の農地が放射性物質に汚染された状況にあります。
こうしたなかで、農地の除染など今後の営農に向けた取組を進めるためには、農地土壌がどの程度放射性物質に汚染されているかを把握することが必須です。
このため、農林水産省は、環境モニタリングの中心的な機関である文部科学省及び宮城県、福島県、栃木県、群馬県、茨城県並びに千葉県と連携・協力して、平 成23 年度科学技術戦略推進費「放射性物質による環境影響への対策基盤の確立」により、農地土壌の放射性物質濃度分布図(農地土壌濃度分布図)を作成しまし た。

農地土壌濃度分布図の作成機関

農地土壌濃度分布図については、農林水産省が独立行政法人農業環境技術研究所に委託して作成しました。農地土壌の採取については宮城県、福島県、栃木県、群馬県、茨城県及び千葉県の6県、農地土壌の分析については民間の2分析機関の協力を得ました。

農地土壌濃度分布図の作成の詳細

農地土壌濃度分布図は、以下の手順に従い作成しました。

1 対象区域

宮城県、福島県、栃木県、群馬県、茨城県及び千葉県の6県の区域を対象としました。

2 調査地点

福島県では約360 地点(警戒区域を含む)、他の5県では計約220 地点の総計約580 地点を調査地点としました。
この調査地点には、本年3月下旬から4月にかけて水田土壌を中心に各県が緊急的に実施した農地土壌調査の地点など、農地土壌濃度分布図の作成を開始した5月末以前に調査が行われた地点も含まれています。

3 農地土壌の採取

放射性物質濃度の測定に用いる農地土壌の試料は、調査地点ごとに一つのほ場から採取しました。具体的には、ほ場での平均的な値を得るため、ほ場に対 角線を引きその交点1点、対角線の交点と各頂点との中点4点の計5箇所から、放射性物質が耕起によってかくはんされる深さや農作物が根を張る深さを考慮し て、ほ場が水田の場合は地表面から約15cm、畑の場合は最大約30cm の土壌を採取しました。
採取した5点の土壌試料は、一つのビニール袋に入れてよく混合しました。

4 分析の対象核種

ゲルマニウム半導体分析装置を用いて放射性セシウム(Cs-137、Cs-134)の濃度を測定しました。
農地土壌濃度分布図では、Cs-137 とCs-134 の濃度の合計を表示しました。

5 分析値の補正

分析に使用した農地土壌の試料については、その採取時期が分散しているため、放射性セシウムの減衰量を考慮し、基準日(6月14日)を設定して実測値を補正し、それを農地土壌濃度分布図に表示しました。
なお、基準日は、文部科学省が平成23 年度科学技術戦略推進費「放射性物質による環境影響への対策基盤の確立」により作成する「土壌濃度マップ」において設定している基準日と同じ日に設定しました。

6 地図上での農地土壌濃度の表示

 地図上に、農地土壌の調査地点とその地点で採取した農地土壌の放射性セシウムの分析値(補正後)を表示しました。

7 空間線量率からの農地土壌の放射性物質濃度の推計

今回、調査した結果、農地土壌の放射性セシウム濃度と農地上の空間線量率との間には一定の相関関係が見出されました。これに着目して、福島県を対象 に、空間線量率から農地土壌の放射性セシウム濃度を推計する回帰式を作成し、この回帰式を使って調査地点以外の農地土壌の放射性セシウム濃度を推計し、地 図に表示しました。
なお、回帰式により推計した放射性セシウム濃度の値と実測値との間には、相当の誤差が生ずる場合があることから、推計値を示した地図は参考情報として示しました。

8 農地土壌の放射性セシウム濃度の範囲の設定

農地土壌濃度分布図では、濃度分布の傾向を表わすため、濃度に応じて5段階に範囲を区切り、 段階ごとに色別けして農地土壌の放射性セシウム濃度を表示しました。
濃度の範囲を設定するに当たっては、調査地点全体での放射性物質濃度の最高値(約28千 Bq/kg)、稲の作付制限対象区域を設定する際の基準(5,000Bq/kg)及び濃度の値の桁数(1,000、10,000)等を勘案しました。

農地土壌濃度分布図について

農地土壌濃度分布図の作成により、東京電力福島第一原子力発電所周辺地域における農地土壌の放射性物質濃度の分布は、これまでのモニタリング調査や航空機モニタリングで得られた空間線量率の分布とほぼ同様の傾向を示すことがわかりました。
また、農作物が根を張る深さなどを考慮して土壌を採取・分析したことにより、営農上参考となる濃度の分布の傾向が明らかになりました。
加えて、福島県を含む6県を対象にして調査を行ったことにより、広域での農地土壌の放射性セシウム濃度の分布の概況が明らかになるとともに、今後の除染手法の選択など対策の検討に資する情報が得られました。

今後の取組

農地土壌濃度分布図において高い濃度を示した調査地点の周辺の地域等については、今後の除染手法の選択など対策の検討に資するよう、二次補正予算に より現在の調査地点を大幅に拡大(約3000地点)して放射性セシウム濃度を測定し、濃度分布を精緻に把握することとしています。
併せて、農地土壌の放射性セシウム濃度を推計値で示した地図について、福島県以外の県についても順次作成することとしています。

参考

8 月30日(火曜日)付プレスリリース「文部科学省による放射線量等分布マップ(放射性セシウムの土壌濃度マップ)の作成について」

http://radioactivity.mext.go.jp/ja/distribution_map_around_FukushimaNPP/
(注)文部科学省では、住民の被ばく線量等を評価する観点から、未かくはんの土壌のうち、農地以外の土壌を対象に地表面から5cm の土壌を採取・分析し、地表面の単位面積当たりの放射性物質の蓄積量を示す地図を「土壌濃度マップ」として作成しています。

<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)

お問い合わせ先

農林水産技術会議事務局技術政策課
担当者:総括班 中島、宮嶋
代表:03-3502-8111(内線5842)
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土壌汚染地図を作成=文科省

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東電福島第1原発事故で、文科省が作成した放射性セシウム137による土壌汚染の分布を示した地図。原発の北西方向約30キロに、濃度の高い地点が広がっていた。地図は30日午後、同省のホームページで公開 【時事通信社】

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