ストロンチウム汚染 strontium 90 part 130-2
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毎日新聞 2011年8月31日 地方版
セシウム検出せず 本宮など早場米検査
2011年08月31日 10時11分配信
県内の早場米の放射性物質検査で、県は30日、本宮、国見、会津坂下、柳津、三島の5市町で収穫された14検体の玄米を調べ、いずれも放射性セシウムは検出されなかったと発表した。
県はこのうち国見町の旧大枝村と旧小坂村、柳津町の旧西山村の3地域の早場米出荷を新たに認めた。
同日は3地域の他、本宮市の旧荒井村、会津坂下町の旧若宮村、三島町の旧宮下村の各地域で収穫された玄米を分析した。
早場米の出荷が可能になった3地域は、地域内の検査が終了した。
次回の検査は31日に行う。
二本松市(旧岳下村)、本宮市(旧荒井村)、会津坂下町(旧若宮村、旧川西村)の計9検体を調べる。
牛肉モニタリング開始 市場流通再開で
2011年08月31日 10時08分配信
本県産牛肉の市場流通再開に向けた放射性物質のモニタリング検査が30日、郡山市の県農業総合センターで始まった。
初日は同市内の県食肉流通センターで食肉処理された34頭を調べた。
首の部分の肉を100グラムの検体に精製した後、検査容器に詰めてゲルマニウム半導体検査器で放射性セシウムの濃度などを測った。
34頭の測定は31日午前に終了する。
放射性物質が暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)以下の場合は同日午後にも都内の食肉市場に出荷される見通し。
神奈川で堆肥基準値超え
神奈川県は31日、同県伊勢原市の畜産農家が剪定(せんてい)枝チップなどと混合した牛ふん堆肥の自主検査で、国の暫定基準値(1キログラム当たり400ベクレル)を超える同700ベクレルの放射性セシウム37 件が検出されたと発表した。堆肥は既にこの農家の畑に散布され、流通していないという。
県によると、枝チップは東京都内の業者から購入。基準値を超えたのは4月下旬~5月下旬に製造した堆肥で、今月26日に農家が県に報告した。
7月上旬以降の製造分を県が検査した結果、同300ベクレルと基準値を下回った。5月下旬~6月下旬の製造分は自主検査中で、出荷を自粛している。
県は「原発事故後に生産された剪定枝チップは放射性セシウム37 件の濃度が高い可能性があり、出荷前に確認検査するよう畜産農家に指導する」としている。(共同)
[2011年8月31日14時17分]
汚染疑い牛肉給食に…福島
福島市立中 健康に影響なしか
福島市教育委員会は30日、市立吾妻中学校で6月16日に出された給食の食材に、放射性セシウムに汚染された稲わらを与えられていた疑いのある牛の肉が使用されていたと発表した。
問題のある牛肉が市立の学校給食に出されていたことが判明したのは2例目。
市教委によると、今月17日、市内の納入業者から連絡があり、判明した。納入された肉は8キロで、じゃがいものそぼろ煮の具材として生徒、教職員ら307人に出された。1食当たりの放射性セシウムは微量で、健康への影響はないとみられるという。
(2011年8月31日 読売新聞)
放射線量、9校で通常の倍…新潟県十日町市
土覆うなど処理済み
新潟県十日町市は30日、市内33の小中学校の汚泥、枯れ葉などの堆積場、砂場など計184か所で測定した空間放射線量(地上10センチ)の結果を公表した。
通常の線量の約2倍の毎時0・3マイクロ・シーベルト以上が検出された9校、14か所については、土で覆うなどの処置を実施し、その後の測定値はいずれも通常の範囲内だったとした。県は毎時0・016~0・16マイクロ・シーベルトを通常の測定範囲内としている。
市内の保育施設2か所で高濃度の放射性セシウムが検出されたことを受けて、同市は学校の定点観測地点以外で26、27日に線量を測定した。最も高かった下条中学校では、プールそばの土砂・枯れ葉堆積場で3・42マイクロ・シーベルト、同校の土砂捨て場で1・38マイクロ・シーベルトを検出した。
この2か所については、土砂などをドラム缶に入れ、市の管理場所に移したり、土を深く掘り起こして埋め、ビニールシートをかぶせて地中に密閉したりした。処置後は0・15マイクロ・シーベルトと0・10マイクロ・シーベルトに低下し、通常の範囲内だった。
(2011年8月31日 読売新聞)
復興ひまわり 海田で満開
2011年08月31日
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| 「福島でも希望のひまわりを咲かせたい」。満開になったひまわりの前で話す田原利春さん=海田町曙町 |
福島県で採れた種から育ったひまわりが、海田町曙町で満開となっている。東京電力福島第一原発事故が起きている福島の復興のシンボルとなるよう、願いが込められている。今週中が見頃だという。
福島県の若手経営者らが原発事故を受けて立ち上げた「福島ひまわり里親プロジェクト」の一環。土壌の放射性物質を取り込むといわれるひまわりの種を福島から送り、全国で育ててもらい、来年その種を再び福島に植えるという。
海田町でひまわりの普及活動をする「ひまわりの会」の田原利春会長(74)が種約160粒を引き受け、7月8日に海田幼稚園の園児54人とともに同会の畑に植えた。採れた種は、11月ごろに福島県に送られる予定だ。
約8千本のひまわりを育てるこの畑では、阪神大震災で亡くなった加藤はるかさん(当時11)が住んでいた場所で咲いたひまわりの種を育 成。2005年に広島市安芸区で殺害された木下あいりさん(当時7)が幼稚園で育てていたひまわりの種のひ孫にあたる種も、08年から育てている。あいり さんの父建一さん(44)は、畑で育った「あいりちゃんのひまわり」の種を、原発事故後に福島県浪江町に届け、自ら植えたという。
田原さんは「福島の人たちが、ひまわりに負けないような明るい笑顔を見せてくれるよう願っています」と話した。(清宮涼)
東日本大震災:収穫後県内コメ、放射性物質なし--サンプル検査 /富山
◇残り20カ所も随時
県は30日、収穫後に県内18カ所で採取したコメのサンプルから放射性物質は検出されなかったと発表した。残る20カ所については今後、検査を実施する。
検出されなかったのは富山、高岡、氷見、滑川、砺波、小矢部、南砺、射水の8市と立山町で採取した早場米「てんたかく」のサンプル。民間検査機関の北陸環境科学研究所(福井市)に検査を委託し、ゲルマニウム半導体検出器を用いて検査を実施した。
残る県内20カ所のサンプルの検査は採取後、随時検査を実施する予定。【岩嶋悟】
毎日新聞 2011年8月31日 地方版
福島の農家が野菜の安全訴え
8月31日 14時48分
8月31日は、語呂合わせで「や・さ・いの日」です。これに合わせて、震災や原発事故の影響を受け ている被災地の野菜農家の現状を理解してもらおうという催しが東京・渋谷区で開かれ、福島県の農家の人たちが「市場に出回っているものは安全なので安心し て食べてほしい」と呼びかけました。
この催しは、東日本大震災の復興支援活動を行っている108の企業で作る団体が「野菜の日」に合わ せて開いたもので、福島県の野菜農家、3人が講演しました。このうち郡山市の農園でカイワレダイコンなどを栽培している降矢セツ子さんは「震災のあと、風 評被害などで売り上げは1割まで減った。消費者の不安な気持ちはよく分かるけれど、市場に出回っている物は安全なので、安心して食べてほしい」と、話しま した。また、福島県産野菜の直売コーナーが設けられ、民間の検査機関で放射性物質の濃度が国の暫定基準値以下で30ベクレルを下回ることが確認されたキャ ベツやキュウリ、それに桃など8品目の新鮮な野菜や果物が並べられました。会場には多くの人が訪れ、東京都の主婦は「野菜や果物のおいしい産地なので福島 県産の野菜を食べて応援したい」と話していました。この野菜と果物の売り上げは、すべて、あしなが育英会の津波遺児募金に寄付されることになっています。
福島原発で死亡者100万人予想
2011/08/31(Wed) 06:51
日本福島原子力発電所爆発事故の影響で、100万人が死亡すると予想されると、イギリス日刊紙が報道した。同新聞は「福島災害がチェルノブイリよりさらに深刻な理由」という題目の記事で、専門家の研究結果を土台に、福島とチェルノブイリ原発事故を比較した。また、福島原発から漏出した放射性物質の量が1945年、広島に投下された原爆の168倍に達するとし、福島原発事故の被害が始まりに過ぎないと付け加えた。
【群馬】検査機関フル稼働、民間に委託殺到
放射性物質を検査する「シンチレーション検出器」にかけられた、牛ふん堆肥(前橋市の食環境衛生研究所で)
東京電力福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故が起きて以来、飲料水や農産物、汚泥など、放射性物質検査のニーズは高まる一方だ。群馬県が所有する検査機器だけでは間に合わないため、多くは民間に委託され、検査機関はフル稼働で対応している。
同県内にある民間検査会社の一つが、「食環境衛生研究所」(前橋市荒口町)だ。県は、8月上旬から実施した、牛ふんで作られた堆肥の検査を同社に 委託、1日に50点前後の堆肥を検体として持ち込んだ。県はこれまでにも、プールの水やグラウンドの表土などの検査を同社に委託してきた。
同社は主に、残留農薬の検査や食品の成分分析を手掛けてきた。ところが、震災以降は行政、民間企業を問わず放射性物質の検査委託が全国から殺到し た。久保一弘社長(52)は「野菜の検査依頼が増えるだろうと想定して放射性物質の検査機器を購入した。だが、ここまで検査対象や依頼数が増えるとは思わ なかった」と話す。
同社が原発事故直後に購入したのは、放射性物質の種類と量が検出できる「シンチレーション検出器」と呼ばれる簡易測定器だ。1検体に要する検査時 間は20~30分。1日に50~60検体を処理できるが、依頼数が多いため、持ち込まれてから検査に回すまで1~2週間はかかる状況だという。
同社の社員は40人。そのうち技術者計10人に派遣社員1人を加えた11人が、1日3交代で24時間態勢で検査を行っている。
新たな放射性物質の検出事例が報道などで明らかになれば、検査依頼が殺到する。牛の餌として与える稲わらから高濃度の放射性物質が検出された直後 には、畜産農家個人からの検査依頼も相次いだ。「自分で検査して安全証明をつけて出荷するしかない」といった悲痛な声もあったという。
検査依頼は様々で、富岡市のマツタケ栽培の農家から出荷時に添えるヒノキの葉が送られてきたこともある。久保社長は「企業や一般の消費者は、放射性物質に対して非常に敏感」と話す。
県が行う検査も、堆肥のほか、農水産物や牛肉、汚泥など多岐にわたる。
精度の高い「ゲルマニウム半導体検出器」を持っている県内の機関は少ないため、県の各担当者は委託先探しに奔走してきた。民間では高崎の検査会社 が導入しており、県の牛肉の全頭検査でも、8月中旬からはこの会社に一部を委託している。県畜産課は「検査態勢を整えるのも一苦労だった」と振り返る。県 は、この検出器を順次増やす予定だ。
(2011年8月31日 読売新聞)
核とともに:’11平和考・京都/3 原爆を超える放射性物質 /京都
◇究極の公害「何をしてきた」
「福島原発事故でまき散らされた放射性物質は広島、長崎の原爆を超えている。非核三原則を掲げる国で、我々は一体、何をしてきたのか」。6月26 日、京都市下京区の梅小路公園芝生広場。府内46の市民団体が呼び掛けた反・脱原発集会で、「市民環境研究所」の石田紀郎・元京都大教授(71)はそう口 火を切った。
滋賀県出身。京都大農学部、大学院へ進んで公害問題に関心を抱き、工場廃液や農薬による琵琶湖の汚染を調査。中央アジアにもフィールドを広げ、反公害運動をけん引する科学者として活躍してきた。
戦後、全国各地で公害を経験した日本。その現場を約40年歩いてきた石田さんが「3月の原発事故以来、何をしていいか分からずオロオロしてきた」と打ち明ける。「放射能汚染によって家・屋敷や田畑、山林、墓に至るまで奪われた流浪の民を生んだ。そんな歴史などなかった」
有機塩素系の農薬も、サリンもダイオキシンも時間をかければ分解され、無毒化できるという。だが「放射能汚染の元の人工核種は半減期を待つだけで分解できず、人の手では対処しようがない。これまでの汚染物質とは全く違う。そんなものを使う時点で間違っていた」
究極の公害とも言える原発事故を目の当たりにして、石田さんは自省の念を抱いている。
80年代、石田さんらが設立した「京都水問題を考える連絡会」などが三条河原周辺で集会とデモ行進を呼びかけ、数百人が参加した時のこと。琵琶湖 の水問題で合成洗剤追放を掲げる主婦グループは、反原発を訴えるグループと一緒に歩くのを嫌がったという。「環境問題に熱心な人も原発反対とは立場が違う と言っていた。あの時からもっと認識を深めていれば」
「何より五感でとらえられないのが大きい」と石田さんは振り返る。「我々は目で見て汚いとか、臭い、痛いなどと感じ取って行動してきた。有害物質を出さないと宣伝されてきた原発を公害の視点からとらえることができなかった」
86年、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故で認識は変わったが、すでに全国三十数基の原発が稼働していた。87年、その事故の記録映画を作った監督 が来日した際、若狭湾へ案内すると本気で怒り出したという。「140万人都市から車で1時間余りの場所に、なぜこんなに原発があるんだ」
× ×
8月6日、下京区で「使い捨て時代を考える会」などが主催し、原発を推進した社会構造や教育、報道について考える集会に約80人が参加し、意見を述べ合った。会場にいた石田さんは「これほどの人が原発を語り出したのはすごい」と福島原発事故後の変化に驚いた。
一方で懸念もある。京都大をはじめ、市民運動の一翼を担ってきた大学構内で原発に関する立て看板をほとんど見かけないことだ。北海道から長崎まで 10以上の大学の知人に電話で尋ねると、早稲田大に1枚だけあるとのことだった。「国の将来を背負う学生が動かないのなら危機的だ」=つづく【太田裕之】
毎日新聞 2011年8月31日 地方版
「信頼回復なお時間」 県産牛放射性物質基準クリア
(8月31日)
県産牛の出荷制限の一部解除後、初めて行われた肉牛の放射性物質検査で、53検体 がいずれも国の暫定基準値を下回ったことが分かった30日、県内の流通、飲食関係者はほっとした様子をみせながらも「信頼回復には時間がかかるのでは」と 懸念した。また子供を持つ消費者からは、購入をためらう声も上がった。
宇都宮市に本部を置くスーパーの仕入れ担当者は「検査を受け、安全性が証明された牛肉が出荷されるのは大歓迎」と喜ぶ。県産牛の出荷停止以降は北 海道、九州など、福島から離れた地域の牛肉を中心に仕入れているが「われわれも栃木で商売をしているので、地産地消の意味からも、今後は従来通り、県産牛 を扱いたい」と強調する。
しかし7、8月と、牛肉の販売量は低迷しており「すぐには回復しないだろう。これから年末に向け、できるだけお客さまに買ってもらえることを期待したい」とした。
「とちぎ和牛」を扱う日光市の飲食店経営者(49)は「ひとまずは安心した」と胸をなで下ろす。一方で「一度落ちたイメージを払拭するには、少々の時間が必要なのでは」と懸念した。
現在は北海道産などをメニューに取り入れているが「県産牛が正常な流通に乗るようになれば積極的に使い、イメージ払拭の手助けをしたい」と力を込めた。
幼稚園に通う子供を持つ宇都宮市の30代女性は「自分が食べる分にはいいが、子供に与えるのはためらってしまう」と複雑な思いを打ち明ける。ただ 「県産牛の放射性物質が基準を下回ったのはうれしい。当面は様子を見るが、県産牛はおいしいので、いずれは子供にも食べさせたい」と話した。(根津知広)
関連リンク
土壌除染でルール作り 環境省、不法投棄に罰則
- 2011/8/31 12:34
- 日本経済新聞 電子版
環境省は、放射性物質に汚染された土壌の除染方法に関するルール作りに着手する。9月中旬に専門家を集めた検討会を立ち上げ、東京電力福 島第1原子力発電所事故による警戒区域や計画的避難区域を念頭に、国直轄で除染する地域の基準などを決める。汚染土壌の不法投棄などを禁止する罰則規定も 設ける。年内にまとめ、年明け以降、本格的な除染を始める。
福島第1原発事故で汚染された土壌や廃棄物の処分に関する特別措置法が2…
東日本大震災:仮設住宅に旭産新米 出荷制限解除を受け /千葉
旭市産のコメから原発事故による放射性物質が検出されず出荷制限が解除されたことを受け、同市は30日、取れたての新米とおにぎりを被災した同市飯岡地区の仮設住宅で配った。
同市は香取市に次ぐ県内第2の米どころ。「復幸!あさひ 震災に負けるな」と書いた市産米の商品ラベルをつくるなど「安全・安心キャンペーン」をスタートさせている。
この日はJAちばみどりや農家が新米の「あきたこまち」10俵を用意。明智忠直市長らが2カ所の仮設住宅などで被災者(218世帯分)に2キロ入 りの米を手渡した。年配の女性は「やっぱり新米はありがたいね」。子供たちも「おいしい」と塩むすびをほおばった。【武田良敬】
毎日新聞 2011年8月31日 地方版
東日本大震災:有機農業団体、東電に1億円補償請求--被害回復対策も要請 /千葉
有機栽培農産物の生産・販売者などでつくる「成田有機の里」(高柳功代表)は30日、東京電力福島第1原発事故に伴う被害について、加盟する16 農家・団体の1億34万円(3~7月)の補償や、被害回復対策など4項目を東電成田支社(成田市)に申し入れた。同支社が地元団体と話し合うのは初めて で、今後も継続する。
国の風評被害認定は今月上旬、ようやく全県に拡大し、JAグループ以外の農家なども個別に補償請求が可能となった。有機の里は、県北東部の13市町で活動する34個人・団体で構成され、共同で補償や対策を求めることにした。
この日はメンバー約30人が支社を訪問。真島俊昭支社長ら4人に対し、将来的な被害への対応や、汚染物質の除去などを求めた。
席上、メンバーは「一枚一枚の田畑におわびを」「原発のいらない未来へ」などと書いたボードを掲げ、現状などを訴えた。支社は、煩雑な補償関係手続きの簡素化や、さまざまな被害相談に応じる姿勢を示した。
高柳代表は「3・11以前に状態を戻し、エネルギーや社会のあり方にまで話し合いを広げたい」と述べた。真島支社長は「話し合うパイプづくりになった。個々に状況を聞いたり現場状況を把握したい」とも話した。
有機の里はこの日、成田市にも、農作物の放射性物質の独自計測や被害調査の実施、賠償支援、独自電源の開発など4項目を申し入れた。小泉一成市長は「一日も早く安心安全に暮らせるよう取り組みを進める」と答えた。【清藤天】
毎日新聞 2011年8月31日 地方版
TOKIO山口達也が無免許不祥事でもテレビ出演自粛とはならなかったワケ
ジャニーズTOKIOの山口達也(39)が無免許運転で検挙された問題で、CM起用していたヤマト運輸と富士重 工業は30日、CM放送を当分見合わせることになった。打ち切りなどの措置については「検討中」としている。一方で、山口の出演番組はほとんど“お咎めな し”となりそうだ。実際、山口は31日、週一でレギュラー司会を務める日本テレビ朝の情報番組『ZIP!』に出演。番組の冒頭と最後に謝罪の言葉を述べ、 「来週からも番組を続ける」と発表。ネット上などでは「処分が甘い」などの批判が噴出する事態となっているが、番組での謝罪で一応の幕引きをはかった形 だ。
あるテレビ関係者は話す。「紳助さんの引退騒動の前に発覚していたら、こんなものでは済まなかったかもしれませんね。芸能界は8月 と2月は“ネタ枯れ”(の時期)と言われ、ニュースソースが少ない。普通ならマスコミがこぞって報道し、当面出演を自粛となるところですが…。特に日テレ などは、まだ“紳助パニック”を引きずっていて、『ZIP!』にまで気が回らないといったところでしょうか」。黒い交際疑惑で島田紳助が突然引退してしま い、番組の差し替えや撮り直し、編集し直しでてんやわんやだったところに発覚した山口の不祥事、テレビ制作関係者に言わせると「吉本興業への対応で忙しい ときにジャニーズまで対応していられない」といったところが本音のようだ。
また、日本テレビには山口をいま引っ込めるわけにはいかない 事情も。前出のテレビ関係者は「TOKIOがレギュラーを務める『ザ!鉄腕!DASH!!』(日曜午後7時)の特別企画として、福島第一原発から30キロ 圏内にあるDASH村(浪江町)で、放射性物質のデータ採集と、ひまわりを植えて土壌の浄化実験を継続的に行っていくことを会見で発表したばかりなんで す。初回放送は9月11日なので、中心メンバー山口の出演シーンを削除なんていまさらできない。出演自粛でモザイクなんて入れたりしたら、それこそジャ ニーズ事務所の怒りを買って関係は最悪になる。ジャニーズ事務所が騒動収束に積極的に動いたわけではなさそうですね。不祥事発覚直後、日本テレビが謝罪会 見の場所を提供したのは、そのあたりにも理由がありそうですよ」と話す。
日テレの対応で“DASH村復興プロジェクト”はお蔵入りを免れたようだが、今回の山口へのテレビ局の対応が、今後の芸能人の不祥事対応への悪しき前例にならなければいいが。
<関連記事>無免許・山口達也は事故しなかっただけまだマシ!? こんなにあるジャニーズ自動車運転関係トラブル http://npn.co.jp/article/detail/55460343/
東日本大震災:県、放射性物質検査 一般ごみ焼却灰の濃度、基準下回る /山形
県は、一般ごみ焼却施設の焼却灰の放射性物質濃度を初めて測定した結果を発表した。県内の全14施設が対象。検出した放射性物質は1キロ当たり23~7800ベクレルで、いずれも国の基準値を下回ったため、一般廃棄物最終処分場に埋め立てできる。【安藤龍朗】
毎日新聞 2011年8月31日 地方版
東電、支払い一気に拡大…原発賠償基準
福島第一原子力発電所の事故を巡り、東京電力が発表した賠償支払い基準は、政府の原子力損害賠償紛争審査会の中間指針に基づいて幅広く被害を認定した。(豊田千秋、山下福太郎)
東電は今後、膨大な事務作業と巨額の賠償金の支払い負担を背負う。政府の原子力損害賠償支援機構から資金支援と経営監督を受けるが、賠償が膨らめば、経営再生の道筋がさらに不透明になる懸念もある。
経済的痛み軽減
個人に対する賠償支払いの対象は、精神的損害に加え、事故によって失われた収入や、避難に伴う交通費、医療費などの実費を細かく盛り込んだ。被害者の経済的な痛みを可能な限り和らげる狙いだ。
また、事業者や農林水産業者に対しても、政府による出荷制限や風評被害、その他の営業損害などを広く認定する姿勢を示した。
東電は、想定している賠償支払い40万~50万件のうち、福島県内の避難住民や企業などは半分から3分の1程度にとどまるとみている。ほかは、外国人観光客の解約が相次いだ観光業をはじめとして全国から賠償請求が集まると予測する。
また、避難対象地域への一時立ち入りの際などを除き、放射性物質の除染費用の具体的な算定基準が盛り込まれなかったことで、賠償総額について広瀬直己常務は記者会見で「正直言って分からない」と述べるほかなかった。
賠償を巡って東電と被害者が合意できない場合に備え、政府は原子力損害賠償紛争審査会の下に「原子力損害賠償紛争解決センター」を設立して9月1 日から業務を始め、「裁判外紛争解決手続き」を支援して早期解決を図る。だが、そこでも和解できなければ裁判に移ることになり、賠償問題は長期化する可能 性が高い。
機構が左右
東電の経営の行方は、原子力損害賠償支援機構にも大きく左右される。
機構は東電と共同で、東電の人件費削減や資産売却、事業再編など経営合理化策を盛り込んだ特別事業計画を10月にも作る。東電が検討している10%以上の電気料金値上げの是非も判断する見込みだ。
政府は30日、機構の初代理事長に一橋大前学長の杉山武彦氏(66)を内定した。機構は同日付で設立が認可され、9月上旬に発足する見通しだ。
理事長は国会対応や政府との政策調整などの役割も求められ、「東電の事実上の最高経営責任者(CEO)」(経済産業省幹部)になるとの見方もあ る。細野原発相は、杉山氏選任の理由を「東電との関係で疑念を持たれず、大局的な判断ができる」と説明。政府は当初、民間の経営者からの人選を目指してい たが、経営を担う重責に比べて報酬が少ないことなどから、当初の候補者からいずれも断られ、運輸など公共経済が専門の杉山氏に決まった。
ただ、企業経営の経験に乏しいことなどから、関係者の間では「実際の作業は実務を行う官僚任せになるのでは」(経済官庁幹部)と見る向きもある。
(2011年8月31日 読売新聞)
府、ヨウ素剤備蓄強化 原子力災害備え、9万人分
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- 府が備蓄しているヨウ素剤(舞鶴市溝尻町・府緊急時放射線検査施設)
福島第1原発の事故を受け、京都府が原子力災害時に備えて体内への放射性物質の蓄積を防ぐヨウ素剤の備蓄を強化している。現在は福井県 内の原発から半径10キロ圏内にある舞鶴市と綾部市の約1万2500人分を備えており、年内に20キロ圏に拡大した緊急時計画区域(EPZ)内の住民約9 万人分の確保を目指す。
ヨウ素剤は、甲状腺がんをもたらすとされる放射性物質の一つ「放射性ヨウ素」の蓄積を防ぐ。13歳から40歳は100ミリグラムの服用で効果が1日程度続くとされ、その間に避難することを想定している。
府はこれまで、舞鶴市民病院内の「府緊急時放射線検査施設」に2万5千錠(50ミリグラム、1万2500人分)と、溶かして乳幼児に飲ませる粉末を500 グラム、綾部市立病院に1千錠(同、500人分)を備蓄。原子力事故時は国の指示を受け、市町を通じて避難所などで配布するという。
備蓄の増強は、府がEPZを暫定的に10キロから20キロに拡大したことに伴う措置。備蓄目標はEPZの拡大で新たに圏内となった舞鶴市(区域内人口計約8万4千人)や綾部、宮津、南丹市、京丹波町の人数分を確保する方針という。
ヨウ素剤は品薄状態が続いているというが、府医療課は「業者からは増産体制が整ったと聞いた。各市町の防災計画の内容などを考慮しつつ、できるだけ早く配備していきたい」としている。
【 2011年08月31日 10時56分 】
2011/8/31 水曜日
7月の台湾向けリンゴ輸出 前月と同じ13.1トン
財務省が30日発表した貿易統計によると、7月に台湾へ輸出された2010年産リンゴは6月と同じ13・1トンだった。福島第1原発事故による風 評被害の影響を受けてゼロだった5月から回復し、6、7月が同量となったことについて、県は「日本産のニーズは底堅いものがあり、品薄になったのではない か」(国際経済課)とみている。
各年産リンゴは9月から翌年8月にかけて販売される。このため例年で見ると終盤の7月は台湾向け輸出がほとんどなく、10年7月もゼロだった。
放射性物質に対する現地消費者の不安について、同課は「払(ふっ)拭(しょく)されたとは言えないが、和らいできているのだろう」とした。
県の推計では輸出される国産リンゴの9割程度を県産が占める。統計では7月の輸出量は全体では約45トンで、前年同月比47%だった。輸出金額を見ると、台湾向けは約418万円。全体では約1587万円で、前年同月比38%だった。
県は独自の県産農林水産物モニタリング調査の一環として、9月1日から11年産リンゴを検査し、その結果を台湾の関係者にメールで直接発信する。また、同月中に海外のマスコミ関係者を招き、県内のリンゴ園地などを視察してもらう予定。
東日本大震災:羊とヤギ市場、再開を 二本松市長、知事に要望書 /福島
二本松市の三保恵一市長は30日、福島市の県災害対策本部を訪れ、佐藤雄平知事あてに、福島第1原発事故の影響で中止された羊とヤギの市場再開を求める要望書を提出した。
羊とヤギの競りは国内で唯一、本宮市の県家畜市場で例年8月に開かれていたが、今年は中止され、再開のめどは立っていない。
二本松市は08年度に「優良めん羊導入基金」を設け、耕作放棄地の牧草地への転換を推進。現在、21戸で羊とヤギ計184頭が飼育されている。放 射性物質の検査態勢が整っておらず、直接業者へ出荷するのも難しい上、放射性物質による汚染で牧草が使えないため、飼料費も経営を圧迫しているという。
要望書では、出荷の適齢期を過ぎた羊とヤギを国の責任で買い上げることや、代替飼料費の補償、風評被害も含めた価格下落分の損害賠償なども求めた。
三保市長は「肉牛農家と同じように経営に苦しんでいるが、対策の検討すらされていない。全く見通しが立たず、農家にとっては死活問題だ」と話した。【関雄輔】
毎日新聞 2011年8月31日 地方版
年間5ミリシーベルトを除染目標に 福島・伊達の避難勧奨地点
- 2011/8/31 10:05
福島県伊達市は、放射線量が局地的に高い「ホットスポット」として特定避難勧奨地点に指定されている市内の住宅について、年間5ミリシーベルト以下を目標に線量を抑え込む独自の除染計画をまとめ、災害対策本部会議で骨子を明らかにした。
勧奨地点は事故後1年間の積算放射線量が推定で20ミリシーベルト超。市は、政府が24日に始めた除染の実証モデル事業とは別に、9月中旬ごろまでに詳細な計画を策定する。
政府が6月に勧奨地点に指定したのは、同市の4地区113世帯。計画によると、勧奨地点の近隣地域も含めた約150戸を対象に除染する。
除染で出る放射性物質が含まれた土壌などを保管する仮置き場を市内に設置した後で作業を始める意向だが、設置場所などは住民との調整がついていないという。
市は、勧奨地点以外でも除染を進める方針。仁志田昇司市長は「モニタリングの数値を見ながら、どの地域でどの数値まで除染をするか検討する必要がある」と話した。〔共同〕
汚染土壌の浄化、生物活用技術開発へ 基地跡地開発見据える2011年8月31日


微生物を活用した浄化技術
県は、大規模な米軍基地跡地開発を見据え、化学物質や重金属で汚染された土壌を微生物や植物を活用して浄化する技術開発に取り組む県内企業を支援する。日 米で合意されている嘉手納基地より南の施設の返還に伴い、今後の跡地開発で土壌汚染が懸念されることから、県内企業が浄化事業を受注できる体制を目指す。 県議会9月定例会で提案する補正予算案に計上し、予算承認後、年内に事業者を公募する。
微生物や植物が持つ生物機能を活用して汚染された土壌や 地下水を浄化する「バイオレメディエーション」や「ファイトレメディエーション」は、汚染土壌を掘削・除去するこれまでの方法より低コストでできることか ら近年、注目されている。農林水産省は計画的避難区域の福島県飯舘村で放射性物質に汚染された土壌の浄化を目的に、ヒマワリの栽培の実証実験に着手してい る。
経済産業省のバイオレメディエーション事業実態調査報告書によると、2007年度の市場規模は02年度の約3・5倍の85億円。汚染土壌除去に占める割合は6・4%にすぎないが、年々増加しているとしている。
県は技術開発に向け、土木建築業を中心に、環境コンサルタントやバイオベンチャー企業、大学などの研究機関で構成する組織をつくることを想定。県内に生息する微生物や植物を活用した沖縄独自の浄化技術を目指す。
事業期間は本年度から14年度まで、事業費は内閣府の沖縄特別振興対策調整費(特別調整費)の活用を検討している。
県内では、旧恩納通信所やキャンプ桑江北側、嘉手納弾薬庫地区の返還地の土壌からPCB(ポリ塩化ビフェニール)や鉛、カドミウム、ヒ素、六価クロムなどの有害物質が検出されている。元米軍人らが北谷町内に枯れ葉剤入りのドラム缶を埋めたとの証言もある。
(問山栄恵)
【三重】
松阪市の山中光茂市長は30日の定例会見で、9月から市内の公立、私立の保育園36園の給食での牛肉使用を再開すると発表した。
県松阪食肉公社が22日から、放射性物質を測定する全頭検査を始めたことを受けての措置。給食を調理する各園が、同公社で処理した雌の黒毛和牛で、検査済み証明書が発行された牛肉であることを確認する。
市教育委員会給食管理課によると、これまで幼稚園と小中学校では、納入業者が同公社で解体されない牛肉も使用していたが、今後は安全性が担保された同公社の牛肉を使用することにした。9月は、保育園で4回、幼稚園と小中学校で1回、牛肉を使用した献立が用意されている。
山中市長は「牛肉提供をやめるのは苦渋の選択だった。安全確認できれば、県内のどの地域よりも早く再開したいと思っていた」と述べた。
(戸川祐馬)
【三重】
検査用の肉を切り取る職員=四日市市の市食肉センターで
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松阪牛や伊賀牛を抱える県内産牛肉で放射性物質を測る全頭検査が29日始まり、四日市、松阪両市の食肉処理場で農家15軒が出荷した42頭から、検査用の肉が採取された。津市や京都府宇治市の検査機関で測定し、2日以内に結果が出る。
県農水商工部農畜産室の矢下祐二室長は「県産牛の安全性に問題はないと考えているが、安心を確保し、ブランドを守るために始めた」と説明した。
国の暫定規制値の1キロ当たり500ベクレルを下回った牛肉には検査済み証明書を発行。県のホームページで結果を公表し、安全をPRする。規制値を超えた場合は流通を差し止め、県が再検査する。
全頭検査は、農家の申請があった場合に実施する。伊賀食肉センター(伊賀市)では、この日入荷した4頭は手続きの統一を準備する影響で申請がなく検査しなかった。30日以降の分は全て申請があるという。
県は、県外で食肉処理される分も含め、来年3月までに7310頭の検査を見込んでいる。
◆「安全性担保される」松阪牛生産農家は歓迎
松阪牛の生産者と松阪市など9市町でつくる「松阪牛協議会」理事の磯田浩利さん(50)は「より安全性が担保され、消費者の不安感を払拭(ふっしょく)できる」と全頭検査開始を歓迎する。
一方で、例年9、10月は、盆前などの繁忙期に比べて消費は落ち込むといい「ぱっと目に見えて戻ってこないだろう」との認識だ。「11、12月にどれだけ回復するか。生産者としては、安心な飼料を使って、いいものをこしらえるだけ」と言い切る。
そのためには、政府の情報発信の改善が必要と指摘する。「口蹄(こうてい)疫のときから、国の対応が遅い。もっと迅速に、隠さずに情報を出していれば、ここまで被害が広がらなかったのでは」と述べた。 (戸川祐馬)
◆「肉の安心安全示してほしい」津の専門店
松阪牛を専門に扱う津市の精肉店「朝日屋」は7月下旬から、扱う肉牛全てを民間の分析センターに依頼して放射線量を測定し、不検出を確認して販売してきた。放射性セシウムを含む疑いのある稲わらが仕入れ先の松阪牛に与えられたことが判明したためで、対象の肉は廃棄した。
同社の柏木静生社長は「今回の問題で、長年築いてきた松阪牛への信用をなくす結果になった」と残念がるが「お客さまに肉が安心安全であることを示 していってほしい」と県の全頭検査に強い期待を寄せる。同社は今後、自前の放射線量測定を取りやめ、県の全頭検査を活用する。 (加藤弘二)
【神奈川】
就任2年 林市長インタビュー 放射線問題「対応は最善」
観光客を増やすため、芸術分野に力を入れると強調する林文子市長=市役所で
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横浜市長に就任してから、2年を経過した林文子市長(65)が本紙のインタビューに応じた。原発事故による市の放射線をめぐる対応について「横浜 は安全だと発信してきた。最善でやっていると思う」と指摘。市庁舎の建設問題には「区役所の整備が優先」との考えを示した。 (聞き手・荒井六貴)
認可保育所の待機児童は、多様な取り組みをして、前年比37%減となった。産科専用の電話相談の開設や、小児救急電話の二十四時間化など医療環境の充実の約束も着実にできた。市民に喜んでもらえるのではないか。
-小学校給食で、放射性物質に汚染された餌を食べた牛の肉が提供され、「対応が後手」と批判がある。
後手に回ったとは思ってない。最も恐れたのは、放射線に対する漠然とした不安の広がり。正しい情報や知識を伝えるのが必要と考え、そこに専心した。過度の対応は逆に、市民に不安を与える。風評被害は、避けなければならない。
市庁舎は築五十年で老朽化している。部屋も狭く、機能も民間のビルに分散化し、市民サービスの低下につながる。新市庁舎は絶対必要。二〇一三年度 までに基本計画を策定する目標はきちっとやる。ただ、優先順位は区役所の耐震性確保。東日本大震災で書棚が倒れるなど、業務が滞る区役所があった。
(原発事故の)風評被害で(外国人などの)観光客が激減したが、集客をやっていく。横浜は観光資源にあふれているが、活用し切れてない。観光都市としては、まだ出来上がっていない。多様な芸術のコンテンツを増やしたい。
放射線高い「ホットスポット」発見法 学会がマニュアル
個人の住宅周辺で特に放射線量が高い「ホットスポット」の見つけ方と、効果的な除染法について、日本放射線安全管理学会がマニュアルをまとめた。雨どいの下など、放射性物質が集まりやすい場所を紹介。放射性物質が飛散しない除染法なども説明している。
ホットスポットは、雨どい▽側溝▽排水溝▽マンホール周辺▽水たまりの乾燥跡▽さびた鉄材▽切り株や木材▽草木やこけの表面▽枯れ葉や土がたまった場所――などに多く見つかる。
雨どいや屋根の材質がさびたトタンや凹凸が激しい瓦の場合、セシウムが吸着しやすい。ちりや枯れ葉を掃除して集めると、線量が数十倍になることもある。
家庭菜園で、3月中旬~下旬以降に枯れ葉などですき込み作業をした場合は、作物への放射性物質の移行に注意が必要という。
屋根や雨どいを除染する場合はブラシを用い、汚れが落ちにくい場合は重曹水や酢を2~3倍に薄めた水を少しかけてこする。さびた部分は、オレンジクリーナーやクレンザーなどを使うと効果的だという。
特集ワイド:「中庸」の新首相へ 識者3人からの「注文」
東日本大震災の復旧、復興などのかじ取りを担う新首相(民主党代表)に、野田佳彦財務相(54)が選ばれた。自ら掲げる「中庸」の政治で、日本社 会に漂う閉塞感、鬱積する国民の政治への不信感をぬぐい去ることができるのか。3人の識者に「注文」を聞いた。【大槻英二、浦松丈二】
◇「ドジョウ」だけにつかめず 被災者に言葉ないの?--ノンフィクション作家・佐野眞一さん
想定外でしたね、野田新首相とは。多くの国民もそう思っているんじゃないかな、フー・イズ・ノダ?って。
演説を聞いても可もなく不可もない。あえて得点をあげるとすれば、安定感はあるのかな。前原誠司前外相は途中でコケるのでは、海江田万里経済産業 相は人前で泣き出すのでは、そんな不安要素がありましたから。だとしても、自らを「ドジョウ」に例えるだけあって、つかみどころがない新首相だね。
そもそも、東日本大震災の被災者たちが永田町をどんな目で見ているのか、民主党は分かっているのか。例えば、菅直人首相の不信任決議案騒動。テレビで演じられる茶番劇に、避難所のおじいさん、おばあさんたちは、まさしくあきれていましたよ。
半年がたとうとしているのに、原発事故対策もがれきの問題も、何一つ進展していない。揚げ句、「福島第1原発周辺の放射線量の高い地域は20年以 上帰れない可能性がある」という話が今ごろになって飛び出す。分かっていたら、もっと素早く対応してもらわなければ、被災者は生活設計が立てられません よ。
党代表に選ばれた直後、野田さんは「ノーサイドにしましょう」とあいさつしたけど、それは党内向け。事実上の次期首相を選ぶ場なのだから、本来は 国民に向かって言葉を発しなきゃ。党の内紛にも震災対応の遅れの一因があるとしたら、まずは被災者に対して「申し訳なかった」とわびるべきでしょう。
政治家は、そして宰相は、つらいことも言わなきゃいけないし、責任を取るのが商売なんです。
そういうことが、この人にできるのか。
こんな状況のなかで「泥臭く汗をかき、この国を前進させる」と言われても、まったく心に響きませんね。
◇財務省の操り人形か否か 「密室」との決別に期待--三重大学教授(政治学・女性学)岩本美砂子さん
党代表選の5人の候補者のなかでは、野田さんが選ばれてよかったかな。安心感みたいなものは若干ありますね。前原さん、海江田さんではどうかな、という空気があり、最後まであきらめない実直さが評価され、票を伸ばしたのだと思います。
あの人、オッサン臭いけど意外と若いんですよ。安倍晋三さんが戦後最年少の52歳で首相になったときは話題になりましたけど、野田さんも実は54歳。62歳の海江田さんと年齢が逆じゃないの、と思った人もいるぐらいです。
自らの風貌をドジョウに例えましたが、派手さがないということを自覚しつつ、それを生かそうとするあたり、それはそれで演説が上手なのでしょう。
国会議員としての出発点が日本新党ということなので、政策や人事について、国民ばかりか与党議員にも分からないところで決まるような政治とは決別 しようとの思いがあるのではないか。政治改革も政権交代も、元々のコンセプトは「決定過程の透明化」にあったと思う。今後、与野党協議が始まりますが、完 全にオープンというわけにはいかないまでも、密室政治はやめてもらいたい。そこは期待したい。もちろん、思いつき政治もやめてほしいが……。
保守的な歴史観をお持ちのようだが、そういう方は得てして男性優位の価値観を持っている場合が多いので、それらの点は少し懸念しています。
震災復興財源として臨時増税の必要性を主張していることについては、特別会計や公務員制度改革といった国家機構のダイエットとセットでないと、支持はできない。官僚の焼け太りになるような増税は困ります。
やっぱり財務省の操り人形なのか、そうでないのか。そこが今後の見ものです。
◇椅子取りゲームは終わり 縦割り改め早く復興を--作家・僧侶、玄侑宗久さん
被災地そっちのけで椅子取りゲームをしているような状況が終わった今、新首相の野田さんには、被災者の方をしっかりと向いてほしい。
まずは一連の復興構想を実現するために、縦割り行政を改めて組織をきちんと動かしてほしいですね。
「縦割り」の最たるものが放射能の除染作業でしょう。学校の除染は文部科学省、農地と山林は農林水産省、道路は国土交通省とバラバラ。除染といっても、実態は放射性物質をたらい回しにしているだけ。野田さんにはまず、早急に最終的な処分場を決めてもらいたいのです。
そもそも菅政権には、責任者が誰か分からないという問題がありました。復興対策担当相か、原発事故担当相か、あるいは文科相か。(原発事故担当相 の)細野豪志さんは当初、放射性物質の最終処分を「県外」で検討すると言っていた。ところが、この27日に退任直前の菅首相が「中間貯蔵施設を(福島)県 内に設置したい」とひっくり返してしまう。これでは政権の体をなしていません。
菅首相は、代替地の用意もないまま「住民の居住が困難となる地域が生じる」と語るなど配慮のない発言も多かった。除染して古里に戻ろうとしている人だけでなく、それが難しい状況に置かれている人たちも同時にフォローしていかなければならないのです。
ただし、復興財源としての消費税増税については、野田さんには考え直してほしいですね。預金や所得への増税はやむを得ないと思うけれど、消費税は被災した人だけを除外することが難しく、全国に散らばる被災者の負担まで重くなってしまうから。
新首相として、現地の実情を理解したうえで、復興構想を着実に実行に移してほしいと願っています。
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◇「特集ワイド」へご意見、ご感想を
t.yukan@mainichi.co.jp
ファクス03・3212・0279
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■人物略歴
◇さの・しんいち
1997年、「旅する巨人」で大宅壮一ノンフィクション賞。近著に「津波と原発」。
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■人物略歴
◇いわもと・みさこ
女性の政治参加、政策形成における女性の役割の日米比較などについて研究している。
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■人物略歴
◇げんゆう・そうきゅう
福聚寺(福島県三春町)住職。01年「中陰の花」で芥川賞。東日本大震災復興構想会議委員。
毎日新聞 2011年8月31日 東京夕刊
アクトビラ、被災者向け無料放送 復旧や放射線量情報
- 2011/8/31 12:43
- 日本経済新聞 電子版
テレビ向け動画配信のアクトビラ(東京・渋谷)はパナソニックやNTT西日本と組み、東日本大震災で被災し他地域に避難している東北の被 災者に地元の復旧情報などを無料で提供する。北陸3県に避難している福島県南相馬市の住民30~40世帯を対象に9月1日から今年末まで実証実験をし、来 年以降に提供地域や世帯数を増やす。
「南相馬チャンネル」を制作し、アクトビラのビデオ・オン・デマンド(VOD)で配信する。南相…
校庭の線量大幅改善…栃木
那須塩原・那須、除去後の確認開始
表土除去作業を終えた栃木県那須塩原市、那須町内で30日から、放射線量の確認調査が始まった。
計26地点を対象にスタートしたが、初日に実施した両市町計5地点では大きく数値が下がった。
5月の簡易測定器で1・55マイクロ・シーベルト、6月のサーベイメーターで1・06マイクロ・シーベルトが計測された同市立金沢小(大塚敏郎校 長、38人)では、県と同市教委職員が校庭5か所で、サーベイメーターを使って地上50センチ地点で計測した。0・20~0・31マイクロ・シーベルトが 計測され、5、6月の数値に比べ大きく下回った。
(2011年8月31日 読売新聞)
東日本大震災:自主避難者にシェアハウス 「一人ではない安心感」--和気 /岡山
◇ボランティア、空き家を改修 母子3組が共同生活
福島第1原発事故による放射能被害を心配して自主避難した関東地方の母子が共同生活を送るシェアハウスがある。和気町衣笠の「やすらぎの泉」だ。ボランティアの手で改修された空き家の生活は入居者が心のゆとりを取り戻す場となっている。【五十嵐朋子】
「やすらぎの泉」は、避難者受け入れを進めるボランティア団体「おいでんせぇ岡山」と空き家の借り主が共同で運営する。延べ約100人のボラン ティアが壁や床を張り替えて改修し、家具や絵本を持ち寄った。7月にオープンしてから7家族を受け入れ、現在は母子3組が暮らす。
千葉県柏市から来た母親(42)は「夏休みは外で遊ばせてあげたい」と小学4年生の息子と1年生の娘を連れてきた。同市は、千葉県では突出して高 い放射線量が計測された。「体育の授業は割り切る。でもプールは見学させる」。自分で判断するしかなく、1カ月間千葉を離れることを決めた。「取り越し苦 労なら後で笑えばいい。後悔はしたくない」。母親たちに共通する思いだ。
子どもたちは一緒に家の前の水路でザリガニとり。共有スペースでは夕食も一緒になる。“大家族のような”共同生活に「育児のストレスが少ない」と感じる母親もいる。
シェアハウスの運営スタッフ、勝部よしきさん(70)は「共同生活の良さを感じてほしい」と話す。これまでも就農体験や子ども向け合宿を開き「シェアハウスの本当の目的はライフスタイルを見直すこと。原発事故は一つのきっかけです」。
滞在期間を終えた母子の行く先はさまざまだ。1カ月の滞在後、神奈川県に帰った女性は「前と違って不安感が少ない。一人ではないという安心感があるからでしょうか。以前より外出もします」と感想を寄せた。
だが放射能への心配が消えたわけでない。震災から半年たって岡山に望むことは何かと尋ねると、母親たちは「(放射能を帯びた)がれきを受け入れないでほしい」と口をそろえた。「汚染を広げることはしてほしくない。受け入れるなら情報を公開して」と訴えた。
毎日新聞 2011年8月31日 地方版
2011年8月31日 14:00
生活環境の放射線量をチェックできるよう無料貸出
東京都瑞穂町では2011年月26日、身の回りの放射線量を把握することができるように、放射線量測定器を無料で貸し出すと発表した。
※貸し出し機種は株式会社堀場製作所製 Radi(PA-1000)
貸し出しは2011年9月1日より。20歳以上で、町内に住民登録を有する人または町内の事業者が対象。今回、貸し出し用に株式会社堀場製作所製の「Radi(PA-1000)」を3台用意した。
貸し出しは先着順なので希望に添えない場合も
貸し出し時間は1日のみ(午前9時~午後4時)。ひとり(1事業者)1台まで。受付は、祝日を除く月曜から金曜の午前9時から午後3時まで、瑞穂町役場環境課環境係にて行う。
申請の際、印鑑と本人確認書類(運転免許証、パスポート、住民基本台帳カードなど)が必要となる。また、申請書は町役場のウェブサイトからダウンロードできる。詳しくはウェブサイトで。

放射線量測定器の貸し出しについて/瑞穂町
http://www.town.mizuho.tokyo.jp/osirase/23.8/housha1.htm
亀岡市:放射線測定器購入へ 貸し出しを検討し、補正予算案に計上 /京都
亀岡市の栗山正隆市長は30日、簡易放射線測定器計4台の購入費(46万9000円)など総額5億5420万円の今年度一般会計補正予算案を発表した。来月6日に開会する9月定例市議会に提案する。
測定器購入は東日本大震災による福島第1原発事故で放射線に対する不安が高まっていることを受けた対応で、市役所で希望者に貸し出すことを検討す る。この他、原子力発電に替わる自然エネルギーに関する調査・研究の委託事業費(150万円)、木造住宅の耐震化促進事業費(648万円)などを盛り込ん だ【花澤茂人】
毎日新聞 2011年8月31日 地方版
東京電力、福島原発事故による損害の補償基準を発表
2011年8月31日(水) 13時41分
東京電力が発表した福島原発事故による損害の補償基準
東京電力が発表した福島原発事故による損害の補償基準
東京電力が発表した福島原発事故による損害の補償基準
東京電力は30日、福島原発事故による被害の補償基準を明らかにした。今回の発表された内容の要旨は以下の通り。・対象期間
3月11日の事故発生日から8月末日までの間に確定した損害について、初回の請求を受け取り、その後は3カ月ごとにその間の損害に対し請求を受ける。
・請求受付
9月12日を目途に請求書用紙等の発送および受付を開始し、10月の早い段階での支払い開始を目指す。
・補償基準
中間指針で示された損害項目ごとに補償基準を策定。その内容にによると、「政府による避難等の指示等」「政府による航行危険区域等および飛行禁止区域の 設定」「政府等による農林水産物等の出荷制限指示」「風評被害」「間接被害」「放射線被曝」などに区分。それぞれ生命や身体的損害や就労不能による損害、 検査費用、漁業・農業・商店などの営業損害を細かく設定して補償金額を提示した。
避難については、同一圏内の移動で1回あたり1人5000円を原則として支払い、自動車による県外への移動は移動元から移動先への標準金額を支払う。ま た、宿泊については8000円を上限に領収書の金額を実費として支払う。いずれの倍でも負担金が指定額を超えた場合は、具体的な事情を確認の上、補償に対 応する。
・支払い例
夫が会社員、妻が専業主婦で子どもが2名の4人家族の場合、今回の基準に照らし合わせると就労不能に伴う損害が162万円、精神的損害で280万円、その他避難費用や検査費用など含め総支払額は451万5000円となる。
・補償の体制
今年10月を目途に体制強化を図り、社員約3000名を含む6500名規模での補償相談業務を行う予定。
《RBB TODAY》
那須塩原、那須で表土除去後の線量確認作業開始
(8月31日)
県と那須塩原市、那須町は合同で30日、校庭・園庭の表土除去作業を終えた両市町の学校、保育園など計24施設について、除去後の放射線量を計測する確認作業を始めた。31日までに終了させ、同日中に数値を公表する。
表土除去は、那須塩原市の場合、5月の県調査で毎時1マイクロシーベルト以上となった小中学校と保育園、幼稚園の計18施設で実施中。那須町では全小中学校と保育園の計27施設すべてを対象としている。
除去作業は30日までに同市の16施設(8小学校、3中学校、1幼稚園、4保育所)、同町の8施設(6小学校、1中学校、1保育所)でほぼ完了。 今回はこれらに加え、5月の県調査で1マイクロシーベルト以上だった黒磯南高、那須高の線量も測る。両高校は6月上旬の県の追跡調査で1マイクロシーベル トを下回ったため、表土除去対象とはなっていない。
調査は従来通りサーベイメーターを使い校庭・園庭の中央と四隅の計5カ所を測定、平均値を出す。高さは小学校以下が地表の高さ50センチ、中学校 以上が同1メートル。30日はまず同市金沢小で行い、中央が0・22マイクロシーベルト、四隅が0・20~0・31マイクロシーベルトとなった。平均値は 約0・26マイクロシーベルトで、6月上旬の追跡調査時の1・06マイクロシーベルトを下回り、表土除去の効果が認められた。
同校は5月下旬から独自に校庭活動を制限中。地ならし作業など完全に工事が終わるのは9月2日の見込みで、森京子教頭は「約3カ月ぶりに児童を外に出せるのでほっとしている」と話した。
全対象施設の表土除去が完了するのは10月ごろの見込み。県は残りの施設も完工後に線量を測るとしている。
原発作業員が急性白血病で死亡 東電が確認
2011年08月31日
【新華社】 東京電力は30日、福島第1原子力発電所で作業に携わった40代の男性作業員が、急性白血病で死亡したと発表した。作業との因果関係はないと説明している。
東電によると、男性の作業中の被爆量は計0.5ミリシーベルトで、厚生労働省による年間5ミリ・シーベルトの上限を大きく下回っている。
東電は、男性作業員が8月上旬に約1週間、放射線管理の作業に携わったあと、体調を崩して急性白血病と診断され、8月16日に亡くなったと説明した。
(翻訳 尚蕾/編集翻訳 恩田有紀)
荷主が自主的に放射線量率測定、川崎市港湾局と川崎港運協会が覚書/川崎
2011年8月31日
東京電力福島第1原発事故を受け、川崎市港湾局と川崎港運協会は30日までに、川崎港での中古車などの貨物取り扱いに関連し、荷主が自主的に放射線量率測定を実施することなどを盛り込んだ覚書を結んだ。事業者は測定結果について、毎週、港湾管理者に報告。また、通報基準値(毎時5マイクロシーベルト以上)を上回る放射線量率を検知した際には港湾管理者に通報し、関係機関と対応を図る。報告内容は市のホームページ上で公表する。
東日本大震災:八潮市、新学期前に校庭の汚染土除去 放射線量は減少 /埼玉
9月1日の新学期を前に、八潮市は福島第1原発の事故による放射能汚染が比較的高い市内の保育所や小学校などの教育施設5カ所を対象に、校庭など の表土を除去した。市によると、除去後の空間放射線量は減少するなど一定の効果があったという。校庭の表土の除去について、県危機管理課は「県内で実施例 を聞くのは初めて」としている。
同市は7月、市内59カ所の公共施設などで空間放射線量の測定を始めた。子どもの生活空間で平均値が毎時0・2マイクロシーベルトを超えた施設を除去の対象にした。
作業は、7月10日~8月29日、市立古新田・南川崎保育所、大瀬・中川小、潮止中で実施された。重機などで表土を1~2センチ削り、除去した土 は隅に設けた深さ1・5メートルの穴へ埋設した。除去後の測定値(高さ5センチ)は、古新田保育所で毎時0・361マイクロシーベルト(7月8日)が0・ 141マイクロシーベルト(8月26日)などに下がった。
市担当者は「子どもの健康と親の不安を考え、測定値が高い教育施設を優先して実施した」と説明した。
一方、放射能対策を要望した市民団体「放射能から子どもと地域を守る八潮市民の会」の池谷正代表(61)は「表土の除去はありがたい。しかし、測定値が高い通学路や公園などへの対策も考えてほしい」と話す。【飯嶋英好】
毎日新聞 2011年8月31日 地方版
燕市内学校など空間放射線量の測定結果
8月31日 12時22分
31日行われた鈴木力燕市長の定例記者会見で、燕市内52の幼稚園、保育園、小学校、中学校のすべてで行った空間放射線量の測定結果を示した。計測値は0.05μSv/hから最大でも0.10μSv/hで、通常の測定範囲(0.016~0.16μSv/h)内となった。
県から携帯用の放射線測定器、サーベイメーター1台を借り、8月22日に幼稚園、小学校、中学校、24、25日に保育園でそれぞれ校庭と園庭の空間放射線量を測定した。
会見で鈴木市長は、市民から安心してもらうためにも測定を「一定の期間ごとに実施したい」とした。測定結果は次の通り。カッコ内は順に地上10cm、同50cm、同1mの高さでのそれぞれ測定値で単位はμSv/h、続く日付は測定日。
- 燕東小学校(0.06・0.07・0.07)8月22日
- 燕西小学校(0.06・0.06・0.05)8月22日
- 燕市小学校(0.06・0.06・0.06)8月22日
- 燕北小学校(0.07・0.08・0.07)8月22日
- 小池小学校(0.07・0.07・0.07)8月22日
- 大関小学校(0.07・0.06・0.06)8月22日
- 小中川小学校(0.07・0.07・0.06)8月22日
- 松長小学校(0.06・0.06・0.06)8月22日
- 粟生津小学校(0.07・0.08・0.07)8月22日
- 吉田小学校(0.06・0.05・0.05)8月22日
- 吉田南小学校(0.06・0.07・0.07)8月22日
- 吉田北小学校(0.06・0.07・0.05)8月22日
- 分水北小学校(0.07・0.07・0.06)8月22日
- 分水小学校(0.07・0.07・0.07)8月22日
- 島上小学校(0.07・0.08・0.07)8月22日
- 燕中学校(0.09・0.08・0.08)8月22日
- 小池中学校(0.07・0.06・0.06)8月22日
- 燕北中学校(0.06・0.06・0.06)8月22日
- 吉田中学校(0.06・0.07・0.06)8月22日
- 分水中学校(0.07・0.07・0.08)8月22日
- 燕東幼稚園(0.06・0.07・0.07)8月22日
- 燕西幼稚園(0.07・0.07・0.08)8月22日
- 燕南幼稚園(0.07・0.08・0.08)8月22日
- 燕北幼稚園(0.08・0.08・0.07)8月22日
- 燕保育園(0.06・0.07・0.07)8月24日
- 南保育園(0.07・0.08・0.08)8月24日
- つぼみ保育園(0.06・0.07・0.07)8月24日
- 小池保育園(0.06・0.05・0.05)8月24日
- 大曲八王寺保育園(0.09・0.09・0.07)8月24日
- 水道町保育園(0.08・0.07・0.07)8月24日
- 地蔵堂保育園(0.09・0.08・0.07)8月24日
- 島上保育園(0.08・0.07・0.06)8月24日
- あおい保育園(0.05・0.07・0.06)8月24日
- 笈ケ島保育園(0.07・0.07・0.07)8月24日
- ぎんなん保育園(0.08・0.06・0.06)8月24日
- 立正保育園(0.07・0.07・0.07)8月24日
- 藤の曲保育園(0.07・0.07・0.06)8月25日
- 小高保育園(0.07・0.07・0.07)8月25日
- 西燕保育園(0.06・0.05・0.05)8月25日
- 三方崎保育園(0.07・0.06・0.06)8月25日
- 吉田中央保育園(0.06・0.06・0.07)8月25日
- 吉田神田保育園(0.07・0.07・0.07)8月25日
- 吉田所保育園(0.07・0.07・0.07)8月25日
- 吉田八千代保育園(0.06・0.06・0.06)8月25日
- 吉田日之出保育園,(0.06・0.06・0.06)8月25日
- 粟生津保育園(0.07・0.07・0.07)8月25日
- 吉田北保育園(0.05・0.05・0.06)8月25日
- 百田西太田保育園(0.07・0.07・0.07)8月25日
- 長所保育園(0.06・0.06・0.07)8月25日
- 泉保育園(0.09・0.10・0.10)8月25日
- 第二泉保育園(0.07・0.08・0.08)8月25日
- 真保育園(0.07・0.08・0.07)8月25日
「新潟県:市町村による学校及び保育園等の空間放射線量の測定結果をお知らせします。」
http://www.pref.niigata.lg.jp/gens…
東日本大震災:校庭表土除去で放射線量が減少--那須塩原の小学校 /栃木
福島第1原発事故による放射線量について県は30日、那須塩原市と那須町の学校の校庭などで、表土を除去した後の線量を確認するための確認調査を始めた。対象は両市町の保育所、幼稚園、小中学校、高校の計26カ所。31日も行う。
那須塩原市金沢の市立金沢小学校(大塚敏郎校長、児童数38人)では、校庭(6796平方メートル)内5地点の地上50センチの空間線量を測定。 その結果、毎時0・20~0・31マイクロシーベルトだった。5月の測定では1・55マイクロシーベルトを検出し、国の表土除去基準(1マイクロシーベル ト)を上回ったため、表土3センチを他地域の砂と入れ替えた。除去した表土は校庭の一角にシートでくるんで埋めた。
同校では、基準を超えて以来、体育の授業を体育館で行うなど自粛してきたが、この日の調査結果が公表され次第、自粛を解除する方針だ。【柴田光二】
毎日新聞 2011年8月31日 地方版
東日本大震災:牛肉使った給食、来月から再開--松阪市 /三重
松阪市の山中光茂市長は30日会見し、保育園で自粛していた給食の牛肉使用について9月から再開することを明らかにした。幼稚園、小中学校については新学期から献立に取り入れる。
給食に使う肉は全頭検査を実施している県松阪食肉公社で処理した国産黒毛和牛(雌)で、牛肉安全確認書と放射線検査済書が添付されていることを条件にしており、山中市長は「これで安全性が確保できる」と述べた。
市は7月23日から私立を含む市内すべての保育園で牛肉の使用を自粛していた。
また、再開に合わせ、給食で使用する食材の産地をホームページで公表するとした。従来から公立の幼稚園と小中学校では米と卵はすべて市内産、牛乳も県内産を使っているが、他の食材の産地についても開示することで安心感を広げたいとしている。【橋本明】
〔三重版〕
毎日新聞 2011年8月31日 地方版
2011年8月31日(水)
市民要望で放射線量を測定 蕨市、9月から受け付け
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| 安全安心推進課の課長が手作りした木製の補助具を使い放射線量を測定する課員=蕨市役所 |
蕨市は9月から、市民から要望がある場所の空間放射線量測定を始める。場所と希望日時を申し込んでもらい、市の職員が出向いて測定する。頼高英雄市長は「狭い蕨市ならでのきめ細かい対応をしたい」としている。
市は7月8日から、保育園6園、小学校7校、中学校3校、公園64カ所について、市職員が巡回して測定し、結果を公表している。このほかに「こちらも測定してほしい」という市民の希望に基づき道路や公民館など公共施設での測定に応じることにした。
児童福祉課、市教委、公園担当の3部門に1台ずつ配置した簡易測定器(富士電機製、シンチレーションサーベイメータ、1台約50万円)3台を出前測定に活用する。
市災害対策本部(本部長・頼高市長)は市内の空間放射線量の基準値を年間1ミリシーベルトとし、1日8時間を屋外、16時間を屋内で過ごした場合の1時間換算量を0.19マイクロシーベルトと決めている。
保育園や小中学校の庭で基準値を超えた場合は、屋外活動を1日2時間程度に制限、立ち入りを制限し雑草の除去も行うほか、測定地点を増やすなどして監視体制を強める方針。
測定は地上から5センチ、50センチ、100センチ、中学校の校庭ではさらに150センチで、それぞれ東西南北の4方向で行う。
測定には市安全安心推進課の北田実課長(53)が手作りした木製の道具を使う。これだと地上の高さをいちいちメジャーで測らなくていい。北田課長 は「お恥ずかしい。こんなものは写真に写さないで」と言うが、課員の山縣良太さん(24)は「測量用の道具は高い。これで十分ですよ」。先輩の杉山鎮夫さ ん(28)は「情熱と勇気だね」。
盛岡・好摩幼稚園で基準値超す 雨どい下の放射線量
盛岡市は30日、玉山区の好摩幼稚園の敷地の一部で行った空間放射線量調査で国の基準(毎時1マイクロシーベルト)を超える同1・1マイクロシーベルトを計測したと発表した。
調査は25日から28日にかけて玉山区の好摩幼稚園と小中学校11校、北松園小、北松園中で実施。いずれも校庭中央の平均値は国の基準値を大きく 下回ったが、好摩幼稚園では園舎の雨どい下の放射線量が比較的高く、高さ50センチで同1・1マイクロシーベルト、同5センチでは同2・8マイクロシーベ ルトを計測。30日に除染作業をした。
また、高さ5センチでの計測では渋民小、渋民中、生出小、好摩小、巻堀小でも建物の雨どい下で同1マイクロシーベルトを超えたため立ち入り禁止とした。今週中に除染する。
(2011/08/31)
| 2011 年 08 月 31 日 10:42 現在 |
| コメ収穫に向けた対策を確認 |
| IFRAME非対応のブラウザでご覧の方は<A HREF=”index.asp?Date=201108″>こちらからどうぞ</A> |
富山県の米作改良対策本部生産部会の委員会が31日富山市で開かれ、コメの本格的な収穫に向けた対策などを確認しました。
県農協会館で開かれた委員会の冒頭、県農林水産部の太田次長は、県独自のコメの放射線検査に触れ、「いよいよコメの収穫時期です。万全の確認体制で安心して県産米を食べていただけるようにしたい」とあいさつしました。
来月中旬に成熟期を迎えるコシヒカリは、穂1本あたりのもみ数などがここ数年よりやや多くなっていますが、生育にバラツキが目立つことから、もみの色づきの状況を見極めて収穫時期を誤らないよう農家に呼びかけていくことを確認しました。
委員会では、本州に接近している台風12号に対する心配の声が相次ぎ、気象台の担当者は今後の台風情報に十分注意して対策をとってほしいと話していました。 |
2011年8月31日 11:00
震災復興情報提供「南相馬チャンネル」
福島県南相馬市は、東日本大震災で被災し、北陸地域に避難している南相馬市民に向けた「南相馬チャンネル」の映像提供実験を9月1日から開始する。映像はインターネット回線を通じて配信され、デジタルテレビやパソコンなどで視聴可能となる。
これに対し、29日、総務省北陸総合通信局は、「南相馬チャンネル」北陸地域映像提供実験支援協議会(※)を設置し、今回の実験の支援に関する事項を検討することを発表した。第一回目の会合が8月31日に開催され、同協議会は12月31日まで設置される。
インターネット通じ、遠方の避難市民にも情報提供
南相馬市はすでに、震災復興に向けた情報提供のため、デジタルテレビや携帯電話のワンセグ機能で視聴できる「南相馬チャンネル」の実験を7月20日から開始しており、放射線モニタリングポストの数値などの情報提供を行っている。
ただし、現在の放送は放送電波を利用しているために、受信エリアが限定的。そこで、受信可能エリアを越える北陸地域に非難している市民にも情報を提供するため、インターネット回線を利用して、パソコンやインターネット対応のデジタルテレビなどで視聴できるシステムを実験的に構築、その実験が9月1日からスタートすることになった。
※「南相馬チャンネル」北陸地域映像提供実験支援協議会・構成員(敬称略)
南相馬市長 桜井勝延
南砺市長 田中幹夫
総務省北陸総合通信局長 斉藤一雅
西日本電信電話株式会社北陸事業本部長 森英俊
株式会社ヨーズマー代表取締役 野口高志
パナソニック株式会社北陸支店長 横井慎一
パナソニックシステムソリューションズジャパン株式会社北陸社社長 楳村音弥
株式会社アクトビラ代表取締役社長 香西卓
震災対策 公明がリード
公明新聞:2011年8月31日付

政治決戦の勝利へ党勢拡大を訴える山口代表(右)=30日 都内
議員立法で復興後押し
民主政権の対応は鈍く遅い
都本部夏季研で山口代表
公明党の山口那津男代表は30日、東京都新宿区で開かれた党東京都本部(高木陽介代表=衆院議員)の夏季議員研修会であいさつし、2013年の政治決戦の勝利へ結束して党勢拡大に取り組んでいこうと呼び掛けた。
この中で山口代表は、内政や外交の諸問題に対応できない民主党政権のふがいなさを厳しく批判。特に、東日本大震災の復旧・復興へ公明党は「(政権に対し)協力姿勢を打ち出したが、待てど暮らせど、一向にやることは遅いし、鈍いし、何かをやっても心がない」と糾弾した。
これに対し、公明党は震災対策を一貫してリードしてきたと強調。復旧・復興に向けた政府の体制整備が遅れる中、公明党は復興庁や復興担当相の設置、復興特区の創設などを提案し、「公明党の案が丸のみされた形で復興基本法が出来上がった」と力説した。
また、公明党は震災対策で「次々と議員立法を提案してきた」として、(1)国会議員歳費の一部を震災復興に充てる法案(2)災害弔慰金の支給対象に兄弟姉妹を加える法案(3)がれき処理を迅速化する法案―などの策定、成立に尽力してきたことを強調した。
東京電力福島第1原子力発電所の事故に関しては「(原発建設などを)許可するのは全部政府だ。それで(原発)事故に至って、政府の責任がないのはおかしい」と指摘。さらに、避難者への支援が不十分な実情を踏まえ、政府が損害賠償の仮払いを行う法律制定を実現したと訴えた。
一方、子ども手当に関して山口代表は、財源不足などで「実行できないことが明らかになった」と強調。公明党の主張が実り、子ども手当を廃止し、児童手当を復活・拡充するほか、これでねん出した財源を復興財源に回すことで民主、自民、公明の3党が合意したことを報告した。
このほか研修会では、東京大学医学部附属病院放射線科の中川恵一准教授が放射線が与える人体への影響について講演。岡本宣子・世田谷区議、大久保盛久・稲城市議が活動報告を行った。
土屋美友紀さん 福島県郡山市→大阪府豊中市
原発事故知ってほしい
福島県郡山市の自宅は、福島第一原発から約50キロ離れており、避難などを指示された区域ではありませんでした。でも、長男(12)と次男(9)、長女(4)への影響が心配で、大阪府豊中市に住む両親の勧めもあり、3月19日に子供たちを連れて実家に避難しました。
子供たちとくつろぐ土屋美友紀さん(右奥、大阪府豊中市で)
水道配管業の夫(40)は被害を受けた水道管の修理で忙しく、一人で福島に残っています。8月11日、震災後初めて夫が大阪に来ました。子供と会うのは5か月ぶり。夫は「3人とも大きくなった」と驚いていました。子供たちも大喜びで、家族で博物館に行きました。
私だけでは3人と出かけるのは大変なので、夫が一緒で心強かったです。早く家族そろって暮らしたいですが、長男と次男が通学していた小学校の校庭で基準を上回る放射線量が見つかっており、なかなか戻る決心がつきません。
子供たちは新しい学校になじみ、友達ができました。ただ、転校が突然だったので、長男は郡山の友達に別れのあいさつができなかったことが心残りのようです。もう少ししたらいったん戻って、友達に会わせてやりたいと思っています。
県外に避難した知人の中には、福島から来たということで肩身が狭い思いをして、原発への不安を抱えたまま戻った人もいます。原発事故は、福島の人 が起こしたわけではないことをわかってほしい。少しでも多くの人に現地の様子を知ってもらいたくて、先生に頼み、学校の保護者説明会で話すなどしていま す。
原発事故を人ごとではなく、自分たちの問題として考えてもらえるように、これからも私にできることを続けていきたいです。
(2011年8月31日 読売新聞)
学童軟式野球:ガスワンカップ選手権 小名浜少年野球教室が初V /福島
◇茎崎ファイターズ降す
関東や東北などの代表16チームが出場する「第4回ガスワンカップ学童軟式野球選手権大会」の決勝が28日、さいたま市大宮区の県営大宮球場であった。福島県代表の小名浜少年野球教室が茨城県代表の茎崎ファイターズを3-2で降して初優勝を果たした。
小名浜少年野球教室の選手たちは東日本大震災の後、避難生活などで練習ができない時期があった。6月から本格的に再開した練習も、毎回放射線量を測ってから行っている。小和口有久監督は「ここまで大変だったが、まさか優勝できるとは思わなかった」と笑顔を見せた。
佐川光明主将(6年)は避難先の栃木県や新潟県のホテルで素振りをしたといい、「みんなで集まって野球できたことがうれしかった」と喜んだ。【平川昌範】
毎日新聞 2011年8月31日 地方版
「WBC」 福島市、独自導入へ
2011年08月31日
●内部被曝調べるホールボディーカウンター
福島市は、放射線の内部被曝(ひばく)を調べるホールボディーカウンター(WBC)を独自に導入する。瀬戸孝則市長が29日に開いた記者 会見で発表した。放射線の影響を受けやすい子どもと妊婦を優先して、来年2月をメドに検査を始めるとしている。車載移動型の機械1台分の購入費など約1億 1700万円を9月議会の補正予算案に盛り込んだ。
市によると、検査の対象は4歳から中学生までと妊婦で、計約4万人にのぼる。4歳未満は、測定時に一人で動かずにいるのが難しいとしてはずした。優先順位を決めるなど運用に当たっては、県や市医師会などと連携していく。
移動型のため、学校などに出向いて検査をするうえで効率よく運用できるとしている。1日40~50人の検査ができるという。(鬼久保幹男)
給食の食材産地公表 松阪市
2011年08月31日
■牛肉使用の自粛は解除
松阪市は小中学校と幼稚園、保育園給食の主要食材の産地を9月分の献立から公表することにし、山中光茂市長が30日の記者会見で明らかにした。東日本大震災の影響で、食材への関心が高まっていることを受けた試みで、県内では初めて、という。
公表品目はパン、米、牛乳、卵のほか、野菜や果物、魚、肉、大豆と、豆腐、納豆などの大豆製品。市内産のほかは県名を、国外産は国名を記す。小中幼稚園は現在、米、卵は松阪産を、牛乳は県内産を使っている。
実際に使った食材の公表は、予定産地と実績が異なることがあるため、使用月の翌月中下旬に公表する。
献立の食材については、小中幼稚園は毎月下旬に市のホームページで公表し、給食便りを通じて、保護者に知らせる。保育園は各園で納品業者や産地が異なるため各園で掲示する。対象は48小中校と14幼稚園、私立を含む36保育園。
また、同市は7月23日から自粛していた保育園給食での牛肉の使用について、9月分の献立から再開することも発表した。県松阪食肉公社で処理するすべての牛肉に対し、簡易放射線検査が始まったため。小中学校でも9月分の給食から牛肉を使う。
(森山敏男)
医療功労賞 被災者に寄り添う受賞者たち
被曝から子ども守りたい(2)
第28回受賞 菅谷昭(すげのや・あきら)さん
松本の市民団体がベラルーシへ支援活動をしているとテレビで知ったのはちょうどその頃。
「自分の専門知識が少しは役に立つかもしれない」
そう直感し、5年間で7回、現地で実情を調査した。その後、大学助教授の職を辞し、ベラルーシに単身で移住。小児科医の妻は黙って背中を押してくれた。
帰国するまでの5年半に約750例の手術に立ち会い、延べ5000人以上を検診した。
「当初から危機意識が足りなかったのではないか」
菅谷さんは、原発事故が起きた後の政府の対応について、そう批判する。
「核災害は、最初から最悪の事態を想定し、先手を打たなければダメ。命を守るためには、マイナスのデータも出すべきで、国民は、そこから判断する。決してパニックにはならない」
この夏、全域が計画的避難区域になっている福島県飯舘村の児童ら約50人を松本市に招くキャンプを開いた。放射線を気にせずに外で思い切り遊んでほしいとの思いからだ。その一人、小3の細川渉くん(8)は「夏の思い出を作りたい」と話した。
原発事故に関する発言などに多忙を極めた4月、うれしい事があった。ベラルーシから思いがけない贈り物が自宅に届いたのだ。大きな二つの箱に入っていたのは、靴下65足とぬいぐるみ4個、ひざかけ9枚、鍋つかみ2個。どれもカラフルでかわいらしいデザインだった。
送ってくれたのは、「パレースカヤ・ゾーラチカ(パレーシヤ地方の小さな星たち)」という地元の少年少女音楽舞踊団の子供たち。10年ほど前、菅谷さんの 呼びかけで来日公演したこともある。「汚染地域に生きる子供たちが福島のことを心配してくれている」。その思いやりに、疲れが一気に吹き飛んだ。
菅谷さんには夢がある。いつの日かこの子供たちを福島に招き、民族舞踊を披露してもらうことだ。「彼らが元気だと知ることは、福島の子供たちの励みになりますから」
43歳で一度“死んだ”人生。残りの時間は松本市民と、原発事故に苦しむ人のためにささげるつもりだ。(医療情報部 加納昭彦)
◇
医療功労賞の詳細は、ホームページ(http://event.yomiuri.co.jp/2011/iryo-40th/)に掲載されています。
(2011年8月31日 読売新聞)
【茨城】
故郷復興の力に 福島の酒井さん親子、八千代町で重機の資格取得
講師から重機操作の指導を受ける酒井克典さん(左)と秀男さん(中)=八千代町で
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福島第一原発事故で、福島県南相馬市から八千代町で避難生活を送った酒井秀男さん(60)、克典さん(34)親子が、地元JAの主催で開かれた小 型重機の講習を受講、資格にあたる修了証が届くのを心待ちにしている。本来、組合員対象の講習に特別に許可されて参加したもので、二人は、「放射線量が高 い故郷の土壌の除染も含め復興に重機は欠かせない。故郷の力になりたい」と意気込む。 (原田拓哉)
講習は今月二十四、二十五日に、同町内で開かれ、パワーショベルの操作などに懸命に取り組んだ。資格にあたる修了証は一カ月ほどで届く予定だ。
電器店を経営していた秀男さんと妻達子さん(56)、克典さんの家族三人の自宅は第一原発から約二十五キロ以内の緊急時避難準備区域にある。高台 にあったが物置や車は震災による津波にのみ込まれた。三人は事故後の三月二十六日、人手不足が深刻化し、農業の担い手として避難者を受け入れていた同町に 移った。八千代町では家族でハクサイ、キャベツ、メロンの栽培に携わっていた。
東北電力の火力発電所で働いていた克典さんは、元上司から「仕事をしないか」と連絡を受け、自宅に戻っていた。発電所の再稼働に向けて、がれきの撤去などを手伝うことになり、重機の資格が役立つことに。
また、自宅周辺の学校校庭などは高い放射線量を示しており、自治体が園庭や校庭などの土を入れ替えて行う予定の除染に、重機の仕事が見込めるという。達子さんの父(76)は、同市内に残っており、秀男さんと達子さんも、仕事などのめどが立てば早期帰宅を希望している。
八千代町総務課によると、町内には今も、同市などから六世帯十八人が避難している。
【埼玉】
八潮市は三十日、市の測定で大気中の放射線量が高かった学校と保育所計五カ所で校庭や園庭の表土を除去した、と発表した。土を取り除いた後の放射線量はいずれも大幅に低下した、としている。
除去作業を行ったのは南川崎保育所、古新田保育所、大瀬小学校、中川小学校、潮止中学校。市が学校や公園など市内五十九カ所で月二回行っている放射線量の測定で、毎時〇・二マイクロシーベルトを超えた学校と保育所を対象とした。
業者や職員の手で校庭や園庭の表土一、二センチを除去し、校庭などの隅に埋めて処分。七月八日に地上五センチの測定で〇・三六マイクロシーベルト だった古新田保育所は二日後に表土を除去し、今月二十六日の測定では〇・一四マイクロシーベルトに低下したという。 (大沢令)
ライターも体験! 誰でもすぐに使えるデータ分析環境を探る
3 Webのデータを使って全国の放射線量をQlikViewで分析してみよう
2011/08/31


自力でどこまでできるのかWebデータを利用してチャレンジ
セミナーに参加しただけの初心者が1人でどこまでBIツール「QlikView」を使えるものだろうか? 自力で何かやってみたいが、残念ながら全国展開している店舗の売上データなどは持っていない。クリックテックの講師に相談したところ、QlikViewで はWeb上のデータを簡単に取り込めると教えてもらった。
政府や各種機関が公開しているCSVなどの統計データはもちろん、HTML上のテーブルからもデータを取得可能だ。しかも、取り込む方法は簡単で、データソースとしてURLを入力するだけだ。この機能を利用して、空間放射線量率データというWebサイトで公開されている「福島原発および全国各都道府県での空間放射線量率データ」を取り込んでみることにした。
新規ファイルを作成し、まずは空のままで名前をつけて保存してからロードスクリプトの編集画面を開く。この辺りはセミナーと同じ流れであり、配布さ れた資料もあるからわかりやすい。ファイルデータを「Webページ」にし、各都道府県の総合データである「http://static.void.in /rad/mext.tsv」を入力すると自動的に内容を読み込んでくれたが、日本語部分が文字化けしていた。これは「文字セット」を変更すれば解決す る。動きが軽快だから、手探りであちこちいじってみてもストレスがない。
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| ロードスクリプト編集画面でURLを指定すると自動的にデータが取得される |
データの文字化けは「文字セット」の変更で簡単に解決 |
読み込んだデータにわかりやすい項目名をつけるには、スクリプト内にちょっとした変換令を書く。これもセミナーでもやったことだから簡単だ。ここまで作業をしてからリロードしてデータを更新し、メイン画面のプロパティで3つの項目を読み込んでみる。
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| 各データ欄の名前を変更するには「[元名] as [新名]」とロードスクリプトの編集画面で書き込む |
元画面に戻ってデータをリロードしたら、右クリックメニューの「プロパティ」を呼び出し、読み込み項目を指定する |
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| 測定場所を選択すれば測定値が表示されるという連携だけは確認できた |
これだけでとりあえず、都道府県を選択すればそこのデータ一覧が表示されるようにはなるが、どうも計測日時が細かすぎて使いづらい。そこで、時間部 分を切り捨てて日単位でまとまるようにした。さらに年、月、日という項目も作っておく。これで「日付」欄が表示できるようになり、日付と場所を選ぶとその 日その場所の測定値が見えるようになった。
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| 日付の書式を「date(DayStart([データ名],’YYYY/MM/DD’)」で指定した後、日付、年、月、日の名前をつける |
細かい日時ではなく、日付単位でのデータ処理ができるようになった |
放射線量の推移と累計をグラフ化
ここまで来れば、次の課題はデータの見せ方、つまりグラフ作成だ。今回は、「特定場所での放射線量が日々どのように推移しているのか」と「今までどれだけの放射線量が累計で計測されているか」という2つのグラフを作ってみたい。
適当なところで右クリックして[シートオブジェクトの追加]-[チャート]を選択し、折れ線グラフを選択する。軸になるのは測定場所と日付だ。 「日々数回計測される放射線量の平均を知ろう」ということで、数式では「集計関数」で「平均値」を選び、「項目」で「放射線量」を選ぶ。これで貼り付けれ ばOKだ。この時点でも、そこそこ見られるグラフができる。
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| 折れ線グラフを選択し、軸となる項目を指定。数式として放射線量の平均値を入力する |
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| それらしいグラフができた |
グラフをもっと見やすく整えるため、計測値が高い県を優先的に表示することにし、日付も縦向きに表示するようにプロパティを開き直して調整してみ た。出来上がったグラフを見ると、福島の数値がずば抜けて高いことがよくわかる。日付を移動しながら見られるよう「プレゼンテーション」タブで「最大表示 数」を60に設定し、「X-軸スクロールバーの表示」にもチェックを入れた。これで、約2ヵ月分の推移を一覧化した状態で日付をスクロールしながら見るこ とが可能な折れ線グラフが完成した。
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| 測定場所のソートを、平均値の大きい順に並べる |
軸の目盛線設定で「第1軸ラベル」を「|」にすると、縦向きに文字が並ぶ |
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| 平均放射線量の多い順に2ヶ月分ずつ表示するグラフができた |
同じ要領で、東日本大震災が発生した3月11日から現在に至るまでの放射線量の累積を示すグラフも作ってみた。関数は合計を示す「Sum」になるが、手順的にはほぼ同じだ。
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| 数式で「Sum(放射線量)」を指定し、「累積」で「すべて累積表示」にチェックを入れて累積グラフを作る |
2つのグラフに加えて測定場所、年月日などの項目を読み込んで並べれば、ちょっとしたアプリケーションの完成だ。日々リロードすると、最新の放射線 量のデータが自動取得される。都道府県を選択したグラフが見づらければ、測定場所を地方ごとに分けたExcelデータを用意し、ロードスクリプト編集画面 で読み込めばOK。いろいろと試行錯誤しながら好みの画面を追求できる。
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| 必要な項目とグラフを画面内に並べれば、指定日時、場所の放射線量推移と累計が表示されるアプリケーションの完成だ |
コミュニティの力を借りて地図上の散布図表示に挑戦
一応、「放射線量分析アプリケーション」ができたものの、見た目としては少々寂しい。できれば地図の上にバルーン表示で放射線量を表示したい。その 場合に必要になるのは、地図と計測場所の緯度経度だろうが、これらをどこから入手できるのかがわからない。また、緯度経度を反映して地図上に重ねて表示す るという方法も不明だ。地図はGoogleMapが使えたら便利だろうと思いながらいろいろ検索してみたが、やり方がわからなかった。
そこで、できたばかりのクリックテックの日本語コミュニティに 頼ってみることにした。セミナーに1度参加した程度のスキルではムリな作業かもしれないとは思ったが、測定場所の緯度経度を入力したExcelデータと、 ロードスクリプト編集画面に貼り付ける内容のテキストデータをもらうことができた。さらに、散布図作成時に必要となる数式もコピー&ペーストすれ ば済むものをもらい、作り方も教えてもらえた。
このやり取りはコミュニティに残っているから、もし同じアプリケーションを作ってみたいと思った時は参考にしてほしい。
もらったデータを貼り付けただけではあるが、放射線量の累計値を地図上にバルーン表示も完成した。地図はGoogleMapからリアルタイムに取得しているため、拡大・縮小もできる。
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| GoogleMapを利用した散布図表示も実現でき、見栄えもよくなった |
さすがに地図を取得して利用するところはカンで動いてみるというわけにはいかなかったが、グラフ作成は試行錯誤するうちに好みの状態に調整できた。 今回の作業で最大のポインだったのは、やり直しが苦にならない軽快さだ。「動かなくなってしまった」、「途中でわからなくなってしまった」という時は気軽 にやり直せるし、「この設定は何だろう?」という時も適当な数値を入れることができる。QlikViewならBIに明るくない人も手元のデータを用いて簡 単に分析が行えるはずだ。少しでも分析に興味があるようなら、QlikViewを試してみてはどうだろう?
「想定外」とは言わせない情報系プラットフォームQlikView
QlikTechの提供するQlikViewは、特許取得済みの「連想技術」と「インメモリー」のコアテクノロジーがもたらす高速性により、膨大 なデータから、必要な時に、必要な情報を、各ユーザーが自由に探索できる情報系プラットフォームです。QlikViewの連想技術では、過去のビジネスイ ンテリジェンスツールの概念(OLAPキューブ等)を覆すデータの持ち方をします。それが故に、真の意味で、「IT部門の手を煩わせることなく、エンド ユーザー自身が、データの中から必要な情報を見ながらビジネス分析を行う」ことのできるツールです。
参照:クリックテック・ジャパン株式会社
【東京】
砂場19カ所入れ替えへ 線量再測定 葛飾区、目安上回る
区が独自に定める目安を超える放射線量が、小中学校や保育園、幼稚園など二十九カ所の砂場で測定された葛飾区は三十日、これらの砂場の空間放射線 量の再測定結果を発表した。このうち十九カ所で、区が目安とする毎時〇・二五マイクロシーベルト(一マイクロシーベルトは一ミリシーベルトの千分の一)以 上の放射線量が測定され、区は、目安を上回った砂場の砂を入れ替えることを決めた。
今回の再測定で、毎時〇・二五マイクロシーベルト以上だったのは、区立小十カ所、私立保育園四カ所、区立中三カ所、区立保育園二カ所。区立東水元 小の同〇・五五マイクロシーベルト、区立清和小の同〇・四二マイクロシーベルト、区立東金町中の同〇・四マイクロシーベルトの順に数値が高かった。
区は今月三~十七日、すべての区立の小中学校、幼稚園、保育園、公園、希望のあった私立幼稚園、保育園などの砂場計三百七十八カ所で、地上五セン チの空間放射線量を測定し、目安を超えた二十九カ所を使用中止にした。私立施設の一カ所は、すでに砂の入れ替えを始めている。今回、再測定したのは二十八 カ所で、目安以下だった九カ所は使用が再開される。
周辺自治体が、毎時〇・二五マイクロシーベルト以上は、国際放射線防護委員会が定める平常時の年間被ばく限度一ミリシーベルトを超えると判断していることから、区は、この数値を砂入れ替えの目安にしたと説明している。
(伊東浩一)
【原発】作業員の被ばく限度戻す方針 厚生労働省(08/31 02:23)
福島第一原発の作業員の被ばく限度について、厚生労働省は、特例で250ミリシーベルトに引き上げている限度を近く本来の100ミリシーベルトに戻す方針を固めました。
細川厚生労働大臣が30日、閣議後の記者会見で明らかにしたものです。福島第一原発では、作業時間を確保するため、緊急作業に限って被ばく限度を250ミ リシーベルトに引き上げています。厚生労働省によりますと、3月の作業では103人が累計で100ミリシーベルトを超えましたが、4月と5月は全員下回っ たということです。このため、限度を事故前の100ミリシーベルトに戻す方針で、細川大臣は「どこの放射線量が高いのか検証したうえで、秋には一定の結論 を出さなければならない」と述べています。
枝野官房長官:放射線量批判に「誤解を与えず」 最後の会見で
枝野幸男官房長官は30日、菅内閣の総辞職に伴う最後の記者会見を行った。東日本大震災発生後、政府のスポークスマン役を一手に担った枝野氏は「実感としては3年ぐらい官房長官をやったような印象だ」と振り返った。
枝野氏は震災発生後の3月11日は4回記者会見。13、14両日は6回ずつ。震災発生から約103時間、官邸に常駐し計25回の記者会見をこなした。
枝野氏が放射線量について「ただちに健康に影響を及ぼす数値ではない」と繰り返したことには「過小評価」との批判が出ているが、枝野氏は「私の発 言録をチェックしたが、それぞれの場面で、その時点では誤解や不安を与える内容ではなかったと確信している」と語った。【影山哲也】
毎日新聞 2011年8月31日 東京朝刊
線量測定装置8台増設
福井と隣接 考慮
文部科学省が福島第一原発事故を受け、全都道府県での体制強化を決めた大気中の放射線量測定について、県は測定装置「モニタリングポスト」8台を 増設することを決めた。国からの委託費1億円余りを9月補正予算案に計上、9月14日開催の「県地域防災計画・原子力対策編」見直し検討委での議論などを 踏まえ、設置場所を決定する。
文科省は1989年から全都道府県に委託して、モニタリングポスト1台ずつを配備。原発事故を受け、放射線量の測定体制を強化するため、2011年度第2次補正予算に必要経費として32億円を計上した。
全都道府県に3台以上、全国で計250台が増設される予定で、県は原発の多い福井県に隣接するため、8台が割り当てられた。
県内では現在、大津市御殿浜の県衛生科学センターの屋上に1台が設置されているが、平常時の放射線量測定を想定しており、1時間当たり10マイクロ・シーベルトまでしか測定できない。
2002年には県が独自に高島、長浜両市内に4台を設置、1時間当たり10ミリ・シーベルトまで測定できたが、管理運営費がかさむことなどから、 10年9月に廃止。同年10月以降は、移動式のモニタリングカー単独での測定に切り替え、2週間に1回、定期的に実施しているが、県北部の住民らからはモ ニタリングポストの再設置を求める声が上がっていた。
(2011年8月31日 読売新聞)
学校給食食材、県で検査も 放射能対策で福田知事
(8月31日)
福田富一知事ら県執行部と県内27市町長が県政の課題について話し合う政策懇談会 が30日、県公館で開かれた。震災復興の取り組みが議題で、首長側からは放射能対策で食品や土壌の検査を県に求める声が相次いだ。これに対し福田知事は、 学校給食など不特定多数の口に入る食材の検査について、県の機器を使った検査に前向きな姿勢を示した。
福島第1原発事故の影響で、県内で比較的放射線量の高い県北部の首長らが放射能対策に高い関心を示した。
那須塩原市の栗川仁市長は、独自に簡易検査機器を購入して食品の検査に当たるとした上で「仮に簡易検査で線量が基準を超えたら、県で精密検査をし てほしい」と要望。那須町の高久勝町長は「学校給食の食材は優先的に検査してもらえないか。地元の農産物は大丈夫なのか、と不安の声がある」と訴えた。
牛肉など農畜産物の風評被害払拭のため県が9月16日に行うイベントについて、高根沢町の高橋克法町長は「インパクトが大切。知事と27首長がそろって試食したり、福島県の食材も併せて安全をアピールしてはどうか」と提案した。
こうした声に対し知事は、学校給食食材の検査は「可能な限り県で対応する」としたが、家庭菜園などで栽培した野菜については「個人負担で検査を」との考えを示した。16日のイベントについては首長らに「都合がつけば参加を」と呼び掛けるなど、前向きな姿勢を示した。
中部電力は29日、浜岡原発5号機(静岡県御前崎市)の原子炉や復水器に海水が混入したトラブルを受け、各設備の健全性評価について外部の専門家から意見をもらう委員会を新設すると発表した。東京都内で30日に初会合を開く。
委員会は、山本章夫・名古屋大大学院教授ら原子炉の材質や技術に詳しい有識者10人で構成。中電は原子炉内から順に塩分を取り除く作業を進めてお り、今後半年ごとに進行状況や設備の点検結果などを委員会に報告し、対策などへの助言を求める。委員会は非公開だが、開催後に議事録を同社のホームページ に掲載する。
また中電は29日、塩分除去作業の進行状況も公表した。原子炉内の塩分濃度は0・16ppmと、海水が流入した5月14日の2500分の1以下になった。来年6月ごろまでに0・1ppm以下に下げ、同9月までに設備の点検や健全性の確認をする予定。
このトラブルでは、復水器内のふたが外れて水が噴き出し、細管が損傷するなどして海水400トンが漏れた。
仏、国際的な原子力規制強化をIAEAで提案へ
【サンビュルバ(フランス)】福島第1原発の事故を受けて原子力に対する厳しい見方が強まるなか、フランスの政府当局者は29日、原子力エネルギーに関 する国際的な規制強化の推進を模索すると述べた。一部の国々が国の垣根を越えた規制強化に反対しているにもかかわらずだ。
フィヨン首相は29日、原子力災害対応のための国際緊急タスクフォースと、原子炉運転に関連する国際的な訓練施設の創設を呼び掛けた。これに先立ちベッ ソン・エネルギー相は、国際原子力機関(IAEA)に対し、最近欧州で実施された「ストレステスト(耐性評価)」を世界規模で実施するよう求めると述べて いた。
AFP/Getty Imagesル・ブジェイ原子力発電所
フィヨン首相はリヨン近郊のル・ブジェイ原子力発電所視察の際に記者団に対し、「国際社会は、専門家と専門機材を擁し、原子力災害に見舞われた国から要請があればいつでも対応できる迅速な介入システムを創設しなければならない」と語った。
福島第1原発の事故以降、フランス当局者は一貫して原子力を擁護している。原子力は同国の電力源の約80%を占めているほか、主要な輸出産業でもある。 ベッソン・エネルギー相は9月19日に行われるIAEAの会合でフランスの計画を明らかにするとみられている。ドイツやイタリアなどの国々は福島第1原発 事故後に原子力計画を縮小ないし廃止したが、アジア、中東や欧州の一部では原子炉の新設が続いている。
フランス当局者は29日、国際的な規制強化を基盤とする新たな方策について、反対に直面する公算が大きいことを認めた。多くの国々は安全に関する監視権 限を国際機関に譲ることに反対し、国家主権を侵す恐れのある動きに異議を唱えている。フランスは米国に次ぐ世界第2の原発大国で、日本をしのいでいる。
フランス原子力安全局のラコスト局長によると、原子力利用が盛んな主要国の一部が連係強化に「消極的」だという。
国際的な安全規制の強化はフランスの原子力技術を後押しする可能性がある。フランスの企業は同国の技術が世界で最も安全だとうたっている。フランスは最 近開かれた原発稼働国の当局者の集まりで、世界規模の規制計画を提案した。世界規模のテストに多くの費用がかかる恐れがあるほか、誰がシステムを監視する のかや、安全でないと判断されたときに誰が原発を閉鎖させる権限を持つのかが不明なのにもかかわらずだ。
IAEAの広報担当者によると、ベッソン・エネルギー相はIAEA年次総会の冒頭で提案を明らかにする予定だ。IAEAは、天野之弥事務局長が最近、世 界規模の緊急対応システム構築や、IAEAの監視下にある原発を無作為に検査するといった一連の新提案を支持すると発言したと指摘している。
天野事務局長は今年6月、「原子力の安全維持は引き続き国家の責任だ」としながらも、「世界中の原子力のより安全な未来を実現する上で、IAEAが主導的な役割を担うことになろう」と述べている。
記者: Geraldine Amiel and Inti Landauro
原発安全革命 [著]古川和男
[文]青木るえか [掲載]2011年09月02日
■“トリウム燃料原発”は本当にイイ原発か
今この時期、原発関係の本を読むのなら、どんな原 発本をセレクトするか、日本人として鼎の軽重を問われる。原発の危険性を説いた本は当然の主張なので「今あえて読む」もんじゃないし、「日本の経済を考え ると急激な脱原発はムリなので今ある原発を安全にボチボチ」みたいな意見など聞き飽きた。今こそ「原子力発電こそ夢の未来生活!」とブチあげる本を読みた いものだ、と思って探すけどさすがにない。豊田有恒『日本の原発技術が世界を変える』を本屋で見つけて「おおっ」と手に取ったが、残念ながら昨年12月の 発刊。しかし、このあいだまで「ま、いろいろガタガタ言うやつもいるけど原発安全、原発バンザイ」って空気が蔓延してたよなあ。
『原発安全革 命』は、これまでのウラン燃料ではなくトリウム燃料を使った「新しい原発」を今こそ!という本である。これを読む限り、トリウム熔融塩炉(というものを使 うのだ)って、今の原発と比べたらいいことばっかじゃないですか。トリウムはウランと比べて自然にいっぱいあるらしい。燃料が液体なので安定がよく、冷却 もしやすい。もし原子炉がどうかなっても、核燃料は飛び散らずガラス状に固まる。今の原発より発電量を小さくして、あちこちにつくれば送電ロスは少なくな る。いやこれ、トリウム熔融塩炉でガンガン行けばいいんじゃないの?と言いたいぐらいイイ原発ではないか。
しかし、トリウム熔融塩炉のことを言 う人はほとんどいない。雑誌では立花隆が1回どこかでチラリと触れていて、「立花さん!」と期待したがそれっきりである。今はとにかく「トリウム熔融塩炉 は悪である!」という本があれば読みたい(とはいっても、発電したあとには核廃棄物が出てくるのだが)。一点、この本でほんとにそうだなと思ったのは、現 在の原発の安全対策は「多重防護という無理筋対応」だという批判。だからこそ安全なトリウム熔融塩炉を!と言われるとなるほどと言いたくなるが、やっぱり 原発はいかん。
東電、警報後も作業継続=福島原発事故
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東京電力は30日、作業計画を超えてベータ線被ばくした社員2人について、線量計の警報が鳴った後も作業を継続していたと発表した。写真は原子炉格納容器に入る作業員=29日、第2原発4号機(東電提供) 【時事通信社】
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市民グループに九電が回答 玄海1号機の原子炉は健全
(2011年8月30日 16:38)
玄海原発の再開をめぐる九州電力の一連の不祥事を受け、佐賀県などの市民グループが提出していた要望に30日、九電側が回答しました。
これは、玄海原発プルサーマル裁判の会などの市民グループが先月、真部社長と松尾会長の辞任や、老朽化が指摘されている玄海原発1号機の運転停止などを九電に求めていたものです。
九電は冒頭、一連の不祥事について謝罪。
ただ、社長と会長の辞任については第三者委員会の調査結果を待ち判断するとした上、玄海原発1号機については安全性を検証した書類を提出し、原子炉容器は健全だと説明しました。
東京電力(株)福島第二原子力発電所2号機における高圧炉心スプレイ系ディーゼル発電設備冷却海水ポンプの故障について
本件の概要
原子力安全・保安院は、本日(8月30日)、東京電力(株)から冷温停止中の福島第二原子力発電所2号機(沸騰水型:定格電気出力110万キロワット)に おける高圧炉心スプレイ系ディーゼル発電設備冷却海水ポンプの故障について原子炉等規制法に基づく報告を受けました。 本事象の発生に伴う外部への放射性物質の影響はありません。
担当
原子力安全・保安院 原子力事故故障対策室
公表日
平成23年8月30日(火)
発表資料名
九州電・川内原子力2号が定期検査 今冬、供給不足の恐れ
2011/08/31
九州電力は30日、川内原子力発電所2号機(定格出力89万キロワット)が9月1日から約3カ月間の予定で定期検査を実 施すると発表した。現在運転中の玄海原子力発電所の1号機(同55万9千キロワット)と4号機(同118万キロワット)も12月に定検入りする予定で、同 社すべての原子力発電所が年内に停止する可能性が出てきた。
玄海、川内の両原子力発電所にあるすべての原子炉が停止した場合の供給力は1353万キロワット。これに対して、今冬の最大電力は1420万キロワットを見込んでおり、4.7%の供給不足の恐れがある。 (本紙3面より)
九電川内原発2号機 停止へ
8月31日 8時27分 
九州電力川内原子力発電所2号機では、定期検査のため31日午後から運転を停止させる作業が始まります。川内原発2号機が止まると、国内の原発54基のうち80%近くに当たる42基が停止することになります。
九州電力によりますと、川内原発2号機は31日午後、原子炉に制御棒を入れるなど運転を停止する作 業を始め、来月1日の未明には原子炉の運転が止まり、定期検査に入る予定です。定期検査では、核燃料を交換したり、タービンを分解して異常がないか確認し たりして、およそ4か月後の営業運転の再開を目指します。しかし、川内原発では、定期検査が事実上終わっている1号機も含めて、運転再開の具体的な見通し は立っていません。川内原発2号機が運転を止めれば、九州電力では6基の原発のうち4基が停止することになり、九州電力は「大型の発電施設が故障した場 合、供給が厳しい状態になる」としています。
九州電力の川内原発2号機が定期検査に入ると、国内の原発54基のうち4分3を上回る42基 が停止することになります。このうち11基は、定期検査が最終段階を迎えていて、電力各社は運転再開に必要な安全評価、いわゆる「ストレステスト」を実施 し、早ければ来月中にも国による審査を受ける計画です。しかし、「ストレステスト」に必要な耐震性のデータにミスが見つかる原発が相次いだり、原子力に関 するシンポジウムや住民説明会でいわゆる「やらせ問題」が持ち上がったりして、地元の不信も高まっており、運転再開の見通しが立っている原発はありませ ん。
一方、運転中の12基は、秋までに2基、冬までに8基、それに来年の春までに残る2基も定期検査のために停止することになっていて、運転を再開する原発がなければ、すべての原発が止まることになります。
プルサーマル 北電は凍結より撤回を(8月31日)
北海道電力は、「やらせ」メール問題を受け、泊原発3号機で予定していたプルサーマル発電計画を一時凍結すると発表した。
「やらせ」への組織的関与などを究明する第三者委員会を近く設置し、その調査結果が出るまで、プルサーマル用のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の加工を見合わせるという。
「やらせ」により、計画を容認した道の判断の正当性は損なわれた。凍結は当然だが、もともとプルサーマルが安全面を含む多くの問題を抱えていることを忘れてならない。
この際、北電は計画の撤回も検討すべきだろう。
プルサーマルは、政府の核燃料サイクル政策の一部だが、使用済み燃料を再利用するサイクル路線は完全に行き詰まっている。
しかもMOX燃料は割高で、原子炉に余分な負荷がかかる。電力会社にもメリットは少ないはずだ。
福島第1原発の事故で原子力政策が転換されようとしている時、安全性も経済性も疑わしいプルサーマルにこだわる理由は見当たらない。
北電には、従来の国策に縛られることなく、主体的に判断を下す姿勢が求められている。
福島の事故は依然収束せず、MOX燃料が及ぼした影響も解明されていない。道民の不安を考えれば、このような状況で、事故以前のスケジュールに沿って計画を進めてきた北電の態度は誠実さを欠く。
その上での「やらせ」の発覚である。原発自体に疑念が高まっている今、新たなリスクを抱えるプルサーマル導入への同意を求めても、道民の理解は得られまい。
「やらせ」問題の影響は、プルサーマルにとどまらない。
北電は、問題となった2008年のプルサーマルのシンポジウム以前にも、泊原発3号機の増設計画をめぐる道の意見募集で、不正工作を行った前歴がある。
他の電力会社の例を見ても、原発関連の説明会で世論誘導を目的とした工作が横行していたのでは、と疑うのが自然だろう。
不祥事を繰り返してきた電力業界の自浄能力をあてにはできない。
第三者委員会は、業界や原発行政とは無縁な識者で構成する必要がある。原発に関する広報活動全体を徹底的に調査すべきだ。
道も「北電にだまされました」では通らない。一連の経過を検証し、計画を容認した根拠を道民に説明する義務がある。
原発の運営は、地元の理解が大前提だ。北電は、泊原発そのものへの道民の信頼が揺らいでいることを肝に銘じなければならない。
川内原発も定期検査 九電原発6基中4基が運転停止に
九州電力は30日、川内原発2号機(鹿児島県薩摩川内市、出力89万キロワット)の定期検査を9月1日から始めると発表した。定期検査に入ったまま運転 停止中の玄海原発2、3号機、川内1号機を合わせ、九電の原発6基のうち4基が停止する。4基の停止は6基体制となった1997年以来初めて。全国では原 発54基のうち、稼働中は12基になる。
8月初旬にトラブルで停止した火力の苅田発電所新1号機(福岡県)が30日に運転を再開したが、川内2号機の停止で、9月以降の供給力は1635万キロワット(発電所内使用含む)に落ち込む。
9月の最大需要見通しは1561万キロワットで、九電は「9月から11月は需要が減るため、電力供給に支障はない」と説明。しかし、玄海1、4号機が定期検査に入る12月以降は、節電効果を含まない供給計画上の需要見通しに対し、電力不足が発生するという。
川内2号機は、燃料の取り換えや原子炉、非常用予備発電装置など8設備を検査する。従来の検査スケジュールに沿って11月下旬の発電再開、12月中旬の 営業運転の予定で国に申請しているが、九電は「ストレステストの1次評価と地元理解が運転再開の条件になる。工程ありきではない」と話している。2011年08月31日更新
青森・大間原発:「凍結を」 函館市長、現地視察し要望 /北海道
函館市の工藤寿樹市長は30日、電源開発が青森県大間町に建設中の大間原発(出力138万キロワット)を視察した。函館市中心部から大間原発まで の距離は、津軽海峡を挟んで約23キロ。工藤市長は「あまりにも函館に近く、事故が起きたら遮るものがない」と感想を語り、改めて無期限凍結を求める姿勢 を示した。
工藤市長は市議会の能登谷公議長とともに電源開発の担当者から、3メートルの防潮壁や高台に置く非常用発電機など東日本大震災後の安全強化策の説 明を受けた。また高台に上って、原子炉建屋やタービン建屋の位置などを確認した。視察後、報道陣に「安全対策などを説明されたが、納得できなかった。放射 性廃棄物の最終処分場が決まっていないのも問題だ」と語った。
現場を見る前には、大間町役場で金沢満春町長、石戸秀雄町議会議長と会談。市議会が7月に可決した無期限凍結を求める意見書を手渡した。石戸議長 は会談後、「函館の不安は理解できるが、工事がストップして約2000人いた作業員がほとんどいなくなった。議会としては早期に工事を再開してほしい」と 語った。
大間原発は全炉心にプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使う予定で、運転開始目標は14年11月。しかし震災により、進捗(しんちょく)率37%のまま工事が中断されている。【近藤卓資】
大飯原発:2号機、非常用温度計が故障 電気系統トラブルか /福井
関西電力は30日、運転中の大飯原発2号機(おおい町、加圧水型、117・5万キロワット)で、原子炉格納容器内で蒸気漏れ事故などが発生した場合に使う非常用温度計2台のうち1台が測定不能になり、安全基準が保てなくなったとして、運転上の制限の逸脱を国に報告した。
関電などによると、同日午前2時過ぎに、温度計1台の示す温度が通常50度前後のはずが、41度まで下がっているのを確認。いったん戻ったが、午前4時40分過ぎに再び下がり始め、測定不能になった。
もう1台の非常用温度計や、10台の通常用温度計の示す温度に変化はなく、格納容器内でも異常はなかったという。非常用温度計は温度や圧力の変化 に強く、事故発生時に対応した構造になっている。関電は温度計そのものではなく電気系統のトラブルの可能性があるとみて、原因を調べている。【安藤大介】
毎日新聞 2011年8月31日 地方版
地震で停止の原発を特別調査=耐震設計超える揺れか―米
【ワシントン時事】米原子力規制委員会(NRC)は29日、米東部地域で23日に発生したマグニチュード(M)5.8の地震で原子炉2基が自動停止した ノースアンナ原子力発電所(バージニア州)に特別調査チームを派遣したと発表した。NRCは派遣理由について、原発事業者側から、今回の地震の揺れが設計 上の想定を超えた可能性があるとの報告を受けたためとしている。
[時事通信社]
地震で停止の原発を特別調査=耐震設計超える揺れか-米
【ワシントン時事】米原子力規制委員会(NRC)は29日、米東部地域で23日に発生したマグニチュード(M)5.8の地震で原子炉2基が自動停止した ノースアンナ原子力発電所(バージニア州)に特別調査チームを派遣したと発表した。NRCは派遣理由について、原発事業者側から、今回の地震の揺れが設計 上の想定を超えた可能性があるとの報告を受けたためとしている。(2011/08/30-10:13)
米地震、耐震設計想定超す揺れか 停止の原発
地震翌日のノースアナ原発=24日、米バージニア州ミネラル(AP=共同)
【ワシントン共同】米原子力規制委員会(NRC)は29日、米東海岸で23日に発生したマグニチュード(M)5・8の地震後に自動停止したバージニア州のノースアナ原発について、地震の揺れが耐震設計の基準値を上回った可能性があると発表した。
米国内では同原発の安全性を懸念する声が高まっており、NRCは専門家を追加派遣して、さらなる対策が必要かどうかを見極める方針。
電力会社による予備的な調査で、実際の地震の揺れが、設計上の基準値を超えていた可能性があることが分かったという。
NRCは正確な揺れの大きさを把握するため、さらにデータを収集するとしている。
2011/08/30 10:35 【共同通信】
地震の揺れ、想定超えの可能性=米ノースアンナ原発
米東部で23日発生したマグニチュード(M)5.8の地震で原子炉2基が自動停止したバージニア州ノースアンナ原子力発電所の事業者であるドミニオン・ リソーシズは29日、原子力規制委員会(NRC)に対し、地震の揺れが設計上の想定水準を超えていた可能性があると通知したことを明らかにした。
Getty Imagesノースアンナ原子力発電所(米バージニア州)
通知は26日に行われたもので、現在進められている調査で確認されれば、原発の稼働再開にはNRCの特別認可が必要になる。また、損傷部分が修復されたことを確認するためさらに詳しい調査も必要になる。
NRCは、「揺れの正確な規模を判断するため、現在データの回収・分析を行っている」と述べた。NRCは、米中・東部の原発について地震のリスクを過小 評価していた可能性があるとして、地震の長年にわたる影響を分析している最中でもあり、ノースアンナ原発の状況に大きな関心を寄せている。
ドミニオンのヒーコック最高原子力責任者(CNO)は、同原発に設置した幾つかの地震計のデータの分析を行っており、今週末いっぱいかかる見込みだという。
記者: Rebecca Smith
米原発で再び安全懸念、自然災害多発で
2011.8.30 19:22
【ワシントン=柿内公輔】米国内で原子力発電所の安全性に対する不安が再び台頭している。地震と大型ハリケーンという最近相次いだ自然災害で、原発の防災機能などへの懸念が広がっているためで、当局が対応に追われている。
23日に米東部で起きたマグニチュード(M)5・8の地震では、バージニア州の震源から約20キロのノースアナ原発で停電が発生、原子炉が運転を停止し た。先週末に米東海岸を襲ったハリケーン「アイリーン」では、メリーランド州のカルバート・クリフス原発の変圧器にがれきが直撃。原子炉が27日緊急停止 した。
6月には、ネブラスカ州フォートカルホーン原発で火災の発生や、洪水で原発が水につかるトラブルに立て続けに見舞われている。
米原子力規制委員会(NRC)はノースアナ原発については「安全システムに重大な損傷は判明していない」とし、カルバート・クリフス原発についても安全面で差し迫った問題はないとの立場を示している。
だが一方で、NRCはノースアナ原発について「揺れが耐震設計を超えた可能性がある」として特別調査チームを派遣。追加的な対策を講じる可能性もあるとしている。
NRCは7月13日に、福島第1原発事故を受けて実施した米国内の原発104基の再点検の報告書を発表。「福島のような事故が米国で直ちに起こるとは考え にくい」とした一方、想定を超える自然災害に対処するため、ヤツコ委員長が「5年以内に規制強化策を導入する」方針を明らかにしたばかりだ。
その足下で、米原発の信頼性を揺るがしかねない自然災害が多発。周辺住民の不安も高まっており、世界最多の原発を抱えるオバマ政権は抜本的な安全対策を急がされる可能性もある。
米バージニア州の原発、地震で設計超える揺れか
【ワシントン=山田哲朗】米原子力規制委員会(NRC)は29日、米バージニア州で23日に起きた地震で自動停止したノースアナ原発が、設計を超える揺れに見舞われていた可能性があると発表した。
NRCは点検チームを追加派遣して安全性に問題がないか調べる。
同原発は同州リッチモンドの北西64キロ・メートルにある。自動停止後、停電のため一時的に非常用発電機が稼働した。震源に近く、NRCや電力会 社の予備的な分析で設計基準を上回る揺れが起きていた可能性が判明、NRCの専門家が揺れの実態についてさらに調べることにした。
(2011年8月30日19時37分 読売新聞)
今月23日にアメリカ東部で地震が起こり、その影響で運転を停止した原子炉のうちの1基について、アメリカ原子力規制委員会が調査を行います。
アメリカ原子力規制委員会は、バージニア州にあるノースアナ原発に専門家を派遣し、この原発の揺れの程度について調査を行おうとしています。
地震によって運転を停止したノースアナ原発は、震源から20キロのところにあります。
地震が発生した際、原発の外部電源が失われ、原子炉が自動的に運転を停止しました。
アメリカ東部をマグニチュード5.8の地震が襲うのは、114年ぶりのことです。
今回の地震は、大地震などの災害に対するアメリカの原発の安全性に疑問を提示しています。 |
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