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東日本大震災:堆肥のセシウム、一部規制値超え /群馬
県は1日、片品村の1農家の牛ふん堆肥(たいひ)から、放射性セシウムが暫定規制値(1キロ当たり400ベクレル)を超える同1300ベクレル検 出されたと発表した。検査は空間放射線量が比較的高い地域のうち、屋外に保管していた農家がある4市村(高崎、富岡、片品、昭和)から3農家ずつ抽出して 実施した。採取日は8月26、29日。
県によると、今回の調査は福島第1原発事故前に生産され、屋外に保管されていた牛・豚ふん堆肥が対象。富岡で2農家から許容値を下回るセシウムが検出され、残りは不検出だった。
許容値を超えた片品の堆肥は原発事故以降使用されておらず、汚染は拡大していないという。一方、高崎、富岡の検査結果を受け、県は県南部24市町 村の堆肥使用自粛を解除。県北部については、屋外に堆肥を保管していた嬬恋、長野原、高山、東吾妻の4町村の検査を順次行う。【鳥井真平】
毎日新聞 2011年9月2日 地方版
東日本大震災:セシウム汚染疑い肉牛、7頭出荷し食肉に /岩手
県は31日、新たに放射性セシウムに汚染された疑いのある稲わらを与えられた肉牛7頭が出荷され、既に食肉処理されていたと発表した。
県畜産課によると、同日までに酪農・繁殖農家計7092戸を対象に実施した立ち入り調査で、八幡平市と一関市の繁殖農家3戸で3頭出荷していたこ とがわかった。また一関市の肥育農家1戸から4頭が出荷されていた。肥育農家に対する立ち入り調査は8月13日までに終了していたが、県農業普及技術課が 牛の堆肥(たいひ)の検査をしたところ、暫定許容値(1キロあたり400ベクレル)を超えたため、稲わらの流通業者に再度確認して発覚した。【金寿英】
毎日新聞 2011年9月2日 地方版
東日本大震災:飛騨牛、次々と落札 全頭検査開始後、初競り--高山 /岐阜
県内産肉牛の放射線に関する全頭検査が始まってから初となる飛騨牛の競りが1日、高山市八日町の飛騨ミート地方卸売市場で行われた。「飛騨牛全頭 検査開始記念フェア」と銘打った競りには、飛騨牛117頭を含む検査済みの121頭全頭が出品され、約40社の買い受け人が次々と落札していった。
A5規格飛騨牛(去勢牛)は1キロ2314円で、8月25日に行われた前回の競り値(キロ2230円)より84円高くなった。JAひだミートの小林光士参事(57)は「安心安全な全頭検査で消費者の信頼が戻るという期待感などを受け、いい値がついた」と話している。
県は8月29日から県公衆衛生センター(岐阜市)と県環境保健研究所(各務原市)で、全頭検査を開始。肩の肉1キロを使って29日に61頭、30 日に60頭を検査した。汚染稲ワラを食べた疑いのある和牛9頭も検査され、一部で微量のセシウムが検出されたが、ほとんどは不検出だったという。
小売りパックに貼る検査済みシールについては、関係者と協議しながら前向きに検討するという。JAひだミートの年間取り扱い頭数は県全体(約1万2000頭)の半分にあたる約6100頭。【宮田正和】
毎日新聞 2011年9月2日 地方版
東日本大震災:刈り取りのコメ、セシウム不検出--秋田と美郷 /秋田
福島第1原発事故による農畜産物の放射性物質汚染問題で、県産米を調べている県流通販売課は1日、秋田市と美郷町で31日に刈り取ったコメからは放射性セシウムは検出されなかったと発表した。
県は収穫前のコメの調査を3市町で実施。5日には北秋田市合川の田から刈り取り、玄米にして8日に分析する予定。結果は即日判明する見通し。9月中旬からは旧69市町村単位で収穫後のコメを調査する。
同課は県産のアユから微量の放射性セシウムが検出されたことも発表した。由利本荘市の笹子川のアユから1キロ当たり2・16ベクレル、仙北市の桧 木内川のアユから同3・50ベクレル検出された。北秋田市の阿仁川のアユからは検出されなかった。肉・魚・野菜について、国の暫定規制値は放射性セシウム が1キロ当たり500ベクレル以下としており、県産アユは健康に影響ないとみられる。【坂本太郎】
毎日新聞 2011年9月2日 地方版
東日本大震災:森田知事、コメ安全宣言 全県調査終え /千葉
「関東で一番早い新米を、安心してたくさん味わって」--県内のコメを生産する農家で放射能検査した結果、作付けのある52市町村が国の暫定規制 値(1キロあたり500ベクレル)を下回り、出荷制限解除になったとして、森田健作知事は1日、コメの「安全宣言」を行った。県によると、全県的な調査を 実施した上での安全宣言は全国初という。
県安全農業推進課によると、8月4日から52市町村、計319地点の玄米を検査した。うち放射性セシウムが検出されたのは、収穫前の玄米を予備調 査した白井市(同47ベクレル)、収穫後の本調査をした市川市(同46ベクレル)で、いずれも規制値を大幅に下回った。同課は「1カ所で検出されただけで も風評被害が起こりうるので、一安心した。結果が出るまで、数日間出荷自粛してもらったが、大幅な遅れとはならず、早めの対策が功を奏した」と話してい る。
県生産販売振興課によると、JA全農が公表している現在の標準価格は、県産の「ふさおとめ」が60キロ1万4000円で、昨年より1200円高 く、心配された風評被害も確認されていない。同課は「今年は震災の影響で10年産のコメが売れてしまい、政府米も備蓄があまりないなど、在庫が少ないとい う見込みで、コメの価格が上昇しているようだ」と分析している。
森田知事は定例会見で、県産の新米の早場米「ふさおとめ」で作ったおにぎりをほおばり「甘みとしっとりした食感がいい。本当においしい」とPRした。【斎藤有香】
毎日新聞 2011年9月2日 地方版
東日本大震災:焼却灰の処理、県内調整必要--知事 /千葉
一般ごみの焼却灰から、国が一時保管を求める基準を超える放射性セシウムが検出され、保管場所の確保が困難になっている問題で、森田健作知事は1 日の定例会見で「他県に持って行って戻されたこともある」と話し、県外への搬出は困難との見方を示す一方で「他市に頼むのは大変だというのが事実だが、お 互いに助け合うことが大事だし、県全体で考えないといけない」と述べ、保管場所確保に向けた県内調整の必要性を強調した。
県資源循環推進課によると、県内で稼働している一般廃棄物最終処分場は27カ所。最終処分場がなく県内他市や県外に搬出し埋め立て処分しているケースも多いが、原発事故後、受け入れ先が搬入を拒否している事例が目立っている。
8月31日に環境省から、一時保管を求める暫定基準(1キロあたり8000ベクレル)超の焼却灰について、セメント固化して一般廃棄物最終処分場 での埋め立て処理を認めるという通知が各自治体に出されたが、同課は「まだ通知が出たばかり。具体的な取り組みについては、これから市町村と話しあいた い」としている。【斎藤有香】
毎日新聞 2011年9月2日 地方版
土壌中のセシウムを低濃度の酸で抽出することに成功
日本の奇跡の真打ち登場か 部門より
ある Anonymous Coward 曰く、
独立行政法人 産業技術総合研究所 (AIST) が、土壌中のセシウムを低濃度の酸で抽出する技術を開発したと発表した (AIST のプレスリリースより) 。
酸 水溶液を使用し土壌中のセシウムイオンを抽出、プルシアンブルーナノ粒子吸着材という顔料で吸着することで処理するという。プレスリリースによると「放射 性廃棄物の量を 1/150 に低減できる可能性を示している」「理論的には 10 万分の 1 以下にすることも可能」との記述がある。さらに一度処理に使用した酸水溶液については、酸濃度の調整さえちゃんとしていれば繰り返しの使用が可能とのこ と。
実用化されればかなり期待できる技術ではないだろうか。
瑞穂黄金は全て一等米 4日には店頭に
県内でトップを切って稲刈りされた会津坂下町産の早場米「瑞穂黄金(みずほこがね)」の等級検査は1一日、町内の米穀販売、猪俣徳一商店の杉倉庫で行われた。
東京電力福島第一原発事故の影響で行われた放射性物質検査では放射性セシウムが検出されず、旧市町村単位で出荷が可能になった会津坂下町若宮地区、柳津町西山地区の約23トンが対象となった。
県米穀肥料協同組合の検査員が「こくさし」と呼ばれる器具で袋から玄米を取り出し、色や形、水分などを調べた。
今年は梅雨明けが早く、その後も好天に恵まれたため出来が良く、全て「一等米」の格付けとなった。
瑞穂黄金は放射性物質検査の影響で例年より1週間ほど遅い出荷となった。
4日には県内のヨークベニマルなどで販売される。
瑞穂黄金は平成5年の冷害時に早く実った「ひとめぼれ」から育成した品種で県の産地品種銘柄に登録されている。
秋田のニュース:政治・行政
県、9月補正案46億円を内示 「元気創造」に8億円
県は1日、9月定例県議会に提出する総額46億8009万円の 2011年度一般会計補正予算案を県議会各会派に内示した。東日本大震災への対応策として11億1956万円、県内の防災体制整備に1億7800万円、地 域支え合い活動など「ふるさと秋田元気創造プラン」に基づく施策に8億8375万円を盛り込んだ。
震災対応では、国と都道府県が拠出する「被災者生活再建支援基金」の負担金として9億341万円、放射能測定機器の追加整備費に9150万円を計上。放 射性セシウムを含む稲わらの流通で肉牛価格の低迷に苦しむ畜産農家への支援として、融資の利子補給など計8911万円を盛り込んだ。
県内の防災体制強化のため、幼稚園や保育所の自家発電機導入への助成に1億740万円、畜産農家の発電機導入への補助として2800万円を充てた。
ふるさと秋田元気創造プランに基づく施策では、買い物支援や除雪など地域支え合い活動を促進するため、市町村への助成経費に2億3046万円を充てた。
「たいまつ材料提供を」福島・須賀川、火祭り用に
- 2011/9/2 9:57
福島県須賀川市で11月12日に開催される伝統の火祭り「松明(たいまつ)あかし」で、同市は2日、記者会見し、祭りに使われるたいまつの材料となるイネ科の植物「カヤ」の提供を全国に呼び掛けた。市内のカヤから放射性物質が検出されたため。
松明あかしは16世紀後半、伊達政宗の軍勢と地元城主との戦いで戦死した霊を弔うために始まった。毎年11月に行われ、町内会や企業など団体ごとに立てたたいまつに火をともし、高さ約10メートルの「大松明」も登場する。
7月中旬、例年材料に使用していた市内のカヤから、微量の放射性セシウムが検出された。橋本克也市長は会見で「健康への影響はないと聞いていたが、心配する方もいると思い、全く影響のない材料を使うことに決めた」と話した。
募集するカヤの量は、4トントラック30台分。他にも、たいまつの骨組みとなる真竹1200本、手持ちのたいまつ用の篠竹1500本、かがり火用の薪280束も募集する。いずれも、市指定の検査機関で放射性物質が含まれていないかを確認した上で使用する。〔共同〕
東日本大震災:小学校など給食食材、きょうから放射性物質検査--大阪市教委 /大阪
大阪市教委は、市立小学校と特別支援学校計309校の給食で使用する食材について、放射性物質の監視検査を実施すると発表した。2日に始まる2学期の給食用食材から検査が行われる。
市教委によると、過去に出荷制限を受けたり、出荷を自粛していた地域の肉や青果物、魚介類などが対象。放射性ヨウ素と放射性セシウムについて検査し、検査結果は市教委のホームページ(HP)に掲載する。【小林慎】
毎日新聞 2011年9月2日 地方版
東日本大震災:県産牛肉、全戸検査始まる 畜産課HPで結果公表 /滋賀
福島第1原発事故を受け、県産牛肉の放射性物質検査が1日、始まった。当面、出荷農家ごとに月1頭を調べる全戸検査を行い、簡易検査機器が整備される11月ごろに全頭検査に移行する。
検査は、近江八幡市の滋賀食肉センターで首周辺の肉を採取。委託先の同市の民間検査機関「日吉」で約100グラムずつゲルマニウム半導体検出器にかけ、セシウム134、同137、ヨウ素131の有無を調べる。検査時間は1検体当たり約30分間という。
県内の肉用牛生産農家は108戸あり、初日は出荷した36戸のうち6戸分を検査に回した。検査結果は県畜産課のホームページで公表される。【姜弘修】
毎日新聞 2011年9月2日 地方版
人工顔料「ホクサイ・ブルー」で土壌セシウム吸着 産総研が新技術開発
江戸期の浮世絵師、葛飾北斎も使った青色の人工顔料「プルシアンブルー」を吸着剤として使 い、土壌の放射性セシウムをほぼ全量を回収できる技術を産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が開発した。放射性廃棄物を150分の1に減量できるとい い、東京電力福島第1原発事故の処理に期待される。
プルシアンブルーは粒径10ナノメートル(ナノは10億分の1)以下という微結晶の空 孔にセシウムイオンを選択的に吸着する性質があり、内部被曝(ひばく)用薬剤としても承認されている。1704年にドイツで作られた合成顔料で日本へも輸 出され北斎が代表作「冨嶽三十六景」で空の色などに使った。
産総研は、汚染土壌を低濃度の酸水溶液で洗う過程でセシウムを酸水溶液に溶かす技術を開発。さらに、セシウムが溶けた酸水溶液を円筒形の装置の中で循環させ、プルシアンブルーに吸着させ回収する技術を組み合わせた。
実験では酸水溶液はセ氏100度でセシウムを約60%抽出できたが、圧力容器でセ氏200度に上げるとほぼ完全にセシウムを抽出できた。水溶液は繰り返し使える。また、プルシアンブルーの量は元の汚染土壌の150分の1となり放射性廃棄物の大幅低減化につながった。
川本徹研究グループ長は「処理温度など改良を進めた上で協力企業を募り、実用化へ向けた実証実験を進めたい」と話した。
東日本大震災:セシウム汚染疑い牛肉 県内流通の1頭、規制値下回る /佐賀
放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた可能性のある牛の肉が県内でも流通していた問題で、県は1日、イオン上峰店で販売された栃木県産の牛6頭のうち1頭の肉を検査した結果、検出された放射性セシウムは国の暫定規制値を下回っていたと発表した。
検査結果がわかったのは、5月28日~7月18日に同店で販売された「国産牛三角バラカルビ焼肉用」に使われた6頭のうちの1頭。広島市で同じ牛 の肉が見つかり、神戸検疫所で検査した結果、放射性セシウムはキロ当たり3・32ベクレルで、暫定基準値(同500ベクレル)を下回っていた。
毎日新聞 2011年9月2日 地方版
東日本大震災:牛肉のセシウム、全頭検査始める--京都市 /京都
京都市は1日、中央卸売市場第2市場(京都市南区)で食肉処理された牛について、放射性セシウムの全頭検査を始めた。計18頭を検査し、すべて検出限界値(1キロ当たり50ベクレル)未満だった。
牛の首の部位から約2キロを取り出し、市衛生環境研究所の職員が木箱に入った検査機器に詰め、放射性セシウムの濃度を測定。国の指針に沿い、1キ ロ当たり250ベクレル以上が検出されれば、より精密な検査を実施し、国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超えた場合は出荷を停止する。
市によると、同市場で処理される牛は、長野、鹿児島、京都、兵庫の各府県産が多いという。【古屋敷尚子】
毎日新聞 2011年9月2日 地方版
土壌中の放射性セシウム、ほぼすべての回収が可能 産業技術総合研究所が技術開発
放射性セシウムを抽出し吸着させる新技術
茨城県つくば市の、産業技術総合研究所(川本徹・グリーンテクノロジー研究グループ長)が、放射性セシウムを、土壌からほぼ全量回収できる方法を開発したと発表した。
使用するのは、低濃度の硝酸水溶液で、汚染された土壌に混ぜることで抽出されたセシウムを、微粒子状の顔料に吸着させるという。
また、この技術を利用すると、原発事故による放射性廃棄物を、150分の1に減らすことが可能だとも。
研究グループは、実験として、放射性でないセシウムを土壌から除去してみたところ、温度が200度で加熱した化学溶液では100%を、100度でも60%のセシウムを、抽出することができたそうだ。
さらに、人工顔料のプルシアンブルーを、吸着剤として10ナノメートルに加工し装置に入れ、化学溶液の循環を、2回行ったところ、100%吸着できたという。化学溶液は、繰り返しの利用が可能とのこと。
同社川本研究グループ長は、今回の開発について、毎日新聞に次のように述べた。
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編集部 松田鞠
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福島第一原発事故-経済産業省原子力安全・保安院が東京電力に対し改善指示、放射性汚染水による3人目の作業員の被ばくも確認
[ 2011/09/02 ]
2011年9月1日、経済産業省原子力安全・保安院は事故報告の遅れ、被ばく対策が不徹底な点につき東京電力に対し改善指示を行った。この改善指示は、2011年8月31日に東京電力、福島第一原発において作業員2人が被ばくし、その後1人の被ばくも明らかとなった件についてのものである。
(参考:福島第一原発事故-淡水化フィルタ交換時に作業員2名が作業計画を超える被ばく)

image from 経済産業省原子力安全・保安院
今回の改善指示は、2011年8月31日に東京電力、福島第一原発において作業員2人が被ばくした件と、同日、同じ装置で作業をしていた別の作業員も放射性汚染水の付着により被ばくしていることが明らかとなった件に対するものである。
東京電力によると、新たに被ばくが判明した1人は、米キュリオンシャ製のセシウム吸着装置の部品交換中に、配管から漏れた放射性汚染水を腕に浴びたとのことである。内部被ばくはなく、0.89ミリシーベルトの外部被ばくとなった。現時点で健康上の問題はないとしている。尚、この男性は防水性のある防護服を着用していなかったことが判明している。
給食食材、放射能独自検査相次ぐ…千葉
夏休み終わる
各小中学校で1日、2学期の始業式を迎えたが、周辺より比較的高い放射線量が測定された千葉県・東葛地域では、学校給食で提供する食材の検査を独自に行う動きが広がっている。
千葉県流山市教委は、2日に多くの学校で給食が始まるのに合わせ、1日から給食で使われる食材の簡易放射能分析検査を始めた。
この日は、2日に流山小学校の給食で使用されるジャガイモやニンジン、ベーコンなど5品目を事前に業者から取り寄せ、1品目あたり約1時間かけて放射性ヨウ素や同セシウムの濃度を測定した。いずれの食材も問題はなかった。
同市では、市内18の給食調理場から毎週2か所を選び、肉や野菜など約5品目のサンプルを取り寄せて検査。汚染が疑われる場合は使用を中止し、詳細に検査する。検査結果は、市のホームページなどで公表する。
柏市では、小中学校の給食に使う可能性のある市外産の食材について、夏休み中から検査機関に委託して検査を開始。我孫子市でも県内の業者に委託し て検査し、10月からは市が独自に放射線の簡易測定器を購入し、市が主体に検査を行う方針だ。野田市も独自に検査を始める方針だ。
東日本大震災:柏市長、放射線対応を謝罪 遅れ指摘が相次ぎ--広報紙で /千葉
柏市の秋山浩保市長は1日、「防災の日」に合わせ配布した、広報かしわ9月1日号で「市民の皆さんへ」と題した文章を寄稿。東葛地区の放射線量が比較的高い問題について「不安に適切に対応できていないとのお叱りを受けます。大変申し訳ありません」と異例の謝罪をした。
秋山市長の文章は、毎月2回発行の広報かしわに隔号で連載している「市長室だより」。「市民の皆さんからの声を聞き、具体的な放射線量の低減対策 が必要であり、そうした取り組みを通して市民の皆さんの健康を守ることが大切であると痛感しました」と説明し、8月から新たに始めた学校や保育園での除染 対策、市内農産物、給食食材の放射性物質検査などの取り組みを紹介した。
市には原発事故後、子供の健康への影響を心配する母親を中心に、市の対策の遅れを指摘する意見が相次いでいた。秋山市長は毎日新聞の取材に「これ まで市民に分かりやすく安全を伝えてきたつもりだったが、なかなか伝わらなかった。我々の力不足もあった」と市民とのコミュニケーション不足を反省。「保 護者や地域の力を借りて、学校や保育園の除染が進んでいることにお礼を言いたい」と述べた。【早川健人】
毎日新聞 2011年9月2日 地方版
近江牛、放射性物質検出せず 滋賀県が検査結果発表
滋賀県は2日、近江牛などの県内産牛を対象に初めて実施した放射性物質検査の結果を発表した。最低検出可能数値の1キログラム当たり10ベクレルを下回り、放射性セシウムなどは検出しなかった。
県内の畜産農家108戸を対象に1日から始めた全戸検査。最初のサンプルは、近江八幡、湖南両市と甲良、愛荘両町の農家6戸が1日に近江八幡市の滋賀食肉 センターに出荷した6頭で、県から検査を受託した調査機関がそれぞれの首の肉100グラムを調べた結果、いずれも1キログラム当たり10ベクレル未満だっ たという。
全戸検査は10月までで、1戸当たり月1頭を調べる。11月からは県が検査機器を整備し、出荷前の全頭検査に切り替える。精密検査で1キログラム当たり250ベクレルを超えた場合は出荷自粛を要請し、同500グラムを超えれば出荷制限措置をとる。
【 2011年09月02日 13時04分 】
新米てんたかく初売り
(2011年09月02日 12時08分)
県内で収穫された新米、てんたかくの初売りが富山市のスーパーで行われ、大勢の買い物客が長い列を作り、買い求めていました。
富山市のスーパーにある米穀店、米よし経堂店では、県内で収穫された新米、てんたかくが1袋10キログラムで100袋限定で販売されました。
今年は、県が行っているコメの放射性物質検査の結果を待ってから入荷したということで、去年より1週間ほど遅い初売りとなりました。
また、福島第一原発事故の影響で、県外の業者が新たに富山県産のコメを買い付けていて、仕入れ値が10キロあたり500円程高くなったということです。
てんたかくの収穫はこれから本格化し、順次、新米が販売されます。
防災の日:放射性物質事故を想定 松本で総合防災訓練 /長野
「防災の日」の1日、松本市は直下型地震発生を想定した総合防災訓練を本郷小学校で実施した。東日本大震災に伴う福島第1原発事故を踏まえ、放射性物質事故への対処訓練が初めて盛り込まれた。参加した市民や消防、自衛隊ら約1200人は真剣な表情で取り組んだ。
訓練は、午前6時半にマグニチュード8、震度7の地震が発生。家屋倒壊や火災、ライフラインの寸断が相次ぎ、更に放射性物質運搬車の横転事故で、放射能が漏れた可能性があると想定した。
放射性物質事故の訓練では市と消防、松本署、陸上自衛隊が連携。防護服を着た消防署員らが線量測定しながら、放射性物質の容器を回収し、警戒区域の指定や除染作業の手順などを確認した。
市民は、消防署員から心臓マッサージの方法や、毛布と竹を使った担架の作り方などを学んだ。
菅谷昭市長は「防災意識が高まり、参加者は緊張感を持ってできた。市民はまず自分の身を守ることを考えて行動してほしい」と呼び掛けた。【大島英吾】
毎日新聞 2011年9月2日 地方版
ロイターブログ
討論×闘論
ニュースに一言!
見えない雪
ロイター通信 写真部
中尾由里子
東日本大震災に よる福島第1原発事故が発生した時、私は福島で取材をしていた。福島第1原発から63キロ北西にある県の災害対策本部は大騒ぎだったが、庁舎の外に一歩出 ると、町の様子は事故前と変わらず、実際に何が起きているのか、そこから把握することは容易ではなかった。停電や断水が続いてはいたが、市内には犬の散歩 をしたり、自転車に乗って出かける人々の日常の姿があった。
まもなく上司から福島市から出るよう指示を受け、つい最近になるまで再びこの土地を訪れることはできなかった。震災から5カ月経った今でも放射能汚 染についてのショッキングなニュースがひっきりなしに流れてくる。福島の人々が感じるつらさやストレスがどれほどかを考えると、気持ちが沈んだ。
そんな時、福島市内にある常円寺のご住職、阿部光裕さんがヒマワリや菜の花などを育てることで福島を蘇らせようとしていると聞いた。これは行って取材すべきだという思いが湧きあがり、よく考える間もなく電話をかけ、福島行きの新幹線に乗った。
満員の新幹線から福島に降り立ったが、そこで下車する人はそれほど多くなかった。夏の日差しが照りつける中で、セミが忙しく鳴いており、全てが奇妙 なほど普段どおりに見えた。寺に向かうタクシーの窓から見えたのは、水田が緑の海のようにきらめき、沿道に植えられた花が咲く美しい光景だった。あちこち で放射能汚染が発生しているとは思えないような光景だった。
持っていた放射線測定器は毎時1.3から1.5マイクロシーベルトの値を示していた。自然界で浴びる量の6.5倍に相当する数字だ。420年の歴史があるという常円寺に到着すると、ご住職夫妻が緑茶とともに迎えてくれた。
そして間もなく、私を連れて寺の敷地の角に集められた杉や松の葉を見せてくれた。ご住職がビニール袋に入った2つの放射線測定器をその近くに置くと、すぐに警告音が鳴り、毎時20マイクロシーベルト以上の値が表示された。自分の測定器でも試してみたが、結果は同じだった。
放射線量の多さにショックを受けた私は、それと同時に福島の人々が直面している事態の深刻さを思い知らされた。放射能は目には見えないが、そこに確かに存在していた。
ご住職は、放射性物質は「見えない雪」だという。
「その見えない雪は、根雪になり、なかなか解けない長い冬をこの福島に運んできた気がする」と。
ご住職が率いる福島復興プロジェクト「花に願いを」では、約100人のボランティアの人々が放射能の浄化作用があるとされるヒマワリなどの栽培を行い、汚染対策と住民のストレス軽減に取り組んでいる。こうした取り組みが、まん延する悲観的な見方を払しょくし、希望を育てることができると、ご住職は強く信じている。
47歳のご住職は3児の父でもある。高校、中学、そして小学校に通う男の子たちだ。上の2人はすでに仏門に入ることを決めており、末っ子もおそらく 同じ道をたどるだろう。放射能汚染が心配される土地で子どもを育てることへのためらいもあるが、それでも末の息子が自分と同じ道に進むと決めた場合、たと えまだ子どもであっても、地域に根ざし、寄り添い、住民の苦悩に耳を傾ける必要がある。最後は息子が決めることだと、ご住職は言う。
ご住職の奥様も、子どもたちのことを心底心配している。ただつまるところ、福島は彼らの故郷だ。だからこそ福島での生活と長期的に向き合い、彼女が出来る限りの方法で家族を守ろうと決めたという。
8歳になる彼らの末っ子は震災後の数カ月間ずっと不安な様子だったが、そのストレスに対処する方法を彼なりにやっと見出した様だという。当時は強い 風や雨の音におびえて泣き出したこともあった。ある日、雨にぬれて泣きながら学校から帰ってきた息子は、大粒の涙をこぼしながら、どうして学校に迎えにき てくれなかったのかと母に向かって叫んだ。放射能に汚染された雨に濡れたら命を落とすと、友達に言われたことが原因だった。
少年に直接、放射能の心配について聞いてみると、怖いけれどもあまり考えないようにしていると答えてくれた。考えすぎると何もできなくなるから、と。
こんな年端のいかない子どもですら、恐怖に向き合い、新たな環境を受け入れようとしている。それでも、大きくなったら父親のようになりたい、福島の人々を助けようとしている父親を尊敬している。そう語る少年の瞳の中に希望の光を見たような気がした。
私の心を揺さぶったのは、希望を失わず、困難に立ち向かう人々の姿だった。ご住職の家族と過ごした3日間は非常に印象深いものだった。また、ご住職 は私の目をまっすぐ見て、「報道には、すべてを白日の下にさらす義務がある。そうすれば人々自分自身で決断することができる」と語った。
東京に戻る新幹線の中で、ご住職一家の、とりわけ少年の事を考えていた。福島の「見えない雪」が消えてなくなるころ、彼は一体何歳になっているだろうか。彼が敬愛する父のように成長している姿を思い描いた。放射能の恐怖から解放され、ヒマワリ畑の中で笑っている姿を。
(8月19日 ロイター)
東日本大震災:復興応援メニュー、平松・大阪市長試食 /大阪
大阪市の平松邦夫市長は1日、東日本大震災の復興を応援しようと、市本庁舎などで提供を始めた(期間限定)東北の郷土料理を試食した。本庁舎の 他、交通局庁舎(西区九条南1)や消防局庁舎(同)の食堂でも東北産の食材を使ったバラエティー豊かなメニューが楽しめる。いずれも一般の人も利用でき る。
平松市長はこの日、本庁舎地下2階の食堂「ビバシティ」で、福島産のトマトやキュウリ、青森のリンゴを使った岩手の郷土料理「盛岡冷麺」(550円)を試食した。食材はすべて出荷地で放射性物質の検査を済ませている。
平松市長は、「市民の皆さんにも利用してもらい、被災地に思いをはせてもらえたら」と話し、冷麺のつるつるとしたのどごしを楽しんでいた。【林由紀子】
毎日新聞 2011年9月2日 地方版
「復興期待裏切らないで」 被災地再建程遠く
2011年9月2日 夕刊
サプライズのない手堅い布陣に-。野田佳彦新首相が率いる新内閣。民主党代表選後に呼び掛けた「ノーサイド」を体現しようと挙党態勢を優先、党内 各グループへの配慮がにじむ顔触れに「斬新さがない」との声も。東日本大震災の被災地からは「期待を裏切らないで」といった声が聞かれた。首相が次々と代 わり、国民の信頼を失った民主党は泥沼から脱出できるのか。「ドジョウ宰相」の真価が問われる。
福島第一原発が立地する大熊町から、福島県北塩原村のホテルに避難している吉田恵美子さん(62)は、細野豪志氏の原発事故担当相再任を「良かった」と話す。「原発担当の大臣が代わったら現状を理解するのに時間がかかり、事故の対応が遅れるのではと心配だった」
福島市のアパートに避難している双葉町の鈴木美千代さん(38)の自宅は原発から約三キロ。放射性物質を含むがれきや土壌の中間貯蔵施設を福島県 内に設置する案について「他県に造るのは了承が得られず、県内になるのはやむを得ないかもしれない。ただ、細野さんは私たちに伝わるような十分な説明が足 りない」と再任される担当相に注文を付けた。
岩手県陸前高田市の仮設住宅に暮らす中山ミワ子さん(75)は、震災で夫と息子を失った。「政権の行方や組閣も大事だが、日々の身の回りのことで頭がいっぱい。考える余裕がない」と話し、保険の手続きのため自転車で郵便局に向かった。
震災で仕事を失ったという同市の男性(43)は「復興に向けて素早く力強い対応を政治に期待する気持ちに変わりない。被災者の期待を裏切らないよう取り組んでほしい」と話した。
宮城県気仙沼市の仮設住宅で暮らす茂木幹一さん(46)は、営んでいた酒店や自宅が流された。「自分の土地が使えるのか、使えないのか分からない ため、店の再建など次の一歩が踏み出せない」といら立った様子。「(再任する)平野達男復興対策担当相にはリーダーシップを見せてもらいたい」と話してい た。
放射能不安の中「収穫の秋」 水戸市長ら果物に舌鼓、下妻はナシPR
クリックして拡大する独自検査で放射性物質が検出されなかった水戸市山根地区のブドウなどをほおばる高橋靖市長(左)ら=水戸市全隈町(西川博明撮影)福島第1原発事故による放射能汚染の不安が続く中、茨城県内各地で「収穫の秋」を迎えた。 水戸市山根地区の水戸観光果樹園芸組合(森田與一理事長)は1日、同市森林公園(同市全隈町)で獲れたばかりのリンゴやナシ、ブドウの試食会を開き、高橋 靖市長らが「甘い」と舌鼓を打った。
同組合では独自に検査を実施し、いずれも放射性物質は不検出。森田理事長は「放射能不安はあったが、今年もすばらしい果樹ができた。安心して召し上がってほしい」と話す。8月末から現地で直売も始めた。
また、下妻市の稲葉本治市長らは1日、県庁で「下妻甘熟梨」をPRした。樹上で完熟させ、糖度が高めというブランド梨の“旬”は8月末からわずか10日間という。
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日本原子力発電(株)東海第二発電所における法令報告対象事象の報告の受理について
本件の概要
原子力安全・保安院は、平成23年3月18日、日本原子力発電(株)から東海第二発電所における非常用ディーゼル発電機2C海水ポンプ用電動機の故障について原子炉等規制法第62条の3の規定に基づき報告を受けました。(平成23年3月19日お知らせ済み)
また、平成23年3月28日、管理区域外への微量の放射性物質の放出について原子炉等規制法第62条の3の規定に基づき報告を受けました。(平成23年3月28日お知らせ済み)
これらの事象について、本日(2日)、日本原子力発電(株)から、原因と対策に係る報告書の提出を受けました。
管理区域外への微量の放射性物質の放出については、原因について、各種調査から適切に推定されていること、対策について、推定原因を踏まえた適切な内容であることから、原子力安全・保安院は、当該報告の内容を妥当と考えます。
非常用ディーゼル発電機2C海水ポンプ用電動機の故障については、今後、原子力安全・保安院は、本日報告された内容について、その妥当性を確認するとともに、評価をとりまとめていきます。
担当
原子力安全・保安院 原子力防災課
公表日
平成23年9月2日(金)
発表資料名
原発事故からの復興急務=除染、健康管理など特別法制定―新政権の政策課題
2011年9月2日17時6分
野田新政権は、東京電力福島第1原発事故を収束させ、復興の道筋を早急に示さなければならない。政府と福島県は先月27日に「原子力災害復興再生協議 会」を開き、国の責任で放射能の除染、住民の健康管理、産業振興などに取り組み同県の復興を進める特別法制定で合意。次期通常国会までに法案を提出すると している。
放射性物質に汚染された土壌やがれきなどの廃棄物処理も課題だ。菅直人前首相は佐藤雄平知事に汚染廃棄物を保管する中間貯蔵施設を同県内に設置したい意 向を伝えたが、佐藤知事は猛反発。放射線量が高く長期間にわたり帰宅が困難な原発周辺の被災住民への対応も含め、野田佳彦首相は前政権から重い宿題を引き 継いだ形だ。
また、甚大な津波被害を受けた沿岸部の自治体の復興計画策定作業は進んでいない。計画の柱となる住居の高台移転に対する国の財政支援制度が固まらないた めで、新政権には速やかな制度の具体化が求められる。このほか、復興施策の司令塔となる復興庁の設置法案作成も急務だ。
[時事通信社]
伝統火祭りの材料提供を呼び掛け=セシウム検出で、全国に-福島県須賀川市
福島県須賀川市は、同市の伝統行事で、全国三大火祭りに数えられる「松明あかし」のたいまつの材料となるカヤと竹の提供を全国に呼び掛けている。市内で 採取したカヤから微量の放射性セシウムが検出されたためで、同市の橋本克也市長は「祭りの開催が復興への大きな足掛かりとなることから、ぜひ開催したい」 と訴えている。
松明あかしは400年以上の歴史を持つ。戦国時代末期に伊達政宗に敗れた須賀川城の武者の鎮魂・慰霊のため、長さ10メートル、 重さ3トンの大松明を中心におよそ30本のたいまつを燃やす勇壮な火祭りで、例年13万人の観光客が同市を訪れる。毎年11月の第2土曜日に開催。今年も 東日本大震災の犠牲者の追悼と復興を祈願して11月12日に開催する予定だ。
ただ、須賀川市内で7月に採取したカヤから、福島第1原発事故の影 響で1キロ当たり84ベクレルの放射性セシウムが検出された。国の暫定規制値(同500ベクレル)は下回り、燃やしても健康上問題はない数値とされている が、市などで構成する祭りの実行委員会は、市民の感情も考慮して、たいまつには他地域の材料を使用することを決定。全国に放射能に汚染されていないカヤな どを求めることにした。
材料の提供に関する連絡先は、「須賀川市松明あかし実行委員会」電話0248(88)9144まで。(2011/09/02-17:15)
“核実験動画”の橋本公に聞く、もうひとつの不都合な真実『カウントダウンZERO』
オバマ大統領が2009年のプラハ演説において「核なき世界を目指す」構想を示し、世界的に核軍縮の機運が高まっている。しかしその一方で、知られざる核の脅威が我々の身近に迫っていることも事実である。
07年にアカデミー賞を獲得したドキュメンタリーの傑作『不都合な真実』のスタッフが、核兵器の脅威を警告する衝撃のドキュメンタリー映画『カウントダウンZERO』を制作、9月1日より日本で公開されている。
現在、箱根ラリック美術館の学芸主任で、03年に、1945年から98年にかけて世界中で行われた2,053回の核実験を、文字を使用せず、光の 点滅と実験回数を地図上に示す映像作品を発表した橋本公(はしもと・いさお)氏は、本作をどう見るだろうか。話を聞いた。(聞き手/中村千晶)
橋本公氏 この映画は今までになく淡々と”核”の存在を語っていて、心に沁みました。核を描く映画は 原爆実験シーンや焼けただれた皮膚など、直接的なものをこれでもかと見せるものが多い。でも今の若い人はそれだと内容以前に引いてしまうと思うんです。本 作のようにクールな語り口で、実は驚くほど身近にある核の恐怖を伝え、問題を投げかけるスタイルは新鮮です。
多くの貴重なインタビューが入っていますが、どれも声高に叫ばないからこそ、事態の重さを伝えています。原爆の父であるオッペンハイマーが、うつろな目で「これ(核)は地球を滅ぼすものかもしれない……」と語る映像、怖いですよ。
核兵器のもとになる高濃縮ウランが、想像以上にたやすく手に入る現状もわかります。プルトニウムを少しずつ盗んで売っていた売人は、ランボルギー ニとジャガーを乗り回していることを意気揚々とインタビューに答える。ロシアの海軍基地でウランが盗まれ、軍関係者が「じゃがいもですら、もっとしっかり 保管されている」と言う。
アルカイダが高濃縮ウランを買おうとしていた事実も明かされます。これらは「ドカーン!」と爆発する映像よりも恐ろしいものです。「核を持ってい ることが安心」という意識が、9.11のようなリスクを引き起こすことを忘れてはいけない。どこかで振り上げた拳を下ろし、連鎖を断ち切らなければならな いのです。
86年のレイキャビク会談は失敗してしまったけれど、今オバマ大統領が「核のない世界」を目指すと宣言し、ノーベル平和賞を受賞した。このチャン スを逃してはならない、今こそ「核ゼロ」を成功させようという思いが映画にも現れていました。ブレア元英国首相もほかの人々も訴えていますが、ゼロにする ことは不可能ではないのです。
私は45~98年までに世界で行われた2,053回の核実験を、世界地図上に光の点滅と実験回数だけで示すという映像作品を作りました。「こんな にひどいんだよ」ではなく、その事実を一見キレイな映像にすると、若い人たちも「なんだろう」と興味を持ってくれます。そしてそれが何を表しているかわ かったときに、真のシリアスさを感じてくれるようです。作品を見た小学3年生が核についての夏休みの自由研究を私に送ってくれたこともありました。
橋本氏による動画「2053 Explosiones Nucleares 」
私は平和活動家ではありませんが、言うなれば核の現状を伝える「インターフェース」を作ったようなものです。いいインターフェースには時として” 感情を排する”ということも大事。この映画も同じ意味合いを持っているのではと思います。大人はもちろんぜひ多感な少年少女に見てほしいです。
* * *
この映画は、核に対する世界中の人々の無知さ、意識の低さが最も恐ろしいものであると描く。くしくも、映画が公開された9月1日は”防災の日”。一人ひとりが自らの安全や身に迫る危険を意識する日である。核は決して、遠い存在ではない。

●『カウントダウンZERO』
9月1日(木)映画の日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国順次ロードショー
監督:ルーシー・ウォーカー
「戦争兵器は廃絶されなければならない。我々人類が兵器によって滅亡させられる前に…」1961年、ジョン・F・ケネディ大統領の国連演説を実現でき ていない現在。世界中で作られている核兵器が、いかに粗末に管理され世界を危険にさらしているのか、いつ何者かの手に渡り恐ろしいテロ行為が起きてもおか しくない実態。今、世界に存在する約2万3,000の核兵器。各国の元首脳と国際的な専門家、元CIA工作員など、さまざまな視点による証言と重なりなが ら、背筋が凍るような事実が目前に示される。
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知らないことは、隠されたこと。
青森・大間原発:「凍結を」 函館市長、現地視察し要望 /北海道
函館市の工藤寿樹市長は30日、電源開発が青森県大間町に建設中の大間原発(出力138万キロワット)を視察した。函館市中心部から大間原発まで の距離は、津軽海峡を挟んで約23キロ。工藤市長は「あまりにも函館に近く、事故が起きたら遮るものがない」と感想を語り、改めて無期限凍結を求める姿勢 を示した。
工藤市長は市議会の能登谷公議長とともに電源開発の担当者から、3メートルの防潮壁や高台に置く非常用発電機など東日本大震災後の安全強化策の説 明を受けた。また高台に上って、原子炉建屋やタービン建屋の位置などを確認した。視察後、報道陣に「安全対策などを説明されたが、納得できなかった。放射 性廃棄物の最終処分場が決まっていないのも問題だ」と語った。
現場を見る前には、大間町役場で金沢満春町長、石戸秀雄町議会議長と会談。市議会が7月に可決した無期限凍結を求める意見書を手渡した。石戸議長 は会談後、「函館の不安は理解できるが、工事がストップして約2000人いた作業員がほとんどいなくなった。議会としては早期に工事を再開してほしい」と 語った。
大間原発は全炉心にプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使う予定で、運転開始目標は14年11月。しかし震災により、進捗(しんちょく)率37%のまま工事が中断されている。【近藤卓資】
毎日新聞 2011年8月31日 地方版
蒙古PEファンド、オランダ病回避へ始動-「ユニクロカシミヤ」の社長
8月31日(ブルームバーグ):モンゴル初のプライベートエクイティ(PE、未公開株)ファンドが今秋から動き出す。三菱商事や世界銀行グループから2500万ドル(19億円)を集めており、10月までに運用を開始する。投資が集中する資源関連以外の産業も重視する同国の政策に合わせ、インフラ関連企業などに投資していく方針だ。
モンゴリア・オポチュニティーズ・パートナーズのバット・サイハン社長が30日、ブルームバーグ・ニュースとの電話インタビューで明らかにした。バット氏は、モンゴルは資源開発に偏る投資とその輸出で自国通貨高を招き国内産業が空洞化する「オランダ病にかかるリスクがある」と指摘し、他産業への分散投資の重要性を強調した。
バット氏は2002年のユニクロ在籍中、高品質・低価格でヒットしたカシミヤセーターを発案した人物だ。95年に来日し、一橋大学卒業後、コンサルティング会社のATカーニーを経て、ファーストリテイリングに入社した。現在はモンゴルの経団連にあたるモンゴルCEOクラブ代表を務めている。
ファンドでは12年6月までに7500万ドル(約58億円)を集め、道路、鉄道、建設などのインフラ関連や金融サービス業を含め、5-8社への出資を目指 す。投資期間は8年、投資先企業の上場などで内部収益率(IRR)30%を目指す。現在は三菱商事、世銀傘下の国際金融公社などが出資、日本の機関投資家 にも参加を呼び掛けている。
モンゴルは、 銅、金、ウラン、石炭など天然資源が豊かで、国際通貨基金(IMF)では11年から16年の国内総生産(GDP)成長を年率9-23%と見込む。資源輸出 に伴う成長期待を背景に株価指数は過去1年で世界1位の上昇率だ。こうした一方、モンゴル政府は金属価格の変動の影響抑制を図る法律の制定などに動いてい る。
バット氏はモンゴルに進出したい日本企業と現地企業との技術協力など橋渡し役になることにも意欲を見せる。ファストリ元社長で現在はローソンの玉塚元一副社長はバット氏について「真面目でガッツ、センスもあり人の気持ちが分かる人。みんなが応援したくなるタイプで投資家からの資金も集まりやすいのではないか」と述べた。
記事についての記者への問い合わせ先:東京 小笹俊一 Shunichi Ozasa sozasa@bloomberg.net 山崎 朝子 Tomoko Yamazaki tyamazaki@bloomberg.net記事についてのエディターへの問い合わせ:大久保義人 Yoshito Okubo yokubo1@bloomberg.net香港 Frank Longid flongid@bloomberg.net
更新日時: 2011/08/31 11:26 JST
配信時間: 2011年8月31日
アジア市場活動レポート 2011年8月31日:カーバインリソーシズ (Carbine Resources) (ASX:CRB) がブルキナファソ Madougou プロジェクトからの高グレード金結果を報告
| カーバインリソーシズ (Carbine Resources) (ASX:CRB) |
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| アジア市場活動レポート 2011年8月31日:カーバインリソーシズ (Carbine Resources) (ASX:CRB) がブルキナファソ Madougou プロジェクトからの高グレード金結果を報告 |
Sydney, 2011年8月31日, (ABN Newswire) – カーバインリソーシズ (Carbine Resources Limited) (
ASX:CRB) は、ブルキナファソ Madougou プロジェクト内にある Nimbo 鉱脈からの追加高グレード分析結果を報告した。優良な交差には 73.2g/t 金での 2m ・ 12.4% 金での 8m ・ 4.9g/t 金での 11m などがある。鉱化は浅く、全方向へ開いている。同社は、 12 ヶ月以内における一連の掘削プログラムの開始および同鉱脈の資源ランクへの移行を計画している。
ウラニウムエクイティーズ (Uranium Equities Limited) (
ASX:UEQ) は今日、 PhosEnergy プロセスにおける同社創業者保有の 10% 権益をキャメコ (Cameco Corporation) (
NYSE:CCJ) が 450 万米ドルで購入し、エクイティーズはこの権益の 30% をキャメコから購入する 6 ヶ月オプションを有していると語った。 PhosEnergy は、低コストのウラン生産および高いウラン回収を達成すべく、従来型の技術を革新的な方法で適用する。
オースクエスト (AusQuest Limited) (
ASX:AQD) は、ブルキナファソにある同社 Comoe ジョイントベンチャー内の新興 Phaco 鉱脈から、更なる特異な銀結果を取得した。優良結果には 45.96g/t Ag での 20 メートルや 18.45g/t Ag での 36 メートルなどがある。この銀交差の拡張的な特性により、 Phaco Hill における金・銀の関連性が確認され、潜在的な VMS 型鉱化の深部拡張というコンセプトが支えられている。
以前は DFS インターナショナルホールディングス (DFS International Holdings Limited) であったニウミンコグループ (Niuminco Group Limited) (
ASX:NIU) は昨日、順調な 1,200 万豪ドル資金調達の完了を経てオーストラリア株式市場へ再上場した。この資金は、パプアニューギニアでの有望な銅・金地帯における今後の探査活動の支援に 利用される予定となっている。ニウミンコの探査の焦点は、同地区内最大の鉱山および金・銅発見地数ヶ所の近辺に位置している。
東京電力福島第1原発事故を受けて、宮崎県日向市は市内の小中学校の土壌や農作物など約40サンプルの放射性物質を独自に測定する。市によると県内の自治体では初めて。
市環境整備課によると、福岡市の研究機関に依頼して10月にも調査する。全小中学校22校(一貫校を含む)のグラウンドの表土、上水道の汚泥、米、稲わら などからサンプルを採取し、放射性セシウムなどを測定する計画。葉もの野菜や定置網の漁獲物も検討している。結果はまとまり次第、市のホームページなどで 公表する。
市内には、旭化成が1980年代に原発用のウラン濃縮技術を研究した際に生じた低レベル放射性廃棄物が約20年間保管されてお り、市民の関心も高いことから独自調査に踏み切った。開会中の定例市議会に事業費78万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を提案している。同課は 「市民が安心できるよう、きちんとした数字を示したい」と話している。
=2011/09/01付 西日本新聞朝刊=
| 2011 年 08 月 31 日 18:22 現在 |
| 志賀原発にウラン燃料輸送計画 |
北陸電力は、31日、志賀原子力発電所に今年10月以降、新しいウラン燃料を運び込む計画であることを地元の石川県と志賀町に連絡しました。 志賀原発は1号機・2号機とも福島第一原発の事故を受けて運転再開のめどが立っていませんが燃料の搬入は従来の計画通りだということです。 志賀原発に運び込まれる計画なのは、1号機用の燃料52体と、2号機用の燃料285体です。 燃料は、今年10月から12月の間に神奈川県と茨城県にある燃料供給会社からトラックで運び込まれます。 詳しい日程は、核物質の防護上から明らかにしていません。 志賀原発は、1号機がトラブルなどのため、2号機は定期検査のため停止しているときに福島第一原発の事故が発生しました。 周辺の自治体が運転再開に難色を示していて、再稼動のメドは立っていません。 北陸電力は、新燃料の搬入は次の定期検査に備え以前から計画していたもので、運転再開の時期と直接結びつくものではないと説明しています。 |
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放射線被ばくを考える上映会 大町で3日、若者有志が計画
上映会に向け話し合う実行委員会の若者ら放射線被ばくについてもっと知ろうと、大北地方の若者らでつくる「アースデイおおまち実行委員会」が9月3日、世界各地に被ばく者の姿を追った ドキュメンタリー映画「ヒバクシャ~世界の終わりに~」(2003年)の上映と鎌仲ひとみ監督のトークイベントを、大町市俵町のサン・アルプス大町で開 く。
映画は、広島・長崎のほか、劣化ウラン弾の放射線障害に苦しむイラクの子ども、プルトニウム製造に伴う核廃棄物汚染に直面する米国ハンフォードの住民を通して、目に見えない放射線による健康被害の実情を記録している。
毎年4月下旬、地球環境に思いを寄せる国際連帯運動アースデーでイベントを開いてきた実行委の若者たちは、福島第1原発事故を機に学びの要素を採り入れ た催しを模索。子育てなどで無関心ではいられないとして放射線被ばくをテーマに決め、5月から準備を進めてきた。実行委員長で現代美術家の山上渡さん (30)は「現実を知り、どんな未来を望むのか、身近な人と語らう機会にしたい」と話している。
午前10時、午後1時、同4時半から3回上映。鎌仲監督のトークは午後3時15分から。入場料1200円(前売り千円)。高校生以下無料。1歳から小学生未満児の託児(1人500円)もできる。問い合わせは事務局(電話0261・22・5545)へ。
(提供:信濃毎日新聞)
台湾:IAEA加盟、必要に 行政院原子力委・放射性物料管理局、邱賜聡局長
台湾行政院原子力委員会の邱賜聡・放射性物料管理局長(58)が毎日新聞の取材に応じた。邱氏は、東京電力福島第1原発事故を機に世界の原子力の 安全を確保するため台湾の国際原子力機関(IAEA)加盟がより必要となっていると訴え、IAEAに対し、多国間や地域でウラン濃縮や再処理、核廃棄物処 分などを管理する枠組み作りを急ぐよう求めた。【台北で栗田慎一】
放射性物料管理局は、台湾の「核ゴミ」問題に対処する原子力委の専門部門。
低レベル放射性廃棄物の二つの最終処分場の建設計画について、韓国・慶州市で来年にも完成予定の中低レベル放射性廃棄物最終処分場の進め方などを参考にしたとし、「台湾はIAEAなどの国際的な基準にものっとっている」と強調した。
中国沿岸に近い離島の予定地は「島全体が花こう岩でできており、地下施設の安全性は担保できる」とし、予想される中国の反発について、中国も沿岸 に原発立地を進めてきたと指摘。中国とは1992年から原子力の安全情報を交換する協議を定期開催してきたといい、今後の協議で台中間の原子力安全協定の 締結を目指していることも明らかにした。
◇核廃棄物処理、多国間枠組みを
また、福島原発事故後に「世界は原子力技術や安全情報の国際的共有が重要との認識にいたった」とし、「IAEAへの台湾加盟を日本なども後押ししてほしい」と語った。
米国と日本がモンゴルで進めている国際的な核廃棄物最終処分場の建設構想については、興味を示しながらも「モンゴル政府は(構想を)否定したので答えるのは難しい」と述べるにとどめた。
その上で、「IAEAは多国・地域間での処分等の枠組み作りを率先して進めてほしい。国同士で個別に取り組むにはもはや限界にきている」と指摘した。
台湾は71年に国連とその機関から脱退した後、中国の反対で国連への再加盟を阻まれてきた。例外は、01年11月に加盟承認された世界貿易機関(WTO)だが、「国」としてではなく、「関税地域」として登録された。
毎日新聞 2011年9月1日 東京朝刊
FA18がナパーム類似弾投下か
【嘉手納】米空軍嘉手納基地で31日午後、ナパーム弾を改良した焼夷(しょうい)弾MK77とみられ る爆弾を搭載したFA18ホーネット戦闘攻撃機2機が離陸した。2機は午後1時34分に続けて離陸し、約1時間20分後に同基地に着陸したが、爆弾は確認 されず、沖縄近海に投下したとみられる。
ナパーム弾は高温で広範囲を焼失させる兵器で、劣化ウラン弾やクラスター弾などとともに国連が製造・使用禁止を決議している。
MK77も同様の性能があり、嘉手納基地では昨年7月と12月にFA18に搭載され、離陸したのが確認されている。
ドジョウ内閣は実務型、官僚「仕事しやすい」


野田新内閣の顔ぶれが2日午前、発表された。
目の前には、震災復興や原発問題、財政再建など課題が山積し、まさに“待ったなし”の状態。新内閣は官僚を使いこなし て仕事をすることができるのか。霞が関からは「行政に精通している」「実務型」と期待する声があがり、全国の知事らは「いかに結果を残すかだ」など新内閣 に強い実行力を求めた。野田氏は同日朝、首相として初めて首相官邸に足を踏み入れたが、重責のためか厳しい表情を崩さなかった。
厚生労働相に決まった小宮山洋子氏は副大臣から昇格。厚労省幹部は「守備範囲が広い役所だけに、継続性が重視されたのだろう。これまでの流れも分 かっているので仕事はしやすい」と語った。小宮山氏はこれまで、少子化対策や労働部門を担当しており、別の同省幹部は「思い入れが強かった『子ども手当』 の事実上の廃止が決まり、やりきれない思いもあるかもしれないが、政府の方針の下、着実に前へ進めてほしい」と要望した。
震災被災地のがれき処理や、来年4月に原子力規制の外局「原子力安全庁」(仮称)の発足など、課題が山積する環境省。原発相との兼任で環境相に就 任する細野豪志氏について、省内からは「発言が明確で、国民にメッセージが伝わりやすい」と期待する声が上がった。一方で、ある幹部は「原発対応は重要だ が、温室効果ガス削減の国際交渉も大切な課題」と環境行政全般にも目配りを求めた。
再任となる鹿野道彦農相について、農水省幹部は、「農水行政に精通した実務型。畑違いの新大臣にならなくてよかった」とほっと一息。同省は農作物などの放射能汚染問題を抱えているだけに、「安心して仕事が続けられる」とした。
国土交通相に就任する前田武志氏は、旧建設省の官僚OB。国交省は震災復興から八ッ場ダムの建設問題など数多くの課題を抱えるが、同省幹部は「省内の知名度も高い上、公営住宅建設など震災復興の課題に対応するには、まさに適任」と評価した。
文部科学相に決まった中川正春氏は、昨年9月まで文科副大臣だった“返り咲き”。ある文科省幹部は「教育に一定の理解があり、財務にも明るい」と歓迎するが、別の幹部は「答弁が苦手で、追及の矢面に立った時に対応できるだろうか」と話した。
被曝させ続ける大人たちへの問いかけ――福島の子どもたちが菅首相に手紙
2011 年 9 月 2 日 4:05 PM
福島の子どもたちの声を政府に届けよう――と、福島県の小中学生四人が一七日、国会内で原子力災害対策本部や文部科学省の担当者に、約四〇通の子 どもたちの手紙を手渡した。うち四通を公開するが、原発事故の最大の被害者である子どもたちの問いかけは、いまだに彼らを被曝させ続けている大人たちへの 告発でもある。
席上、子どもたちは避難させてくれるよう求めたが、官僚たちは冷たく拒否した。
—————————————-
「なんで?
……お母さんはインターネットでいろいろ調べて、放射能がとてもきけんだと言って、ここにいてはいけないといいました。でも、私はすいそうがく部 でフルートをがんばっていたので、『転校したくない!』と言いました。でも、毎日外に出るときは、ぼうし・めがね・マスク・手ぶくろをしなければならず外 しゅつをなかなかできないし学校では、校庭で遊んではいけないと言われ、私もここにいてはいけないと思うようになりました。でもお友達とわかれたり、すい そうがく部ができなくなるのはつらくてなみだがこぼれました。
お友達はまだ、福島にいます。いろいろなじじょうがあってひなんすることができません。だからお友達がしんぱいです。こんなことになってしまった、原発が大きらいです。早く原発をなくして福島をきれいにしてみんながもどれるようにしてください。お願いします。
5年生 K・Y」
「菅そう理大じんへ
僕は、しょう来サッカー日本だい表になりたいです。でも今の福島ではいっぱい練習できません。いつになったらほうしゃのうは、なくなりますか。僕 は、大人になれますか? 早く外であそびたいです。家ぞくがはなれてくらすのもいやです。友だちとはなれるのもいやです。どうか僕たちをたすけてくださ い。
3年生 S・R」
「わたしはふつうの子供を産めますか? 何さいまで生きられますか?
なんで、わたしだけ、転校しないといけないんですか、毎日長そで、長ズボン、マスク、ボウシでとても暑い日もいっています。外でも遊べません。ま ども、去年のようにはあけられません。わたしのお母さんは、いつも、ニュースを見るかパソコンをしています。わたしは二学期から転校します。あと7日間し か、学校にいれません。とってもいやでとってもかなしいです。
TVでは、福島市南向台は安全ですといっているけど、じっさいに、こうえん会にいくと、いろいろな人があぶないと言っています。他の県の人達も、 福島の子供、わたしたちを福島県からにがそうと、いろいろなプロジェクトを考えてくれています。なぜ福島市は、ひなんにならないのですか。(匿名)」
「わたしの夢は去年と全くちがいます。
・放射能をなくしてほしいです。
・ひなんくいきにしてほしいです。
・平和な国にもどってほしいです。
・ふつうの子供を産みたいです。
・長生きしたいです。
・本当にだいじょうぶと思っているのかを知りたいです。
・もう、じしんの国、日本に、げんぱつをなくしてほしいです。
・ひなんしている人を元気づけたいです。
・みんなが自然のえがおでみんなを元気にしたです。
・日本中のみんなの力を合わせてふっこうしたいです。
・放射線がなくなって、外で、犬をかいたいです。
・しゅくはくくんれんに今の学校の仲間といきたいです。
お願いします。わたしたちを守ってください。
5年生 K・M」
(8月26日号)
放射線の調査体制充実へ
(2011年09月02日 16時04分)
県の原子力災害対策を見直すための部会が開かれ、石井知事は放射線量をはかるモニタリングポストをさらに増やすなど、調査体制を充実させる考えを示しました。
県は東日本大震災を受けて、地域防災計画の見直しを進めていて、このうち、志賀原発の万が一の事故に備えて県の防災会議に、新たに原子力災害部会を設置しました。
2日は放射線の専門家などが出席して初会合が開かれ、石井知事が10月から県内3か所に増設されるモニタリングポストについて、さらに増設するため9月補正予算案に盛り込む考えを示しました。
出席した専門家からは、放射能について医師や教師ですら最低限の知識しかないとして、放射能に関する教育に力を入れるべきだとする意見が出ていました。
県は、原子力災害対策の計画の見直しについて、来年夏ごろをめどに中間のとりまとめを行う予定です。
2011年09月02日
[02.政治・経済]
防災など13億円 和歌山県一般会計補正予算案
県は1日、 13億500万円を増額する一般会計補正予算案を発表した。 8日開会する県議会定例会に提案する。
県内沿岸などの19市町の津波に関するサイレン音を統一するためのシステム改修に136万5000円、 東日本大震災後に登録者が約2万5000人に倍増した県の災害情報メール配信サービス 「防災わかやま」 を、 登録者10万人まで対応させるためのサーバー増設に1579万9000円など、 防災・減災対策に1億2339万1000円を計上している。
また、 東日本大震災関連として、 環境衛生センター(和歌山市砂山南)などに空間放射線量を測る 「モニタリングポスト」 3台、 水道水や土壌などあらゆる形状の物の放射線量を測る 「ゲルマニウム半導体検出器」 1台など、 放射能測定機器の整備に7590万円を計上している。
定例会の会期は28日までの21日間。 一般質問は15、 16、 20、 21日の4日間で行う。














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