ストロンチウム汚染 strontium 90 part 59

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海の放射能汚染「高感度な分析を」 文科省に学会注文

文部科学省が行っている宮城、福島、茨城県沖の放射能汚染の海洋調査について、日本海洋学会は25日、多くの地点で「不検出」とされているのは簡易法による測定で、汚染の実態を把握するために高感度分析を求める提言をまとめた。

現在の調査方法は、セシウム137の場合、1リットルあたり約9ベクレルが検出限界値で、それ以下は「不検出」としている。提言は「魚介類が長い時間生 息すれば、1キロあたり数百ベクレルのセシウムを組織(体内)に含む可能性がある」として、1リットルあたり数ベクレルでも魚介類が蓄積する可能性があ り、高感度な分析が必要だとした。(石塚広志)

ファイル:東日本大震災 海洋放射性物質の監視強化を

 日本海洋学会(花輪公雄会長)の震災対応ワーキンググループは25日、東京電力福島第1原発事故に絡み、海洋の放射性物質の監視強化を求める提言 をまとめ、文部科学省に提出した。5月下旬以降、原発から約150キロ以内の調査地点で「不検出」が続いているが、感度を上げて詳細に分析し、海洋汚染の 予測などに生かすべきだと主張している。文科省によると、現在の分析手法の検出限界は、セシウム134で海水1リットル当たり6ベクレル、同137で9ベ クレル。高感度分析では、この1000分の1程度でも検出可能という。

毎日新聞 2011726日 東京朝刊

海洋汚染、高感度の分析を 日本海洋学会が提言

 日本海洋学会は25日、福島第1原発事故後、政府などが実施している海域の放射性物質の調査について、海洋汚染の実態を明らかにするために高感度の分析方法で調べるよう求める提言をまとめた。現在の方法の千分の1の量でも検出できる方法で測定すべきだとしている。

5月以降に発表されている第1原発沖合のデータの大多数は「不検出」とされている。提言では、簡易法で測定しているのが原因と指摘。不検出とされた海水でも、特定の種類の魚介類が長い時間生息すると、生体組織に放射性物質をため込む恐れがあるとしている。

2011/07/25 21:48   【共同通信】

日本の被曝医療構造はピラミッド型? 切り捨てられる低線量被曝

1
「福島第一原発最高幹部が語るフクシマの真実(後編)『新工程表はデタラメ』」(「週刊朝日」729日号)

2
「被曝医療 市民の検査はできません」(「AERA725日号)

3
「独占スクープ告白『わが子のオシッコからセシウムが出て』」(「週刊現代」730日号)

「週刊朝日」729日号

福島の子どもたちを夏の間だけでも北海道あたりへ「疎開」させる運動を、仲間と始めようと思っている。

これは先週(713日)、大阪・熊取にある京大原子炉実験所へ小出裕章氏を訪ね、話し合ったことがきっかけになった。

小出氏はかつて原発の平和利用に憧れを抱き、大学で原子力工学を学んだが、その後、原発の危険性に気が付き、現場に踏みとどまり、反原発の先頭に立っている人である。

小出氏の主張は一貫している。低線量でも人体には必ず影響がある。どんなにわずかな被曝でも、放射線がDNAを含めた分子結合を切断・破壊することは、これまで放射線の影響を調べてきた国際的な研究グループが認めている。

しかし、時間を戻せない以上、私たち大人は、放射線によって汚れてしまった環境の中で、汚染された食べ物を食べながら生きるしかない。

だが、放射線への感度が高い子どもたち、原発に何の責任のない子どもたちには、安全なものを食べさせてほしいし、できれば即刻、放射線量の少ないところへ避難させてあげてほしいと語った。私を見つめる目は「深刻」であった。

「現代」の記事は、福島市に住む子ども10人のオシッコを検査した結果、全員からセシウム134137が検出されたことを受け、その親たちにインタビューしたものである。

この報を受けた斑目春樹原子力安全委員長や高木義明文科相は、健康への影響は考えられないと一顧だにしなかった。

政府のあまりにも無責任な対応に怒り、一人の親は、息子2人を兄の住む街に避難させることを決め、もう一人は、妻と息子を新潟の佐渡へ避難させた。

彼らが選んだ苦渋の決断は、多くの迷っている親たちに勇気を与えたはずである。

本来は、県や市町村、もっと言えば、国がやるべきことであるはずだ。しかし、権力争いに明け暮れるバカな政治家たちに期待しても無駄であろう。

そこで、まずは100人ぐらいの単位で、小学生以下の子どもを北海道へサマーキャンプに行かせ、思う存分自然と遊ばせてあげようという計画である。

苦しい避難生活ではなく、楽しい疎開生活をさせる。それがきっかけになって、多くの親たちが動き出し、国に疎開を求めていけば、いくら無責任な政治家でも動き出さずにはいられないはずだ。

親の世代や高齢者は、戦中のようにその場に踏みとどまり、放射能で汚染されたものを食べながら生き抜いていくしかない。それが原発を止められなかった者の責任と覚悟であると、小出氏から学んだ。

余談になるが、小出氏のところを辞する間際に、電話がかかってきた。そうした時間はないとすぐに切ったが、誰からですかと尋ねると、海江田万里経産相からだと教えてくれた。

面識はないと言う。菅直人に反旗を翻した海江田が、何用あって反原発のカリスマのところへ電話を寄こしたのだろうか。

2位は、読んでいるうちに腹が立ってしょうがない「AERA」の記事である。

福島県二本松市の三保恵一市長は、独自に放射線量を測っている。原発事故発生当初は毎時58マイクロシーベルトもあり、最近は少なくなってはいるが、72日は毎時1.30マイクロシーベルトで、福島市や郡山市を上回っている。

悩んだ市長は、子どもたちの外部、内部被曝を調べ、どういう医療を施せばいいのかを検討するため、ホールボディカウンター(全身測定装置、 WBC)で調べてもらおうと、福島県立医科大学付属病院に懇請したが、「一般市民の検査はできない」と、あっさり断られてしまったのだ。アメリカでは、被 曝医療は感染症対策と同じように、普通の公衆衛生行政として扱われている。

拒否した理由は、日本の緊急被曝医療体制にあるというのだ。被曝医療は厚労省ではなく文科省の担当である。

現在のような緊急被曝医療体制が作られたきっかけは、19999月に起きたJCO東海事業所での臨界事故による。多量の放射線を浴びた作業員3 人のうち2人が死亡した(この2人のうち、大量の被曝をした大内久さんの、83日間にわたる壮絶な闘病と医師の必死の救命活動を記録した、新潮文庫の NHK東海村臨界事故取材班の『朽ちていった命』をぜひ読んでいただきたい)。

この事故に狼狽した原子力安全委員会は、「緊急被ばく医療のあり方について」という報告書をまとめ、緊急被曝医療を担う医療機関を、初期的・救急的診察をする原発近辺の医療機関を1次にするなど3段階に分けたのである。

今回、診察を断った福島県立医大付属病院は2次機関に位置付けられ、断った理由は、原発構内の高線量被曝者や半径20キロ圏内での警察や消防関係者への対応が役割だからだというのだ。

先の報告書では、放射線によって健康不安を抱く住民への精神的ケアを施すことを促してはいるが、低線量被曝は緊急医療の対象とはしないという原則が明確にされていると、記者は追及している。

さらに、低線量被曝を切り捨て、ピラミッド型の被曝医療構造を文科省に置いたままにしたのは、原発推進派に都合のいい被曝医療体制の構造作りに医学界が協力したのだと言及している。

それは今回のように、大人口が被曝し、医療需要が極端に膨れあがったら、その騒ぎだけで反・脱原発の機運を高めることになる。そのことを恐れてのことだろうと推測している。

数千人以上の被曝者に接してきた肥田舜太郎氏は低線量被曝についてこう語っている。

「微線量でも障害が生じる可能性があることは、海外の医学界の常識です」

こうした医学界ぐるみの原発擁護と重大な情報の隠ぺい体質が、SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)のデータ一時隠ぺい や、年間20ミリシーベルトの被曝まで許容するという許し難い校庭利用基準が、文科省から福島県側への通知だけで事足れりとすることに表れているのであ る。

これほどの事故が起こっても、いまだに原発を守り、東電を存続させようと画策する、政治家、官僚、財界の悪のトライアングルを破壊しない限り、福島の住民はもちろん国民の健康は顧みられることはない。

今週も第1位は、「朝日」の「最高幹部が語るフクシマの真実」の後編である。

前編がきっかけとなり、他のメディアも福島第一原発の現状や、工程表のいい加減さを競って取り上げている。

今回は、東電が419日に発表した工程表は、現場の意見を無視したものだったということが明らかにされる。フクイチの現場からは1年半というスケジュールを出したのに、これでは菅総理が納得しないと本社が9カ月に短縮してしまったのだ。

現在の作業を妨げている最大の要因は、汚染水。もし核燃料がメルトスルーしているならば、汚染水は非常な高濃度になっているから、チェルノブイリ で日本の技術がしたように、地下にトンネルを通し、セメント、ベントナイト(粘土鉱物)などを注入して固めてしまう方式にしたいが、国土交通省と経産省の 連携がうまくいかず、適切な対応策が講じられていないという。

さらに14号機から白い煙が出ている。あれは水蒸気だが、その「湯気」の中にはやはり、放射性物質が含まれていると言っている。

また、311日午後336分に1号機で水蒸気爆発が起きたが、その後の政府の避難指示のやり方が拙かったと率直に話す。

「現場ではもっと広い範囲、少なくとも半径50キロは避難していると思った。(中略)避難範囲が半径30キロ圏内と聞いたときも、『大丈夫か?』と 思ったのが正直な印象ですね。(中略)爆発が相次ぐ中、当時私自身、半径30キロどころか、青森から関東まで住めなくなるのではないかと思ったほどです。 本社と政府の話し合いで決まったんだろうけど、余震の危険性などを考えれば、最低でも50キロ、万全を期すならば半径100キロでも不思議はなかった。 (中略)いま原発は何とか安定していますが、放射性物質がかなり飛散しているのが実態です。避難地域の見直しが必要だと思います。実際、もう半径20キロ 圏内は戻れないと、そろそろ発表してもいいんじゃないか。子どもたちが学校に通うのは無理です。最初からもっと広範囲で避難させていればと悔やまれます」

最高幹部は、フクイチから上げられる膨大な量の情報のうち、国民に公表されているのはその10%、いや、1%かもしれないというのである。

現場と本社は衝突ばかりで、情報公開を巡り、本社幹部は、「そんな情報が保安院や政府に分かると、大変なことになる」と言い放ち、最後にこう言ったそうだ。

「私の立場や出世はどうなるんだ。キミは分かっているのか!」

原発を担当してきた官僚たちの責任追及、東電解体をしてからでなくては、脱原発、再生可能ネルギー政策を考えるわけにはいかないと、私は思うのだが。
(文=元木昌彦)

海水 濃度に大きな変動なし

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東京電力が福島第一原子力発電所周辺で行っている海水の調査結果です。22日に採取した海水の放射性物質の濃度に大きな変動はありませんが、最も高い値を示した3号機の取水口付近のセシウム134は、前の日をやや下回り、基準の27倍となっています。

福島第一原発周辺では、東京電力が、原発の取水口付近のほか、沿岸や沖合で海水を採取し、放射性物 質の濃度を調べています。22日に3号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たりで、セシウム134が国の基準の27倍に当たる1.6ベクレル、 セシウム137が基準の20倍に当たる1.8ベクレル検出され、いずれも前の日をやや下回りました。この場所では、5月に高濃度の汚染水が流れ込み、直後 に国の基準の2万倍に当たるセシウム134が検出されましたが、その後、値は減少傾向が続いています。一方、4月に基準の750万倍の濃度が検出された、 2号機の取水口付近の海水のヨウ素131は、22日は基準の0.95倍と、前の日とほぼ同じでした。また、沿岸の2か所で行った調査では、1か所で放射性 セシウムが検出されましたが、基準の0.15倍にとどまりました。東京電力は「海水の放射性物質の濃度は、台風で海が荒れた影響で一時的に上昇したが、比 較的落ち着いた状況にある」としています。

3号機取水口付近 濃度が上昇

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東京電力が福島第一原子力発電所周辺で行っている海水の調査結果です。21日に採取した海水の放射性物質の濃度に大きな変動はありませんが、最も高い値を示した3号機の取水口付近のセシウム134は4日続けて上昇し、基準の30倍となっています。

福島第一原発周辺では、東京電力が、原発の取水口付近のほか沿岸や沖合で海水を採取し、放射性物質 の濃度を調べています。21日に3号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たりでセシウム134が国の基準の30倍に当たる1.8ベクレル、セシ ウム137が基準の22倍に当たる2ベクレル検出され、いずれも4日続けて上昇しました。この場所では、5月に高濃度の汚染水が流れ込み、直後に国の基準 の2万倍に当たるセシウム134が検出されましたが、その後、値は減少傾向が続いています。一方、4月に基準の750万倍の濃度が検出された2号機の取水 口付近の海水のヨウ素131は、20日まで5日連続で検出されませんでしたが、21日は基準を下回る1cc当たり0.031ベクレルでした。また、沿岸の 2か所で行った調査では、いずれの場所でも放射性セシウムが検出されましたが、基準は下回っていました。東京電力は「海の荒れが落ち着いてきて数値は横ば いになりつつある。今後も引き続き調査していく」としています。

石川のニュース 【7140333分更新】

遠洋の放射能汚染調査 金大・長尾教授


特殊装置で放射線を測定する長尾教授=能美市の金大低レベル放射能実験施設

金大の長尾誠也教授(環境放射化学)は、福島第1原発事故で懸念される海洋の放射能 汚染の調査に乗り出す。学術研究船が採取する沖合の海水と海底堆積(たいせき)物を解 析し、汚染の有無や拡散状況を調べる。沿岸海域では東京電力や文部科学省が水質調査を 行っているが、遠洋での調査は初めて。水産物への不安や風評被害が広がる中、放射能の 影響を探る際の基礎データとなる。

福島原発事故では、大気中への放出に加え、原発の敷地から低レベル放射能汚染水が直 接海へ流出した。境界のない海で、どれほど汚染が広がっているか心配されている。

長尾教授は、海流を考慮した放射性物質の海への拡散シミュレーションをもとに、近海 から沖合2000キロ以上の遠洋まで調査ポイント14地点を設定。16日に出港する海 洋研究開発機構の学術研究船「白鳳丸」で各地点の海水20リットルと海底堆積物を採取 してもらい、半減期が30年と長いセシウム137など放射性物質の濃度を測定する計画 だ。

沿岸から遠い地点ほど放射性物質の濃度は低いと予想されるが、能美市にある金大低レ ベル放射能実験施設は、ごく微量の放射能測定が可能な世界有数の施設であることから、 長尾教授が調査に名乗りを上げた。

海の放射能汚染は、汚染水の流出だけでなく、土壌に広がった放射性物質が河川から海 へ流れるルートも予想される。長尾教授は阿武隈川など福島県内の3河川4地点で既に汚 染調査を始めており、川から海への汚染経路も解析する。

セシウムなど放射性物質は土の粒子と一緒に沿岸などの海底に堆積、プランクトンが吸 い込んで、小さい魚、大きい魚へと食物連鎖の過程で濃縮される恐れがある。遠洋でも広 域の回遊魚への影響が懸念される。長尾教授は「太平洋でとれた魚介類を安全と言い切る には、はっきりとした数値データが必要になる。被災者に安心してもらえるよう調査に取 り組みたい」と話した。

放射性物質を自主検査 和歌山南部で農作物や

 福島第1原発の事故で放射性物質が大気中や海に拡散しているのを受 け、和歌山県南部の自治体やJAの間でも農作物や海水などに含まれていないか、自主的に検査する動きが出ている。関係者は「放射性物質による汚染が頻繁に 話題に上り、不安に思っている人は多い。きちんと応対し説明することで安心していただければ」と話している。

 JA紀南(本所・田辺市)は、県外産の梅や茶で放射性物質が検出された例があったため、取引先から問い合わせがあった場合に備えて検査することにした。

 青梅の古城(同市秋津町)と南高(同市長野)を6月上旬に、荒茶(白浜町市鹿野)を6月中旬に民間の検査機関に検査依頼したところ、セシウム137と134、ヨウ素131の検出はなかったという。

 田辺市教育委員会は、毎年行う給食の食材検査の検討項目に放射線測定を加える考えだ。厚生労働省が食品に含まれる放射性物質の暫定基準を示したため。

 検査の実施項目は保護者や学校医、保健所職員らで構成する城山台給食センター運営委員会保健衛生部会で決める。これまでは病原性大腸菌や残留農薬を検査してきた。

 市教委は給食の食材は可能な限り地元産を活用。産地の問い合わせにも応じている。今後は保護者向けの「給食だより」でも食材情報を提供したいという。

 海水の検査を始めたのは白浜町。6月末に白良浜海水浴場で採水し、大阪市内の検査機関に分析を依頼している。結果はまだ出ていない。

 白良浜で6月にビーチスポーツの大会を主催した団体が、5月末に採水し、検査機関で調べたところ放射性物質は検出されなかったという。

 町観光課は「観光客の問い合わせに備えるのと安全確認のため検査することにした。当初は問い合わせに答えるだけのつもりだったが、町のホームページに掲載することを検討している」と話す。

 海水の検査は7月末と8月末にも実施する予定。同課は「安心して海水浴を楽しんでもらえたら」と話している。


(2011
0707日更新)

関東周辺のセシウム汚染予測 国立環境研、影響評価へ

東京電力福島第一原発から放出された放射性セシウムによる関東周辺の汚染を予測するプロジェクトを、国立環境研究所(茨城県つくば市)が始めた。生物や汚泥などに蓄積されるセシウムが、生態系や人体に及ぼす影響を評価する基礎データを得るのが狙いだ。

大気中に放出された放射性物質は、雨などで地面に降り、土壌から河川に入って、海に流れ出すと考えられている。セシウム137は半減期が30年と長く、影響が長期に及ぶと考えられる。しかし、広がり方の実態はよくわかっていない。

同市周辺は筑波山や霞ケ浦があり、市街地の周辺に田園地帯が広がるなど、自然環境の縮図のような地域。大原利眞・地域環境研究センター長らは、このエリ アで森林の土壌や湖底の泥、貝や水草、市街地の水道水などに含まれるセシウム137を継続的に測定する。得られたデータからセシウムの動きをモデル化し、 それをもとに、関東地方を中心とした汚染の推移をシミュレーションする。

発表日 | 2011.07.08  情報源 | 環境省  カテゴリ | 水・土壌環境 >> 水質汚濁

被災地の海洋環境モニタリング調査結果(速報)を公表  環境省は、平成2378日 被災地の海洋環境のモニタリング調査結果を公表した。
 今回公表したのは、63日~19日に採水した海水と海底土のサンプルについて、生活環境項目及び放射性物質の測定結果で、生活環境項目については、環境基準値と比較して問題となる値は無かった。
 放射性セシウム(Cs-134Cs-137)については、海水中では不検出であったが、海底土の濃度では、セシウム134では不検 出~620Bq/kgの範囲、セシウム137では24760Bq/kgの範囲であった。これらの結果については、文部科学省が他の機関による調査結果と あわせて取りまとめ評価する予定。
 なお、環境省では、上記以外の項目(PCB、ダイオキシン類、油分等)の測定結果については、結果がまとまり次第公表するとしている。【環境省】

放射性物質:海底土から検出 最大1380ベクレル

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 環境省は8日、岩手県陸前高田市から宮城県名取市にかけての沖合計7地点で実施した放射性物質のモニタリング調査で、海底の土1キロあたり最大1380ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。一方、海水からはどの地点でも検出されなかった。

調査したのは陸前高田市、宮城県気仙沼市、南三陸町、石巻市、仙台市、名取市の沖合10キロもしくは20キロ地点の海底の土と海水。土には放射性 セシウム134が1キロあたり検出限界以下~620ベクレル、同137が24~760ベクレル含まれていた。いずれも濃度が最も低いのは陸前高田市沖、最 も高かったのは石巻市沖だった。

海底の土からの検出について、同省は「原発事故で大気中に放出された放射性物質が落ちてきたか、海洋に漏れ出した高濃度汚染水が原因ではないか」と指摘する。【江口一】

海底の土からセシウム=岩手、宮城の沖合-環境省

 環境省は8日、岩手、宮城両県の沖合7地点で行った放射性物質に関する海洋環境調査で、全地点 の海底の土から1キロ当たり24~1380ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。文部科学省が5月に福島県沖などで実施した調査で確認された 数値よりも高い濃度を示す地点もあり、今後、原子力安全委員会が結果を評価する。
 調査は6月10日から18日にかけて実施。最も濃度が高かったのは、宮城県石巻市沖約10キロの海底から採取した土で、1キロ当たり1380ベクレルを検出。最も濃度が低かったのは、岩手県陸前高田市沖約20キロで同24ベクレル。(2011/07/08-19:15

岩手沖の海底土からセシウム初検出

環境省は8日、岩手、宮城両県沖の海底土から1キロ当たり24~1380ベクレルの放射性セシウムが検出された、と発表した。岩手県沖の海底土からセシウムが検出されたのは震災後初めて。

同省が6月中旬、両県の沿岸から10~20キロの7地点で海底土を調べた。岩手県陸前高田市の10キロ沖では同24ベクレル、宮城県石巻市の10キロ沖では7地点で最高の同1380ベクレルを検出した。

文科省:ストロンチウムは「不検出」-5月の海底土モニタリングで

  7月5日(ブルームバーグ):文部科学省の坪井裕審議官は5日夕の東京電力・福島第一原子力発電所事故対策統合本部の合同記者会見で、5月9日から13日に採取した海底土について「検出限界値以下で不検出となった」と発表した。

坪井氏は「ストロンチウムが検出された東電採取の海底土は沖合3キロメートルぐらいのところのものだったが、今回は沖合30キロメートル以上のところのものだ」と説明した。

記事についての記者への問い合わせ先:東京 小笹俊一 Shunichi Ozasa sozasa@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:淡路毅 Takeshi Awaji tawaji@bloomberg.net

更新日時: 2011/07/05 16:49 JST

原子力安全委:検出限界値を下げてほしい-海底土調査で文科省に

  7月5日(ブルームバーグ):原子力安全委員会事務局の加藤重治氏(内閣府審議官)は5日夕の東京電力・福島第一原子力発電所事故策統合本部の合同記 者会見で、文部科学省が海底土からストロンチウムを「不検出」と判定したことについて「検出限界値を下げてほしい」と要望したことを明らかにした。

文科省は同会見で、5月9日から13日まで福島第一原発の沖合30キロメートル以上のところで採取した海底土について「検出限界値以下で不検出となった」と発表していた。

記事についての記者への問い合わせ先:東京 小笹俊一 Shunichi Ozasa sozasa@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:淡路毅 Takeshi Awaji tawaji@bloomberg.net

更新日時: 2011/07/05 17:21 JST

福島沖の海底土壌から高濃度セシウム 海水は基準超えず

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福島県は3日、同県いわき市四倉の沖合1.7キロメートルの深さ20メートルの海底の土壌から、1キログラムあたり9271ベクレルの放射性セシウムが 検出された、と発表した。県によると、海底の土壌については安全性の基準がなく、魚介類などに影響が出るかどうか今後調べるという。

県は5月下旬、海底土壌と海水を測定。いわき市四倉の沖1キロ、深さ10メートルの土壌からは同6003ベクレル、同市江名の沖2.6キロ、深さ20 メートルの土壌からは同4653ベクレルが検出された。海水については、基準を超える放射性物質が検出された地点はなかったという。

魚類のストロンチウム検査開始 水産庁、海藻検査も強化

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東京電力福島第一原発事故による放射能汚染で、水産庁などが魚類に含まれるストロンチウムの検査を始めたことがわかった。食品の検査はこれまで放射性ヨ ウ素とセシウムが対象で、ストロンチウムは初めて。また、海産物調査で海の汚染が海面近くから海底まで広がったことが判明し、海藻の検査も強化する。

ストロンチウムは水に溶けやすく、半減期が29年と長い。性質がカルシウムに似て魚類の骨にたまりやすく、人間が食べると同様に骨にたまって白血病の原因にもなるとされる。

今回、ストロンチウムを検査しているのは原発の沖合で捕獲されたカタクチイワシやコウナゴ(イカナゴの稚魚)。小型の魚で、骨も含めて全体が食用となっている。

水産庁と各県はこれまで、魚類についてセシウムがたまる筋肉の部分だけを分析してきた。だが、ストロンチウムが海水から検出されるようになり、「骨も含めた検査が必要」との指摘が出ていた。検査結果が出るまでには1~2カ月かかるという。

一方、海藻の検査の範囲や検体数を広げるのは、海藻が放射性物質を吸い込みやすく、汚染の指標になるとされているためだ。

これまで、海水魚で放射性物質の基準を超えたのは、海面近くで群れるコウナゴやシラスだけだった。しかし5月以降は、ヒラメやアイナメといった海底近く に生息する魚でも、基準内ではあるが比較的高濃度のセシウムが検出されている。このため、海面から海底まで幅広い調査が必要と判断したという。(大谷聡、 井上恵一朗)

海底の土から高濃度の放射性物質 福島第一原発の港湾内

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東京電力は5日、福島第一原発の港湾内の海底の土から、通常の約3万8千倍に当たる濃度の放射性物質セシウム137が検出されたと発表した。検出された のはセシウム137(1キロ当たり8万7千ベクレル)のほか、セシウム134(同9万ベクレル)とヨウ素131(同5万2千ベクレル)。

海底の土は、1号機と5号機の間に面した海の底から4月29日に採取した。東電は、海に流出した高濃度汚染水に含まれていた放射性物質が、海底の土に吸着したとみている。東電は「最終的には回収するつもりだが、現時点では未定」としている。

昆布・カキ…基準超す放射性物質 福島沿岸をNGO調査

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国際環境NGO「グリーンピース」は、福島県沿岸で採れたタラの仲間の魚や二枚貝のカキ、昆布、ナマコなど幅広い種類の海産物から、国の基準を超す放射性物質が検出されたとする調査結果をまとめた。26日に東京都内で会見して発表した。

調査した魚介類は5月3~9日、宮城県から茨城県の海域で地元の漁業者らの協力で集めた。分析は、フランスとベルギーの検査機関に依頼した。この結果、福島県の沿岸や沖合で採取された11種類、計14サンプルの海洋生物から国の基準を超す放射性物質が検出された。

マナマコからは放射性セシウムが基準の2.6倍の1キロあたり1285ベクレル、カキは基準の1.5倍の同740ベクレルが検出された。タラの仲間はエ ゾイソアイナメで、基準の1.7倍の同857ベクレルのセシウムが出た。北日本では「ドンコ」と呼ばれ、鍋物などに使われる。この魚は海底付近にすんでお り、グリーンピースは、汚染が海の底にも広がっている可能性を示すデータと分析している。

また、福島県南部で採取された昆布からは、放射性ヨウ素131が基準の約50倍の1キロあたり10万7千ベクレル検出された。半減期が8日と短いヨウ素131が高い濃度で見つかったことについて、グリーンピースは原発から海への放射性物質の放出が続いているとみている。

福島県産の海産物について、同県は「いずれも漁が自粛されているため、市場に流通することはない」と説明している。

グリーンピース・ジャパンの花岡和佳男・海洋生態系問題担当は「これまで自治体が進めてきた海産物の調査は対象とする生物の種数が不十分で、カキやナマコの汚染は見逃されていた。今後は調査対象を増やすべきだ」としている。(山本智之)

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電力供給:「原発再稼働狙い低く見積もる?」 供給力に不信感

 ◇経産省「使える設備は織り込んだ」

電力大手の需給計画を巡り、揚水発電以外についても、実際の供給力が計画を上回る可能性が指摘されている。背景には「原発を再稼働させたい電力会 社は供給力を低く見積もっているのではないか」(野党議員)との疑念があり、経済産業省への不信感を強める菅直人首相も供給力の洗い直しを指示。経産省な どは「使える設備は供給力に織り込んだ」と反論している。

経産省によると、火力と水力の発電能力を示す09年度の設備容量は計1・92億キロワット。これに対し、夏の最大需要は1・7億~1・8億キロ ワットで「原発なしでもまかなえる」(福島瑞穂・社民党党首)との指摘もある。だが、火力は定期的に検査が必要で、水力も夏に水量が減少するため「設備容 量通りに供給できない」(電気事業連合会)。海江田万里経産相は25日の参院予算委員会で「供給できるのは約1・57億キロワット」と説明した。

東京電力は7月末の供給力5720万キロワットの7割が火力、20~25%が水力だ。使用可能な揚水の設備は960万キロワット分あるが、原発停止で揚水用の電力を確保できないため、供給力には700万キロワットしか含んでいない。

関電も、10年度末で3488万キロワット分の設備容量があるが、8月の供給力は2943万キロワットにとどまる。火力は1691万キロワットの 設備のうち、1418万キロワットしか織り込んでいない。240万キロワット分が老朽化などで休止しており、「立ち上げには2~3年かかる」(八木誠社 長)ためだ。水力も820万キロワットの設備があるが、過去の実績から見込めるのは624万キロワット。10月に全面完成予定の堺太陽光発電所(予定出力 1万キロワット)は既に6290キロワットを発電できるが、天候などに左右されるため、供給力には入れていない。

 ◇首相、納得せず精査中

一方、自家発電は全国約3200カ所に計約5400万キロワット分あるが、既に売電や自家用に使っているうえ、「電力大手から買うよりコスト高」 (鉄鋼大手)の設備も多い。東電も休止中の自家発電などを総動員して110万キロワット分を集めたが、上積みは難しい。同省は、6月末時点で使える自家発 電は162万キロワットにとどまると報告したが、菅首相は納得せず、さらに精査中だ。

需要者との事前協議に基づき、電力会社が必要な場合に供給を止める「需給調整契約」の活用も課題だ。国内の契約は約1000万キロワット分に及ぶ。だが、契約者の事業活動への影響が避けられず、活用には限界がありそうだ。【立山清也、和田憲二、横山三加子】

毎日新聞 2011726日 東京朝刊

電力供給:「揚水」2割過小評価 今夏、東電など7社で

 経済産業省がまとめた今夏の電力需給見通しで、電力7社が水力発電の一種である揚水発電による電力供給力を、発電能力を示す設備容量より約2割 (535万キロワット)少なく見積もっていたことが25日分かった。原発停止による電力不足で需給見通しに注目が集まる中、専門家からは「供給力を低く見 積もる根拠を示すべきだ」との指摘も出ている。

揚水発電は、水力発電所の下流と上流に貯水池を造り、夜間に余っている電力を使って下流から上流に水をくみ上げ、日中の電力需要のピーク時間帯に放水する仕組み。

電力需給見通しは9電力会社の報告を基に経産省がまとめた。9社が公表した設備容量は計2621万キロワットだが、需給見通しは今年8月の供給力 を2割少ない2086万キロワットと設定。最も差がある東京電力は設備容量1050万キロワットに対し、供給力は約3割少ない700万キロワットにとどま る。関西電力も設備容量506万キロワットに対し、供給力は449万キロワットと1割程度少ない。

東電は毎日新聞の取材に「夜間のくみ上げ量に限界があるため」と説明している。本来は主に原発の夜間の余剰電力を使って水をくみ上げるが、福島第1、第2原発の停止で余剰電力が減少しているため、揚水発電も設備容量通り使えないという。

ただ、専門家によると、揚水発電は、一般の水力発電に比べ雨量に左右されないため、設備容量通りの供給力を発揮しやすい。さらに、原発が停止して も、夜間の余剰電力は、原発以外の発電で代替できる。経産省の需給見通しで九州電力と北陸電力は供給力と設備容量が一致している。【大迫麻記子】

毎日新聞 2011726日 東京朝刊

「10%以上節電」綱渡り 関西電力、電力調達先トラブル 最大供給力3千万キロワット割れ  

2011.7.24 23:39

関西電力は24日、電力会社以外から調達していた29万キロワット分の電力が、機器のトラ ブルにより23日から受電できなくなったことを明らかにした。関電管内では、政府による10%以上の節電要請が25日から始まるが、最大供給力は3千万キ ロワットを割り込み、夏本番を前に電力供給は綱渡りの状態が続く。

電力の調達先は明らかにしておらず、復旧の時期は未定という。関電は25日から月末までの間、中国電力からの電力融通を最大57万キロワット積み増し、最大で3014万キロワットの供給力を見込んでいた。

しかし、このトラブルで7月の供給力は2985万キロワットまで落ち込み、最大需要予測の3138万キロワットに対し4・9%の不足に、8月の供給力も 2914万キロワットで同7・1%の不足にそれぞれ悪化する。関電は中小企業や一般家庭にも一層の協力を呼び掛ける方針だ。

関電、中国電から融通57万キロワットに 8月めど立たず

2011.7.25 11:03

関西電力は、25日から1週間に限り、中国電力から最大57万キロワットの電力融通を受ける。中国電は管内の需給が逼迫(ひっぱく)しないことを条件に、関電の要請に応じ、従来の35万キロワットから電力融通を積み増すことにした。

関電は全11基の原子力発電所のうち7基が稼働できない事態に追い込まれている。関電管内の最大電力需要予測は3138万キロワットなのに対し、7月末の 供給力2957万キロワットにとどまり、最大57万キロワットの融通分を加えても、7月末の供給予備率はマイナスとなる見通し。

また、8月以降については、中国電の協力が得られるめどは立っていない。

関電の供給力、29万kw減 購入先の設備に不具合

 関西電力は24日、同社が電力を購入している外部企業の発電設備に不具合があり、23日から29万kw分が受電できなくなったことを明らかにした。この企業は「電力会社以外」とし、トラブルの詳細も明らかにしていない。復旧時期は未定。

この結果、関電の電力供給力は29万kw減少し、7月末は2985万kw、8月は2914万kwとなる。最大需要予測に対する余力を示す予備率は、7月末はマイナス4・9%、8月は同7・1%にそれぞれ悪化する。

2011/07/24 22:44   【共同通信】

関電の供給力29万キロワット減 自家発電トラブルで

2011/7/24 23:21

関西電力は24日、関電管内の供給力が29万キロワット減少したことを明らかにした。同社が電力を購入している企業の自家発電設備の不具 合が原因。中国電力からの融通拡大で7月末の供給力は3000万キロワット前後となるはずだったのが、2985万キロワットに減る。25日のでんき予報に は織り込み済みとしている。

素材・エネルギー

関電、供給力29万kW低下

掲載日 20110725日 1742

 関西電力は電力調達先企業の自家発電が故障したことにより、供給力が29万キロワット低下することを明らかに した。これに伴い7月の供給力は3014万キロワットから2985万キロワットに低下する。復旧時期は未定。関電は25日から7月末まで中国電力から最大 57万キロワットの電力融通を受けることが22日に決まったばかり。8月は中国電から融通は決まっていないため、供給力はさらに低下して2914万キロ ワットになる。

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新たに汚染疑い肉

県は25日、高濃度の放射性セシウムに 汚染された稲わらを食べた疑いのある新潟県産牛の肉計90・7キロが4月に高岡、南砺両市の食肉販売業者4店に卸され、全量が販売されていたと発表した。 スーパー「アル・プラザ」を運営する平和堂(滋賀県彦根市)も同日、同様の疑いがある新潟県産牛の肉16・5キロをアル・プラザ富山(富山市婦中町下轡 田)で4月23日~5月6日に販売したと発表した。

県が発表したのは、いずれも金沢食肉流通センター(金沢市)が食肉処理し、金沢市の食肉卸売業者を通じて高岡、南砺両市の業者が仕入れた。肉が残っていないため、セシウムが国の暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)を超えていたかは不明という。

2011726日  読売新聞)

群馬県産の牛肉 セシウム確認されず

201172601:56 カテゴリー:九州 > 大分

放射性セシウムによる汚染された稲わらを与えられた可能性がある群馬 県産の牛の肉がマックスバリュ九州のスーパーで販売されていた問題で、県は25日、マックスバリュ別府店で販売された4パック(760グラム)を回収し検 査したところ、セシウムは確認されなかったと発表した。

一方、大分市は、同市内の牛肉を購入した女性から「牛肉が残っている」と連絡を受けたが、検査しなかった。

市は(1)同じ農場から出荷された別の牛の肉を検査した結果、セシウムの暫定規制値を下回っていた(2)販売されたのは、汚染されていない牛を含む細切れ肉で、検査しても評価が難しい-ことから検査を見送ったという。

2011/07/26付 西日本新聞朝刊=

汚染稲わら牛 新たに28頭

高濃度の放射性セシウムに汚染された稲わらが肉牛に与えられていた問題で、県は25日、新たに白河市と猪苗代町の2戸の肉用牛農家でも汚染された 稲わらを与え、計28頭を県内と東京都に出荷していたことが分かったと発表した。これで県内で汚染された疑いのある牛の出荷は計582頭となった。発表に よると、2戸の農家では、原発事故後から約1~2か月間、稲わらの一部を自宅近くの水田など屋外に置いたままにしていたという。

白河市の農家の稲わらから検出された放射性セシウムの最高値は、1キロ・グラムあたり17万7000ベクレルに上った。水分を含んだ状態に換算すると牧草の規制値(300ベクレル)の約130倍に相当する。

2011726日  読売新聞)

茨城産の稲わらも汚染を確認 国基準の48倍

茨城県は25日、茨城県高萩市の農家で集められた稲わらから6万4千ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。乾燥前の水を含んだ状態に換算する と約1万4500ベクレルで、国の基準値(1キロあたり300ベクレル)の48倍となる。この農家からは牛は出荷されていなかった。

これまで福島、宮城、栃木、岩手各県で地元産の稲わらを与えた牛の肉から基準値を超えるセシウムが検出されている。

【原発】茨城産の稲わらからも基準値超えセシウム(07/26 01:14)

放射性物質に汚染された稲わらを与えられていた牛の肉が流通している問題で、25日、茨城県産の稲わらからも国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されたことが分かりました。

茨城県などによりますと、茨城県産の稲わらからは暫定基準値の48倍を超えるセシウムが検出されました。汚染された稲わらを食べた肉牛は出荷されていない ということです。これで、汚染された稲わらは福島、宮城、岩手、栃木、茨城の5つの県で確認されたことになります。また、汚染の疑いがある肉牛が出荷・流 通したのは46都道府県で、2700頭を超えました。

茨城、汚染疑い牛78頭出荷=栃木、茨城産わらも規制値超え

 茨城県は25日、県内の畜産農家7戸が牛に与えていた茨城、宮城両県産の稲わらから、水分補正 後の数値で国の暫定規制値(1キロ当たり300ベクレル)を超える1682~1万4545ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。このうち4戸か ら、5月9日以降に計78頭が出荷されていた。
 一方、栃木県は25日、那須塩原市の畜産農家が牛に与えていた同県産の稲わらから、水分補正後で 2万4146ベクレルのセシウムを検出したと発表した。この農家が出荷した3頭の肉からは、暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超えるセシウムが 検出されており、県は全畜産農家1890戸を対象に、1戸につき1頭の肉の放射性物質の検査を行うことを決めた。
 茨城、栃木両県産の稲わらが規 制値を超えたことが確認されたのは初めて。また、同日はセシウム汚染の疑いのある牛の出荷が福島県で28頭、岐阜県で51頭確認され、疑いのある牛を出荷 したのは北海道から島根まで15道県に達し、頭数は2900頭を超えた。汚染の疑いのある牛は、沖縄を除く46都道府県に流通している。(2011/07 /25-22:48

茨城、栃木でも稲わらから放射性セシウム

茨城県は25日、県内の畜産農家7戸が与えていた稲わらから国の暫定規制値(1キロ・グラムあたり300ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。
うち4戸が5月から7月にかけて肉牛計78頭を県内や東京都に出荷していた。

県によると、稲わらは6戸が宮城県産、1戸が茨城県産。最も数値が高かったのは茨城県産で、水分を含んだ状態での換算で1キロ・グラムあたり1万4545ベクレルだった。

また、栃木県も25日、暫定規制値を超えるセシウムが検出された那須塩原市の肉牛に与えられていた稲わらの検査結果を公表。セシウムは、水分を含 んだ状態での換算で規制値の約80倍にあたる同2万4146ベクレルで、農林水産省によると、福島県産を除く稲わらの放射性セシウムの数値では全国で最高 値だった。

20117260033分  読売新聞)

えさに汚染わら 新たに23頭出荷判明

20110725

牛のえさになる稲わらの放射能汚染問題で、県は23日、新たに県内の畜産農家3戸が使っていた宮城県産わらから、国の基準を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。このえさを食べた23頭が出荷されたという。汚染わらを食べて出荷された県産牛は94頭になった。

県は22、23日に、12戸が使っていた宮城など11都県の県外産稲わらを検査。うち最上町、飯豊町、鶴岡市の3戸から高濃度の放射性セ シウムが検出された。乾燥前の水分を含んだ状態に換算すると、1キロあたり1万2500~3522ベクレルで、国の基準300ベクレルの約42~12倍 だった。

最上町、飯豊町の農家からはこのわらを食べた牛は出荷されていないが、鶴岡市の農家からは5~7月、計23頭が庄内食肉公社に出荷されており、県が流通先を調べている。

一方、県食品安全衛生課は23日、宮城県大崎市産の汚染わらを食べて出荷された県産牛の70頭のうち、山辺町の販売店と米沢市の食肉業者が保管していた新たな3頭の肉の検査結果を発表した。放射性セシウムは95~480ベクレルで、国の基準値500ベクレル以下だった。

70頭中52頭が県内に流通したとみられ、これまで検査できた20頭の肉は、いずれも基準を下回っている。

東日本大震災:宮城産稲わら、最上の農家1戸も 許容値の24倍セシウム検出 /山形

 ◇牛、出荷せず

県畜産課は24日、最上町の農家1戸が購入した宮城県産の稲わらから国の暫定許容値の約24倍の放射性物質を検出したと発表した。この稲わらを給 与された牛は出荷されていないという。汚染された稲わらを牛に与えた農家は、尾花沢市や米沢市、白鷹町などを合わせ計9戸になった。

同課によると、23、24日に、宮城など県外産稲わらを購入していた11戸の農家の稲わらを検査。うち最上町の農家の稲わらから3万2000ベク レルの放射性セシウムを検出した。水分80%に換算した値は1キロ当たり7272ベクレルで暫定許容値(300ベクレル)の約24倍となった。この稲わら を給与された牛は約50頭だが、出荷されていないという。稲わらは宮城県産で原発事故以降の5月と6月の2度にわたり、仲介業者から購入した。このうち5 月に購入した稲わらはすべて与えていた。最上町の農家に、県は肉牛出荷や移動などの自粛を要請した。

また、酒田市などの農家計3戸からも放射性セシウムが検出されたが暫定許容値を下回っていた。【前田洋平】

毎日新聞 2011725日 地方版

東日本大震災:宮城産稲わら、放射性物質12~42倍 鶴岡は23頭出荷 /山形

 ◇3市町の3農家購入

県畜産課は23日、鶴岡市と飯豊町、最上町の3市町の農家計3戸が購入した宮城県産の稲わらから、国の暫定許容値の12倍から42倍の放射性物質 を検出したと発表した。汚染された稲わらを与えた農家は、これで米沢市や尾花沢市、白鷹町などを合わせ計8戸に、稲わらを給与出荷された肉牛は94頭とな り、被害範囲は一層拡大した。

同課によると、鶴岡市の農家の稲わらからは2万2000ベクレルの放射性物質を検出。水分80%の条件の放射性セシウムは1キロ当たり5000ベ クレルで暫定許容値の約17倍となった。さらに、汚染された稲わらを食べたこの農家の肉牛23頭が庄内町の庄内食肉公社に5月9日から7月11日にかけて 出荷されたことも判明。県はその後の流通について23日から調べ始めた。

一方、飯豊町の農家では暫定許容値を約42倍上回る放射性物質を、最上町でも約12倍を検出した。しかし、いずれの農家も肉牛は出荷していない。

同課によると、3農家の稲わらは宮城県産の稲わら。鶴岡市の農家は3月11日の原発事故以降に県内の知り合いの農家から購入し、4月中旬に牛に食べさせたという。3農家に対して県は、肉牛出荷や移動などの自粛を要請した。【浅妻博之】

毎日新聞 2011724日 地方版

飯豊、鶴岡、最上で検出

稲わらセシウム 宮城県から購入

高濃度の放射性セシウムに汚染された疑いのある稲わらが県内の肉牛にも与えられていた問題で、県は23日、県内の牛肥育農家12戸の稲わらの放射 性物質検査を行ったところ、飯豊町、鶴岡市、最上町の3戸の稲わらから、1キロ・グラムあたり5万5000~1万5500ベクレルの放射性セシウムが検出 されたと発表した。水分を含んだ状態の換算では、暫定規制値(300ベクレル)の約42~12倍に相当する。

県畜産課によると、3戸はいずれも宮城県から4月以降に稲わらを購入。このうち2万2000ベクレルが検出された鶴岡市の農家は5月9日~7月 11日、この稲わらを与えた肉牛23頭を庄内食肉公社に出荷していた。県は23頭の個体識別番号を県のホームページで公表し、流通状況の確認を進める。飯 豊町と最上町の農家は肉牛を出荷していなかった。

また、村山市や尾花沢市など残りの9戸では、放射性セシウムは不検出か、26~12・7ベクレルの微量だった。

2011724日  読売新聞)

県産稲わらのセシウム 福島以外で最高値

全戸検査、風評回避へ 県

栃木県産牛から暫定規制値を超える放射性物質が検出された問題で、県は25日に実施を決めた全牛飼養農家の牛各1頭の放射性物質を調べる「全戸検 査」によって、県産牛全体への風評被害を抑え込みたい考えだ。また、22日に判明した問題の牛に与えられていた稲わらの残品からは、1キロあたり10万 6000ベクレルの放射性セシウムが検出され、農林水産省によると福島県以外の稲わらでは最高値を記録した。

一方、新たに県内38戸で福島第一原発の事故後に収穫した県産稲わらを使用していた疑いが浮上し、県はこれらの農家に肉牛の出荷自粛を要請した。

県の発表によると、「全戸検査」の対象は肉用牛農家1022戸と乳用牛農家868戸の計1890戸。県内3か所の食肉処理場に各農家から1頭ずつ 集めて食肉処理後の枝肉を検査する。肉用牛の肥育農家から優先的に検査するといい、暫定規制値を超える牛が確認された場合、該当農家には出荷自粛を要請す る。

すでに県内のJAグループが独自の「全頭検査」を決めているが、その対象農家も含め、県として全農家を網羅する方針だ。JAが検査開始を予定している28日をメドに、県も検査体制の整備を急いでいる。

秋田や山形、新潟各県は25日、全頭検査の実施方針を表明。同日夜の記者会見で、栃木県が全頭検査を実施しない理由について、水沼裕治・県農政部 次長は処理能力の問題を挙げながら、「稲わらの保管状況の調査、県の全戸検査、JAの自主検査を併せて十分、安全・安心を担保できるのではないか」とし た。

一方、38戸の牛飼養農家(肥育3、酪農8、繁殖17、酪農・繁殖7、肥育・繁殖3)で原発事故後に収穫した稲わらを使用していた疑いが25日、 県の調査で新たに判明した。県は出荷自粛を要請するとともに、稲わらの使用状況や放射性物質について調べており、結果次第ではさらなる対応を迫られること になりそうだ。

また、県は25日、暫定規制値を超える放射性物質が検出された牛に与えられていた那須塩原市内の農家から購入した稲わらについて、残品から1キロあたり10万6000ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。水分を含んだ状態に換算すると、暫定規制値(1キロあたり300ベクレル)の約80倍に相当する。

2011726日  読売新聞)

腐葉土からセシウム

県 販売自粛を要請

秋田市卸町の「コメリホームセンター秋田卸町店」が、栃木県の業者から仕入れて販売していた腐葉土から高濃度の放射性セシウムが検出されたことで、県は店側に販売自粛と店頭からの撤去を要請。「コメリ」(新潟市)も秋田県を通じ、7月中旬から店頭に並べていたが、「各店で売らないようにしたい」と発表した。

県環境管理課によると、この腐葉土から1キロ・グラムあたり1万1000ベクレルのセシウムが検出された。家庭菜園など園芸用に使われる腐葉土について、国は放射性物質濃度の基準値を定めていないが、汚泥を堆肥として使う場合の国の基準(同200ベクレル)の55倍にあたる。

県民から25日朝、湯沢市表町の同センター秋田湯沢店で買った腐葉土を放射線測定器で測ったところ高い数値が出たと情報提供があった。県が、系列の秋田卸町店で売っていた同じ業者の腐葉土を測定し、高濃度セシウムが検出された。両店の腐葉土から1メートル離れた空間放射線量は最大で毎時0・48マイクロ・シーベルトで、秋田市の通常レベルの約6倍だった。

県は「栃木県の腐葉土の使用を控えてほしい」と県民に呼びかけている。県は今後、この商品の流通経路や産地をはじめ、他県の腐葉土も調べる。

2011726日  読売新聞)

栃木産腐葉土からセシウム=1万1000ベクレル―秋田県

201172616

秋田県は25日、県内のホームセンター「コメリ秋田卸町店」で販売していた栃木県産の腐葉土から1キロ当たり1万1000ベクレルの高濃度の放射性セシウムが検出されたと発表した。腐葉土には国の暫定規制値が定められていないが、県は店側に販売自粛を要請している。

[時事通信社]

栃木産の腐葉土から高濃度セシウム 秋田で販売

秋田県は25日、秋田市のホームセンター「コメリ秋田卸町店」で販売されていた栃木県産の腐葉土1袋から、1キロあたり1万1千ベクレルの放射性セシウ ムを検出したと発表した。秋田県は「栃木県産の腐葉土を買った人は、当面の間、使用を控えて人の出入りの少ないところに保管して」と呼びかけている。

秋田県によると、腐葉土に関しては国が定めた基準値はない。ただ、焼却灰や下水道汚泥の埋め立て基準として国が示す1キロあたり8千ベクレルを上回る値だったため、この腐葉土を売っていたホームセンターには販売自粛を要請したという。

県は、腐葉土1袋から1メートル離れた場合、空間放射線量は毎時0.06マイクロシーベルトで「健康には影響のないレベル」と説明している。

2011725

別府で販売の牛肉・放射性セシウム不検出 [21:06]

別府市のマックスバリュの店舗で販売されていた牛肉が25日回収され検査が行なわれた結果、放射性セシウムは検出されませんでした。
県内のマックスバリュ12店舗で放射性セシウムを含む稲わらを食べた牛の肉が販売された問題で、別府市の店舗で牛肉を購入した女性2人から25日県東部保健所に「牛肉を冷凍保存している」と連絡がありました。
連絡を受けて保健所は牛肉5パックを回収。
回収された牛肉は大分市の県薬剤師会検査センターに持ち込まれ放射性セシウムの量の検査が行なわれましたがいずれも放射性セシウムは検出されませんでした。

肉用牛250頭を市場から隔離 出荷規制へ 秋田県

2011.7.25 20:50

放射性セシウムを含んだ稲わらが肉用牛に与えられていた問題で、全頭検査の方針を打ち出した秋田県は、放射性セシウムを含む稲わらを与えられたことが判明している牛約250頭を市場隔離して出荷を規制する方針を25日、明らかにした。

25日、秋田県農林水産部を訪れた県肉牛生産振興協議会(高山陽一会長)など畜産・酪農関係8団体に対し、県側が答えた。

8団体は嘆願書を提出、一刻も早い安全宣言や生産農家への経営支援を求め、牛肉生産農家の惨状を口々に訴えた。

嘆願書では、牛肉市況の暴落や消費者不安を背景に、食肉処理された全頭を対象にした放射性物質の検査実施と費用負担▽暫定基準値(1キログラムあたり 500ベクレル)を超えるセシウムが検出された牛肉の行政による全量買い上げ▽同基準値以下の検出牛肉の行政買い上げ▽価格回復、消費拡大に向けての運動 ▽生産農家への経営支援-を求めた。

また団体側からは「一刻も早く知事が安全宣言を出してほしい」との声も出された。

嘆願書提出後、高山会長は、「県の前向きな話を聞いてうれしい。牛肉は原価の3分の1まで暴落し、このままでは生産農家はやっていけない。検査を経て、一日も早く安全宣言して、消費者も気持ちを切り替えて牛肉を食べてほしい」と話した。

2011725

届出があった牛肉県が検査・大分市検査せず [18:28]

別府市のマックスバリュの店舗で牛肉を購入した女性から25日午後県東部保健所に「牛肉が残っている」と届出があり、現在、放射性セシウムの量を検査しています。
県によりますと県内のマックスバリュ12店舗で放射性セシウムを含む稲わらを食べた牛の肉が販売された問題で、別府市の店舗で牛肉を購入し、冷凍保存していた女性が25日午後県東部保健所に牛肉2パックを届け出ました。
この牛肉は大分市の県薬剤師会検査センターに持ち込まれ、現在、放射性セシウムの量を検査しています。
検査結果は午後8時頃判明する見通しです。
一方、同じく問題の牛肉を購入した大分市内の女性が25日午前市の保健所に届出をしましたが、市はこの肉を安全と判断し検査を行わなかったことがわかりました。
市は検査を行わなかった理由について「群馬県内の同じ農場から出荷された牛の肉の検査値が低かったことや今回販売されたのが切り落とし肉で、複数の牛の肉が含まれているため」と説明しています。

大分市、検査せず 消費者が牛肉届け出

[20110725日 14:32]

放射性セシウムを含む稲わらを餌として与えられた牛の肉が流通している問題で、県内の「マックスバリュ」で販売された群馬県産牛の肉を購入、保管している大分市内の消費者が25日、市保健所に届け出た。
 市保健所はこの肉を安全と判断、「回収して検査する予定はない」としている。
 市保健所によると、群馬県内の同じ農場の牛の肉の検査値が低いことや、今回販売されたのは切り落とし肉で複数の牛の肉が含まれていることなどから安全と判断したという。
 この肉は、マックスバリュの県内全店で販売されており、県が管轄する大分市以外では、消費者からの情報は入っていない。県食品安全・衛生課は「届け出があれば回収し、他県で検査していなければ県で検査する」としている。

2011725

汚染稲わらの牛肉・県内の検査体制強化へ [11:39]

放射性セシウムを含む稲わらを食べた牛の肉が県内で販売された問題で、国は県薬剤師会が所有する輸出農産物用の検査機器を牛肉の検査に使用できるよう許可 しました。放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた牛の肉の販売が県内でも相次いで確認されています。県内では問題となる牛肉が回収された場合、県衛生 環境研究センターで緊急的に放射性検査が行われますが、今後、検査回数の増加も予想されます。これを受けて県は検査体制強化にむけて県薬剤師会が所有する 輸出農産物向けの検査機器を使用できるよう国に要請。農林水産省は今月22日、特別措置として使用を許可しました。県は「県薬剤師会は食品衛生法上の規定 を受けた検査機関であり、牛肉の放射性物質を365日いつでも検査できる体制が県内で確立したメリットは大きい」としています。

牛肉放射性セシウム問題 政府が買い上げ、東京電力が費用を負担する方向で最終調整

汚染された稲わらを食べた牛から放射性セシウムが相次いで検出されている問題で、政府が汚染された牛肉をすべて買い上げ、東京電力に費用を負担させる方向で最終調整していることがわかった。
関係者によると、政府は食肉処理場で検査して暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された牛肉について、業界団体などを通じてすべて買い上げ、東京電力が全額を負担する形で最終調整しているという。

(07/26 06:21)

放射性物質:福島産の小麦とナタネからセシウム検出

 福島県は25日、広野町で採取した小麦から国の暫定規制値の1キロ当たり500ベクレルを超える放射性セシウム同630ベクレルを、田村市で採取 したナタネから同720ベクレルを検出したと発表した。いずれも出荷されていない。小麦については農家1戸、ナタネは複数の関係農家に出荷自粛を要請し た。小麦、ナタネともに暫定規制値を超えたのは初めて。【種市房子】

毎日新聞 2011726日 225

’11/7/26

菜種と小麦で初の基準値超え

福島県は25日、同県田村市で栽培された菜種と同県広野町の小麦から、それぞれ720ベクレルと630ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。いずれも暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超えている。菜種と小麦で基準値を超えたのは初めて。

いずれも出荷前で流通していない。県は田村市の菜種栽培農家すべてに出荷自粛を要請。一方、小麦は出荷の都度検査を受けるため、出荷自粛要請は該当の農家だけにとどめた。

小麦・ナタネから基準超すセシウム 福島産、流通はせず

福島県は25日、同県広野町の農家が収穫した小麦から、基準値を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。この小麦は市場に流通していないという。小麦で基準値を超えた放射性物質の検出は初めて。

県によると、今月19日にサンプルとして採取した小麦から、基準(1キログラムあたり500ベクレル)を超える同630ベクレルの放射性セシウムが検出された。県は農家に出荷自粛を要請した。同県の昨年度の小麦生産量は651トンで、全国25位。

また、同県田村市の農家が収穫したナタネからも、基準を超える同720ベクレルの放射性セシウムが検出された。流通はしておらず、県は出荷自粛を要請した。(木村尚貴)

小麦と菜種からセシウム=規制値超すが流通せず-福島県

 福島県は25日、同県広野町の農家1戸が栽培した小麦と田村市の農家1戸が栽培した菜種から食品衛生法の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超す放射性セシウムが検出されたと発表した。流通していないが、県は今後の出荷自粛を要請した。
 県によると、放射性セシウムは小麦から630ベクレル、菜種から720ベクレル検出された。(2011/07/25-22:06

新たに1500キロ流通

2011.7.25 22:49

高濃度の放射性セシウムを含む稲わらを餌として与えられた可能性がある肉用牛が出荷された問題で、千葉県は25日、新たに東京都と埼玉県の食肉処理場で処理された7頭分の牛肉約1500キロが県内を流通していたと発表した。

県衛生指導課によると、流通が判明した牛肉は4月8日から6月7日までに処理されたもので、県内の卸売業者を通じて関東近県と愛知県へ出荷されたことが確 認されている。同課によると、県内では茂原、市原、松戸、八千代、浦安市のスーパーや精肉店、個人が経営する焼肉店に計253・5キロが消費者に販売、提 供されたとしている。

松戸市の焼肉店から返品された2・7キロを除いた残りの牛肉については、県外のスーパーなどに流通し、すべて販売済みだったという。

【汚染牛】県内販売 新たに24キロ - スーパー4店舗など

2011723日 奈良新聞

 県と奈良市保健所は22日、国の暫定規制値を超える放射性セシウムを含む稲わらを食べた牛の肉が出荷されていた問題で、新たに福島県から出荷された牛の肉計24.37キロが県内で販売されていたことが分かったと発表した。

46月にかけてと蓄された牛の肉で、内訳は54日に県内の食肉処理業者が奈良市の精肉店1店に販売した16.5キロと、大手スーパー「イズミヤ」が県内4店舗で531日~625日にかけて販売した計7.87キロ…

千葉の小学校で給食に使用

2011.7.25 22:39

千葉県我孫子市教育委員会は25日、市立第一小学校(児童数592人)で、岩手県から出荷された放射性セシウム汚染の疑いがある肉用牛の肉が、給食で使用されていたと発表した。卸業者に肉の在庫が残っていたため、検査機関に放射性物質の検査も依頼した。

市教委などによると、この肉は12日の給食で6・2キロが使用され、教職員と児童計640人が食べたとしている。厚生労働省が公表した個体識別番号と一致したことから判明、25日に保護者に経緯などを説明した。

汚染牛肉買い取り、東電負担へ 基準値超す肉に限定

 高濃度の放射性セシウムを含む稲わらが牛に与えられていた問題で、政府は25日、汚染された牛肉の買い取り費用を東京電力に全額負担させる方向で最終調整に入った。買い取り対象は暫定基準値を超えるセシウムが検出された牛肉に限定する方針。26日にも発表する。

独立行政法人が汚染牛肉を流通先から回収して焼却処分した上で、費用を東電に賠償請求する案を軸に検討している。

2011/07/26 00:33   【共同通信】

【原発】「東電に費用負担」汚染牛問題で鹿野大臣(07/24 21:49)

放射性セシウムに汚染された牛肉が流通している問題で、鹿野農林水産大臣は、国がその牛肉を買い取った後、東京電力に費用負担を求めていく意向を明らかにしました。

鹿野農林水産大臣:「東電に賠償を求めるのは当然のことであります」
  鹿野大臣は、現在検討されている東京電力への損害賠償の範囲に、放射性セシウムに汚染された牛肉の生産農家も盛り込むべきだという考えを明らかにしまし た。農水省が流通している牛肉を予備費などで一時的に買い取り、東京電力に負担を求める方針です。また、風評被害に対する賠償の範囲拡大も検討されていま すが、鹿野大臣は具体的な内容には言及しませんでした。汚染された牛肉については、海江田経済産業大臣も政府が買い取り費用を東京電力に求めるべきだとい う見解を示しています。

我孫子の小学校1校 給食に汚染疑い牛肉

我孫子市教育委員会は25日、放射性セシウムに汚染された稲わらを与えられた可能性のある岩手県産の牛肉が、同市立我孫子第一小学校(児童592人)の給食で提供されたと発表した。

発表によると、この牛肉は今月12日に柏市内の精肉業者から納入され、同日の給食で、ひき肉計6・2キロを使ってメキシコ風大豆のミートソース煮 込みとして出された。教職員を含め計647人が、1人当たり10グラム程度を食べた可能性がある。体調不良などの訴えはないという。

また、県は25日、福島県から出荷された汚染の疑われる牛5頭の牛肉計253・5キロが、八千代、松戸、浦安、茂原、市原市の焼き肉店やスーパーなどで販売されていたと発表した。また、汚染の疑われる牛肉について11件の情報があり、確認を進めている。

2011726日  読売新聞)

千葉・我孫子でも、給食に汚染疑い牛肉

千葉県我孫子市教育委員会は25日、市立第一小学校(児童数592人)の給食に、放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた可能性のある岩手県産の牛の 肉が使われたと発表した。今月12日のチリコンカーネ(メキシコ風大豆のミートソース煮込み)に6.2キロ使用。児童1人あたり10グラムに相当するとい う。市教委は肉の放射能検査を業者に依頼。結果が分かり次第、公表するとしている。

鶴岡の牛 基準超セシウム

20110725

▽ 県産の肉から初検出

牛肉の放射性物質の汚染問題で、県は24日、鶴岡市の畜産農家が出荷した県産牛1頭の肉から、放射性セシウムが国の基準値(1キロあたり 500ベクレル)を超える590ベクレル検出されたと発表した。県産牛の肉から基準を超す放射性セシウムが検出されたのは初めて。この牛の肉の一部約39 キロは鶴岡市の飲食店で消費された。

この農家は宮城県産の稲わらを使い、わらからは基準値の約17倍の放射性セシウムが検出されていた。基準を超えた肉は、このわらを食べて出荷された23頭のうちの1頭で、庄内町の食肉業者に保管されていた。

東日本大震災:セシウム汚染疑い 鹿島で販売牛肉、規制値を下回る /佐賀

基準値を超える放射性セシウムを含む稲わらを与えられた可能性のある福島県産の牛7頭の肉が県内で販売されていた問題で、県は23日、うち1頭の 肉に含まれる放射性セシウムの量は国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を下回る30ベクレルだったと発表した。今回わかったのは、5月 18~24日にスーパーモリナガ鹿島店で販売された細切れの牛肉(個体識別番号0249317976)。約27キロ仕入れられ、すべて完売していたが、同 じ牛の肉が山口県内で保管されており、同県の検査で判明した。

毎日新聞 2011725日 地方版

東日本大震災:汚染牛問題 山形産牛肉も規制値超

 牛肉の放射性セシウム汚染問題で、山形県は24日、鶴岡市の農家が出荷した牛肉から国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超す590ベ クレルのセシウムが検出されたと発表した。山形県産牛肉で暫定規制値を超えたのは初めて。牛肉は鶴岡市や酒田市の飲食店、新潟県の卸売業者などに販売さ れ、うち39・1キロは鶴岡市内の飲食店で消費されたという。

県によると、この牛に与えられた宮城県産の稲わらからは暫定許容値(300ベクレル)の約17倍の5000ベクレルの放射性セシウムが検出されていた。【前田洋平】

毎日新聞 2011725日 東京朝刊

鶴岡の農家出荷

牛肉からセシウム

県は24日、鶴岡市の農家が出荷した肉牛1頭の肉から、国の暫定規制値(1キロ・グラムあたり500ベクレル)を超える590ベクレルの放射性セ シウムが検出されたと発表した。県食品安全衛生課によると、肉は5月末に庄内食肉公社で食肉処理された後、庄内町の食肉業者を通じて6~7月に鶴岡市や酒 田市などの飲食店と個人に約54キロ、新潟県の卸売業者へ約96キロが出荷された。24日、この食肉業者に残っていた肉を検査したところ規制値を超えるセ シウムが検出された。肉の一部は、すでに消費されているという。

この牛を出荷した農家では、規制値(同300ベクレル)の約17倍相当のセシウムに汚染された疑いのある宮城県産稲わらを肉牛に給与。5~7月に、計23頭を出荷した。このうち3頭の肉は、24日の検査で規制値を下回ったことを確認した。

2011725日  読売新聞)

1頭の牛肉からセシウム=規制値超え、一部は消費―山形県

201172516

山形県は24日、鶴岡市の畜産農家が出荷した肉牛23頭のうち1頭の肉から、食品衛生法の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える590ベク レルの放射性セシウムを検出したと発表した。この農家は、放射性セシウムに汚染された宮城県産の稲わらを牛に与えていた。

牛肉は同市内の飲食店で39.1キロが消費されたほか、新潟県内などに販売された。山形県は販売業者に保管中の残りの牛肉の回収を要請した。

[時事通信社]

山形の牛1頭からも基準超え

 山形県は24日、県内から出荷した牛1頭の肉から国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える590ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。各地から出荷された牛肉のうち、基準値を超えたのは福島、岩手、宮城、秋田、栃木に次ぎ6県目。

県によると、この牛は、国の暫定基準値を超えた宮城県産の稲わらを与えていた、山形県鶴岡市の肉牛農家が出荷していた。県内で食肉処理された後、新潟県内の卸売業者のほか、鶴岡市内の飲食店など山形県内に流通していた。

この農家は汚染した稲わらを与えた肉牛23頭を出荷しており、県はこのうち4頭を調査、残る3頭からは暫定基準値を下回るセシウムを検出した。県は未調査の19頭の流通先を調べている。(共同)

201172569分]

1頭の牛肉からセシウム=規制値超え、一部は消費-山形県

 山形県は24日、鶴岡市の畜産農家が出荷した肉牛23頭のうち1頭の肉から、食品衛生法の暫定 規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える590ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。この農家は、放射性セシウムに汚染された宮城県産の 稲わらを牛に与えていた。
 牛肉は同市内の飲食店で39.1キロが消費されたほか、新潟県内などに販売された。山形県は販売業者に保管中の残りの牛肉の回収を要請した。(2011/07/25-00:41

山形の肉牛、放射性セシウム規制値超え 6県目

2011/7/25 0:44 値(1キログラムあたり500ベクレル)を超える同590ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。出荷した牛肉から規制値を超えるセシウムが検出されたのは宮城、福島、栃木、岩手、秋田に続き6県目。

県によると、この牛は宮城県産の稲わらを与えていた山形県鶴岡市の肉牛農家が出荷。県内で食肉処理された後、県内の飲食店などのほか、一部は新潟県の卸売業者に流通したという。

山形県の牛1頭の肉から規制値超すセシウム

山形県は24日、同県鶴岡市の農家が出荷した肉牛1頭の肉から、国の暫定規制値(1キロ・グラムあたり500ベクレル)を超える590ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。

山形県によると、肉は5月末に県内で食肉処理された後、6~7月にかけて県内の飲食店や個人に約54キロ、新潟県の卸 売業者へ約96キロが出荷された。一部業者が保管していた肉を検査したところ、規制値を超える放射性セシウムが検出された。出荷された肉の一部は、既に消 費されているという。

この牛を出荷した農家では、放射性セシウムに汚染された疑いのある宮城県産稲わらを肉牛に与え、5~7月に計23頭を出荷した。

20117250039分  読売新聞)

東日本大震災:セシウム検査、4頭分の牛肉も規制値下回る /島根

JA雲南(雲南市)運営の赤来肥育センターが放射性セシウムで汚染された稲わらを与えた肉牛13頭を出荷した問題で、県は24日、同JA畜産加工 所と県食肉公社(大田市)で保管していた計4頭分の牛肉について放射性セシウムの濃度を検査した。値は1キロあたり3・9~7・1ベクレルで、すべて国の 暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)を大幅に下回った。13頭は食肉加工され、この日の4頭分を含め、計6頭分の検査が終わった。

残る7頭分のうち、県は1頭分を新たに確保し、25日に検査する予定。残る6頭分の流通経路も調べる。

毎日新聞 2011725日 地方版

4頭新たに検査 規制値を下回る

20110725

◆汚染稲わら牛◆

放射性セシウムに汚染した稲わらを与えられた牛の肉が流通している問題で、県は24日、JA雲南が出荷した13頭のうち、新たに検査をし た4頭の放射性物質は国の暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)を下回る3・9~7・1ベクレルだったと発表した。23日に検査した2頭と合わせ、計 6頭は規制値を下回った。

農畜産振興課によると、検査した4頭は流通しているとみられたが、JA雲南の加工場で保管されていたという。さらに取引先で見つかった別の1頭については25日に検査し、残る6頭の流通ルートを調べている。(大久保直樹)

汚染牛 横浜で1頭流通

暫定規制値は下回る

県は24日、放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた可能性のある県産牛80頭のうち、新たに1頭の食肉が横浜市で流通していたと発表した。検 査の結果、この食肉から検出された放射性セシウムは1キロ・グラムあたり119ベクレルで、暫定規制値(1キロ・グラムあたり500ベクレル)を下回って いた。

これで、流通先が判明した牛は9頭となった。このうち規制値を超えていたのが1頭、病気にかかっていて廃棄処分されたのが1頭で、7頭は規制値を下回っていた。県は、残る71頭の流通先を調べている。

2011725日  読売新聞)

4頭、規制値以下

JA雲南の汚染疑い牛

JA雲南(雲南市)が放射性セシウムに汚染された稲わらを摂取した可能性がある牛を出荷した問題で、県は24日、未検査の11頭のうち4頭につい て、検査の結果、放射性セシウムが国の暫定規制値(1キロ・グラムあたり500ベクレル)を大幅に下回った、と発表した。これで計6頭の安全性が確認され た。

4頭は当初、すでに流通しているとみられていたが、県食肉公社(大田市)とJA雲南畜産加工所(飯南町)に保管されていたことが分かり、検査し た。また、JA雲南は24日、流通していた未検査分の1頭の牛肉を確保することができ、県が25日に県保健環境科学研究所で検査する。(南暁子)

2011725日  読売新聞)

’11/7/23

汚染わら牛13頭出荷 JA雲南、島根・関西流通か

島根県は22日、JA雲南赤来肥育センター(同県飯南町)で飼育する肉牛約120頭に与えられた宮城県産の稲わらから、国の暫定基準値の約20倍 となる1キロ当たり約6800ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。うち13頭は出荷され、「奥出雲和牛」ブランドとして島根県内や関西地方に 流通しているという。

県によると、センターは5月12日、静岡県の業者を通じて宮城県産の稲わら約3・2トンを購入した。センターへの聞き取り調査を受けてこの日、 残っていた稲わら2検体を検査。その結果、それぞれ1キロ当たり6834ベクレル、同3349ベクレルの放射性セシウムを検出、国の暫定基準値である同 300ベクレルを大幅に上回っているのを確認した。

問題の稲わらを食べた可能性がある肉牛は計122頭。JA雲南によると、うち13頭が5月19日~7月21日に出荷され、主に県内と関西地方のスーパーなどで販売された可能性がある。県は流通経路を追跡調査している。

県は、出荷した牛のうち県食肉公社(大田市)に残る2頭の肉について検査を進める。同時にセンターに対し、肉牛の出荷自粛を要請。汚染された稲わらの隔離と保管を指示した。

農林水産省の指示を受けて19~21日に実施した農家、農場への聞き取り調査で分かった。(樋口浩二)

島根の農場が13頭出荷 汚染わら食べた可能性の牛

2011.7.22 23:11

島根県は22日、同県飯南町の農場「赤来肥育センター」が納入した宮城県産の稲わらから最大で国の暫定基準値(1キログラム当たり300ベクレル)の約22倍となる放射性セシウムが検出され、食べた可能性のある肉牛13頭が出荷されたと発表した。

島根県によると、わらから1キログラム当たり3349~6834ベクレルの放射性セシウムを検出。5月12日に3.22トン納入され、122頭に0.26トンが与えられた可能性がある。13頭のうち2頭は食肉処理場に残されておりセシウム量を調べる。

販売元の飼料会社(静岡市)は、島根県にこれまで「わらは震災以前に収集され、屋内で保管されていた」と説明。県は同社にあらためて保管状況の調査を要請した。

セシウム汚染牛:宮城の牛も出荷停止し補償を…政府へ知事

20117252138分 更新:725228

細野原発事故担当相(右)に要望書を提出する宮城県の村井嘉浩知事=東京・霞が関で2011年7月25日、共同

細野原発事故担当相(右)に要望書を提出する宮城県の村井嘉浩知事=東京・霞が関で2011年7月25日、共同

牛肉の放射性セシウム汚染問題で、肉牛の出荷を自粛している宮城県の畜産関係者から「宮城の牛も出荷停止にしてほしい」と切実な声が上がってい る。現状では、出荷できない牛が補償の対象とならないためだ。これを受けて同県の村井嘉浩知事は25日、県内の肉牛も福島県と同様に出荷停止とし、それに 伴う損害を国で全額補償するよう政府・与党に要望した。

「今出荷しても仕入れ時の子牛の価格にすらならない」。国が今なお明確な対応方針を示さない25日、宮城県登米市の肥育農家は怒りをあらわにし た。肉牛出荷を20日から自粛しているJA全農みやぎの幹部も「今後の補償や全頭検査につなげるためにも国が出荷停止を行い、責任を明確にしてほしい」と 訴えている。

【吉永康朗、井上英介】

セシウム汚染牛:福島県に牛の排せつ物の利用自粛を通知

20117252326分 更新:7252328

 農水省は25日までに、福島県に対し牛の排せつ物について当分の間、利用や譲渡を控えるよう通知した。堆肥(たいひ)として農作物に与えることを防ぐのが目的。これを受け県は同日、市町村を通じて牛飼育農家に周知を求めた。

原発事故以降に収集されたり屋外に保管されたりし、放射性物質が含まれる恐れのある稲わらを与えた牛の排せつ物の譲渡が判明した場合は、譲渡先に利用や再譲渡しないよう連絡することを求めた。【高島博之】

新たに埼玉県内3店舗で提供

2011.7.25 19:33

高濃度の放射性物質を含む稲わらを食べた肉牛が流通した問題で、埼玉県は25日、暫定基準 値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える1265ベクレルの放射性セシウムが検出された牛肉計4・5キログラムが、吉川市の居酒屋と三郷市の韓国 料理店で提供されていたと発表した。

また、汚染疑いのある別の牛肉少なくとも計524・6キログラムが三郷市、吉川市、草加市、川口市、上尾市、戸田市の精肉店や飲食店計10店舗で販売されていたことも判明。こちらは在庫がないため、検査はできていないという。

【茨城】

小売店販売の牛肉 暫定規制値下回る 古河、神栖

2011725

放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた肉牛が出荷されていた問題で、県は二十四日、古河市や神栖市などの小売店で販売された肉は検査の結果、国の暫定規制値(一キログラム当たり五〇〇ベクレル)を下回ったと発表した。

古河市の三店舗が販売した二頭の計八七・九キログラムのうち、一頭の五〇・一キログラムは川崎市の検査で一キログラム当たり二四六ベクレルだった。もう一頭は調査中。神栖市で販売された七・九キログラムは千葉市の検査で同五八ベクレルだった。

土浦市の卸業者が県内四市と大阪府内の飲食店に卸した四・七キログラムも栃木県の検査で同一九一ベクレルと分かった。 (井上靖史)

【埼玉】

越谷の1店でも規制値超え牛肉 放射性セシウム

2011725

国の暫定規制値(一キログラム当たり五〇〇ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された牛肉が、越谷市の飲食店でも客に提供されたことが二十四日、県の調査で新たに分かった。

この飲食店は「酒菜厨房Brasserie de la勝庵」で、六月十八~二十四日に計二・四キログラムを提供した。同じ牛の肉からは、東京都の検査で一二六五ベクレルの放射性セシウムが検出された。 (杉本慶一)

汚染疑い牛 新たに越谷市の飲食店で提供

2011.7.24 22:53

高濃度の放射性物質を含む稲わらを食べた肉牛が流通した問題で、埼玉県は24日、暫定基準値(500ベクレル)を超える1キログラム当たり1265ベクレルの放射性セシウムが検出された牛肉計2・4キログラムが越谷市の飲食店で提供されていたと発表した。

また、県などは同日、汚染疑いのある牛肉計275・6キログラムがさいたま市や所沢市、越谷市の精肉店など4店舗で販売されていたと発表。いずれも在庫がないため、検査はできていないという。

東日本大震災:横浜流通牛肉、セシウム規制値下回る 県南から出荷 /岩手

牛肉の放射性セシウム問題で、県南部の農家から出荷され、横浜市内に流通した牛肉(1頭分)は、国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を下回る119ベクレルだったことが24日、わかった。県が横浜市から連絡を受け発表した。

この牛肉は県内から出荷された80頭のうち、東京・芝浦の食肉処理場に出荷された61頭のうちの1頭。【狩野智彦】

毎日新聞 2011725日 地方版

【静岡】

規制値内、新たに7頭 富士宮で出荷の餌汚染牛

2011725

富士宮市の農家が放射性セシウムに汚染された稲わらを牛に与えていた問題で、静岡県は24日、農家が出荷した肉牛7頭について、国の暫定規制値(1キログラムあたり500ベクレル)を下回る107~191・5ベクレルの放射性セシウムが検出された、と発表した。

今回の検査を含めて、これまでに33頭の肉牛が検査されたが、規制値を超えた肉牛は確認されていない。

県衛生課によると、今回の7頭は大阪市や栃木県の食肉販売業者に出荷された。

セシウム汚染疑い牛肉 6市町で流通か

20110724

県衛生管理課は24日、群馬県太田市の農場から出荷され、放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた疑いのある牛3頭の肉が入った可能性のある商品が、宮崎県内6市町のイオン系列スーパー12店で販売された、と発表した。すでに完売している。
 店舗の所在地は、宮崎、都城、延岡、西都各市と高鍋町、綾町。商品名は「国産牛肉(交雑種)切落し」で、今月9日~19日に約150グラム入りを285パック販売したという。

3頭の個体識別番号は「02423―53063」「12513―55925」「12513―56175」。群馬県が農場の別の牛4頭を調べたところ、放射性セシウムは1キロあたり最大30・2ベクレルで、食品衛生法上の基準値(500ベクレル)を下回っていた。

同課によると、パックには他の肉も混じっており、3頭の肉が入っている可能性があるのはパックに記された生産履歴確認番号「1200110716271」「1200110709253」「1200110708250」に該当するもの。

同課(0985・26・7077)や各保健所は肉を保管している消費者がいれば回収して検査する方針で、情報提供と健康相談を受け付ける。店舗は返品に応じるという。

3頭は、6月10日と17日に群馬県玉町で食肉処理された後、熊本県の卸売業者を介して流通した。

東日本大震災:マックスバリュにセシウム疑い牛 /大分

放射性セシウムを含む可能性のある牛肉が今度はマックスバリュ各店に流通していたことが24日分かった。熊本県八代市の卸業者を通じて入った。桜 坂、くらし館猪野、坂ノ市、賀来、くらし館高田、下郡、南下郡、大在(以上大分市)▽豊後高田▽別府▽くらし館市浜(臼杵市)▽佐伯駅前--各店。今月 9~19日に販売され、完売した。商品ロット番号は1200110708250、1200110709253、1200110716271。

毎日新聞 2011725日 地方版

北陸、関西の77店舗で販売 平和堂、汚染疑いの牛肉

2011.7.25 14:32

スーパーの平和堂(滋賀県彦根市)は25日、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが含まれた可能性がある稲わらを与えた牛の肉を、関西・北陸の77店舗で販売していたと発表した。静岡県産と新潟県産の計約430キロを4月以降に取り扱っていた。

同社によると、静岡県産の牛肉は、滋賀県の56店舗、京都府の7店舗、大阪府の6店舗で、計約265キロを細切れなどとして販売。新潟県産は、石川、福井、富山各県の計8店舗で、計約165キロを販売した。

セシウム暫定規制値 3倍超の牛肉 消費確認

放射性セシウムに 汚染された稲わらが肉牛に与えられていた問題で、広島市は24日、福島県から出荷され、国の暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)を3倍超上回る牛の 肉を使った加工肉が同市中区の焼き肉店で提供され、すでに消費された、と発表した。市保健所は「ただちに健康に影響する値ではない」としている。

市保健所によると、5月に埼玉県内で食肉処理され、東京都の業者が6月中旬、ほかの牛の肉と混ぜて計6・24キロの加工肉にした。肉は中区の焼き肉店に納品され、6月26日までにすべて消費されたという。

東京都の調査で判明。福島県産の肉から1キロあたり1800ベクレルの放射性セシウムを検出した。加工肉の1割程度とみられている。

2011725日  読売新聞)

東日本大震災:汚染疑い牛肉、新たに30キロ流通判明 県内飲食店で消費 /徳島

放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた肉牛が出荷された問題で、県は23日、県内で新たに牛肉30・2キロの流通が判明したと発表した。既に県内の飲食店ですべて消費されたという。

県生活衛生課によると、流通していたのは、福島県の農家から出荷された411頭のうちの2頭。兵庫県で食肉加工された後、5月13日に飲食店に納入され、約1週間で消費された。ただ、飲食店の所在地や提供された料理について県は公表していない。

411頭の一部の肉が検査されたが、これまで国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムは検出されていないという。【阿部弘賢】

毎日新聞 2011725日 地方版

’11/7/25

中区の店に基準超す汚染牛肉

放射性セシウムで汚染された疑いのある牛肉の流通問題で、広島市保健所は24日、東京都で国の暫定基準値の3・6倍となる1キロ当たり1800ベクレルを検出した牛肉が中区の飲食店で提供されていたと発表した。

問題の肉は別の複数の肉と張り合わせて加工され、6月1326日に飲食店でステーキ状の計6・24キロが提供された。福島県の農家が5月に牛を出荷し、埼玉県の食肉処理業者から東京都の業者を経由して店に納品されていた。

広島市保健所によると、店の説明ではステーキ状の肉には問題の肉が約9%含まれるという。同保健所は「健康への影響は小さい」としている。

千葉市清掃工場の灰 1万超のセシウム

千葉市は25日、新港清掃工場(美浜区)で焼却灰の放射性物質を測定した結果、最大で1キロ当たり1万2950ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。国が埋め立て処分せずに保管するよう指示している基準(同8000ベクレル)を超えたため、市は同工場の溶融炉を停止し、焼却灰を建物内に一時保管している。

市によると、基準値超のセシウムは溶融炉の排ガスに含まれる「飛灰」と、それらを埋め立てるために処理した固化物から検出された。一方、北清掃工場(花見川区)での測定結果は最大3120ベクレルと基準値を下回った。

2011726日  読売新聞)

東日本大震災:汚染疑い肉牛、9頭中5頭でセシウム検出 /新潟

県と新潟市は24日、県内の畜産農家で放射性セシウムを含む宮城県産稲わらを与えられ出荷された肉牛について、新たに出荷先などで肉の一部を確保 できた計9頭の検査結果を発表した。うち5頭からセシウムが検出された。1キロあたり6~183ベクレルで、いずれも国の暫定規制値(1キロあたり500 ベクレル)を下回った。【小林多美子】

毎日新聞 2011725日 地方版

保管3頭の牛肉セシウム不検出

20110725

放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた可能性のある新潟県産の牛12頭が、県金沢食肉流通センター(金沢市)で食肉処理されていた問題で、県などは24日、金沢市内の精肉店などで保管されていた3頭の肉を検査した結果、放射性セシウムは検出されなかったと発表した。

県と金沢市によると、肉はいずれも5~6月に同センターで食肉処理され、金沢市の精肉店と飲食店、白山市内の精肉店の計3カ所で1頭分ずつ保管されていた。個体識別番号はそれぞれ12483―02819、12507―62601、12482―27648。

(井潟克弘)

札幌市 汚染検査の牛肉、販売店名公表へ

07/26 06:25

札幌市の上田文雄市長は25日の記者会見で、放射性セシウム100+ に汚染された可能性がある牛肉を札幌市保健所で検査した場合、今後、基本的に販売店名を公表する考えを示した。

上田市長は「販売業者に過失があるわけではないが、消費者はできるだけ汚染されたものを食べたくないと思っている」と指摘。「情報は隠せば隠すほど心配が増幅する。心配している市民が多く、公表する方向で検討したい」と述べた。

<北海道新聞7月26日朝刊掲載>

札幌市、汚染疑い牛の販売店公表へ 住民の不安解消狙う

2011/7/25 23:22

札幌市の上田文雄市長は25日の記者会見で、放射性物質セシウムに汚染された疑いのある稲わらを食べた牛の肉が市内に流通していた問題を 受け、今後は実際に牛肉を販売した店舗名を公表していく考えを示した。上田市長は「心配している市民が多いので、公表する方向で検討したい」と述べた。

汚染疑いのある牛肉を巡っては、20日に市保健所が市内2店舗で該当する牛肉が販売されていたと発表したが、店舗名は明らかにしていなかっ た。その後、21日にセブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂が来店客の不安解消のため市内店舗での販売を自ら公表した。問題の牛肉は国が定 める暫定規制値を大幅に下回っていた。

上田市長は「北海道のほかの自治体でも店舗名を公表しているところはない」としながらも、「情報は隠せば隠すほど心配が増幅する」と述べた。

汚染牛販売したら店名公表へ

 放射性セシウムに汚染された牛肉が流通していた問題で、札幌市上田文雄市長は25日の記者会見で、今後、市内で販売された場合、店名を公表する方針を明らかにした。これまでは「店に落ち度がなく、風評被害が心配」として、非公表としていた。

上田市長は「情報は隠せば隠すほど心配が増幅する。心配している市民が多いので公表する方向で検討する」と話した。

札幌市は20日、国の暫定基準値を下回る放射性セシウムに汚染された山形県産牛肉が札幌市内のスーパー2店舗に流通していたと発表。店名は明らかにしていなかった。

20117251753分]

東日本大震災:汚染疑い牛、群馬県産7頭も販売 道内10市町で /北海道

福島第1原発事故で放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた牛の肉が流通している問題で、道は24日、新たに群馬県産肉牛7頭の肉が、道内のスーパーなど10市町の32店で販売されていたのを確認したと発表した。

販売された地域は▽札幌▽恵庭▽千歳▽岩見沢▽江別▽苫小牧▽石狩▽室蘭▽伊達--の各市と当別町。このうち札幌市の18店を除き、5月14日か ら7月21日にかけ計63・4キロが販売された。在庫があった3頭の肉から放射性セシウムは検出されなかった。札幌市内の流通量や販売時期は、保健所が調 査中という。

汚染された稲わらが浜中町の肉牛牧場で使われていた問題では、この牧場から出荷された2頭が、青森県の食肉処理業者から帯広市の食肉販売業者を経 て、同市と音更町の飲食店計3店で料理として出されていたことが新たに分かった。販売量は37・6キロで、提供時期は分かっていない。

一方、釧路市、帯広市、中標津町のスーパーなど5店で流通していた宮城県産肉牛2頭の肉ついては、2店に残っていた肉19キロを調べたところ、そ れぞれ1キロ当たり72ベクレル、同56ベクレルの放射性セシウムを検出した。国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を下回っており、道健康安全 局は「健康に影響する数値ではない」と説明している。【吉井理記】

毎日新聞 2011725日 地方版

宮城産牛肉 道内2店舗 国の基準値下回る

20110725

■宮城産 汚染わら食べた牛の肉
国の基準値下回る
道内2店舗の在庫調査

放射性セシウムに汚染された稲わらを与えられた宮城県産の牛肉が、道内の食肉販売店7店舗に流通した問題で、道は24日、このうち2店舗に残っていた肉を検査した結果、国の基準を超えるセシウムは検出されなかったと発表した。

道健康安全局によると、出荷先の店舗数は釧路市3、函館市2、帯広市1、中標津町1。函館の2店舗では客に販売されていなかったため、残 りの5店舗を調査。販売期間は、釧路の3店舗が7月1日~12日、帯広の店舗が7月1日~3日、中標津の店舗が6月30日~7月15日とわかった。

釧路と帯広の1店舗ずつで在庫があり、道立衛生研究所が検査。ともに放射性セシウムを検出したが、国の基準値(1キロ当たり500ベクレ ル)を下回り、釧路が72ベクレル、帯広が56ベクレルだった。各店舗には約9キロ~24キロが入荷されたが、正確な販売量はわからないという。

また、汚染わらを与えられた群馬県産の牛の肉が5~7月、札幌市内など道内の食肉販売店32店に流通していたことも24日、新たに判明。道は石狩市内の配送センターで回収した牛肉を検査したが、放射性セシウムは検出されなかった。

一方、浜中町のJA浜中町肉牛牧場で汚染された稲わらを食べた牛が東京都や青森県に出荷された問題で、道は24日、青森県分の肉の流通状況を発表した。

肉は青森県内の食肉処理業者が4月7日にと畜し、帯広市内の食肉販売業者に約38キロを販売していたことが判明。この販売業者から、帯広市内と音更町内の飲食店3店に売られていた。各店で客に提供された可能性があり、帯広保健所が販売の時期などを調べている。

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政府 流通汚染牛肉を買上げへ

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放射性物質を含んだ餌を与えられた肉牛が出荷されていた問題で、政府は、牛肉の安全性に対する消費者の不安の解消を図るため、これらの牛の肉のうち、すでに市場に流通し、放射性物質に汚染されたことが確認された牛肉を一時的に買い上げる方針を固めました。

この問題では、NHKのまとめで、放射性セシウムを含んだ疑いがある稲わらを与えられた牛の肉が、 沖縄県を除く46の都道府県に流通し、牛肉の安全性に対する不安が広がっています。このため政府は、早急に消費者の不安解消を図る必要があるとして、すで に流通している牛肉のうち、放射性セシウムの汚染が確認された牛肉を一時的に買い上げる方針を固めました。放射性セシウムを含んだ稲わらが与えられ、すで に出荷された牛の肉の中には汚染が確認されていないものもありますが、これらについては検査を促し、汚染が確認された牛肉は買い上げの対象に含めます。ま た、必要な費用については、最終的に東京電力に負担させることにしています。一方、生産者団体などが求めている出荷前の肉牛の買い上げは、流通していない ため対象外とし、原発事故の被害の一環として東京電力に賠償させる方向で検討することにしています。さらに国内でBSEが発生した際の牛肉の買い上げで偽 装事件が起きたことから、その対策も合わせて行う方針で、政府は、こうした措置を26日にも発表することにしています。

えさわら汚染牛、基準値以下も買い取り 農水省調整

買い上げのイメージ

放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた牛の肉が流通している問題で、農林水産省は、わらを食べた牛の肉のうち、セシウムの検出量が国の基準値(1キ ロあたり500ベクレル)を下回ったものも買い取りの対象とする方向で最終調整に入った。すでに基準値を超えた肉を買い取る方針は固めており、対象範囲を 広げる。

汚染の疑いがある肉が流通していることから、こうした肉も買い上げる方針を示すことで、肉を持っている消費者や業者らが積極的に申請してくれることに期待する狙いがある。

これまで汚染が確認された肉に加え、今後、と畜場で解体され、検査で基準値を超えた牛肉も買い取る。

業界団体を通じて買い取って焼却処分などを行い、かかった総額は東京電力に賠償を求める方式で進める。国は業界団体を支援する。2001年のBSE(牛海綿状脳症)のときも発生前の流通在庫を業界団体を通じて国が買い取る形となったのと同じ構図だ。

現在、汚染が確認された牛肉と、汚染されている疑いがある牛肉で2千頭を超える。農水省は1頭あたり70万~80万円として、10億~20億円

汚染牛肉、買い上げ決定へ=東電に賠償請求も-政府

 福島第1原発事故で放出された高濃度の放射性セシウムを含む稲わらを食べた汚染牛の流通問題で、政府は25日、食品衛生法の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える牛肉を、独立行政法人などを通じて買い上げる方向で最終調整に入った。26日にも公表する。
 買い上げは消費者不安を抑えるのが目的。原発事故を起こした東京電力に損害賠償させる方向で検討している。(2011/07/26-02:03

汚染牛肉、買い上げ決定へ=東電に賠償請求も―政府

201172625

福島第1原発事故で放出された高濃度の放射性セシウムを含む稲わらを食べた汚染牛の流通問題で、政府は25日、食品衛生法の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える牛肉を、独立行政法人などを通じて買い上げる方向で最終調整に入った。26日にも公表する。

買い上げは消費者不安を抑えるのが目的。原発事故を起こした東京電力に損害賠償させる方向で検討している。

[時事通信社]

汚染牛肉、買い上げ決定へ=東電に賠償請求も―政府

  • 2011726日  2:08 JST

福島第1原発事故で放出された高濃度の放射性セシウムを含む稲わらを食べた汚染牛の流通問題で、政府は25日、食品衛生法の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える牛肉を、独立行政法人などを通じて買い上げる方向で最終調整に入った。26日にも公表する。

 買い上げは消費者不安を抑えるのが目的。原発事故を起こした東京電力に損害賠償させる方向で検討している。

[時事通信社]

汚染牛肉 全面的な補償が必要だ(7月25日)

放射性セシウムに汚染された疑いのある稲わらを食べた肉牛の数が、日を追って増えている。肉の流通先は沖縄県を除く全国に広がった。

北海道でも、釧路管内浜中町で汚染稲わらを食べた可能性のある肉牛が道内外に出荷されていた。今のところ肉から基準値を超える放射性セシウムは検出されていないが、油断はできない。

政府と各自治体は、問題の稲わらと、それを飼料として与えられた肉牛の流通先を徹底的に調べ、汚染の全容の把握を急がねばならない。

安全な肉しか流通させないように、検査体制を拡充するのは当然だ。同時に、経営危機に直面している生産者への十分な補償策を早急にまとめる必要がある。

農林水産省は、基準値を超える放射性セシウムを含む牛肉を買い上げる方針を示したが、これだけでは足りない。

政府が餌にしないよう指導した稲わらを、誤って食べさせただけで、風評被害を招く恐れがある。

しかも、汚染がここまで拡大した原因は、畜産農家に注意を促す通知の対象に稲わらを含めなかった農水省の失態にある。

政府は、少なくとも汚染稲わらを食べた疑いのある牛の肉をすべて買い上げ、処分すべきだ。疑わしい肉を一刻も早く回収することが、消費者の信頼回復にもつながる。

牛肉の風評被害は全国に広がり、市場では値崩れが起きている。

福島第1原発事故に伴う賠償をめぐっては、畜産物の風評被害は、これまで福島、茨城両県しか認められていなかった。近くまとまる賠償の中間指針には、範囲の拡大を当然盛り込むべきだ。

今回、汚染が道内畜産業にも飛び火したのは痛恨の事態だが、浜中町の生産者が東北産の稲わらを使用したことは、責められない。

そもそも農水省の飼料に関する通知は、東北と関東の畜産農家だけを対象としていた。

2000年に道内と宮崎県で口蹄(こうてい)疫が発生した際、輸入稲わらが原因と疑われたため、農水省が国産の利用を推進してきた背景もある。

道と農業団体は、道産稲わらの普及を目指してきたが、道内で1年に必要な飼料稲わら約2万トンのうち、道産は半分程度にとどまる。

飼料稲わらの道内自給を達成したい。特に稲作地帯から遠い道東への供給ルートを確立するのが急務だ。

安全への信頼がいったん揺らげば、取り戻すのは容易ではない。

北海道ブランドを守るには、検査の強化に加え、幅広い視点から安全対策を構築する姿勢が求められる。

農水省、汚染牛の買い上げ範囲拡大を検討

< 20117252:25 >

国の暫定規制値を超える放射性セシウムに汚染された牛肉が市場に流通している問題で、農水省が国による肉牛の買い上げ範囲の拡大を検討していることが日本テレビの取材でわかった。

農水省はこれまで、国による肉牛の買い上げの対象を「汚染が確認された牛に限る」とする方針を示していた。しかし、農水省の首脳によると、汚染された稲わ らを食べた牛が全国に出荷されて消費者への不安が広がっていることを理由に、汚染された稲わらを食べた肉牛全てに対象を広げ、国が買い取った上で検査を実 施することを検討する方針。汚染された稲わらを食べた肉牛は、これまでに2600頭以上が沖縄県を除く46都道府県に出荷されたことが確認されている。

農水省は、02年に実施したBSE(=牛海綿状脳症)問題の際の買い上げ制度を参考に、予算の確保のために財務省などと協議を進め、結論を急ぐ方針。

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玄海原発 4号機でも 耐震評価データ誤入力

九州電力はきょう佐賀県の玄海原発で3号機に続き4号機でも耐震安全性評価のデータ入力に誤りが見つ かったと発表しました。誤りがあったのは原子炉建屋の重量に関する入力データで、九電は正しい数値で改めて安全性評価を行い国に報告します。玄海原発では 今週3号機の安全性評価で3件の入力ミスが発覚したばかりでした。

九電:玄海原発4号機でも耐震データ誤入力

 九州電力は25日、耐震性の安全性再評価(耐震バックチェック)の最終報告にさらに1件ミスがあったと発表した。玄海原発4号機(佐賀県玄海町)の耐震性評価の前提となるデータが誤入力されていた。4号機は運転中だが「運転に直接影響はない」としている。

九電は22日に玄海3号機でも耐震性評価の前提データに2件3カ所の入力ミスがあったと発表したばかり。その後の調査で今回の誤りが分かったという。

新たに分かったミスは、原子炉建屋の蒸気発生器を取り囲む壁の内部コンクリート一部の重さが3760トンなのに「3670トン」としていた。3号機の場合と同様に九電子会社がゼネコン大手の大林組(東京)に委託して入力、解析していた。

原因究明、再発防止策は29日に発表する。「やらせメール」問題を巡り、27日に初会合があるアドバイザリーボード(第三者委員会)の調査対象にもする考え。玄海原発の残る1、2号機と、川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)のデータにはミスはなかったという。

九電はミス続発について「(理由は)分からない。謙虚に受け止め、原因を調査し、再発防止に努めたい。ストレステストへの影響は分からない」と話している。【中園敦二】

毎日新聞 2011726日 053

九電:玄海原発4号機でも耐震データ誤入力

 九州電力は25日、耐震性の安全性再評価(耐震バックチェック)の最終報告にさらに1件ミスがあったと発表した。玄海原発4号機(佐賀県玄海町)の耐震性評価の前提となるデータが誤入力されていた。4号機は運転中だが「運転に直接影響はない」としている。

九電は22日に玄海3号機でも耐震性評価の前提データに2件3カ所の入力ミスがあったと発表したばかり。その後の調査で今回の誤りが分かったという。

新たに分かったミスは、原子炉建屋の蒸気発生器を取り囲む壁の内部コンクリート一部の重さが3760トンなのに「3670トン」としていた。3号機の場合と同様に九電子会社がゼネコン大手の大林組(東京)に委託して入力、解析していた。

原因究明、再発防止策は29日に発表する。「やらせメール」問題を巡り、27日に初会合があるアドバイザリーボード(第三者委員会)の調査対象にもする考え。玄海原発の残る1、2号機と、川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)のデータにはミスはなかったという。

九電はミス続発について「(理由は)分からない。謙虚に受け止め、原因を調査し、再発防止に努めたい。ストレステストへの影響は分からない」と話している。【中園敦二】

毎日新聞 2011726日 053

九電、また耐震データ入力ミス 玄海4号機

2011/7/26 0:25

 九州電力は25日、玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)4号機で耐震性の評価に関するデータ1カ所に入力ミスがあり、経済産業省原子力安 全・保安院に報告したと発表した。4号機は営業運転中だが、安全性に影響はないとしている。同原発では3号機での入力ミスが明らかになったばかり。

九電によると、4号機の原子炉建屋内にある蒸気発生器を取り囲むコンクリート壁の重さを電算機に入力する際、本来より約90トン軽い約 3670トンと入力するミスがあった。正しいデータを入力し、建屋の耐震性を評価し直した結果、データ修正前と比較した揺れの変動幅はごくわずかだとして いる。

4号機のデータの入力業務は3号機同様、大林組に委託していた。

耐震データ誤り 玄海4号機も

耐震データ誤り 玄海4号機も

726015動画あり

佐賀県の玄海原子力発電所の3号機で、耐震性を評価するデータの一部に誤りが見つかった問題で、新たに4号機のデータも誤っていたことが分かり、九州電力は、25日夜、改めて陳謝しました。

全国の原発では、平成18年に見直された国の耐震指針に基づいて、周辺の活断層や建物の耐震性を評 価し直す作業が続けられていますが、経済産業省の原子力安全・保安院が検証した結果、今月、玄海原発3号機で、耐震性の評価に使う原子炉建屋の一部の重さ など3か所にデータの誤りが見つかりました。原子力安全・保安院の指示を受けて、九州電力が玄海原発と鹿児島県の川内原発について同様の誤りがないか調査 した結果、新たに玄海原発の4号機でも、耐震性の評価に使う原子炉建屋の一部のコンクリートの重さの入力に、1か所誤りがあったことが分かりました。デー タは、委託先の企業が誤って入力し、九州電力も誤りを見逃していたということです。九州電力は、佐々木有三技術本部長が、25日夜、記者会見し、「重ねて このようなことになり、誠に申し訳ありません」と改めて陳謝しました。4号機は、現在、通常どおり運転されていますが、九州電力は、正しいデータとの誤差 が小さいことから、運転に影響はないとしています。また、九州電力は、データの誤りはほかにはなかったとし、この調査結果を、25日、原子力安全・保安院 に報告しました。九州電力は、データに誤りがあった原因を調べ、29日までに再発防止策をまとめるほか、正しいデータを使って玄海原発3号機と4号機の耐 震評価をやり直すことにしています。

玄海4号も耐震データに入力ミス=耐性評価全体に遅れも-九電

 九州電力は25日、玄海原発(佐賀県玄海町)3号機で耐震安全性評価の解析データに入力ミスが あったのに続き、稼働中の同4号機でも入力ミスが1カ所見つかったと発表した。同日記者会見した九電原子力発電本部の豊島直幸原子力管理担当部長は、「4 号機の運転には直接影響しない」とミス判明に伴う運転停止を否定。一方で、今後行うストレステスト(耐性評価)への影響は「分からない」としている。
  経済産業省原子力安全・保安院は、原発再稼働の前提となるストレステストにも使われるこの解析データの信頼性が確認できない限り、同テストを行わない方 針。同様の入力ミスは、他電力でも見つかる可能性があり、原発再稼働の全体的な進捗(しんちょく)にも遅れが生じそうだ。(2011/07 /25-23:08

九電、玄海原発4号機でもデータ入力ミス

九州電力は25日、玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)4号機について行った耐震安全性評価でデータの入力ミスが1か所あったと発表した。

同様の入力ミスは同原発3号機でも3か所見つかっている。九電は正しい値を入力しても耐震安全性に影響はなく稼働中の 4号機を停止させないとしているが、経済産業省原子力安全・保安院は「他の電力会社と比べてもミスが目立ち、品質保証体制に問題があると言わざるを得な い」と指摘している。

九電の佐々木有三技術本部長らが同日、福岡市の本社で記者会見を開いて謝罪した。ミスがあったのは原子炉建屋の内部にあるコンクリート壁の重さ で、3760トンを3670トンと誤って入力していた。誤差は建屋総重量の約0・03%で、ほとんど揺れの大きさに影響はないという。

20117252249分  読売新聞)

玄海原発4号機もデータ誤入力 九電「運転に影響なし」

 耐震安全性評価で、玄海原発4号機でもデータの誤入力が見つかり、謝罪する九州電力の幹部ら=25日夜、福岡市中央区

 九州電力は25日、佐賀県玄海町の玄海原発4号機の耐震安全性評価(バックチェック)で、データの誤入力が1件見つかったと発表した。4号機は通常運転中だが、九電は「プラントの運転に直接影響するものではない」としている。

九電は22日には、定期検査で停止中の玄海原発3号機の耐震安全性評価で3件の誤入力があったと発表。同原発の他の原子炉と川内原発(鹿児島県薩摩川内市)についても調査していた。

九電によると、新たに誤りが判明したのは4号機の原子炉格納容器内にある壁の重量についての入力データ。

2011/07/25 22:19   【共同通信】

玄海原発4号機も耐震データに誤り 九州電力

九州電力は25日、玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)4号機でも、原発の耐震性を検証するためのデータに誤りがあったと発表した。原子炉建屋の揺れをコ ンピューターで分析する際の数値が1カ所、間違っていた。九電では、玄海3号機の建屋の耐震データに3カ所の誤りがあったことが22日に発覚している。

玄海4号機は現在稼働しているが、正しい数値で再計算しても、建屋の揺れの大きさはほとんど変わらず、原発の安全性に問題はなかったという。九電の佐々 木有三・技術本部長は25日の記者会見で、「原発の運転を止めるような大きな間違いではない」と説明した。3号機は定期検査で停止している。

玄海3号機の耐震データのミスを受けて、経済産業省原子力安全・保安院は22日、全国の原発を対象に誤りがないかを確認するよう、電力各社に指示。九電は検証作業のなかで、4号機のデータにも誤りがあることを見つけた。

九電によると、原子炉建屋が地震でどのぐらい揺れるかを分析するために入力する数値で、コンクリートの一部の重量を、本来なら「3760トン」とすべき ところを、誤って「3670トン」としていた。入力作業は大手ゼネコンに委託しており、誤りを見逃したまま作業を続けたという。

キケンなのは原発ではなく九電!?~やらせ&誤入力問題

脱原発・新エネルギー

201172514:34

22日の記者会見の様子 22日に行なわれた、玄海原発3号機・耐震データの誤入力に関する記者発表は、九州電力(株)(本社:福岡市中央区、眞部利應社長)の原発に対する安全管理能力だけではなく、企業の社会責任に対する認識をも疑わせるものであった。

新たに発覚した耐震データ誤入力問題に先立ち、玄海原発の安全対策を説明するテレビ番組に、再稼動を賛成する内容のメールを送るようやらせの 工作をしていた問題が発覚。眞部社長の進退問題に発展したが、その記者会見が開かれたのは7月6日。実は同日、原子力安全・保安院から、九電へ「誤入力の 可能性」について示唆されていた。
 九電は翌7日にその可能性があることを認識して調査を始め、誤入力の3カ所を特定。22日、原子力安全・保安院に報告した。なお、眞部社長へ最初に報告したのは11日だという。

問題なのはその公表の仕方だ。国会で物議を醸したことを受けて、全貌を解明する前に記者会見を行なったやらせメール問題とは違い、誤入力問題 は全貌を解明した後の発表となっているが、本質はどちらも一緒。誤入力問題も、22日午前中に政府関係筋から情報がマスコミに伝わり、報道されたことを受 けて、あわてて記者会見を開いた感が強い。同日正午前、NET-IBの問い合せに対し、記者会見を行なう時間・場所などについて九電側は「調整中」との返 答であった。とても事前に予定していたとは思えないのである。

記者会見の内容も、原発の耐震安全性に関わる土木建築担当の副部長、次長、課長と、原子力管理担当の課長らが顔を並べ、いわゆる経営責任者は 顔を見せなかった。他電力会社の耐震データの信憑性について疑問符が付くなど、日本全体に影響をおよぼす重大な問題であるにも関わらず、いわゆる社会的責 任について発言できる人間がいないというありさまである。
 『原発の安全性』という国家レベルで重要な問題に対し、不都合なことや不祥事について自ら公開しない企業体質を持つ九電に任せられるのだろうか。原発の賛否とは別にして、考えなければならない。

【山下 康太】

燃料棒に微小な穴 敦賀2号機、漏えいの原因に

20117252239

敦賀原発2号機(福井県敦賀市)の燃料漏れトラブルで日本原子力発電(原電)は25日、燃料棒の被膜管1本に微小な穴が開いたのが原因と発表した。

原電などによると、燃料集合体全193体を原子炉から取り出して調査し、漏えい燃料棒を特定。ただ、0・025ミリまで観察できるファイバースコープでは表面の傷などは確認できず、穴の数や位置は不明。

この燃料は2005年8月に製造され翌年5月に2号機へ装填(そうてん)。これまで国内原発で同型燃料は245万本使われ、今回のように原因不明の穴がで きたのは4例あった。福井県原子力安全対策課は「燃料の構造や使用に問題がなくても数十万分の1の確率で偶発的に穴が開くことがある」と話している。

今回のトラブルを受け、原電は9月上旬に予定していた2号機の定期検査入りを前倒しして、8月下旬から開始することにした。検査期間は4カ月半ほどを見込むが、再稼働のめどは立っていない。

(中日新聞)

運転停止の敦賀2号機、燃料棒に穴 再開は早くて年末

2011/7/25 20:26

 日本原子力発電は25日、1次冷却水の放射性物質濃度が上がり5月7日に運転停止した敦賀原発2号機について、燃料棒に微細な穴が開いて 放射性ガスが漏れたのが運転停止の原因と発表した。燃料棒を取り除くため、来月から定期検査に入り、運転再開は早くても年末になる見通しだ。

燃料棒を外側から検査したところ、傷は見つからなかったが、燃料棒の内部に水がたまっていたことから微細な穴が開いたと判断した。8月下旬から12月まで定期検査に入り、穴が開いた燃料棒を取り除く。運転再開はストレステスト(耐性調査)を受けた後になる。

敦賀2号機は発電した電気を関西電力と中部電力、北陸電力に供給している。敦賀1号機も来年2~3月まで定期検査で停止の予定。運転再開が遅れると西日本の電力需給に影響する恐れもある。

敦賀2号機の放射能漏れ、原因は燃料棒のピンホール

日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県敦賀市)で5月、1次冷却水中の放射性物質濃度が異常に上がったトラブルについて、日本原電は燃料棒1体に開いたピンホール(微小な穴)が原因とする調査結果をまとめ、25日、経済産業省原子力安全・保安院に報告した。

放射能漏れが疑われた燃料集合体をファイバースコープなどを使って目視検査したところ、傷や異物は認められなかった。だが、希ガスや放射性物質の測定値 などから、燃料棒1体から目に見えないほどの小さな穴を通して漏れたと推定した。2号機は異常検知後の5月7日から運転を停止しており、9月の定期検査を 8月下旬に前倒しして実施するという。この燃料集合体は再使用しない。

2号機をめぐっては、1次冷却水への放射能もれにつづき、換気用排気筒からの放射性ガス漏れなどが相次いでいる。(竹石涼子)

敦賀2号機、燃料棒に微小な穴か 放射濃度上昇の原因

 敦賀原発2号機(福井県)で5月に1次冷却水の放射性物質濃度が上昇したトラブルについて、日本原子力発電は25日、燃料棒に微小な穴が開いていたのが原因と推定されると発表した。穴が開いた詳しい経緯は不明という。

2号機では、5月2日、冷却水中のヨウ素133と希ガスの濃度が大きく上昇して原子炉を停止。その後、同月8日と21日、配管に開いた穴から排気筒を通じ、微量の放射性ガスが外部に漏れた。

日本原電が燃料集合体193体を調べると、集合体を構成する燃料棒1本に放射性物質の漏えいを確認。表面検査では発見できなかったが、燃料の被覆管にごく小さな穴が開いたとみられる。

敦賀原発2号、燃料棒に微少な穴 放射能漏れ原因、定検を前倒し

2011725日午後615分)

 日本原電から25日、県に入った連絡によると、核燃料から放射性物質が漏れている疑いで5月に原子 炉を停止した敦賀原発2号機(加圧水型軽水炉、出力116万キロワット)で燃料集合体全193体を調べた結果、1体から漏れが確認された。表面に傷などは 確認されず、燃料棒に偶発的に開いた微小な穴(ピンホール)が原因と推定した。原電は定期検査を前倒しして8月下旬から行うと決めた。

県原子力安全対策課によると、燃料集合体を使用済み燃料プールに移して検査した結果、2006年8月に初装荷した1体から漏れを確認。0・025ミリまで 精度のあるファイバースコープで外観を観察しても表面に傷や異物は認められず、ピンホールからの漏えいと推定した。この燃料集合体は再使用しない。

同じ型の燃料棒はこれまで全国で245万本使用され、今回の敦賀2号機を含め5本の燃料棒でピンホールが発生している。

敦賀2号機は本年度の運転計画で9月上旬の定検入りを予定していたが、起動に1カ月程度かかる上、福島第1原発事故により再稼働できる環境にないことから、8月下旬に前倒しすることにした。期間は調整運転を含め4カ月半の予定。

2011/07/25 18:35   【共同通信】

アナログテレビのブラウン管が放射線を遮蔽 - NIMSが効果を確認

2011/07/25

物質・材料研究機構(NIMS)の元素戦略材料センター 資源循環設計グループは、原子力発電保守管理・放射性物質関連業務のATOXと協力して、家電リサイクルで集められた使用済テレビのブラウン管ガラスから 得られるガラスカレット(ガラス破砕くず)が放射線の遮蔽に有効であることを確認した。

原発事故に対処するためには放射線を遮蔽することが必要となる。多量の放射性物質が作業環境下に存在している福島原発の事故対策では、大量の遮蔽材 料が必要となるが、通常よく用いられる放射線(特にガンマ線)の遮蔽材料は鉛は、中国などでの鉛バッテリ需用の急騰などで品薄感が強く、価格もリーマン ショック前の2006年の水準に戻ってきている。代替としてタングステンやバリウムも候補とされるが、価格面でも中国依存度の面でも、厳しい状況と言って よいのが現状である。

しかし、鉛を含んだ資源が都市鉱山として期待できるようになってきた。それはリサイクル法に基づいてリサイクルされているテレビのブラウン管ガラス で、テレビのブラウン管には視聴者を電磁波から守るために鉛が10%から 25%入ったガラスが用いられており、研究チームでは、現在、ブラウン管テレビを製造している国々に輸出しているこれらの部材を、遮蔽材としての積極利用 を推進すべきだと提言している。

特に2011724日でアナログ放送が終了、地上デジタル放送の移行に伴い、電子情報産業技術協会(JEITA)の見立てでは、1550万台の ブラウン管テレビがリサイクル対象となり、ブラウン管で20万トン、鉛分だけでも2万トン近くがそこに含まれると見込まれるという。

1 アナログテレビの排出予測(出所:NIMS Webサイト。「地上アナログ放送終了に伴うテレビの排出台数予測」電子情報産業技術協会2010524日より)

これは、現在の国内の鉛需用(27万トン)で鉛バッテリ用途(23 2000トン)以外の50%超に相当する。このような事実は、20114月の未踏科学技術協会・エコマテリアルフオーラムにて提案されていたものの、 実際の遮蔽効果の有効性は確認されておらず、今回、研究グループがその実験的検証を行った。

遮蔽能力の測定は、ATOX技術開発センターの照射試験実験室内で行ない、0.8ペタベクレル(PBq)のコバルト線源から空間線量約40Gy/h の位置に線量計を設置し、その前方に試験体として、様々な厚みで箱詰めしたガラスカレットを置き、その時の空間線量率の減少から遮蔽能力を調査した。

調査の対象となったのは以下の8点。対照として鉛ブロック(Pb)を用いた。

(a). 破砕カレット粒径 20mm-50mm
(b).
粗篩分カレット粒径 5- 20mm
(c).
細篩分カレット粒径 5mm以下
(d).
ビリガラス粉
(e). a+b+c
混合 1:1:1
(f). b+ d
混合 1:1
(g). a+d
混合 1:1
(h). d
+シリコン樹脂 2:1

試料の厚みを変えて測定した結果、同一試料の場合には厚みが増えるに従って指数関数的に空間線量が減少することが確認された。この関係は厚みをt(cm)の時の空間線量率をFとすると。試料の違いに応じて

F=exp(-μxt)

の関係で表れされる。

各試験体の厚みと遮蔽能力

このμX(単位:cm-1)は遮蔽体xの線減弱係数とも呼ばれる。表1はそれぞれの試料の線減弱係数を見掛け密度とともに示 したものだが、見掛け密度が高いほど線減弱係数が大きくなり、粒径の異なるものを混合して緻密にして使用するほど効果がでることから、この関係を用いると 鉛板を用いた場合の遮蔽効果と比較できる。

1 試験体の見かけ密度と線減弱係数

2は遮蔽効果の典型的な例を示したものだが、これに基づくとブラウン管ガラス粉砕カレット(a)をそのまま積みあげても約55cmで約9cmの鉛 の厚板と同等に放射線を約100分の1まで遮蔽する能力があることが分かる。また、粉砕時に生じるビリガラスと呼ばれるガラス粉と粉砕カレットをブレンド して密度を上げると(g)、約40cmの厚みでも100分の1までの遮蔽能力を発揮することができることが分かる。

2 遮蔽効果の例

また、ビリガラス粉を重量で66%の配合でシリコン樹脂に練り混んだ材料も28.5cmの厚さで、鉛4.4cm厚に相当する10分の1の遮蔽能力を 持ち、これらの特性から、ガラスカレットをコンクリートの骨材に用いた場合の遮蔽効果も推定でき、例えばコンクリート全体の半分の重量の骨材をこの鉛ガラ スカレットで置き換えた場合の厚さt(cm)での遮蔽効果は、

F=exp(-μct/2)exp(-μgt/2)

となり、ここでμcμgはコンクリートと鉛ガラスカレットの線減弱係数で、μc0.093cm-1と仮定し、μgを今回の結果から0.115cm-1とすると、普通のコンクリートの20cmの厚みの場合の遮蔽効果、

F=exp(-0.093×50)=0.096

に対し、鉛ガラスカレット代替の場合は

F=exp(-0.09350/2)exp(-0.11550/2)=0.0045

と放射線量を半分に減弱できることが期待されるという。

今回の結果は、地デジ化に伴って大量に発生すると予測されるアナログブラウン管テレビなどの鉛ガラスカレットが、そのまま袋詰めなどの形で用いても 放射線遮蔽効果を持つことを示したもので、例えば、袋に詰めてマット状にして土嚢のようにして瓦礫を覆うだけでも、鉛板を敷き詰めるのに匹敵するような効 果も期待されるという。

また、今回はシリコン樹脂で練り混ぜたが、他の安価な樹脂を使っても同じ効果が得られるものと期待できるほか、プレキャストコンクリートの遮蔽効率 改善などへの応用も考えられることから、研究チームでは、今回確認された放射線遮蔽特性に合わせて原発事故現場の厳しい作業環境を緩和させるための多様な 適用を図っていければとしている。

なお、研究チームでは、最初の提案者であるエコマテリアルフォーラムや各企業や経済産業省、リサイクル関係などの多くの関係者および仲立ちを務めた 原子力研究バックエンド推進センター(RANDEC)に感謝の意を表すほか、日本国民に向け、「地デジ化にともなって不要となったテレビをきちんとリサイ クルすることが原発事故対策にもささやかな貢献になることを理解し、使用済みテレビを必ず家電リサイクル制度に基づいたリサイクルに廻すようにお願いした い」とコメントしている。

廃ブラウン管処理の流れの例

福島第1原発:ブラウン管の破砕くず 放射線遮蔽の材料に

 物質・材料研究機構(茨城県つくば市)は25日、テレビのブラウン管の破砕くずが放射線を100分の1にまで遮蔽(しゃへい)できる材料になるこ とを確認したと発表した。地上デジタル放送への移行に伴い、大量廃棄が予想される廃ブラウン管を再利用すれば、東京電力福島第1原発事故現場周辺での遮蔽 対策に役立つとしている。

同機構によると、ブラウン管のガラスには鉛が重量比で25%程度含まれ、ガンマ線を遮蔽する効果がある。

コバルト線源を使って実験した結果、ガラス破砕くずを厚さ55センチにすると、放射線を約100分の1にまで遮蔽可能で、厚さ9センチの鉛板に相当する能力という。破砕くずと粉砕時に出るガラス粉を混ぜると厚さ40センチで同じ効果があるという。

同機構元素戦略材料センターの原田幸明(こうめい)・グループリーダーは「ガラス破砕くずは運びやすく使い勝手が良い。破砕くずを詰めた土のうを汚染したがれきの上に重ねるなどの方法で、遮蔽対策に使える」と話している。【安味伸一】

毎日新聞 2011725日 2029

ブラウン管を放射線遮蔽材に=鉛含むガラス、実験で効果-廃品活用、一石二鳥

 物質・材料研究機構(茨城県つくば市)は25日、原発保守管理会社「アトックス」(東京都中央 区)と協力し、鉛を含むテレビのブラウン管ガラスが放射線の遮蔽(しゃへい)材として使えることを実験で確認したと発表した。東北3県を除いて24日にア ナログ放送が終了し、古いブラウン管テレビが大量に家電リサイクルに回される一方、福島第1原発では安く使い勝手の良い遮蔽材が求められており、一石二鳥 の解決策になるかもしれないという。
 ブラウン管からは微弱な電磁波が漏れるため、ガラスには遮蔽効果のある鉛が1割程度混ぜられている。福島第 1原発の内外に放出された放射性物質のうち、主要な放射性セシウムからは放射線の一種のガンマ線が出ているが、ガンマ線はエネルギーの高い電磁波。鉛は遮 蔽材として優れているが、バッテリー用などの需要があり、コストが高い。
 同機構の原田幸明・資源循環設計グループリーダーらは、砕いたブラウン 管ガラスを箱詰めし、コバルト放射線源(800兆ベクレル)と線量計の間に置いて遮蔽能力を測定した。その結果、砕いたガラスの厚さが約55センチあれ ば、放射線を100分の1まで低減できることが判明。この遮蔽能力は、厚さ約9センチの鉛板に相当する。(2011/07/25-15:55

地デジ移行の廃棄物で原発事故対策?ブラウン管材料で放射線遮蔽

地上デジタル放送への移行に伴い、大量廃棄が予想されるテレビのブラウン管のガラス材料には、放射線を遮蔽する鉛が含まれており、この材料を使って放射線を遮蔽できることを確認したと、物質・材料研究機構(茨城県つくば市)が25日、発表した。

福島第1原発事故では、放射性物質を含む大量の水やがれきが発生したが、このガラス材料を粉砕して袋詰めにしたものやコンクリートと混ぜ合わせたもので覆いを作ると、放射線量の低減が期待できるとしている。

同機構の原田幸明グループリーダーらは、ブラウン管のガラス材料を粉砕して箱詰めにすると、厚さ約55センチで線量を約100分の1に抑えることを確認した。これは厚さ9センチの鉛の遮蔽能力に相当するという。

[ 201172518:10

ブラウン管材料で放射線遮蔽 廃棄テレビを原発対策に

 地上デジタル放送への移行に伴い、大量廃棄が予想されるテレビのブラウン管のガラス材料には、放射線を遮蔽する鉛が含まれており、この材料を使って放射線を遮蔽できることを確認したと、物質・材料研究機構が25日、発表した。

福島1原発事故では、放射性物質を含む大量の水やがれきが発生したが、このガラス材料を粉砕して袋詰めにしたものやコンクリートと混ぜ合わせたもので覆いを作ると、放射線量の低減が期待できるとしている。

同機構の原田幸明グループリーダーらは、ブラウン管のガラス材料を粉砕して箱詰めにすると、厚さ約55センチで線量を約100分の1に抑えることを確認した。

2011/07/25 20:00   【共同通信】

新燃岳付近 市道1キロ通行止め解除

201172600:20 カテゴリー:社会 九州 > 鹿児島

鹿児島県霧島市は25日、霧島連山・新燃岳(しんもえだけ)の立ち入り制限区域(火口3キロ圏)に近い市道約1キロの全面通行止めを解除した。これに伴い、沿道の国民宿舎みやま荘(霧島市霧島田口)が26日、半年ぶりに営業を再開することになった。

みやま荘は1月26日、空気振動で市内の宿泊施設の窓が割れるなどの被害が出た新燃岳の爆発的噴火以来、営業を停止していた。当面は日帰り利用だけを受け付けるが、8月からは宿泊営業も再開したいという。

霧島市は市道の通行止め解除について(1)新燃岳の噴火が小康状態(2)沿道近くの工事が終わり、一般車の通行の安全が確保されたため-としている。これで新燃岳噴火に伴う鹿児島県側の全面通行止めは県道約6・8キロを含む2カ所になった。

2011/07/26付 西日本新聞朝刊=

新燃岳、なお警戒を 噴火から半年、マグマ供給続く

火山活動が活発化してから26日で半年になる霧島連山・新燃岳(しんもえだけ)について、福岡管区気象台は25日の定例会見で、今後も噴火活動が続く可能性があるとして、引き続き警戒を呼びかけた。

同気象台によると、新燃岳は先月29日~今月1日を最後に噴火していない。しかし、マグマの活動を示す火山性地震が頻発し、山体も膨張を続けていること から、北西数キロの地下深くにあるマグマだまりへのマグマの供給が依然として続いていると分析。「多量のマグマが上昇すれば噴火活動が活発化する可能性が あり、予断を許さない状況が続いている」として、周辺住民に噴石や降灰、爆発的噴火に伴う空振、降雨時の土石流災害に警戒するよう呼びかけている。

新燃岳噴火半年、地元「観光廃れる」

特集 新燃岳噴火

韓国岳への登山禁止を呼びかける看板(23日、宮崎県えびの市で)=麻生淳志撮影

鹿児島、宮崎県境の霧島連山・新燃岳(しんもえだけ)(1421 メートル)の噴火活動が活発化して26日で半年を迎える。3月1日の爆発的噴火を最後に小康状態が続くが、終息の兆しは見えない。一帯は大小23の山が連 なり、年間17万人の登山客でにぎわうが、登山道の大半は立ち入りが禁止され、ひっそりとした夏を迎えている。

「こんなに閑散とした光景は初めて」。霧島連山で最も高い韓国岳(からくにだけ)(1700メートル)の登山口がある宮崎県えびの市のえびの高原。市観光協会の迫田黙太郎会長(65)は、人けのないキャンプ場を恨めしげに見つめた。

気象庁は3月、新燃岳の噴火警戒レベル3を継続したまま、入山規制区域を火口の半径4キロから3キロに縮小した。新燃岳火口から北西に約3・3キ ロ離れた韓国岳山頂は規制を外れたが、宮崎県とえびの市は「風向きによって噴石などが飛んでくる恐れがある」として登山禁止を継続している。

こうした影響で、今年1~6月末、韓国岳登山口近くの駐車場を利用した車は、昨年比7割減の約4300台。土産物店や宿泊施設の利用客も激減しており、迫田会長は「このままではえびのの観光業界が廃れる」と危機感を強める。

2011725日  読売新聞)

新燃岳、終息見えず「警戒必要」 噴火から半年

 噴煙を上げる霧島連山・新燃岳。手前は霧島温泉郷=6月29日、鹿児島県霧島市

 九州の霧島連山・新燃岳の噴火活動が本格化してから26日で半年。6月には小規模な噴火が3回あり、マグマの移動を示す火山性地震が続くなど、終息の兆しは見えない。鹿児島大の井村隆介准教授(地質学)は「今後も噴火が続く可能性があり、警戒が必要」と呼び掛けている。

井村氏によると、噴火が起きた6月には火山性地震が500回を超える日があり、火山灰の中のマグマによる発泡性粒子の割合が2、3割へと高まっていた。ほかにもマグマの供給が続いていることを示す兆候が幾つもみられるという。

今回の噴火と類似が指摘される江戸時代の「享保噴火」では、数カ月おきに大規模の噴火を繰り返した。

福島県、18歳以下全員に甲状腺の追跡調査

2011/7/25 15:08

   福島県は2011724日の県民健康管理調査検討委員会で、福島第一原発事故時点で18歳以下だった子ども36万人全員を対象に、甲状腺検査を行うことを決めた。10月から福島県立医科大学でスタートし、11月からは県内の他の医療機関でも対応する。

検査は20143月まで2年半をかけて行われ、その後も20歳未満では2年に1回、20歳に達してからは5年に1回のペースで、定期的に検査・健診を続ける。

2011/07/25 17:18   【共同通信】

セシウム牛問題 全頭検査「2段階」で実施

畜産関係者 歓迎の声

県内の牛肉や稲わらから高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、県は25日、県内産肉牛について8月から全頭検査をする方針を決めた。簡易検 査と精密検査の2段階方式で放射性物質の汚染について調べ、国の規制値を上回った場合は出荷停止とする。国の方針が決まらないなか、県が全頭検査の実施を 表明したことに対し、県内の畜産関係者などからは歓迎の声が数多く聞かれた。

宮城県から県内の畜産農家が仕入れた稲わらから相次いでセシウムが検出されるなか、22日には県内産の牛肉から初めて、国の暫定規制値を超えるセシウムが検出され、衝撃が走った。

それだけに、県肉牛生産振興協議会の高山陽一会長は、県の対応について「全頭検査の態勢が整えば、消費者を安心させることができる」と歓迎。「落ち込んでいる市況が回復するためにも、1日も早く検査で安全性を保証してもらいたい」と話した。

例年7月は牛肉価格が最高値をつける時期だが、セシウム汚染の問題以降、価格が下落し、出荷を控える農家が相次いでいる。県内の肥育農家でつくる 県家畜商業協同組合には、農家から「運転資金が底をつく」との声が寄せられている。同組合の伊東勝美理事長は「我々が『県産牛肉は安全』と訴えても裏付け がなかったが、これで消費者にアピールする材料ができる」と期待した。

県食肉流通公社は問題を受け、7月31日に予定していた競りの中止を決めた。同公社の中嶋章社長は「県も危機感を感じたからこその素早い対応」と 評価したが、「県産牛肉が安心・安全のお墨付きを得ても、これは全国の問題。すぐに牛肉離れに歯止めがかかるとは思えない」とみている。

一方、県内でスーパー17店舗を展開する「タカヤナギ」(本社・大仙市)では問題発覚後、国産牛の売り上げが2割以上落ち込んだ。同社の藤原徹・ 生鮮部長は「安全というお墨付きが得られれば、自信をもって消費者に勧められる」と期待を寄せた。秋田市の精肉店の男性経営者は「消費者に牛肉離れが進 み、今さら検査しても遅すぎる。消費者の不安は根強く、消費回復は遠いのでは」と話した。

JR秋田駅前に買い物に来ていた秋田市広面、医師清水辰徳さん(30)は「対応が遅いような気はするが、消費者としては安全性を見極める判断基準になる」と歓迎の姿勢を示した。

2011726日  読売新聞)

セシウム汚染健康調査や牛全頭検査

県・JA、政府へ支援要請

県産の肉牛や稲わらから高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、県とJA宮城中央会は25日、それぞれ政府に緊急対策を要請した。肉牛の安全性への不安が高まる中、福島県と同様の健康調査や農畜産物への支援を求めたが、政府が難色を示す場面もあった。

村井知事は内閣府で細野原発相と会談し、国による牛肉の全頭検査体制の整備や、18歳以下の県民に対する甲状腺検査など健康調査の実施を要請。こ のほか、〈1〉安全性が確認されない肉牛への国による「出荷停止」〈2〉自主規制などで出荷困難な牛の買い取り〈3〉放射性物質を含む稲わらの処分費用の 補償〈4〉全県民対象の内部被曝(ひばく)検査の実施――などを求めた。

村井知事によると、細野原発相は国による買い取りについて「すべての牛を買い取るのは難しい」との認識を示したという。健康調査や稲わら対策についても、原発相は「優先順位をつけてやりたい」と述べるにとどまったという。

会談後、村井知事は「県も全頭検査の方向で検討しているが、受け入れ機関の許容量の問題がある」と述べ、国の迅速な対応を訴えた。

一方、JA宮城中央会の菅原章夫副会長も同日、民主党の岡田幹事長や農林水産省を訪問。出荷牛の全頭検査を早急に実施し、消費者の不安解消に努めるよう求めた。

◇競り頭数、価格影響一層深刻に

稲わらや肉牛から高濃度の放射性物質が検出された問題で、県内の食肉市場への影響が一層深刻になってきている。

仙台市宮城野区の市中央卸売市場食肉市場では、通常なら1日あたり50~100頭が競りにかけられるが、25日はわずか12頭。1キロ・グラム当たり500~700円の競り落とし価格は、158円まで下落した。

市場の管理事務所によると、農家が出荷を自粛し、需要も激減しており、取引量は減る一方だ。担当者は「出荷時期を1~2か月延ばすと肉質が悪化 し、売り物にならなくなる。農家への打撃が心配だ」と表情を曇らせる。同区の卸売業者の男性も「牛肉離れがいつまで続くのか」と途方に暮れていた。

2011726日  読売新聞)

全頭検査で安全確保

出荷頭数は半減見込み

高濃度の放射性セシウムに汚染された疑いのある稲わらが肉牛に与えられていた問題は、ついに県産肉牛から国の暫定規制値を超えるセシウムが検出さ れるという事態に発展した。吉村知事は25日、県内から出荷する肉牛すべてについて、同日から放射性物質検査を行うと発表。関係者は動揺と落胆を隠せず、 消費者にも不安が広がっている。

鶴岡市の農家が出荷した肉牛1頭の肉から、暫定規制値(500ベクレル)を超える590ベクレルのセシウムが検出されたのは、24日。県の調査 で、この肉のうち約150キロ・グラム分が6~7月に鶴岡市や酒田市などの飲食店、新潟県などへ出荷され、一部は消費されていることが判明した。県産肉牛 から規制値を超えるセシウムが検出されたのは初めて。

吉村知事は25日の記者会見で「『山形牛』のブランドを確実に守るため、万全の検査を行う」と強調した。

県はこれまで、稲わらの放射性物質検査の結果、国の暫定規制値(300ベクレル)を超過した場合のみ、各農家が所有する肉牛の全頭を検査すること とし、規制値を下回ったり、汚染疑いのない県内産稲わらなどを使っていたりする際は、各農家1頭以上の肉の検査を行うとしていた。

しかし、新たな事態で、方針を変更。吉村知事は「出荷予定の牛肉はすべて検査する。安心安全が第一」と、全頭検査の実施を表明した。検査の結果、規制値を下回れば、県が「安全証明書」を発行する。

ただ、検査体制は心もとない。県畜産課によると、県内から出荷する肉牛は年間約1万8000頭で、1日70頭ほどだが、検査を委託する山形市内2か所の民間機関では、1日32頭分が限度という。

このため、現在中止されている県内の競りが再開されても、当面、出荷頭数は半減する見込みで、同課は県外の民間機関への委託も検討中。JA山形中央会の今田正夫会長は25日、吉村知事に検査体制の整備を国に求めるよう要望した。

2011726日  読売新聞)

県が牛肉を独自全頭検査、HPで結果公表

放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた疑いのある牛が流通した問題で、泉田知事は25日、近く県産肉牛の全頭検査を県独自に始める考えを表明 した。肉牛について消費者の不安が拡大している状況をにらみ、県産牛の安全性をアピールする狙いで、「消費者に確実な情報を伝え、食の安心・安全の環境を 整えたい。また、新潟の和牛ブランドをしっかり守っていきたい」としている。

県内では、問題の稲わらを食べたとみられる牛が、13戸の農家から計111頭出荷。これまでに56頭分について放射性物質の検査が行われたが、い ずれも国の暫定規制値は下回っていた。また、県はこの13戸と、問題の稲わらを利用していたとみられるが、稲わらが残っておらず確認できない農家4戸の計 17戸に対し、出荷の自粛を要請しており、新たに汚染の疑いのある牛肉は流通しない、としている。

全頭検査は、民間の検査機関2か所の協力を得て実施する。県産肉牛の出荷頭数は年間7000頭強。全て県内の食肉処理場に集めて肉を約2キロ・グ ラム採取し、詳細な検査を行う。放射性物質が国の暫定規制値(1キロ・グラムあたり500ベクレル)を上回ったものは市場に出さない。

県は、費用は1頭あたり1万円強、年間総額は1億円強を見込む。当面県費で賄うが、最終的には東京電力や国などに補償を求める考え。

検査結果は、県のホームページで個体識別番号と放射性セシウム濃度とを合わせて掲載する。放射性セシウムが含まれた牛肉は値下がりも想定され、泉田知事は「値下がり分は東京電力に賠償請求をしていきたい」と述べた。

2011726日  読売新聞)

県が県産稲わら検査 知事方針 肉牛全頭検査は困難

放射性セシウムに汚染された稲わらが肉牛に与えられていた問題で、浜田知事は25日の定例記者会見で、県内産稲わらについて放射能検査を実施する方針を明らかにした。

浜田知事は、「(セシウムが)含まれている可能性はない」としたうえで「念のために調べたい」と話した。検査手法は今後決める。

一方、県内の食肉処理場で解体されている肉牛の全頭調査については、1頭あたり1時間程度かかるため難しいとした。

■疑い牛肉44キロ販売

県は25日、放射性セシウムに汚染された疑いのある稲わらを与えられ、岩手、宮城両県から出荷された牛計5頭、44・73キロの肉が、4月と6月に県内のスーパー3店舗で販売され、完売したと発表した。

県によると、イオン坂出店(坂出市)で4月8~11日と同月23~29日に40・4キロが、宇多津ビブレ店(宇多津町)では6月14~18日に4キロが販売された。6月19日にはヴェスタ楠上店(高松市)で330グラム(1パック)が販売された。

2011726日  読売新聞)

セシウム汚染牛:厚労省が肉牛の全頭検査検討

 肉牛の放射性セシウム汚染問題で、福島県などから全頭検査の要望が相次いでいることを受け、厚生労働省は25日、既存の検査体制でも対応可能な程度に出荷頭数を減らすことで全頭検査の実施が可能かどうか検討を始めた。【佐々木洋】

毎日新聞 2011726日 228

栃木、茨城産のわらからセシウム 汚染疑い牛2700頭超

2011/7/26 1:33

 放射性セシウムを含む稲わらが肉牛に与えられていた問題で、新たに栃木、茨城県産のわらから国の暫定規制値を超えるセシウムが検出された ことが25日、両県の調べで分かった。同日判明した汚染の疑いがある肉牛は福島、群馬、岐阜3県で計約140頭で、46都道府県に出荷・流通した頭数は 2700頭超になった。

栃木県によると、県内ではこれまでに3頭から暫定規制値を超えるセシウムを検出。3頭に与えていた県産稲わらから規制値の約80倍のセシウ ム検出を確認。青森県でも、農家が購入した宮城県産の稲わらから規制値の約11倍のセシウムが検出されたが、牛の敷きわらとして使われていたという。

茨城県では、県内で収集した稲わらを検査、うち1戸で規制値の約48倍のセシウムを検出。牛は出荷していなかった。

岐阜県は中津川市の農家がセシウムに汚染された稲わらを肉牛に与え、うち51頭を出荷していたと発表。群馬県では太田市の農家で規制値を超えるセシウムを含む稲わらを食べたとみられる60頭が東京都に出荷されていたことが判明した。

福島県は白河市と猪苗代町の農家2戸でセシウムに汚染された稲わらを与えられた28頭が、東京都と福島県の食肉処理場に出荷されていたと発表した。〔共同〕

新潟県、肉牛全頭検査へ

2011/7/26 0:20

 放射性セシウムを含む稲わらが肉用牛に餌として与えられていた問題で、新潟県は25日、県内の農家から出荷するすべての牛肉を検査すると 発表した。民間検査機関の協力が得られることになったという。新潟県産牛肉の買い控えの動きが農家などに影響を及ぼしており、県は結果を牛の個体識別番号 とともにホームページで公開する。

一方、栃木県は同日、牛を飼養している県内農家約1890戸を対象に、各戸につき1頭ずつ牛を検査する全戸検査を行うと発表した。開始日時などを現在、検討中。県は既に汚染牛の農家に対して出荷自粛を要請している。

セシウム牛問題、新潟県も全頭検査へ

放射性セシウムに汚染された肉牛や稲わらが各地で見つかっている問題で、山形、秋田両県に続き、新潟県も25日、肉牛の全頭検査を実施することを明らかにした。

栃木県は全畜産農家の牛を各1頭検査する。岩手県内のJAいわてグループも独自に検査を行う予定。

新潟県の泉田裕彦知事は25日、近く全頭検査を始めると発表。「新潟の和牛ブランドをしっかり守りたい」と述べた。同県内では、放射性セシウムに 汚染された稲わらを肉牛に与えていた13戸の農家が、計111頭を出荷。そのうち56頭は検査済みで、セシウムの国の暫定規制値(1キロ・グラムあたり 500ベクレル)を下回っている。

栃木県は、県内の畜産農家全1890戸の肉牛各1頭を対象に検査を実施。県内のJAグループは28日から県内のJAが出荷する全頭について検査を行う予定で、県は併せて安全性を確認することにした。

20117260146分  読売新聞)

汚染疑い牛2700頭超 秋田など3県が全頭検査へ 20110725

 放射性セシウムを含む稲わらが肉牛に与えられていた問題で、新たに栃木、茨城県産のわらから国の暫定基準値を超えるセシウムが検出されたことが25日、両県の調べで分かった。

同日判明した汚染の疑いがある肉牛は福島、群馬、岐阜3県で計約140頭で、共同通信のまとめで46都道府県に出荷・流通した頭数は2700頭超になった。秋田、山形、新潟の3県が全頭検査することを表明。宮城県も国の体制が整備されれば、検査に踏み切る意向だ。(共同

セシウム汚染牛:宮城、山形、秋田、新潟 肉牛全頭検査へ

 肉牛や稲わらの放射性セシウム汚染問題で、宮城、山形、秋田、新潟の各県は25日、県内から出荷される肉牛を全頭検査する方針を明らかにした。山 形は同日から、秋田は8月1日から、宮城と新潟は準備が整い次第実施する。また、栃木県は肉牛・酪農農家全戸を対象にサンプル検査をする。

宮城県の村井嘉浩知事は25日、上京して政府に対策を要望後「検査機関の受け入れ能力の問題があるが、受け入れ先が見つかり次第検査に踏み切りたい」と語った。

1日平均70頭分の肉牛が出荷されてきた山形県は検査機材が足りず出荷は当面半数程度になる。吉村美栄子知事は「山形牛のブランドを守る。出荷時 に県の安全証明書を付ける」と述べた。県によると、JA山形中央会や畜産農家は、牛肉価格の暴落に伴う損害賠償を東京電力に求めていく方針だという。

毎日約20頭が出荷されている秋田県は全頭でスクリーニング検査をし、放射性物質が検出されたら精密検査をする。セシウム汚染の稲わらを食べた疑 いのある県内の肉牛約250頭は既に出荷を自粛している。県は「県産牛の安全性を改めて明らかにしたい」(畜産振興課)と言う。

新潟県は検査の結果を、牛の個体識別番号とともに県のホームページで公表する。泉田裕彦知事は「消費者に確実な情報を持ってもらい、新潟の和牛ブ ランドを守っていきたい」と話した。栃木県は県内の肉牛・酪農農家1890戸の全戸検査を28日を目標に実施する。各農家1頭ずつのサンプルで精密検査す る。【和田明美、野原寛史、小林多美子、泉谷由利子】

毎日新聞 2011725日 2142分(最終更新 725日 2148分)

8月から県産牛肉全頭検査 県、セシウム稲わら問題で

 放射性セシウムを含む稲わらが県内の肉牛に与えられていた問題で、県は25日、県内から出荷するすべての牛肉を、来月1日から検査することを決めた。県畜産振興課は「食の安全を確保し、安心して県産牛を食べてもらいたい」としている。

鹿角市と秋田市の食肉処理場計2カ所で処理された肉を、それぞれ検査する。サンプルを簡易検査し、異常が見つかれば県健康環境センター(秋田市)などで精密検査する。国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超えるセシウムが検出されれば、出荷停止を指導する。

県の調査では、汚染されたわらを食べたとみられる県内肥育農家の約250頭は出荷が自粛されていることから、それ以外に出荷される肉が検査の対象になる。検査の実施主体や、検査済み証明書の添付など詳細は、今週中に決める。

県内で食肉処理される肉牛は年間4500頭。検査は、1日当たり約20頭を実施することになる見込み。県内で肥育され、県外で処理される約2700頭については対応を検討している。

2011/07/25 21:07 更新)

来月から肉牛の全頭検査へ
(秋田県)

■ 動画をみる

宮城県や山形県に続いて秋田県でもすべての肉牛の検査を実施します。高濃度の放射性セシウムを含む稲わらを肉牛にエサとして与えていた問題で 県は、早ければ来月1日から肉牛の全頭検査を実施する方針を明らかにしました。消費者のあいだで牛肉への不信感が強まっていることをうけて、県は早ければ 来月1日から出荷されたすべての肉牛を検査する方針を決めました。県内の肉牛農家の団体も全頭検査の実施を強く求めていました。県では、食肉処理をした1 頭1頭の牛の簡易検査を行い、一定の量の放射性物質が検出されたものについては本格的な検査を実施する方針です。これまでに宮城県と山形県が肉牛の全頭検 査を実施する方針を決めています。また、岩手県の達増知事は国の初動ミスが原因だとして国に対して全頭検査の態勢整備を求めていく考えを明らかにしていま す。

[ 7/25 19:17 秋田放送]

新潟でも全頭検査実施へ

新潟でも全頭検査実施へ

7251935

全国で牛の肉から国の暫定基準値を超える放射性セシウムが相次いで検出されていることを受けて、新潟県の泉田裕彦知事は、県内産の肉牛すべてを対象に、検査機器を使って肉の放射線量を検査する「全頭検査」を行うことを明らかにしました。

新潟県の泉田知事は、25日記者団に対し「消費者に対して食の安全、安心を整える必要があり、新潟 県産の和牛ブランドを守っていきたい」と述べ、出荷する前の県内産の肉牛すべてを対象に肉の放射線量を検査し、国の暫定基準値を下回った肉に限って出荷す ることを明らかにしました。県によりますと、これまでに新潟県内で、県内産の牛の肉から国の暫定基準値を超える放射性セシウムは検出されていませんが、泉 田知事は「民間検査機関の協力が得られると分かったので、処理された肉をしっかり検査する全頭検査を実施したい」としています。

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出荷前に全頭検査実施へ 山形

すべての肉牛を検査へ 山形

全頭検査を近く実施=セシウム汚染疑い牛で―新潟県

2011725196

新潟県の泉田裕彦知事は25日、放射性セシウムに汚染された稲わらを与えられた肉牛が出荷された問題で「消費者に確実な情報を伝え、県産牛肉については安心してもらえるような体制を取りたい」と述べ、近日中に肉牛の全頭検査を行う考えを示した。県庁内で記者団に語った。

検査は県と県内の民間検査機関が協力して実施。毎日30頭程度検査できる見通しで、結果は県ホームページで個体識別番号とともに公開する。県はまた、今回の問題で被害を受けた畜産農家を支援するための無利子融資も始める。

[時事通信社]

出荷前に全頭検査実施へ 山形

7251855

牛の肉から国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されたことから、山形県は県産の肉牛すべてを対象に、検査機器を使って肉の放射線量を検査する「全頭検査」を行い、基準値を下回った肉に限り出荷することを決めました。

これは、山形県の吉村知事が25日の会見で明らかにしたものです。山形県でも、牛の肉から国の暫定 基準値を超える放射性セシウムが検出されていて、吉村知事は「牛肉の安全性に対する信頼は大きく揺らいでいると認識している」と述べました。そのうえで 「食の安全・安心の確保を図るとともに、山形牛のブランドを守るために牛肉の検査をしっかりと実施し、安全性が確認されたものだけが流通するよう万全を期 したい」と述べ、山形県産の肉牛すべてを対象に肉の放射線量を検査する、「全頭検査」を行うことを明らかにしました。検査では、出荷前の解体された肉牛1 頭につき、枝肉の首の部分2.5キログラムを検査機器に入れて放射線量を測定し、国の暫定基準値を下回った肉に限り出荷するということです。山形県では年 間およそ1万8000頭の肉牛が出荷されますが、県内に検査機器は3台しかないため、1日に検査できる牛は32頭に限られるということです。吉村知事は 「全頭検査によって出荷できる牛の数は半分程度に減る」と述べるとともに、県外の業者にも検査を依頼したい考えを示しました。

全頭検査を近く実施=セシウム汚染疑い牛で-新潟県

 新潟県の泉田裕彦知事は25日、放射性セシウムに汚染された稲わらを与えられた肉牛が出荷された問題で「消費者に確実な情報を伝え、県産牛肉については安心してもらえるような体制を取りたい」と述べ、近日中に肉牛の全頭検査を行う考えを示した。県庁内で記者団に語った。
 検査は県と県内の民間検査機関が協力して実施。毎日30頭程度検査できる見通しで、結果は県ホームページで個体識別番号とともに公開する。県はまた、今回の問題で被害を受けた畜産農家を支援するための無利子融資も始める。(2011/07/25-18:06

岩手県知事 肉牛全頭検査求める

7251749

国の目安を上回る放射性セシウムが含まれた稲わらが肉牛に与えられていた問題で、岩手県の達増知事は、国に対して牛の全頭検査の態勢整備を求めていく考えを示しました。

この問題は、岩手県の農家で放射性セシウムが検出された稲わらやその疑いがある稲わらが肉牛に与え られていたもので、岩手県内でこうした農家から出荷された牛は79頭に上り、このうちの1頭の肉からは国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されて います。この問題で、達増知事は25日の会見で、「牛の全頭検査をしてほしいという生産現場の声を国に伝え、全国的に検査を行うことで牛肉の安心を確保し てほしい」と述べ、福島県の佐藤知事が国に求めている出荷される牛の全頭検査の態勢整備について、岩手県としても国に求めていく考えを示しました。そのう えで、放射性セシウムが含まれた稲わらが与えられた可能性があるとして、県が出荷の自粛を呼びかけている一部の牛については、出荷の再開に向けて県が独自 に検査する方針を明らかにしました。さらに、農家が放射性セシウムが含まれた県内の稲わらを牛に与えたことについて、達増知事は「原発事故の直後、国から 危険性について警告があれば、畜産農家も稲わらを外に出しておいてはいけないことが分かっていたと思う。それがなかったのは国の大きな初動ミスだと考えて いる」と述べ、国の対応を批判しました。

基準超の肉は詳しく検査 秋田

7251639

秋田県内から出荷された牛の肉から国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されたため、秋田県は来月から、解体された牛の肉の表面の放射線量を調べ、一定の基準を超えた場合には、さらに詳しい検査を行うことになりました。

秋田県では、畜産農家が餌として肉牛に与えていた宮城県産の稲わらから国の目安を超える放射性セシ ウムが相次いで検出され、このうち1頭の牛の肉からは国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されました。この影響で、秋田県産の牛肉は価格が下が り、売り上げも落ちているため、秋田県は、25日に開いた県民生活・被災地支援本部の会議で、来月1日から、出荷前に食肉処理場で解体された牛の肉につい て表面の放射線量を調べることを決めました。そして、一定の基準を超えた肉があった場合には、検査機器を使ってさらに詳しい検査を行い、国の暫定基準値を 上回ったら、その肉を保管しておくということです。秋田県によりますと、県内で牛を飼育している畜産農家は1300戸で、1日当たり20頭が出荷されます が、県には詳しい検査を行う検査機器が1台しかないため、同様の機器を持っている秋田大学に協力を求めるということです。

頭数限定で検査 計画出荷検討

7251639

牛肉から国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出され、福島県がすべての牛の出荷を停止している問題で、厚生労働省は出荷再開の新たな方針として、牛の頭数を限定してその肉をすべて検査してから出荷する「計画出荷」を検討していることが分かりました。

この問題は福島県の複数の農家が出荷した牛肉から国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出さ れ、今月19日から福島県が、県内全域ですべての牛の出荷を停止しているものです。政府は出荷の再開について、計画的避難区域や緊急時避難準備区域などで はすべての牛の肉を、それ以外の地域の農家では最初に出荷する一部の牛肉をそれぞれ検査し、放射性セシウムが暫定基準値を十分に下回っていることを条件と して示しています。これに対して生産者からは、一部の牛肉の検査だけでは消費者の信頼を回復できないという声が相次ぎ、福島県は全頭検査を実施すべきだと 主張しています。しかし、自治体の検査は牛の解体に時間がかかることや、検査機器が足りないことなどから、全頭検査は難しいのが実情です。このため、厚生 労働省の大塚副大臣は新たな方針として、出荷を再開する際に牛の頭数を限定してその肉をすべて検査してから出荷する、「計画出荷」を検討していることを明 らかにしました。厚生労働省は今後、福島県と協議しながら出荷再開の具体的な方法を検討していく方針です。

出荷する肉用牛を全頭検査 山形県

2011.7.25 15:21

放射性セシウムを含む稲わらが肉牛に与えられていた問題で、山形県は25日、出荷するすべての牛肉を検査し、国の暫定基準値(1キログラムあたり500ベクレル)を超えた場合は流通させないことを発表した。

山形県の吉村美栄子知事は同日の定例記者会見で「食肉の安全が揺らいでいる。安全と県産牛のブランドを確実に守るために、県内から出荷予定の牛肉はすべて検査し、安全が確認されたものには安全証明書を付ける」と述べ、25日から検査を始めることを明らかにした。

ただ、県内の2検査機関で稲わらと並行して検査するため当面の間、予定していた市場頭数の半分程度の出荷頭数になるとした。

同県では、鶴岡市の肉用牛農家が出荷した牛1頭の肉から、国の基準値を超える1キログラム当たり590ベクレルの放射性セシウムが検出された。

山形県、肉牛全頭を検査 秋田県も方針表明

国の基準を超える放射性セシウムを含んだ牛肉が全国に流通している問題で、山形県の吉村美栄子知事は25日、同県内の農家から出荷される肉牛すべてを、 同日から検査すると発表した。放射性物質が国の基準値(放射性セシウムは1キロあたり500ベクレル)を超えた牛は出荷しない。

同県から出荷される肉牛は1日平均約70頭だが、1日に検査できるのは最大で32頭。当面は出荷を制限して対処する。同県では24日、県内農家が出荷し た牛1頭の肉から基準値超えの放射性セシウムが検出された。吉村知事は「『山形牛』ブランドを守るため、安全性が確認されたものだけが流通するよう万全を 期す」と述べた。

同県はこれまで、基準を超える放射性物質を含んだ稲わらを与えた農家のみ全頭検査し、その他の農家は抽出調査を行うとしていたが、JAなどからの全頭検査を求める声を受けて方針転換した。

また、秋田県は25日、県内で解体される肉牛を8月1日から全頭検査することを県の県民生活・被災地支援本部会議で確認した。スクリーニング検査し、一定の基準を超えたものについて、精密検査をする。

山形産牛、全頭検査へ…秋田も「2段階」で実施

山形県鶴岡市の農家が出荷した肉牛1頭の肉から国の暫定規制値(1キロ・グラムあたり500ベクレル)を超える590ベクレルの放射性セシウムが検出されたことを受け、同県の吉村美栄子知事は25日の定例記者会見で、県内産肉牛の全頭検査を行う方針を明らかにした。

秋田県も同日、県内産肉牛について8月から「2段階方式」で全頭検査をする方針を決めた。一連の問題では、自治体などが国の責任で全頭検査をするよう求めているが、国の方針は固まっておらず、自治体の動きが先行する形になっている。

山形県によると、県産肉牛の出荷頭数は年間約1万8000頭。1日に70頭程度を出荷するが、県内の民間検査機関2か所で実施予定の肉牛の放射性 物質検査は最大で1日32頭。このため、出荷頭数は当面、半分程度に落ち込む見込みという。検査で国の暫定規制値を下回ったものについては、県が安全証明 書を発行する。県内では7月中の競りを中止しており、地元農協などは米沢牛については8月上旬から出荷を始めたいとしている。農家や流通業者などへの補償 について、吉村知事は「被害額は把握できていないが、東京電力にしっかりと賠償請求していきたい」と述べた。

秋田県は、簡易検査と精密検査の2段階で放射性物質による汚染を調べ、国の暫定規制値を上回った場合は出荷停止とする。

20117251323分  読売新聞)

山形、秋田も全頭検査へ=セシウム汚染疑い牛

山形県の吉村美栄子知事は25日の定例記者会見で、放射性セシウムに汚染された稲わらを与えられた肉牛が出荷された問題で、「『山形牛』のブランドを確 実に守っていくため、牛肉の検査をしっかりと実施して安全性が確認されたものだけが流通するよう万全を期する」と述べ、県農業協同組合中央会(JA山形中 央会)と連携した肉牛の全頭検査を行う考えを表明した。

一方、秋田県も同日の幹部会議で、実質的な全頭検査実施方針を確認した。

[時事通信社]

山形、秋田が全頭検査へ 機材不足で出荷制限も

2011.7.25 12:02

放射性セシウムを含む稲わらが肉牛に与えられていた問題で、山形県と秋田県は25日、県内から出荷するすべての牛肉をそれぞれ検査することを明らかにした。

山形県の吉村美栄子知事は定例記者会見で「食の安全と県産牛のブランドを守るため、県内から出荷予定の牛肉はすべて検査し、国の暫定基準値を下回るものの みを出荷する」と述べ、25日から検査を始めることを明らかにした。吉村知事は「検査する機材が不足しているので当面の間、出荷頭数を制限する」とも述べ た。検査済みの牛肉には安全証明書を付けるという。

秋田県は8月1日から検査をする方針。汚染された稲わらを与えられた牛は既に出荷を自粛している。県はそれ以外の牛の肉について食肉処理後に検査する。

すべての肉牛を検査へ 山形

7251229

牛の肉から国の暫定基準値を超える放射性セシウムが相次いで検出されていることから、山形県の吉村知事は、今後県内の肉牛すべてを検査し、基準を下回った肉牛に限り出荷する方針を明らかにしました。

山形県内で飼育され出荷された牛の肉から、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが新たに検出され たことから、山形県の吉村知事は25日の会見で「牛肉の安全性に対する信頼は大きく揺らいでいると認識している」と述べました。そのうえで吉村知事は「食 の安全・安心の確保を図るとともに山形牛のブランドを確実に守っていくために、牛肉の検査をしっかりと実施し、安全性が確認されたものだけが流通するよう に万全を期したい」と述べ、山形県産のすべての肉牛を対象に検査を行うことを明らかにしました。一方で吉村知事は、検査ができる機器が山形県内には2つし かないため、検査できる牛は1日に最も多くて32頭に限られるとして、「出荷できる数がこれまでの半分程度になる」という見通しを明らかにしました。山形 県では県外の業者に検査を依頼することも今後検討することにしています。

山形、秋田も全頭検査へ=セシウム汚染疑い牛

 山形県の吉村美栄子知事は25日の定例記者会見で、放射性セシウムに汚染された稲わらを与えら れた肉牛が出荷された問題で、「『山形牛』のブランドを確実に守っていくため、牛肉の検査をしっかりと実施して安全性が確認されたものだけが流通するよう 万全を期する」と述べ、県農業協同組合中央会(JA山形中央会)と連携した肉牛の全頭検査を行う考えを表明した。
 一方、秋田県も同日の幹部会議で、実質的な全頭検査実施方針を確認した。(2011/07/25-12:15

山形、秋田が牛全頭検査へ 汚染稲わら問題で

 放射性セシウムを含む稲わらが肉牛に与えられていた問題で、山形県と秋田県は25日、県内から出荷するすべての牛肉をそれぞれ検査することを明らかにした。

山形県の吉村美栄子知事は定例記者会見で「食の安全と県産牛のブランドを守るため、県内から出荷予定の牛肉はすべて検査し、国の暫定基準値を下回るもののみを出荷する」と述べ、25日から検査を始めることを明らかにした。

吉村知事は「検査する機材が不足しているので当面の間、出荷頭数を制限する」とも述べた。検査済みの牛肉には安全証明書を付けるという。

2011/07/25 12:23   【共同通信】

耐性検査 保安院“迷走”に地元不満

美浜町議会に説明 今後の予定、不明なまま

経済産業省原子力安全・保安院は25日、美浜町議会の全員協議会で、政府が7月に導入した原発の安全性を調べる「ストレステスト」(耐性検査)の 概要を説明した。保安院がこれまで、中部電力浜岡原発(静岡県)以外の各原発の安全性に問題はないとの見解を示したことと整合性が取れていないとして、ち ぐはぐな政府の姿勢に対する不満の声が相次いだ。(冨山優介)

同町議会の要請で県内の自治体では初めて行われた。保安院の説明によると、定検中の原発のうち、起動準備の整ったものを対象にした1次評価と、その他の原発も含めた2次評価の2段階で実施。再稼働の前提条件となる1次は電力事業者の評価に1か月以上はかかるという。

全協では、「関電美浜1号機の再起動に問題ないと説明したばかり。この国の唯一の規制機関である保安院がふらふらしては不信が募る」との発言があり、「総理にこの場に来て、原子力をどう考えているのかはっきり言ってほしい」という要望もあった。

保安院の森下泰・地域原子力安全統括管理官は「原発の再起動については、保安院の判断とは別に、政治的な枠組みで決まることになる」などと、歯切れの悪い説明に終始。今後、各原発の再稼働への見通しについて言及はなかった。

テストは、地震と津波で全電源を喪失したり、原子炉を冷やす最終手段を失ったりした時を想定、原子炉が損傷するまでにどれくらい耐えられるか、「余裕度」を調べる。

2011726日  読売新聞)

保安院「首相は本心示せ」 美浜町でストレステスト説明 福井

2011.7.26 02:24

経済産業省原子力安全・保安院は25日、美浜町役場で、山口治太郎町長や町議ら約50人に 対し、原発の安全性を評価するストレステスト(耐性検査)の実施内容を説明した。議員からは「首相に『美浜町にいっぺん出てこい』と言ってくれ。本心を国 民にはっきり示してほしい」などと保安院への要望や質問が相次いだ。

保安院は、ストレステストについて原子力安全委員会への報告概要を説 明。同時発生も含む地震や津波などの自然現象で、全交流電源喪失など安全機能が失われた場合を段階ごとに評価。定期検査中の原発が対象となる「1次評 価」、建設中を含めた全原発が対象となる「2次評価」をそれぞれ実施し、「再稼働などの最終的な判断は、首相の政治的判断に基づく」とした。

これに対し、議員は、定期検査で停止中の美浜原発1号機について「これまで『停止中の原発の再稼働は安全上問題ない』と説明を受けてきたが、今回のテスト とどうすみ分けするのか」と質問。保安院は「現行法上の安全は確認でき、保安院としては再稼働の判断は変わっていない。だが、それとは別に、首相が政治レ ベルで判断したいということだ」とこたえた。

川内原発1号機再稼働、9月下旬以降か

2011/7/26 1:55

 経済産業省原子力安全・保安院の山本哲也原子力発電検査課長は25日、1号機が定期検査で停止中の九州電力川内原子力発電所(鹿児島県薩 摩川内市)について「ストレステスト(耐性調査)の1次評価は月単位の期間がかかり、その後の保安院や原子力安全委員会の確認にも一定の期間を要する」と 述べた。国が安全性を確認後、地元向けに説明会を開く意向も表明、1号機の再稼働は9月下旬以降になる公算が大きくなった。

参考人として出席した同市議会の原子力発電所対策調査特別委員会で表明した。山本課長はストレステスト1次評価について「データを整理して評価する必要があるため数週間では結果は出ない」と語った。

川内原発は7月下旬に再稼働の予定だったが、九電は「やらせメール」問題などを受け延期した。2号機も9月には定期検査に入る予定。

川内原発の安全評価 保安院、地元に説明の意向

(2011 07/26 00:36)

 原子力安全・保安院の山本哲也原子力発電検査課長は25日、九州電力川内原子力発電所の安全評価の結果について、鹿児島県や薩摩川内市に直接説明する意向を明らかにした。参考人招致された薩摩川内市議会原子力発電所対策調査特別委員会で答えた。
 山本課長は、定期検査後の再稼働の可否を判断する1次評価と、全原発を対象に運転継続の是非を判断する2次評価からなる安全評価の概要を説明。
 「評価の仕方が一般の人には分かりにくい」とする委員に対し、山本課長は「保安院や原子力安全委員会の評価が終わった段階で、県や市、議会にしっかり説 明したい。場合によっては住民説明会も考えなければならない」と述べた。安全評価の実施期間については「月単位になるのではないか」との見通しを示した。

「線量計置いて作業」発言、保安院が東電に調査要請

海江田万里経済産業相が、東京電力福島第一原子力発電所事故後の復旧作業の際に「線量計を置いて入った人がたくさんいる」と発言した問題で、経済産業省 原子力安全・保安院は25日、東京電力に事実関係の調査を要請した。東電、保安院とも現時点では該当事例を把握していないという。

海江田経産相は23日のテレビ番組で、法で定める被曝(ひばく)線量の上限に達して働けなくならないよう、線量計を置いて現場で作業した人がいると紹介、「頑張ってくれた現場の人は尊い」などと述べていた。

事故直後は線量計が不足し、個人に1台でなくグループに1台になったケースは明らかになっている。一方で東電は、あえて置いて作業した事例については 「把握していない」とし、24日段階では「現時点で調査は必要ない」としていた。要請を受け、調査方法を検討するという。(佐々木英輔)

原発:40年超は安全評価踏まえ継続判断 班目委員長

班目春樹・原子力安全委員会委員長

班目春樹・原子力安全委員会委員長

運転開始から40年を超える原発について、内閣府原子力安全委員会の班目春樹委員長は25日、政府が新たに実施する安全評価(ストレステスト)の結果を踏まえたうえで運転継続を判断すべきだとの認識を示した。

運転開始から30年超の原発については、電力各社が10年ごとに原子炉圧力容器の劣化などを評価したうえで管理方針を経済産業省原子力安全・保安院に提出するなど、これまでは保安院が認可すれば、運転が継続できた。

班目委員長は同日の会見で「今までは安全基準を満たせばそれ以上は考えないところを今回、ストレステストでどれだけ(安全性に)余裕があるかもチェックする。そういうのもみて、むしろ総合的に判断されるべきだ」と述べた。

関西電力は22日、来年7月に運転開始から40年となる美浜原発2号機(福井県美浜町、加圧水型、50万キロワット)の継続運転は技術的に可能と する報告書を国に提出。枝野幸男官房長官は「最終的な判断まで1年ある。この間にストレステストの2次評価などもある。そうしたことを踏まえ、一義的には 保安院、そして原子力安全委員会でしっかりと検証したい」と述べている。【岡田英】

毎日新聞 2011725日 1851分(最終更新 725日 2259分)

細野氏、組織改編の権限掌握「今一番大事なのは『廃炉』に向かってどういうビジョンを描くかだ」

2011.07.25 12:50:00

自由報道協会主催の会見で語る細野豪志原発担当相  細野豪志原発担当相は、2011722日に行われた自由報道協会主催の会見で、来年4月にもスタートする原子力の規制機関の組織改編について、「原子 力安全・保安院と原子力安全委員会の2つの機関があることで責任体制が若干不明確になっている」と現状の問題点をあげ、「(保安院と原子力安全委員の)統 一化をしたら責任体制を明確にし、権限も強化する」と語った。組織のあり方としては「委員会的な要素を残してすべて公開で自由にものが言えるような専門家 にいていただく」と開かれた組織とする考えを披露。「2つあることによる弊害を取り除いて、プラスになる部分は残すような組織改変を目指す」と意欲を語っ た。

担当大臣が分かれていた原子力委員会と原子力安全委員会の2つを同時に所掌することになった点については、「今まさに一番大事なのは廃炉に向かっ てどういうビジョンを描くかだ」と直面する課題を示した上で、「短期的な安全の問題については原子力安全委員会の能力をフルに活かし、廃炉に向かってこの 問題を解決するという意味では原子力委員会の力を活かし、両方の力を結集して問題解決に向けて努力する」と両組織に期待する役割を述べた。

また、海江田万里経産相について「保安院といろいろ緊張関係を持ちながらがんばってやっておられるけれども、(海江田経産相は)組織のトップなの でこの組織を中から変えるというのは簡単なことではない」との見解を示し、一時会見などで「経産省自身の手で独立性を高めていく」と述べていた海江田経産 相を牽制。「私の役割として、海江田大臣との違いとして、しっかりやっていきたい」と原子力の規制機関の組織の改編は細野原発担当自らの手で行うことを強 調した。

■細野豪志原発担当相とニコニコ動画記者(七尾功)とのやりとり

七尾記者の質問に答える細野原発担当相七尾記者:  細野大臣は17日のNHKで「保安院についてエネルギーの安定供給を念頭におきながら規制をしないといけないという自己矛盾を抱えている」と発言されま したが、一方で内閣府においても原子力政策を推進する立場の「原子力委員会」と規制する立場の「原子力安全委員会」が大臣のもとにあります。これも経産省 と同じ問題を抱えているのではという指摘がありますが、この点いかがお考えでしょうか

細野原発担当相: 私が原子力委員会と原子力安全委員会を両方所掌しているのがどうなのかというお話ですが、確 かにこれまでは内閣府の中にこの2つの委員会が存在をしてきた中でそれぞれ担当大臣を分けてきたんですね。今回、全部確認しきってませんけれども両方兼ね るというのは珍しいことは間違いありません。この2つとも持つということになりましたのは、まさに今生じている特殊な事情に鑑みて原子力の専門家の英知を 集めたほうがいいだろうという、そういう菅総理の判断があったというふうに考えています。

それぞれの役割を少し整理して申し上げたいんですが、原子力安全委員会はもちろん安全サイドに立って様々な助言をする、ダブルチェックといわれま すが、そういう機関ですからどちらかというとブレーキ役をやるわけですね。原子力委員会は長期的な原子力のビジョンをつくるという役割がありますので、そ ういった意味では確かにこれまでは原子力を進めるという立場でやってきたんですが、もうひとつ原子力委員会で非常に重要な役割があって、それは長期的に原 子力に関して取り組まなければならないことについてビジョンを出すという、こういう役割があるわけです。

そういう整理をしたときに今の原子力の問題で長期的に一番取り組まなければならない問題はなんでしょうか。これは明らかに廃炉に向かってしっかり やることなんですね。ですから私のほうで原子力委員会の近藤駿介委員長に対しては長期的なビジョンをつくってもらいたいと。もちろん長期的なビジョンには エネルギーの供給についての様々な考え方もあるんだけれどもそれよりむしろ今、より優先順位が高いのはですね、もちろんエネルギーの安定供給大事なんです よ。大事なんですけれど今まさに目の前で一番大事なのは廃炉に向かってどういうビジョンを描くかだと。さらには原子力委員会は例えば六ヶ所村の問題とか高 速増殖炉とかそういうことも扱うんですけれども、そのことにお金をかけるよりは今はむしろこちらのロードマップ、長期的なものをつくるほうを優先すべきだ ということを要請をして今、原子力委員会はそういうことにもっとも力を入れて検討していただいています。ですから短期的な様々な安全の問題については原子 力安全委員会の能力をフルに活かし、廃炉に向かってこの問題を解決するという意味では原子力委員会の力を活かして、両方の力を結集して問題解決に向けて努 力すると。これは今の私の考え方です。ですからそこは現段階においては矛盾を感じていません。

七尾記者: 保安院と原子力安全委員会の統合について検討されるとのことですが、そうしますとその新たな機関を第三者的にチェックする別の組織というのは念頭にありますでしょうか。

細野原発担当相: 保安院と原子力安全委員会を統合した場合に機関がひとつになりますから、そこは他のいろんな 意見が反映しにくくなるのではないか、そういうご質問ですよね。そういうご批判は確かにあります。ただ逆に2つ機関があることで責任体制が若干不明確に なっているところがあるのも事実なんですね。例えば原子力安全委員会で今検討しているのは「安全設計審査指針」というベースになる原子力の安全の基準をつ くっています。ただ原子力安全委員会がつくるこの指針に基づいて保安院がやらなければならない法的な義務があるかというと、そういう体制にはなっていない んです。原子力安全委員会がつくるこの指針を、言うならば斟酌をして、それぞれ例えば保安院がいろいろ政省令を出していたり、いろんな基準をつくっていた り、今は例えば緊急安全対策をやったり、ストレステストをやり始めていますが、それらをやるという形になっていて、この2つの責任体制が非常に不明確に なっているんですね。私はここは統一化をしたら責任体制は明確にしたいと思っています。権限も強化します。そのことによって基準を作ったら、それが守られ ているかどうかも一元的に確認をすることでしっかりと安全をそれこそ責任をもって確保できる体制を整えたい、これがまず第一なんですね。その上で残された 課題は、今、七尾さんがいったように、じゃあ自由にものが言える、セカンドオピニオン、さらにはサードオピニオンが出てくるような規制機関のあり方の方が いいのではないか。そこは私も配慮したいと思っています。

ですからひとつの組織を作るとしてもそこに何らかの委員会的な要素を残して、そこはもうすべて公開で自由にものが言えるような専門家にいていただ くと。そのことによって例えば新しくできる規制機関が万々が一誤った方向に行きそうになった状況になったのであれば、しっかりとそこで違う意見が出てきて 国民の皆さんがおかしいなということに気づいていただけるような、そういう組織づくりは心がけていきたいと思っています。ですから2つあることによる弊害 を取り除いてプラスになる部分は残すような組織改変を目指していきたいということでございます。

■細野大臣の組織と海江田大臣の組織の棲み分けについて

七尾記者: 細野大臣の組織と海江田大臣の組織の棲み分けというか関係について教えてください。

細野原発担当相: 私が大臣になって3週間くらい経ったかと思うんですが、役割はもう明確になってきたと思って います。まず東京電力の福島原発の収束は、これは私の担当ですので。経済産業省にかかわる保安院の皆さんにも協力をしていただいてますし、例えば健康の問 題なら厚生労働省、文部科学省、モニタリングならばまた様々な省庁の皆さんに協力をしていただいて私のもとでやるという体制が整いました。ですからそこは ひとつ大きな役割分担として明確になっているところですね。

そしてもうひとつ役割としてやはり私がやっていかなければならないのは、ちょうど先ほど申し上げた部分ですけれども原子力の規制機関の組織の改 編。これは海江田大臣ももちろん保安院の皆さんといろいろ緊張関係を持ちながらがんばってやっておられるけれども、やはり組織のトップですから、この組織 を中から変えるというのは簡単なことじゃありませんので。私は組織の外にいるだけに保安院をどう切り離して新しい組織をつくっていくのかということについ て、比較的そこは柔軟に私なりのいろんな知見をいただいた上で判断をして行うことができるようになっていますから、わたしの役割として海江田大臣との違い として、しっかりやっていきたいと思っています。

(七尾功)

1次評価に1~2カ月 ストレステストで保安院が見通し

2011/07/25

経済産業省原子力安全・保安院は22日、原子力発電所で実施するストレステスト(裕度評価)について、事業者による1次評価に 1~2カ月かかるとの見通しを明らかにした。事業者の評価結果を保安院と原子力安全委員会が評価する必要もあるため、定期検査中の原子力プラントを今夏中 に再稼働させるのは極めて困難であることがわかった。

22日の自民党経済産業部会(会長=西村康稔衆院議員)で保安院が説明した。保安院はこれまで1次評価の期間を明示していなかった。 (本紙1面より)

東日本大震災:原子力防災重点地域圏外の市町村5割超が独自策--毎日新聞調査

 ◇「財政支援を」75%

東京電力福島第1原発事故での放射性物質による汚染が、国の原子力防災指針で定める防災対策重点地域(EPZ、原発から半径8~10キロ圏)を超 えて拡大した事態を受け、EPZ圏外にあたる半径10~30キロ以内の自治体のうち55%が放射線測定器の購入や地域防災計画の見直しなど独自の防災対策 に着手していることが、毎日新聞の調査で分かった。EPZ圏外の自治体には原子力防災への国の財政支援はないが、指針改定など国の対応が遅れる中、住民の 不安解消のため、EPZ並みの対策を先行せざるを得ない実態が浮き彫りになった。

調査は福島第1、第2原発を除く各地の原発から半径30キロ以内に位置する全国116市町村を対象に7月上旬~中旬に実施。98自治体(回答率84%)から回答を得た。

福島第1原発事故では大量の放射性物質によって汚染がEPZを超えて拡大、半径20キロ圏が「警戒区域」、半径20~30キロ圏の大半が「緊急時 避難準備区域」に指定された。30キロ圏外でも放射線量の高い地域で「計画的避難区域」が設けられた。だが、EPZ圏外ではもともと避難計画がなかったう え、防災機器の配備も不十分で、事故後、自治体や住民の混乱を招いた。

福島第1原発事故後、EPZ圏外で回答のあった全国60自治体のうち、避難計画などを定める地域防災計画について「原発事故を新たに想定した見直 しを検討中」と答えたのは25自治体。放射線測定器や防護服の購入など原発事故に備える補正予算を計上した、もしくは計上する予定の自治体も20に上っ た。地域防災計画見直し、補正予算計上のいずれかに取り組んだ自治体は計33自治体で、EPZ圏外の半数以上の自治体が独自の原発事故対策を進めていた。

一方、60自治体のうち国に防災指針の早急な改定を求める自治体が95%、財政支援を求める自治体が75%に上った。EPZの適切な範囲について は回答した全98自治体のうち、半径30キロ以内と答えた自治体が31で最多。半径20キロ以内は12、半径40キロ以内は1、半径50キロ以内は4で、 ほぼ半数が拡大を求めた。【徳野仁子、鳥井真平】

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■ことば

 ◇防災対策重点地域(EPZ)

国の原子力防災指針で、原子力災害時に影響が及ぶ可能性があり、事前の重点的な防災対策を求める範囲として定められている。EPZは 「Emergency Planning Zone」の頭文字。国の原子力安全委員会が80年に定めた防災指針では、79年の米スリーマイル島原発事故な どを考慮し、半径8~10キロ以内が対象。避難計画の策定などを求め、自治体も地域防災計画を定める。

毎日新聞 2011726日 東京朝刊

クローズアップ2011:EPZ圏外自治体 指針改定遅れに不満

東京電力福島第1原発事故を受けて、国に頼らず自治体レベルで独自の原発事故対策を進める動きが全国で広がっている。国は、防災対策重点地域 (EPZ)を原発から半径8~10キロと定めた現行の原子力防災指針の見直しに着手したが、「今年度中に一定の結論を出したい」(班目春樹・内閣府原子力 安全委員長)との方針で、早急な指針改定を求める大半の自治体とは深い溝がある。原発周辺の自治体の防災計画を根底から覆した今回の事故を受け、国の対応 の遅れに対する自治体の不満は大きく、原発の再稼働には住民の理解と不安の解消が欠かせない実態も浮かんだ。【徳野仁子、鳥井真平】

 ◇専門職員採用/県境超え連絡会議

今月1日、福岡県糸島市は原発の専門知識を持つ男性を防災対策専門の嘱託職員として雇用した。市役所は九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)から東へ約33キロに位置し、EPZ圏外のため、原子力防災を担う部署はなく、原発の知識を持つ職員もいなかった。

福島第1原発事故以降、市民から原発などへの問い合わせが相次ぎ、「市民の疑問に正確に答えられる職員が必要だった」(同市危機管理課)という。 嘱託職員になった貞包(さだかね)健一郎さん(64)は、原発メーカーの技術者として福島第1原発の建設に携わり、第1種放射線取扱主任技術者の資格を持 つ。隣接する福岡市に住んでいた縁で、「自分の経験を役立てたい」と、応募したという。

貞包さんは今後、市民講座や地域防災計画改定などの業務に就く。「原発や放射性物質について分かりやすく伝え、市民の不安を払拭(ふっしょく)し たい」と話す。糸島市はこのほか、避難に支援が必要な高齢者の実態把握の費用などを含む計920万円を、今年度一般会計補正予算に計上した。

EPZ圏内の防災対策には、国から該当する道府県に「放射線監視等交付金」「緊急時安全対策交付金」が支出されており、昨年度は全国で計約80億 円に上った。交付金は主にEPZ圏内の市町村で使うように限定されているため、EPZ圏外の自治体は、独自に対策費を捻出する必要がある。

アンケートでも早急な指針改定と国による財政支援を求める声は圧倒的だ。福井県の原発に近く、放射線測定器や防護服の購入などのため約340万円の補正予算を組んだ滋賀県高島市は「国は早急に防災指針の改定を進め、対策費用の補助を検討してほしい」と訴える。

原子力防災をめぐり、府県レベルの独自対策も活発化している。京都府は震災後、EPZと同様の対策をとる地域を独自に原発から20キロ圏へ拡大。 放射線量を測定する移動式モニタリングポストの稼働台数を10台増やし、原子力災害時に最初に被ばく患者を受け入れる医療機関を5病院から16病院に広げ た。鹿児島県も20キロ圏、長崎県は30キロ圏への拡大を検討している。

県境を超えた取り組みも進む。中国電力島根原発(松江市)の30キロ圏内には鳥取県の一部も含まれている。両県と30キロ圏内の8市町は5月に原 子力防災連絡会議を設置し、災害時の住民避難計画について具体的な検討を始めた。鳥取県危機対策・情報課は「国のEPZ見直しは時間がかかりそうだ。一番 大事なのは県民の安全だと考え、検討を始めた」と話している。

 ◇現状への不安大きく

毎日新聞のアンケートに答えた98自治体のうち、EPZの適切な範囲を「現行のままでよい」と答えたのはわずか1自治体(北海道共和町)。福島第 1原発事故で、国が半径20キロ圏を住民の立ち入りを制限する警戒区域に指定したことなど、事故の影響範囲の広がりを受け、「現状のままでは(事故に)対 応できない」(京都府伊根町)と不安を訴える自治体が多かった。また、現在の原子力防災指針で同心円状の範囲を設定している方法に疑問を示す自治体も目 立った。

定期検査で停止中の原発再稼働については、アンケートの配布後に政府が原発の安全評価(ストレステスト)の実施を発表した。集計では全体の66% にあたる65自治体が「条件が整うまで再稼働すべきでない」と回答。再稼働の可否は安全評価の結果に影響されるが、22自治体は再稼働の条件として「住民 への十分な説明」を挙げ、住民理解が重要な課題になっていることが明らかになった。

一方、3割を超える30自治体は、再稼働への回答を避けた。「政府の原子力政策は一貫性が感じられず、方向性が見えない」(青森県東通村)など、戸惑う声が上がった。

北海道電力泊原発(泊村)に近い共和町は「国が実施する定期検査で、国が安全を確認できたのなら稼働することに問題はない」と唯一、無条件で再稼 働を容認。一方、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)周辺の焼津市と吉田町は再稼働に明確に反対し、「人間がコントロールできない限り、原発は再稼働すべ きではない」(焼津市)と訴えた。

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 ◇各自治体からの国の原子力防災体制への声◇

<EPZの適切な範囲>

◆国の指針が示されず判断できない(鹿児島県薩摩川内市*)

◆地形や気象状況を踏まえ科学的根拠に基づいた範囲にすべきだ(長崎県佐世保市)

◆範囲の検討も必要だが世界的に誇れる安全な原発を目指すべきだ(福井県美浜町*)

◆現行の範囲は現実的ではない(石川県中能登町)

<停止中の原発の再稼働>

◆住民へ十分な説明を行う必要がある(鹿児島市)

◆現段階では再稼働の容認に対し否定的(佐賀県唐津市*)

◆原発の安全神話は崩れた(京都府舞鶴市*)

◆ストレステストは書類上のチェックで不十分(滋賀県高島市)

◆30年以上経過した原子炉は廃炉にすべきだ(福井県南越前町*)

◆二度と想定外は許されない(茨城県常陸太田市*)

◆原発は一つのミスも許されない。安易な再開は避けるべきだ(茨城県常陸大宮市*)

◆再稼働の議論の前に、安全対策を優先してほしい(新潟県上越市)

◆地震・津波対策など今後の余震に対応した対策を講じないと不安だ(宮城県南三陸町)

<政府への要望>

◆EPZ圏外の自治体は無防備な状態。防災対策を講じてもらいたい(佐賀県伊万里市)

◆原発事故を検証し、防災指針見直しに反映すること(福井県敦賀市*)

◆(1)広域避難計画(2)放射線量測定の統一基準(3)食や環境の安全指針策定(福井県鯖江市)

◆原子力施設の安全基準の抜本的な見直し(茨城県東海村*)

◆原子力、放射線に関する教育の充実(茨城県鉾田市*)

◆とにかく分かりやすくしっかりやれ!(新潟県刈羽村*)

◆最高の技術を結集し、徹底した安全対策を実施してほしい(新潟県上越市)

◆原発事故発生時は直ちに情報を関係自治体と住民に提供すること(青森県むつ市*)

※毎日新聞実施のアンケートより主な意見を抜粋。*はEPZ圏内(原発から半径8~10キロ以内)に全域または一部が入る自治体

毎日新聞 2011726日 東京朝刊

避難勧奨「地点でなく地区に」 東電にむしろ旗で抗議

福島第一原発事故による特定避難勧奨地点をめぐり、東京電力本社前で抗議する福島県伊達市の住民たち=25日午後2時29分、東京都千代田区、日吉健吾撮影

局所的に放射線量が高い「特定避難勧奨地点」に設定された福島県伊達市の住民と、設定されていない住民計103人が25日、経済産業省や東京電力などを訪れ、対象を地点ではなく地区にすることや、十分な補償を要望した。

東電では代表4人が同社幹部と面会。本社前では5歳の女の子から80代のお年寄りが並び、「頑張れと言われても限界」などと書いた“むしろ旗”を掲げた。

参加した渡辺すみ子さん(61)は、自宅も近くに住む息子家族も対象外。息子には中1と中2の娘がいる。「幼い子がいるほかの世帯は線量の値が低くても設定された。中学生だって子どもなので、何とかしてほしい」と訴えた。

地区全体の避難指定を要望 伊達の勧奨地点の住民

2011/7/26 1:31

 東京電力福島第1原発事故を受け、一部世帯が特定避難勧奨地点に指定された福島県伊達市霊山町の上小国地区と下小国地区の住民代表が25 日、経済産業省を訪れ、両地区全体を避難の対象に指定するよう求める要望書を海江田万里経産相に提出した。住民代表によると、経産相は明確な返答をしな かったという。

住民側は、通学や買い物などで日常的に放射線量の高い区域を通過するとし、原発事故が収束し除染できるまで希望する全住民の避難を求めた。住民代表は東電も訪れ、速やかな補償を求めた。〔共同〕

最新ニュース

避難勧奨地点住民、東電に補償求める要望書

< 201172521:38 >

福島第一原子力発電所事故の影響で局地的に放射線量が高い「特定避難勧奨地点」に指定された福島・伊達市の住民が25日、東京・千代田区の「東京電力」本店を訪れ、補償などを求める要望書を手渡した。

東京電力本店を訪れたのは、特定避難勧奨地点に指定された伊達市の上小国地区と下小国地区の住民代表者5人。住民側は、速やかな補償や除染活動などを求め る要望書を東京電力・広瀬常務に手渡し、風評被害についても早急に対策を取るよう求めた。また、「特定避難勧奨地点に指定されても東京電力関係者は誰も来 ず、誠意がない」などと東京電力の対応を批判した。

これに対し、広瀬常務は「まずは原発事故をしっかり収束させ、補償や除染活動についても一生懸命あたっていきたい」などと述べた。

福島第1原発:「避難勧奨地点」住民 早期補償など訴え

東京電力本店前でシュプレヒコールを上げる福島県伊達市霊山町の上小国地区と下小国地区の住民ら=東京都千代田区内幸町1で2011年7月25日、池田知広撮影

東京電力本店前でシュプレヒコールを上げる福島県伊達市霊山町の上小国地区と下小国地区の住民ら=東京都千代田区内幸町1で2011年7月25日、池田知広撮影

局所的に放射線量が高く、住居単位で「特定避難勧奨地点」に指定された福島県伊達市霊山町の上小国(おぐに)地区と下小国地区の住民約110人が25日、文部科学省や東京電力本店(東京都千代田区)を訪れ、地点の見直しや早期の補償を訴えた。

東電本店前では、住民が「小国の水・土・空気を返せ」などと書かれた横断幕を掲げ、「社長出てこい」と声を上げた。地区の代表者が「国に判断を丸 投げせず、誠意をもって補償して」と要望すると、東電の広瀬直己常務は「事故を早く収束させ、加害者としてしっかり対応したい」などと応対した。

下小国から祖母の佐藤ナオ子さん(72)らと訪れた伊達市立掛田幼稚園に通う未羽(みう)ちゃん(5)は、家が同地点に指定されたが、仲の良い友 達は指定されなかった。美羽ちゃんは東電前で、「ともだちとそとであそびたい」と書いた画用紙を掲げた。下小国区民会役員の直江市治さん(62)は「『地 点』ではコミュニティーがばらばらになってしまう。国は面でとらえた『地域』に見直してほしい」と話した。

毎日新聞 2011725日 2018分(最終更新 725日 2126分)

避難勧奨地点“地域全体を”

避難勧奨地点“地域全体を”

7251749動画あり

福島県伊達市の小国地区の住民が、25日、海江田経済産業大臣を訪れ、局地的に放射線量が高い場所があるとして一部の世帯が「特定避難勧奨地点」に指定されていることに住民は困惑しているとして、地域全体の指定に変更するよう要望しました。

伊達市小国地区は、避難の目安となる放射線量を局地的に超えるところがあり、政府は、地区にある 427世帯のうち86世帯を「特定避難勧奨地点」に指定しました。しかし、地区の一部の世帯だけが指定されたことに、住民の間から、子どもの健康への不安 を訴える声や、地域がバラバラになるなどの意見が出されています。この問題を巡って住民の代表が、25日、海江田経済産業大臣を訪れ、「子どもたちの安心 のためにも、子どものいる世帯は地点に指定してほしかった」などと述べ、1世帯ごとでなく、地域全体の指定に改めるよう要望しました。これに対し、海江田 大臣は要望にどう対応するか検討したいという考えを示したということです。会談のあと、下小国区民会長の佐藤好孝さんは「われわれの要望に対して、大臣か らはいろんな考え方をしていきたいという話があったので、要望に来た効果があったのではないかと思っている」と話していました。

「避難勧奨、地域内で統一して」 福島県伊達市住民が経産相に要望

2011.7.25 16:42

海江田経産相(右端)に要望書を手渡す、福島県伊達市霊山町の上小国地区と下小国地区の住民代表ら=25日午後、経産省

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海江田経産相(右端)に要望書を手渡す、福島県伊達市霊山町の上小国地区と下小国地区の住民代表ら=25日午後、経産省

東京電力福島第1原子力発電所事故の影響で、一部地域が国の特定避難勧奨地点に指定された福島県伊達市の小国地区の代表者が25日、海江田万里経済産業相と会談し、隣近所でも指定がまばらな避難勧奨地点を、避難勧奨地域に変更することなどを求める要望書を提出した。

要望書では、ほかに(1)妊婦や子供のいる世帯を優先的に避難、希望する全住民の避難(2)小国地区全世帯の測定結果の公表(3)避難の補償を明示(4)小国地区全体の除染(5)被曝(ひばく)に関する健康診断(6)早期の損害賠償ーを求めている。

菅野康男・上小国区民会長ら代表者は「住民すべてが困惑しており、地域コミュニティーを破壊する恐れがある」と訴えた。住民側には、地区全体で統一された対応を求めることで混乱を避けたい思いがある。

同地区では放射線量が局地的に高い「ホットスポット」が点在しており、一部の積算線量が年間20ミリシーベルトを超えると推定されている。

特定避難勧奨地点は、地域全体では避難レベルの放射線量を超えていないが、局地的に高い場所があるケース。政府と自治体が世帯ごとに指定し、注意を呼びか けたり避難を支援する。避難は各世帯の判断に委ねられる。隣近所でも避難にあたり支援に差が生まれるとして、コミュニティーに動揺を呼んでいる。

避難勧奨・霊山町住民が国、東電に要望

201107251808分配信

特定避難勧奨地点に指定された伊達市霊山町小国地区の住民らが25日、国会や東京電力を訪れ、指定の見直しや補償を要望した。

要望活動を行ったのは、小国地区の住民約100人で、同じく国の避難指定を受ける月舘町相葭(あいよし)地区の代表者も参加した。

手作りのプラカードを手に東京電力本社前でシュプレヒコールを繰り返した一行は、補償や支援を早急に実施するとともに、除染や健康管理対策を東京電力の負担で行う事を要望した。

これに対し東京電力の広瀬常務は、「加害者としてまずは事故の収束を図るとともに、補償や除染対策もしっかりと詰めていきたい」と答えた。

一方、経済産業省では海江田大臣に対し、避難の指示を世帯ごとではなく地域全体として指定することや、避難を希望しない世帯に対しても補償を行うよう強くめた。

特定避難勧奨地点に指定された世帯には公営住宅など避難先があっせんされるほか、今後、補償の対象となる可能性があるが、指定されなければ仮に避難する場合も自費となるなど、支援に大きな差が出ることになる。

汚染水浄化 新装置が原発へ

汚染水浄化 新装置が原発へ

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東京電力福島第一原子力発電所では、収束作業の要となっている汚染水を浄化する設備でトラブルが相次ぐなか、来月に運転開始を目指す国産の新たな浄化装置が、26日、福島第一原発に到着します。

「SARRY」と呼ばれる国産の新たな浄化装置は、円筒形のタンク14台で構成されていて、中に 入っている鉱物によって、汚染水のセシウムなどを元の100万分の1ほどに減らす設計になっています。この浄化装置は、25日夕方、第一陣のタンクなどの 部品を乗せた船が福島県いわき市の小名浜港から出港し、26日、福島第一原発に到着する予定です。福島第一原発では、汚染水の浄化設備のうち塩分を取り除 く装置が24日から25日にかけて故障するなどトラブルが相次いでいて、最新の稼働率が53%と最終目標の90%を大きく下回っています。東京電力は、新 たな浄化装置を今あるものと併用したり、補助的に使ったりする予定で、今後、2度に渡って残りのタンクなどを福島第一原発に運び、来月上旬の運転開始を目 指しています。

浄化設備故障 原因は設定ミス

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東京電力・福島第一原子力発電所で、汚染水の浄化設備のうちの塩分を取り除く装置が24日から故障していた問題で、故障の原因は、タンクの設定ミスだったことが分かり、東京電力は25日午後、設定をし直したうえで装置の通常の運転を再開しました。

福島第一原発では、汚染された水を浄化する設備のうち、放射性物質を取り除いたあとに塩分を除去す る装置で24日昼前、ポンプの異常を知らせる警報が鳴り、装置は自動停止しました。東京電力の調べで、故障の原因は、ポンプにつながっているタンクの水位 を誤って、低く設定していたためだったことが分かりました。東京電力は、タンクの設定をし直したうえで、25日午後1時、通常の運転を再開しました。福島 第一原発では、先月下旬から汚染水を増やさずに原子炉を冷やす「循環注水冷却」のシステムが稼働していて、国と東京電力は、19日、原子炉などの「安定的 な冷却」に到達したとする評価をまとめましたが、設定ミスなどで故障が相次いでいます。東京電力は「浄化設備全体がまだ安定的に稼働できていないので、信 頼性の向上が必要だ」としています。

福島第1原発:ろ過ポンプ停止の原因は空気流入

 東京電力は25日、福島第1原発の汚染水浄化システムが24日に一時停止した問題で、システム内の砂ろ過装置のポンプが止まったのは、ポンプ内に 空気が入り込んで流量が低下したためだったと発表した。東電によると、ポンプで水を取り込む際に、水槽の水位設定が誤っていたためとみられる。24日正午 に装置が停止してから約7時間半後に予備機を使って汚染水処理を再開したが、25日午後1時に復旧した。

また、東電は8月中に汚染水浄化システムを増強することも明らかにした。現在の浄化装置に、汚染水を蒸発させて淡水化する装置を8台設置する。【鳥井真平】

毎日新聞 2011726日 237

汚染水浄化システムに新装置を設置へ

< 20117261:40 >

「東京電力」は、福島第一原発でトラブルが続いている放射性物質を含む汚染水の浄化システムに、新たな水処理装置を加えて安定した運転を目指すことを決めた。

福島第一原発では現在、汚染水を浄化して原子炉を冷やすのに利用するシステムが稼動している。しかし、これまで装置のトラブルが断続的に起きていて、24日も塩分を取り除く装置が故障して25日昼過ぎに復旧した。

これまでの汚染水の処理量が当初の想定を大幅に下回っていることから、「東京電力」は塩分を取り除く装置を新たに5台設置して処理能力を高めることにした。27日にも試運転を行い、来月上旬には本格稼働を目指すという

淡水化装置が復旧=ポンプに空気混入か―福島第1原発

201172616

福島第1原発事故で、東京電力は25日、フィルター用ポンプの故障で処理能力が低下していた汚染水処理システムの淡水化装置が同日午後に復旧し、淡水の生産量が毎時10トンから20トンに回復したと発表した。

東電によると、同装置は24日、砂を取り除くフィルターの目詰まりを洗い流すポンプが故障して停止。生産量の少ない予備装置で淡水化処理を進めていた。

調査の結果、ポンプ内に空気が混入していたことが判明。淡水化装置に水を取り入れるタンクの水位計の設定が低く、取り入れ時に水と一緒に空気を取り込んでいたのが原因と分かった。

[時事通信社]

【原発】浄化装置が現地へ 「淡水化装置」は復旧(07/26 00:05)

福島第一原発の汚染水浄化システムで不具合が見つかった淡水化装置が復旧しました。不安定な浄化装置の「救世主」も現地入りします。

東京電力は、予備機で運転を再開して原因を調査したところ、装置を洗うためのポンプに空気が入り、圧力が低下していたことが分かったということです。空気を取り除くことで処理能力が回復し、25日午後に通常運転に戻っています。
 一方、東芝などが開発した「サリー」がいわき市の港を出て、26日朝に現地に到着します。放射性物質の濃度を100万分の1以下に下げる能力があるとされ、東京電力は、不安定な運転が続くシステムの稼働率を向上させるため、来月上旬にも試運転に入りたいとしています。

撮影:東京電力

福島第1、淡水化装置を増設 汚染水の処理拡大へ

2011/7/25 21:45

 東京電力は25日、福島第1原子力発電所で汚染水の塩分を除去する淡水化装置を増設し、27日にも試運転を始めると発表した。放射性物質の除去に使う東芝製の装置も搬入する。装置の増強で汚染水の処理量を増やし、原子炉の冷温停止につながる冷却水の安定供給を図る。

増設する淡水化装置は、原発の敷地内に5台設置した。試運転後、8月上旬から本格稼働する。既存の装置は24日にトラブルで停止し、処理量 が約半分に一時減少。汚染水の処理がうまく進まず、原子炉に注水する冷却水の確保が難しくなっている。増設した装置が動けば汚染水処理が進み、注水量も増 やせるようになる。

一方、東芝製の装置はすでに稼働している放射性物質を取り除く米仏の装置と併用して利用する。26日から装置の一部を搬入し、試運転を経て8月上旬の稼働を目指す。浄化システムは相次ぐトラブルで稼働率が低迷しており、東芝製装置の稼働で処理能力の向上につなげる。

また東電は2224日に原子炉建屋の上空で小型無人ヘリコプターを使って採取したちりの分析結果を公表した。2号機では放射性セシウムを検出したが基準値以下。1、3号機では検出できなかった。

福島第1原発事故 汚染水浄化システムの強化のための新装置が26日に現地到着へ

福島第1原子力発電所では、トラブルが相次ぐ汚染水の浄化システムの強化のために、新たな浄化装置が26日、到着する予定となっている。
25
日午後5時ごろ、東京電力は「あす(26)朝、福島第1原発の物揚げ場に陸揚げする予定です」と話した。
汚染水の浄化システムは現在、アメリカとフランスの装置を組み合わせて処理しているが、稼働率が目標に達しないなどのトラブルが相次いでいる。
東京電力では、汚染水の処理を強化するため、東芝製の「サリー」という装置を26日に搬入し、8月上旬の運用開始を目指したいとしている。
一方、来日しているIAEA(国際原子力機関)の天野事務局長が25日、福島第1原発を訪問した。
天野事務局長は、東京電力の小森常務や第1原発の吉田所長らと意見交換を行ったあと、1号機から4号機の建屋や、仮設貯蔵タンクなどの周辺を視察したという。

(07/25 21:30)

東日本大震災:福島第1原発事故 浄化停止、塩分除去装置内のポンプ停止が原因

 東京電力は25日、福島第1原発の汚染水浄化システムが24日に一時停止したのは、汚染水から塩分を取り除く装置内の砂ろ過装置で水を循環させる ポンプが停止したためだったと発表した。原因を調べている。東電によると、ポンプは24日正午ごろ、内部を流れる水の圧力が低下したため装置の警報が鳴 り、自動停止した。約7時間半後に予備機を使って汚染水処理を再開したが、ろ過装置の処理能力は毎時50立方メートルから約半分に下がるという。【鳥井真 平】

毎日新聞 2011725日 東京夕刊

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