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静岡・本山茶から規制値上回る放射性セシウム
静岡県は9日、静岡市葵区の本山茶の製茶から、国の暫定規制値(1キロ・グラム当たり500ベクレル)を上回る679ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。
生茶葉を乾燥させた荒茶の生産量日本一の同県内で、規制値を超えるセシウムが検出されたのは初めて。県は出荷自粛を要請する方針。
《茶況》 県産一番茶の取扱数量1376トン、前年比8%減 静岡茶市場
2011年5月26日
静岡市葵区の静岡茶市場が25日にまとめた県内産一番茶の取扱数量は1376トンで、前年比8%減、前々年比17%減となっている。同茶市場は中山間地物の取引が多く、今季の県内の中山間地での生産量は前年の9割以上は確保できたとみられる。
前年より減産と見込まれる要因に、同茶市場の担当者は「適期での摘み取りが進められたことと、低温、雨不足で芽伸びが抑えられたことが響いた」とみている。
1キロ当たりの平均単価は2337円。前年比14%安、前々年比6%高となっている。今季は前々年に比べて数量が17%少ないのに、単価は6%高にとどまる。
茶葉需要の低迷が背景にあるとみられ、同茶市場では、東日本大震災に伴う購買意欲の減退も、仕入れ抑制につながったとみている。
静岡地区で生産される本山茶の品質評価について、買い手は「前年より形、味とも良い」「やや渋味は感じたが、ミル芽(若い芽)感があった」と話している。 (松本利幸)
袋井・森 茶商は二番茶に向けて情報収集をしている。
掛川・小笠 産地問屋は発送作業とともに、二番茶に向け情報収集に努めている。
島田・金谷 二番茶を控え、茶農家は整枝や肥培など茶園管理に努めている。
川根 茶園では施肥や防除など一番茶摘採後の茶園管理が進んでいる。
島田・金谷 産地問屋は仕上げ加工とともに二番茶に向け情報収集に努めている。
川根 茶農家は二番茶に向け、すそ刈りなど茶園管理に努めている。
牧之原 産地問屋は消費地に出向き、新茶販売実績を確かめている。
藤枝 藤枝茶流通センターに一番茶が約750キロ入荷した。相場はもちあい。蔵田茶農協があと1、2回製造し、個人農家はかぶせ茶を生産している。
▽静岡茶市場(県内約4100キロ、県外約4900キロ。キロ・円)
県内平均 1692
県外平均 1068
▽鹿児島県茶市場(煎茶約1万キロ。キロ・円)
平均 1007
高値安値 8510 489
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セシウム6〜7割除去可能…海水浄化装置稼働へ
東京電力は9日、電源ケーブルの交換で準備が遅れていた、福島第一原子力発電所の専用港内で、放射性セシウムを含んだ海水を浄化する装置の運転を始めると発表した。
装置は、微細な穴が開いた鉱物のゼオライトを吸着剤に使い、ポンプで海水を通すとセシウムを60〜70%除去する。1時間に30トンの処理能力がある装置を2台設置する。
当初は1日に運転開始の予定だったが、300〜400メートルある電源ケーブルに不具合が見つかり、交換のため運転が遅れていた。
港内では現在、海水中の放射性物質が外海に出ないようシルトフェンスをはっているが、装置の運転でより積極的に浄化を進める。
4/29 放射線測定マップ 左 地面 右 セシウム
社説:放射線量の不安 もっとモニタリングを
首都圏の住民の間でも居住地域の放射線量への不安が広がってきた。
原発事故の際、離れた場所でも局地的に汚染度が高い「ホットスポット」と呼ばれる地域があることが知られる。事故によって放射性物質が漏れて上空を流れる時、地形や風向き、降雨などの影響で特定の場所に降下して高い線量になる。
福島第1原発事故と並び史上最悪の「レベル7」だったチェルノブイリ原発事故では、原発から300キロ近く離れた場所が高濃度に汚染され、強制移住の対象になった。
ホウレンソウや生茶葉などから国の基準を超える放射性物質の検出が相次いだ千葉県では、県北西部の松戸市など6市が「一部の計測データで相対的に高い数値が出ている」などとして、放射線量の測定と結果の公表を求め県に要望書を出した。それを受け、県は測定を実施した。
6市は、今後も継続的な測定を県に求め、専門家もまじえたワーキンググループでデータを検討する。
また、東京都内で独自に放射線量を計測した団体の調査結果の中には、都の公式測定値よりも高いデータが出ている。23区や武蔵野地区の市などの多くが、住民の不安の声を受けて独自の測定を始めたり、今後測定を計画している。神奈川や埼玉でも同様の動きは広まっている。
文部科学省は全都道府県に委託して放射線量のモニタリングを実施・公表しているが各1カ所だ。それ以外は、大学や原発周辺のデータがあるに過ぎない。
一方で、政府が運用する緊急時迅速放射能影響予測システム「SPEEDI」の計算結果によると、福島の事故後、放射性物質の放出が最大だったとみられる3月15日午前、放射性物質は関東に向かった可能性があるとされる。
放射性物質がどんな値ならば健康に影響があるのか専門家でも見解が分かれる。何を信じればいいか住民が不安に思うのはもっともだ。水のシーズンを前にプールなど子供への影響を不安視する声もある。
住民に一番近い、市や町が住民の安心・安全に敏感に反応し、積極的にモニタリングするのは当然だろう。きめ細かいデータが示されれば、住民個々人が被ばく量を減らすための行動をとる目安になるからだ。
ただし、市などには通常、放射線の専門家はおらず、測定のノウハウもない。文科省は、ホットスポット対策について「要望が大きくなれば検討した い」との姿勢だが、原発事故対応は一義的に国の責任だ。モニタリングを強化し、バラつきが指摘される測定方法についても明確な基準を示すべきだ。都道府県 の積極的な対応も求めたい。
【関連記事】
毎日新聞 2011年6月9日 2時30分
【原発】南相馬市長「ホットスポット」で申し入れ(06/09 14:57)
原発事故で部分的に放射線量が高い地域、いわゆる「ホットスポット」の問題で、福島県南相馬市の桜井市長が総理官邸を訪れ、対応を検討するよう申し入れました。
桜井市長は、ホットスポットが市内で点在していることについて、周辺の住民から除染という手段よりも避難を求める声が上がっている実態を報告しました。これに対して、福山官房副長官は、住民を避難させるかどうか早急に結論を出す考えを示しました。
福山官房副長官:「国としては、より住民の健康を考えた、より安全で保守的な形で対応できればと」
そのうえで、伊達市などほかの地域のホットスポットについても「住民の健康を考えた、より安全で保守的な考えで対応したい」との認識を示しました。
| ホットスポット 2011.06.09 更新 |
| 東京電力福島第一原子力発電所の事故から3カ月。政府は、健康被害の恐れのある放射線量の高い地域を同心円状に設定、それぞれを避難区域の対象とした が、実際は、同じ区域内でも基準値を大きく下回る場所があるなど、放射線量に大きな違いが出てきており、避難住民の間では不満がでている。いっぽうここに きて、福島原発から200キロ以上離れた東京でも、放射線量の値が高い場所、「ホットスポット」が見つかっており、住民の不安が高まっている。「ホットスポット」とは、原発事故で大気中に放出された放射性物質(セシウム134、同137など)が、天候や風向き、地形などの条件によって、不規則に広がり、その結果、放射線が高いレベルで検出される局地的地域のことだ。NHK教育テレビのETV特集で「ネットワークでつくる放射能汚染地図」が放映(5月15日、6月5日)され、大きな話題となった。かつて原子力安全委員会の専門委員であり、原発事故問題について積極的に発言している武田邦彦中部大教授のブログによれば、放射線を発する元素を「ホッ トアトム」といい、これが多い場所をホットスポットと呼ぶようになったという。爆発によって放出された放射性物質の重さや形は、火山の噴煙(灰)に似て、 それらは風に乗ってまだら状に飛散し、原発から10〜30キロ圏内の計画的避難区域や緊急時避難準備区域に入っていない福島県南部のいわき市や、遠く離れ た千葉県、東京都などの地表にも落ちた。武田教授は、6月3日付の自身のブログで、原発の爆発後、舞い上がった放射性物質は、原発上空から西北に流れ、福島市まで行ってから南に流れ、二本松、 郡山(福島県)に達した。その後、白河や宇都宮(栃木県)の横を流れ、さらに柏市、松戸、流山(千葉県)、三郷(埼玉県)、葛飾、浅草、文京、新宿まで流 れた感じだった、と記している。人は、レントゲンやCT撮影によらない場合でも、自然界から一定の放射線を浴びている(日本人の平均は、年間1.5ミリシーベルト)。国際放射線防護委 員会(ICRP)では、こうした自然由来の被曝と医療被曝を除いた一般人の被曝量の上限を、年間1ミリシーベルトと定めていて、医療被曝をしていない人 は、この1ミリシーベルトに自然被曝量を加えたものが、年間の被曝量の上限になる(日本人の場合2.5ミリシーベルト)。これを毎時に換算すると 0.285マイクロシーベルトとなり、これを超える値が検出された地点は、ICRPの定める年間の上限を上回る可能性が高いのである。5月25日、共産党都議団は、都内128カ所の地上から高さ1メートルで測定した放射線量を発表した。それによると、年間1ミリシーベルトを上回る高い 放射線量を検出した区域は、葛飾区(毎時0.391マイクロシーベルト)と足立区(0.257マイクロシーベルト)だった。一番高い数値を示したのは、葛 飾区の水元公園入り口にある草地表面で、10秒間隔で10回計測した平均値は、毎時0.618マイクロシーベルトだった。
大気中や土壌の放射線量を測定するモニタリングポストが置かれている場所や高さは、自治体によってまちまちで、測定態勢は不十分なのが現実だ。東京都では、新宿にある健康安全研究センターの地上19メートル、宮城県では、地上80メートルの県庁の屋上に置かれている。あえて高い場所に設置されたのは、1957年以降、米ソの核実験による影響を測定するためだった。定点観測をすることで放射線量の変化を知ることが目的だったから、周囲に遮蔽物のない屋上に設置されることが多かったのだ。今 回、批判を受けた東京都は、5月末から地上1メートル地点でも測定を始めた。現在、各自治体は、携帯型の放射線測定器(サーベイメーター)の活用など、こ まめなモニタリングの必要性に迫られているが、機材不足や、人手難、測定場所をどこにするかなど、実際にははかどっていないのが現実だ。 放射線防護学が専門の野口邦和日本大専任講師は、「空中に舞い上がった放射性物質は、時間がたつにつれて雨などとともに地表に降りてくるので、地表から高く離れるほど値が低くなるもの。本来は、大人の胸ぐらいの高さである地上1メートルや、子どもの背丈である地上50センチの場所で測るべきだ」と 指摘する。さらに、放射性セシウム137だと半減するのに30年もかかるが、134は2年だとして、「セシウムのほとんどは、半減期の短い134なので、 10年もたてば相当少なくなるはず。首都圏の土壌を入れ替えるほどのレベルではないが、子どもは放射線への感受性が強いので、なるべく被曝を減らす努力を したほうがいい」と注意を促している(「週刊朝日」6月17日号) |
【東京】都内100か所で放射線量測定、サイトで公表
東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い、東京都内でも放射能汚染への不安が広がっていることを受け、都は8日、都内全域の約100か所で放射線量を測定し、公表すると発表した。
都によると、都職員6人が今月15日からの1週間、測定機器2台を運びながら、区市町村ごとに1〜5か所ずつ、それぞれ地表と1メートルの2地点 で測定する。測定場所は区市町村の要望を聞いて決める。結果は都の公式サイトで随時公表し、島しょ部は後日行う。また都は今後、測定機器を計100台確保 し、希望する区市町村に貸与する支援策も始める。
都が現在、測定しているのは、新宿区の都健康安全研究センターの屋上と地表1メートルの2地点のみ。都が3月下旬に設置した放射能に関する電話窓 口への相談件数は8日現在で約3700件に上り、区市町村からも測定場所の拡充を求める要望が寄せられていた。都環境保健課は「生活する高さで地域ごとに 測った放射線量を公表することで、都民の不安の声に応えたい」としている。
官房副長官 避難早急に結論を
6月9日 11時59分 ![]()
福山官房副長官は、記者会見で、福島県の伊達市や南相馬市の一部の地域で計画的避難区域の目安である放射線量を超えているとして、住民の意向を踏まえ避難させるかどうか早急に結論を出す考えを示しました。
東京電力福島第一原発の事故を巡っては、国による原発周辺の放射線量の調査で、現在避難の対象と なっていない伊達市や南相馬市の一部の地域で、事故から1年後までに浴びると推定される積算放射線量が計画的避難区域の目安である年間20ミリシーベルト を超えました。これを受けて、福山官房副長官は、9日午前、総理大臣官邸で南相馬市の桜井市長と対応を協議し、桜井市長は、記者団に対し、「住民からいろ いろと不安の声が出ており、避難したい住民もいるので、住民の意向をしっかり踏まえて対応するように申し入れた」と述べました。このあと福山官房副長官 は、記者会見で「住民の意向も踏まえ、南相馬市や伊達市とも相談して、なるべく早く結論を出す。国としては、住民の健康を考え、より安全で保守的な形で対 応したい」と述べ、住民の意向を踏まえ、避難させるかどうか早急に結論を出す考えを示しました。
南相馬市と伊達市一部地域、避難指示を検討
福島第一原子力発電所の事故を受けた避難区域について、政府が新たな避難指示も念頭に検討していることが明らかになった。
「計画 的避難区域」以外で放射線量が高くなっている福島県の南相馬市と伊達市の一部地域について、福山官房副長官は9日午前の会見で、避難指示を出すことも視野 に検討していることを明らかにした。福山副長官は「住民の健康を考え、より安全な保守的な形で対応していきたい」とした上で、「なるべく早く結論を出した い」と強調した。
住民避難「早く結論」=福島県南相馬市、伊達市−副長官
福山哲郎官房副長官は9日午前、首相官邸で記者会見し、福島第1原発事故の住民避難をめぐり、福島県南相馬市と伊達市に、年間累積放射線量が20ミリシーベルトを超えるとみられる地点があることから、同地点周辺住民の避難について早急に結論を出す方針を示した。
南相馬市の桜井勝延市長が同日、首相官邸で福山副長官に会い、住民の避難を要望。これを受け、福山副長官は記者会見で「伊達市とも同様の相談をしている。 なるべく早く結論を出したい。住民の健康を考えたより安全で保守的な形で対応したい」と述べた。(2011/06/09-12:53)
政府 南相馬、伊達市の追加避難指示を検討
福山哲郎官房副長官は9日午前の記者会見で、東京電力福島第1原発事故に伴い、福島県南相馬市、伊達市の一部住民に対して追加避難指示を検討していることを明らかにした。「住民の健康を考え、どう住民に伝えるか検討している。早急に結論を出したい」と述べた。
避難区域外の高放射線地域、早急に結論
福山哲郎官房副長官は9日午前の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う計画的避難区域の対象外となっている福島県南相馬市や伊達市 の一部に放射線量が高い地域があることについて、「住民の意向も踏まえ、どう対応していくか、なるべく早く結論を出したい」と述べた。
福山氏は記者会見に先立ち、首相官邸で南相馬市の桜井勝延市長と会談した。桜井氏は「不安がっている住民がいるのは間違いない。しっかりと対応してほしい」と要望した。
■ 南相馬市・伊達市の一部、避難も検討
福島第一原子力発電所の事故で、現在、避難の対象となっていない南相馬市や伊達市などの一部でも放射線量の高い地域があることを受けて、福山官房副長官は、住民の意向を踏まえ、避難も含めて今後検討していく考えを示しました。
福山官房副長官は、福島県南相馬市の桜井市長と会談し、福島第一原発の事故で「避難区域」に指定されていない市の一部地域などでも、年間の積算放射線量が20ミリシーベルトを超える恐れがあることから、今後の対応について話し合いました。
「住民の方のご意向も踏まえ、南相馬市長とも今後相談をしながら、どのように対応していくか、なるべく早く結論を出していきたい」(福山哲郎官房副長官)
福山副長官はこのように述べ、「避難したい」という住民の声があることなどを踏まえた上で、早急に結論を出す考えを示しました。(09日13:28)
福島の11か所で放射性ストロンチウム検出
福島県内の11か所で、新たに微量の放射性ストロンチウムが検出されたことがわかった。直ちに健康への影響はないという。
放射性 ストロンチウムは、人体に取り込まれると骨に蓄積する性質があり、内部被ばくをもたらすおそれも指摘されている。文科省が3月下旬~5月中旬に、福島第一 原子力発電所から約22~約62キロの範囲で土壌を採取し、分析した結果、11か所で微量の放射性ストロンチウムが検出された。
検出され たのは浪江町、飯舘村、田村市、広野町、川内村、南相馬市、二本松市、福島市。測定値が最も多かったのは浪江町赤宇木で、半減期が約29年と長いストロン チウム90が一キロあたり250ベクレル、半減期が約50日のストロンチウム89が一キロあたり1500ベクレルだった。
文科省は「検出された値はごく微量で、直ちに健康に影響の出る値ではない」と説明している。
20キロ圏外からストロンチウム検出…福島
文部科学省は8日、東京電力福島第一原子力発電所から北西方向に22〜62キロ離れた福島県内の11か所で、3月下旬〜5月上旬に採取した土壌から、放射性物質のストロンチウム89と90が検出されたと発表した。
ストロンチウムは体内に入ると骨に蓄積しやすく、内部被曝(ひばく)の恐れが指摘されているが、濃度は健康に影響がないレベルという。最大値は5月6日に採取した浪江町で、土壌1キロ・グラムから、「89」が1500ベクレル、「90」は250ベクレルを検出した。
東京電力(9501)は東証1部下落率トップで前場を終了 福島県内11カ所土壌からの放射性ストロンチウム検出を嫌気
文部科学省が8日、放射性ストロンチウムが東京電力福島第1原発から62キロ離れた福島市など、福島県内11カ所の土壌から新たに検出されたと発表したことがマイナス材料に。上場来安値を更新して前場を終えている。
福島第1原発から北西方向に22−62キロ離れた福島県内の11カ所で3月下旬から5月上旬に採取した土壌から放射性物質のストロンチウム89と90が検出された。
放射性物質のストロンチウム90は放射線量が半分になる半減期が29年と長く、カルシウムと性質が似ていて対内に吸い込むと骨に蓄積し、がん引き起こすおそれがあるために、毒性の強い放射性物質の拡散状況に対して警戒感が強まった。
東京電力(9501)の前引けの株価は、40円安(20.0%安)の160円。
[NSJショートライブ 2011年6月9日 11時12分 更新]
【原発】放射性ストロンチウム検出 62kmの土壌で(06/09 11:48)
福島第一原発から62キロ離れた福島市など11カ所で放射性ストロンチウムが検出されました。
文部科学省 などによりますと、放射性ストロンチウムが検出されたのは福島県内の11カ所の土壌です。原発から62キロ離れた福島市では、半減期が29年と長いストロ ンチウム90が土1キロあたり77ベクレル検出されました。20キロ圏より離れた場所で確認されたのは初めてです。最も多かったのは原発から24キロ離れ た浪江町で、半減期が50日ほどのストロンチウム89が1500ベクレルとなっています。ストロンチウムは体内に取り込まれると骨に蓄積し、がんなどの深 刻な障害を引き起こす恐れがあります。原子力安全委員会は「今回の事故の影響で放出された。微量なので直ちに健康に影響はない」としています。
こうしたなか、細野総理補佐官が、アメリカやフランスなどに原発事故での日本の取り組みを説明するため、9日午前に成田空港を出発しました。
細野総理補佐官:「アメリカ、イギリス、フランスは非常に大事な鍵を握る国なので、しっかり我が国の立場を説明していきたいと思います」
ワシントンでは、NRC=米原子力規制委員会などでIAEA=国際原子力機関に提出した報告書の内容を説明し、今後も事故対応での協力を求めることにしています。また、原発事故の対応で支援を受けるフランスでも関係者と意見交換する予定です。
原発62キロ先でストロンチウム 福島県11地点で検出
自衛隊ヘリから撮影した福島第1原発。(手前から)1号機、2号機、3号機、4号機=4月26日(防衛省提供)
文科省は9日までに、福島第1原発から62キロ北西の福島市など、福島県の11地点の土壌から微量の放射性スト ロンチウムを検出したと明らかにした。原子力安全委員会は「直ちに健康への影響があると心配される数値ではないが、体内への取り込みに注意すべきだ」とし ている。
文科省によると、62キロ離れた福島市杉妻町で4月27日に採取した土壌からストロンチウム89を1キログラム 当たり54ベクレル検出。最も高かったのは原発から24キロ北西の浪江町赤宇木で5月6日に採取した土壌で、同1500ベクレルだった。飯舘村や川俣町、 広野町などでも検出。
62キロ地点でストロンチウム=福島市など11カ所で検出−文科省
文部科学省は9日までに、福島第1原発から22〜62キロ離れた福島市など県内11カ所の土壌で放射性物質のストロンチウムが検出されたと発表した。ストロンチウムは約30キロ離れた浪江町や飯舘村で既に検出されているが、62キロ離れた福島市で確認されたのは初めて。
同省は、いずれも健康に影響がない濃度としている。
同省によると、3月下旬から5月上旬に採取した土壌から検出された。最大値を示したのは、約24キロ離れた浪江町赤宇木で5月6日に採取された土壌で、1 キロ当たりストロンチウム89が1500ベクレル、同90が250ベクレルだった。(2011/06/09-12:33)
東日本大震災:福島第1原発事故 ストロンチウム、20キロ圏外11カ所から検出
文部科学省は8日、東京電力福島第1原発の20キロ圏外の11カ所の土壌から放射性ストロンチウム89と90を新たに検出したと発表した。ストロ ンチウムは骨のがんや白血病の原因になる恐れがあるとされるが、同省は「健康への影響はない」としている。土壌は3月下旬~5月上旬に採取され、土壌1キ ロ当たりの検出値は、29キロ西北西の浪江町が最も高く「89」が1500ベクレル、「90」が250ベクレル。次いで36キロ北西の飯舘村で「89」が 1100ベクレル、「90」が120ベクレル。最も遠かったのは62キロ北西の福島市で「89」が54ベクレル、「90」が7・7ベクレルだった。【木村 健二】
毎日新聞 2011年6月9日 東京夕刊
伊達市、子ども8千人に線量計 独自に健康管理
福島県伊達市は9日、福島第1原発事故で放射線に対する住民の不安が高まっているとして、市内の小中学校と幼稚園、保育園に通う児童、生徒、園児約8千人全員に線量計を配布し、市が独自に健康管理すると発表した。
伊達市は、計画的避難が進む同県飯舘村に隣接。市内の一部に放射線量の高い「ホットスポット」と呼ばれる地区があり、子供を持つ親を中心に健康不安が高まっている。
市によると配布対象は小中学生約6千人と園児約2千人。
子ども8千人に線量計配布、福島県伊達市 2011/6/9 15:58
福島県伊達市は、市内小中学校と幼、保育園に通う児童生徒ら計約8千人に線量計を配布すると発表。
福島原子力安全・保安院、福島第1原発事故の「冷温停止」定義まだ定まっていないとの認識示す
原子力安全・保安院は、福島第1原発での「冷温停止」状態について、通常の場合と異なり、今回の事故での定義はまだ定まっていないという認識を示した。
「冷 温停止」は通常、原子炉内の水の温度が100度以下の状態とされているが、原子力安全・保安院の西山審議官は、福島第1原発の事故については、燃料が異常 な状態となっていることなどから、通常の定義にはあてはまらないとしたうえで、現在、関係者間で定義の検討を行っていることを明らかにした。
菅首相は、2日夜の会見で、自らの退陣時期について、福島第1原発の「冷温停止状態」までは政権を担う意欲を示しているが、西山審議官は、今回の検討は純粋に技術的なもので、官邸からの指示を受けたものではないとしている。
(06/03 21:42)
2号機 来週にも水蒸気放出
2011年6月9日 夕刊
福島第一原発の事故で、東京電力は2号機の原子炉建屋内に充満している水蒸気を来週にも屋外に放出する。復旧作業の阻害要因となっている大量の水蒸気を除くことで作業の迅速化を図る。
東電は、1〜3号機の原子炉を冷やす手法として、タービン建屋などにたまっている汚染水を浄化して冷却に利用する「循環冷却」を計画している。実 現には、各号機の原子炉建屋内での作業が必要になる。1号機では五月に放射性物質を含んだちりを除くなどの作業を開始している。
2号機建屋内の放射線量は毎時一〇〜五〇ミリシーベルトと、1、3号機よりも低い。しかし、大量の水蒸気がたちこめ、気温三七度、湿度99・9%という高温多湿な状況。このため事故から三カ月近くがたった現在も、人が建屋内に入って作業できない状態が続いている。
計画では、1号機で使った活性炭フィルター付きの大型ファンを活用。十一日から三日間かけて放射性物質を含んだちりを除去。その後、早ければ十四日にも建屋の扉を開放し、水蒸気を屋外に放出する予定。
水蒸気放出の際、ファンで取り除けなかった放射性物質が外に放出されるおそれがある。このため東電は、福島県や経済産業省原子力安全・保安院の了承を得た上で実施する。
動画を再生陸自隊員、福島第一への放水時の心境語る
< 2011年6月9日 4:51 >
福島第一原子力発電所の水素爆発後、高い放射線量の中で最初に放水を行ったのは、陸上自衛隊木更津駐屯地のヘリコプター部隊だった。任務にあたった当時の隊員が8日、心境を語った。
放水は、3月17日午前10時前から4回にわたって、水素爆発を起こした3号機の原子炉建屋へ行われた。1番機のパイロット・伊藤輝紀三佐は当時の様子を 「なんとかうまく建屋に放水して、命中させてやろうと、そればかり思っていました。防護マスクをつけたり、鉛のスーツを着たりすると、よりいっそう細かな 操作が難しくなったので大変でした」と話した。当時、隊員は被ばくを防ぐため重さ20キロにもなる鉛の入った防護服を8時間にわたって着用したまま、任務 にあたったという。
中嶋建司三曹「機長の放水の合図が来たら、自分が実際に見て確認して、ボタンを押して放水した」
また、消防車を使った地上からの最初の放水は、夜間で目標が見えにくく、緊迫した中での作業となった。
斉藤祐之二曹「『東京電力』の方が、外で(放水をする)方向とここの位置に(放水をして)、というのを手で示された。サーチライトで場所を照らして、放水を実施した」
木更津駐屯地からは現在も、ヘリコプター3機を東日本大震災の被災地の宮城県内に派遣しているということで、24時間態勢の任務が続いている。
福島第1原発事故 原子炉冷却のため水を投下したヘリ公開 自衛隊員が当時の状況語る
福島第1原発の事故発生から3カ月を前に、原子炉を冷却するため、空中から水を投下したヘリコプターが公開され、任務にあたった自衛隊員が当時の状況を語った。
福島第1原発に水を投下したヘリコプターは、投下当時、床には鉛板やタングステンシートを敷くなどの放射線対策を行っていたという。
震災発生から5日後の3月17日から、陸上自衛隊は、水素爆発を起こした福島第1原発3号機への放水を開始した。
その先陣を切ったのは、第1ヘリコプター団だった。
陸上自衛隊・伊藤輝紀三佐は「任務実施の命令を受けてからは、やはり緊張感が少しありました。防具マスクをつけたり、あと鉛のスーツを着たり、よりいっそう細かな操作が難しくなりましたので、大変でした」と話した。
隊員たちは、防護マスクに、およそ20kgの鉛の入ったスーツを着用して任務に挑んだ。
アクリル板越しに原発をのぞきながら放水のボタンを押した隊員も、当時の状況を語った。
陸上自衛隊・中嶋建司三曹は「機長の合図で放水開始で、自分がボタンを押して。特にその瞬間っていうのは、もう必死の中で(ボタンを)押したという感じですね」と語った。
ヘリコプター団は、福島第1原発の上空から4回にわたって水を投下した。
陸上自衛隊・伊藤三佐は「わたし自身はもう、当たったかどうかも、当たる瞬間も見えてませんので、帰ってきてから後ろの整備員の、『確実に当たりました』という報告を受けて、ほっとしました」と話した。
(06/09 12:3
【地震】福島第二原発での空気漏れ……問題箇所の画像が公開
東京電力は8日、福島第二原発4号機の主排気ダクトから空気が漏えいした問題について、漏えい個所の概略図や画像を公開した。
7日午後4時頃、4号機の主排気ダクト支持脚溶接部の2ヵ所(約10cmと約3cm)からの、空気の漏えいが確認されたという。主排気筒モニタやモニタリングポストの値は通常の範囲内で、外部への放射能の影響はないとしている。
4号機主排気ダクトの空気漏えい箇所
4号機主排気ダクトの空気漏えい箇所概略図
圧力容器内ほぼ大気圧 福島1号機、損傷裏付け
新たな計測器で判明
- 2011/6/4 20:28
経済産業省原子力安全・保安院は4日、東京電力福島第1原子力発電所1号機の原子炉圧力容器が損傷し、内部の圧力が外気とほぼ同じである ことが分かったと発表した。新しく取り付けた圧力計で明らかになった。これまで圧力容器の損傷は水位計のデータから推定されていたが、圧力計でも容器の損 傷が裏付けられた格好だ。
福島第1原発1号機の原子炉建屋内で、湯気が立ち上る配管の床の貫通部(3日)=東京電力提供・共同
東電は1号機に圧力計を設置。4日午前11時に調べたところ大気圧を0.25気圧上回るだけで、容器内から気体などが漏れ出ているという。ただ水蒸気が内部にあるとみられ、東電は「大きな穴が開いているわけではない」としている。
東電は2号機のタービン建屋などにたまっている放射性物質を含む汚染水の移送を再開した。移送先の確保が難しく、5月26日から中断してい た。これまで使っていなかった集中廃棄物処理施設の地下1階部分にも移送できるようになり、2号機のタービン建屋の汚染水を1500トン移送する。ただ移 送を再開しても、20日には建屋の外へ汚染水が漏れ出す恐れがあるため、15日の稼働を予定する汚染水浄化装置の準備を急ぐ。
一方、1号機の排気用の弁の開放(ベント)が水素爆発を起こした可能性について、東電は4日の会見で「可能性は極めて低い」との分析結果を 公表した。排気の際に水素の逆流が疑われていたが、電源喪失とともに自動的に弁が閉じる設計になっているため、原子炉建屋に漏れる可能性は低いという。
1号機圧力 大気圧とほぼ変わらず
核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」が起きたとみられる東京電力福島第一原子力発電所の1号機で、原子炉の状態を正確に把握するため新たに圧力計が設置された結果、原子炉の圧力が外の気圧とほとんど変わらないことが分かり、原子炉の損傷が改めて裏付けられました。
福島第一原発の1号機はメルトダウンによって原子炉に穴が開き、さらに格納容器も損傷したとみら れ、漏れ出した高濃度の汚染水が原子炉建屋の地下に大量にたまっています。原子炉の圧力は、運転時には70気圧程度ですが、1号機では、事故後、一時、 データが取れなくなったあと、およそ6気圧を示していて、圧力計のデータが疑問視されていました。このため、東京電力が、3日、新たな圧力計を設置して、 原子炉の圧力を測り直したところ、4日午前11時の時点で1.26気圧と、大気圧、つまり外の気圧とほとんど変わらないことが分かり、原子炉が損傷して外 部と通じていることが改めて裏付けられました。これについて、東京電力は「1.26気圧は、外の気圧をわずかに上回っていることから、原子炉の中に蒸気が たまっている状態で、大きな穴までは開いていないとみられる」としています。東京電力は、今後、2号機と3号機でも、原子炉建屋の作業環境が整えば、同様 の圧力計を取り付けて原子炉の状態を正確に把握することにしています。
June 06, 2011 06:19 AM Eastern Daylight Time
キュリオンが福島第1原子力発電所の汚染水除去を支援するために機器とイオン特殊媒体を納入
システムではガラス固化により容量を減らし、安定性のあるガラス基質に転換可能な媒体を使用
米カリフォルニア州アーバイン–(BUSINESS WIRE)–(ビジネスワイヤ)– 放射性廃棄物管理の革新的企業キュリオンは、福島第1原子力発電所の汚染水から放射性物質を除去するという重要な役割を果たすために、数百トンに及ぶ機器とイオン特殊媒体の 第1回目の納入を1週間半前に完了したと発表しました。キュリオンのエンジニアは先週の水曜日から福島の現場に到着し始めていますが、今後2週間かけてさ らに多くのエンジニアが加わり、システム設置、試運転、6月中旬の運転開始を支援します。放射性廃棄物管理の大手企業から成る国際的チームが、大規模な汚染水処理システムを短期間で納入するというかつてない取り組みを行っており、キュリオンによるシステム納入はその一環となります。キュリオンはこの水処理のための歴史的な取り組みに参加する唯一の米国企業です。
「設計時に目指したのは、信頼性に優れ、媒体の組み合わせを調節できる柔軟な同位体除去システムです。それはスリーマイル 島や米国エネルギー省、世界各地の原子力発電所における運用から学んだことを生かし、そしてキュリオンの優れたイオン特殊媒体を採用した業界標準の脱塩処 理技術をベースにしたものということになります。」
処理システム全体は瓦礫と油の除去、放射性物質の除去(キュリオンが担当)、 脱塩を含め、幾つかの段階に分かれています。現在タービン建屋の中にある放射能汚染水とともに、毎日新たに注水している冷却水を処理し、処理水を原子炉に 戻して冷却水として再利用することを目指しています。多重除染のために、フランスのアレバが2つ目の放射性物質除去システムを開発・納入することになって います。
キュリオンのジョン・レイモント最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「キュリオンのシステムは年中24時間体制で稼動することを想定して 設計・製造しましたが、損傷を受けた原子力発電所から新しいデータが入るたびに顧客の仕様が繰り返し修正されたため、何度も設計し直しました。絶えず変化 する仕様にもかかわらず、作業を進めてよいという承認を得てからわずか5週間という異例の短期間で、主要機器とイオン特殊媒体を納入することができまし た。スリーマイル島の原子力発電所事故の 場合、汚染水除去の準備に18カ月を要したため、それを数週間に縮めたという点で今回は前代未聞のプロジェクトであり、かつてない努力が必要でした。東京 電力とキュリオン、そして当社のシステム製造業者の全関係者が極度なプレッシャーの下、仕事を成し遂げるために示した個々の努力と犠牲は称賛に値しま す。」
キュリオンのバイスプレジデント兼プロジェクトディレクターであるリチャード・キーナンは、次のように語っています。「設計時に目指したのは、信頼性に優 れ、媒体の組み合わせを調節できる柔軟な同位体除去システムです。それはスリーマイル島や米国エネルギー省、世界各地の原子力発電所における運用から学ん だことを生かし、そしてキュリオンの優れたイオン特殊媒体を採用した業界標準の脱塩処理技術をベースにしたものということになります。」
これはキュリオンにとって、望ましい2段階の処理手順の第1段階に当たります。これらの手順はスリーマイル島(TMI)原子力発電所における汚染水除去の 経験から、その重要性が必然的に実証されたものです。TMIの汚染水除去では、無機吸着媒体によって水から放射性物質を取り除き、ガラス固化(廃 棄物安定化のための代表的手法)によりガラス基質にすることで、容量を減らして永久的に固定化しました。TMIの吸着媒体を構成したプロセス処理用物質 (基材)はキュリオンが現在のところ独占的に提供しているもので、当社のイオン特殊媒体を製造するために使用されています。キュリオンはTMI以降、コス トと処理能力の観点から、吸着媒体の性能とガラス固化の最先端技術を大幅に強化しています。当社がRadwaste Solutions誌の12月号に掲載された “2つの新しいソリューション(Two Novel Solutions)”という特集記事で述べているように、キュリオンの高性能のモジュール式ガラス固化システムは、ガラス固化に要するコストと期間を変えるという点において変革をもたらすものです。」
キュリオンの処理システムとイオン特殊媒体は、人間の健康と環境を脅かす放射性同位体(原子)を水溶液から取り除きます。キュリオンは当社のイオン特殊媒 体をガラス固化できるので、容量を減らして安定した廃棄物形態にすることで、処理・保管・輸送・廃棄コストを最小限に抑えるという付加的な恩恵をもたら し、独自の方法で環境から同位体を分離することができます。
キュリオンについて
キュリオンは、プロジェクトの実施とコンプライアンスを促進し、顧客が放射性廃棄物管理のライフサイクルコストを大幅に削減できるような革新的で容易に利用できる技術を提供しています。2008年創業のキュリオンは、エネルギー分野の一流投資会社である Lux Capital Managementとファイアーレイク・キャピタル・マネジメントの支援を受けています。キュリオンはカリフォルニア州アーバインに本拠を構え、テネシー州オークリッジに研究開発施設を、ミズーリ州ローラに試験施設を有しています。詳しい情報については、www.kurion.comをご覧ください。
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Gaetan Bonhomme, 646-805-9462
Fax: 646-723-3309
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【地震】福島第一原子力発電所の状況(9日午前9時現在)
2011年6月9日(木) 13時34分
福島第一原発、全体会議の様子を公開
東京電力が9日午前9時現在として発表した福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。
●福島第一原発
・6月8日午後2時20分、1,2号機中央制御室内の照明が停電したことを確認。詳細を確認したところ、同日午後2時35分、発電所内の一部の電源盤(以 下、当該電源盤)の停止を確認。同日午後2時49分、モニタリングポスト7,8の伝送停止を確認。1号機窒素供給装置の圧力上昇が確認されたことから、同 日午後2時57分、窒素供給装置を待機状態へ。その後、同日午後5時32分、当該電源盤を復旧。同日午後5時50分、モニタリングポスト7,8の伝送停止 を再開。また、同日午後5時54分、1号機窒素封入を再開。当該電源盤の停止に伴い、2号機タービン建屋立坑の滞留水の集中廃棄物処理施設(プロセス主建 屋)への移送も停止していたが、同日午後6時3分、移送を再開。調査の結果、現在使用していない本設の電源側からの誤信号により、当該電源盤が停止したと 推定。
・6月8日午後4時12分、コンクリートポンプ車による4号機使用済燃料プールへの放水を開始(同日午後4時16分~午後6時5分、ヒドラジンをあわせて注入)。同日午後7時41分、終了。
・6月5日午後2時45分、6号機タービン建屋地下の溜まり水について、仮設タンクへの移送を再開。その後、6月8日午後6時、移送を停止。
・6月8日、コンクリートポンプ車を用いて、1号機原子炉建屋屋根・外壁に対して、放射性物質の飛散を防ぐ飛散防止剤を約1,000m2の範囲に散布。6月8日、展望台周辺他において、作業員が飛散防止剤を約8,750m2の範囲に散布。
・6月4日午前9時頃、集中廃棄物処理施設プロセス主建屋1階で滞留水回収作業を行っていた協力企業作業員1名が体調不良を訴えたため、総合磐城共立病院へドクターヘリで搬送し、6月8日、「一過性意識消失発作・脱水症」との診断。
●福島第二原発
・6月8日午後6時10分頃、高起動変圧器の防災用地下タンク点検のため、タンク内の排水作業を行っていたところ、当社社員が3,4号機放水口付近の海面 に油が漏えいしていることを確認。現在、排水作業を停止し、油吸着シートにより拡散防止を図るとともに、オイルフェンスの設置を準備中。発生した経緯なら びに漏えいした油量および流出状況は詳細調査中。なお、排水した水はすべて雨水であり、また暗きょをかいしての排水であることから、放射性物質の海洋への 放出はない。
《RBB TODAY》
美浜3号機 蒸気噴出事故 再発防止対策が完了
2011年5月21日
タービン建屋立ち入り制限 関電マニュアル化
関西電力は二十日、美浜原発3号機(美浜町)で二〇〇四年八月に起きた蒸気噴出事故の再発防止対策として、運転中のタービン建屋への立ち入り制限をマニュアル化したことを明らかにした。事故から七年目で、全二十九項目の対策が完了した。
大阪市の関電本店でこの日開かれた、原子力保全改革検証委員会(委員長・佐藤信昭弁護士)で報告した。美浜、高浜、大飯の全発電所で事故後、原則 禁止した運転中のタービン建屋への立ち入りについて、法令点検や機器の清掃など、安全運転に必要な例外ケースを規定。今年三月二十八日から本格運用を始め た。事故は運転中のタービン建屋内で起き、定期検査の準備をしていた協力会社の作業員ら十一人が死傷した。関電は〇五年に再発防止対策を策定。順次実行し てきたが、例外ケースなどの整理に時間がかかり、立ち入り制限だけが残っていた。
同委員会は対策の実施状況を監視、評価するため、〇五年四月に発足。学識経験者ら九人で構成し、半年ごとに会合を開いて、関電側の報告を受け議論している。 (平井一敏)
美浜原発の緊急安全対策説明 議員から不満続出
2011年5月18日
| 国の対応に不満を述べる意見が相次いだ町議会全員協議会=美浜町役場で |

経済産業省原子力安全・保安院と関西電力は17日、美浜町役場で開いた町議会全員協議会で、福島第1原発事故を踏まえた美浜原発の緊急安全対策などを説明した。議員からは国の対応に不満の意見が続いた。
議員16人全員が出席。美浜原発の片岡秀郎所長と保安院原子力発電検査課の石垣宏毅統括安全審査官らが出席し、美浜や全国の原発で実施した緊急安全対策について説明、質問を受けた。
関電とはアクセス道路の維持などで質疑があったが、保安院には「全部の原発を止めて点検しないと国民は納得しない」などのほか、「信頼できない」 との意見も出された。石垣審査官は「福島と同じ津波が来ても大丈夫だと判断している」と答えたが、議員からは国の対応に不信感がのぞいた。 (立石智保)
知事、IAEA報告書に「不満」 原発再開への条件整わず
2011年6月9日
福島第1原発の事故で、政府が公表した国際原子力機関(IAEA)への報告書を受け、西川一誠知事は8日、「(福井県を含め)立地県の不安を取り除く回答になっていない」と語り、停止中の原発の運転再開を判断する条件が整っていないとの立場を示した。
政府は7日、同原発事故の経緯や対応、経済産業省からの原子力安全・保安院の独立のほか、他の原発に対する緊急安全対策も含めた報告書をまとめた。これに対し、西川知事は、報告書が福井県を含む原発立地県に向けた内容が少ない点に、不満が残ると言及。
具体的には、即時、中期、長期ごとの安全対策や実行期限が明らかでない▽地震による同原発事故への詳細原因は不明として、直視していない▽浜岡原発を停止させた理由や、運転40年を超えた原子炉の安全確認策に具体的に触れていない−の3点が満たされていないと指摘した。
さらに西川知事は、報告書が「(再起動の可否を検討する)県の安全対策検証委員会を開く材料にはならない」と言明。運転再開には「地元に向けた安全な基準が、国から報告書などの形で示されないといけない」と国側へ注文を付けた。
西川知事は4月に東京、5月に美浜原発(美浜町)で海江田万里経産相に面会し、国がより厳しい暫定的な安全基準を設けるよう要請。県内原発の運転再開を認める条件に挙げている。
(原田晃成)
福井県知事:停止中の原発「再開認めず」
福井県の西川一誠知事=安藤大介撮影
国内最多の原発14基が立地する福井県の西川一誠知事は8日、政府が国際原子力機関(IAEA)閣僚会議に提出した東京電力福島第1原発事故の報 告書に盛り込まれた教訓や安全対策について、「原発立地自治体の不安に対する答えではない」と述べた。定期検査などで停止中の原発の運転再開を認めない考 えを示した。
7日夜の報告書公表を受け、県庁で会見した。県は定検中の原発の運転再開や稼働中の原発の運転継続について、国が暫定的にでも新たな安全基準を示 すよう求めている。報告書が新たな安全基準に代わるものとの見方もあったが、西川知事は「原子炉施設への地震の影響が不明。高経年(老朽)化原発への対応 も明らかではない」などと指摘した。また新たな安全基準は、原発立地道県ごとに示す必要があるとの認識を示した。【安藤大介】
毎日新聞 2011年6月8日 22時38分(最終更新 6月8日 22時43分)
東海第2原発、タービン羽根に傷 揺れで接触か
日本原子力発電は8日、東日本大震災により自動停止した茨城県東海村の東海第2原発で、4基あるタービンのうち2基の低圧タービンの羽根に傷が多数見つかったと発表した。周辺環境への影響はないとしている。
日本原電は揺れで羽根同士が接触した可能性が高いとみている。国と茨城県、東海村に報告し、ほかのタービン、発電機なども追加で検査する。
日本原電によると、蒸気を受けてタービン軸を回し発電機を動かす「動翼」と、蒸気を動翼に導くための「静翼」で、それぞれ複数箇所に傷が見つかった。
5月21日から11月中旬まで定期検査中で、日本原電は運転再開の時期は未定としている。
document.write(DateToStringWithoutSecond(new Date( ’2011/06/08 20:57:53′ ))); 2011/06/08 20:57 【共同通信】
東海第二原発、タービンに傷…震災の揺れ影響か
日本原子力発電は8日、東海第二発電所(茨城県東海村)の低圧タービン2基と発電機で複数の擦り傷が見つかったと発表した。
東日本大震災でタービンと発電機をつなぐ軸が震動で揺さぶられ、羽根同士が接触したことが原因とみている。同社は、擦 り傷自体は原子炉の性能への影響はないとしている。同発電所は震災で原子炉が自動停止し、運転再開の見通しは立っておらず、今後補修方法について検討す る。
原電によると、擦り傷は5月21日から行っている定期検査で発見された。2基のタービンでは、いずれも原子炉から送られる蒸気で回転して発電する 羽根に最大で縦0・3センチ、横3センチの傷が確認された。発電機では、タービンと同じ横軸でつながっている軸受けカバー部など2か所で見つかった。
(2011年6月9日01時44分 読売新聞)
東海第2原発、大震災でタービン羽根に傷 放射能漏れ無し
- 2011/6/8 23:53
日本原子力発電は8日、東日本大震災で運転を停止した東海第2原子力発電所(茨城県東海村)のタービンの羽根に傷が複数見つかったと発表した。地震の揺れで、複数ある羽根同士がぶつかって傷ついたとみられる。放射能漏れなど周辺環境への影響はない。
経済産業省原子力安全・保安院によると、今回の大震災で設備にトラブルが見つかったのは福島第1、2原発以外で初めて。原発の耐震設計基準見直しにも影響を与えそうだ。
傷が見つかったのは、4基ある発電用タービンのうちの2基の低圧タービン。分解して点検したところ、5ミリメートルから1センチメートル程 度の傷が複数あった。タービンには複数の羽根がついており、1分間に1500回転という高速で回る。羽根は原子炉内で温めた水蒸気を受けて発電機を動かし たり水蒸気を送ったりし、これらが地震による震動でぶつかり傷がついた。
運転停止で原子炉での核反応は止まるが、水蒸気は出るためにタービンは回転を続ける。同原発は沸騰水型軽水炉でタービンをまわす水蒸気にも放射性物質が含まれ、羽根が傷いて損傷が拡大すると事故につながる恐れがあり、地震でも壊れないよう設計されている。
同原発は11月中旬まで定期点検を実施する予定で、日本原電は残る低圧タービン1基と高圧タービン1基も分解し傷の有無を確認する。ただ、運転再開の時期は未定。
2011年6月8日(水)
東海第2原発タービン2台に傷10カ所 震災で接触か
日 本原子力発電(原電)は8日、定期検査中の東海第2原発で、タービン4台のうち、2台を点検したところ、羽根の一部など計10カ所に、こすれ合ってできた 傷が見つかったと発表した。東日本大震災の揺れにより、回転していた動翼が、固定されている静翼と接触し合ったとみられる。
原電は性能や強度に問題がないか詳しく調べるとともに、タービンの残り2台についても検査する方針。
原発タービンに複数の傷を発見
日本原子力発電は8日、定期検査中の東海村の東海第二発電所(沸騰水型、出力110万キロワット)に三つある低圧タービンのうち二つについて、羽根などの一部に幅3センチ、深さ3ミリの傷が複数箇所見つかったと発表した。
固定された板と、回転する羽根とがこすれてできた傷とみられ、日本原電は「(東日本大震災の)地震の震動で、軸ごと羽根などが動いたためではないか」とみている。
今回見つかった傷が設備全体にどんな影響を及ぼすかを詳しく調べ、どう修理するか検討するという。
また、傷の発見を受け、日本原電は定期検査の当初の点検予定からは外れていた低圧タービンの残り一つと、高圧タービン一つも点検することを決めた。
東海第2原発:タービン翼に傷 地震の揺れで駆動軸ずれる /茨城
日本原子力発電(原電)は8日、定期検査中の東海第2原発(東海村)のタービンの回転翼の先端部分にこすれたような傷が見つかったと発表した。東日本大震災の地震による揺れでタービンの駆動軸がずれたことが原因とみて、詳しく調査している。
原電によると同原発では、原子炉から送り出される蒸気を発電機の動力に変えるタービンが、原子炉から発電機に向かって高圧蒸気用の1基、低圧用3基(A~C)の順に設置されている。
このうちAとCのタービンで、蒸気の力で回転する「動翼」の先端部に3センチほどのこすれたような傷が見つかった。原電は今後、残る高圧とBタービンも調査する。【大久保陽一】
【関連記事】
毎日新聞 2011年6月9日 地方版
米原子力規制委:福島第1原発と同型「マーク1」 耐震不安「無視できる」

◇80年に結論
東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発の1~5号機と同型の原子炉格納容器「マーク1」の安全性について、米原子力規制委員会(NRC)が 80年に再評価した際、原子炉格納容器の圧力上昇を抑える圧力抑制プールの耐震強度が十分でない可能性を予測しながら、米国内の電力会社の意見を参考に 「無視できる」と結論づけていたことが、毎日新聞が入手したNRCの「安全性評価報告書」で分かった。日本の原子力安全委員会もこの報告書と同様の国内指 針を作成していた。しかし、米国のマーク1は地震の少ない東側に集中しており、日本の安全基準のあり方を根本的に検証する必要がありそうだ。【吉富裕倫】
米国の原発の安全性を監督するNRCの内部文書から、マーク1の問題点が明らかになったのは初めて。開発した米ゼネラル・エレクトリック(GE) 社などによると、マーク1は世界5カ国・地域に38基あり、米国24▽日本10(廃炉決定の中部電力浜岡原発1、2号機を含む)▽台湾2▽スイス1▽スペ イン1。
マーク1の世界的販売開始後の70年代、圧力抑制プールの設計が十分な強度を想定していなかったことがGE社の技術者の内部告発などから発覚した。
報告書によると、同プールは、格納容器内に高温高圧の水蒸気が充満した時に冷却、圧力を下げて爆発や炉心溶融などを防ぐ役割であることから、危険 情報を知ったNRCは安全性の異例の再評価を決定。再評価チームは、地震で圧力抑制プールの内壁への振動圧力や水面の揺れによる水蒸気管の露出などから、 水蒸気が冷やされることなく過度の圧力がかかる可能性を指摘した。
しかし、プール内壁に対する最大圧力を「最高95%の確率で0・8PSI(1平方センチあたり56グラム)以下」とする推計値をもとに電力会社側は「地震による冷却水の揺動を無視するよう」提案。NRC側も最終的に「無視できる」とした。
この報告書に基づく形で、日本の原子力安全委員会も、87年決定の「BWR(沸騰水型軽水炉)・MARK1(マーク1)型格納容器圧力抑制系に加わる動荷重の評価指針」で圧力抑制プール内の地震揺動を検討項目に含めなかった。
◇日本に10基、技術者「調査必要」
報告書について、福島第1の建設を請け負った東芝でマーク1の設計を担当した渡辺敦雄・沼津工業高等専門学校特任教授(環境工学)は、「原発の技 術は確率論。冷却材喪失と地震、余震の同時発生は無視できると考えられていた」と語り、「(日本の指針は)米国の考え方を輸入したもの。私もNRCと同じ 意見だった」と明かした。
一連の事故原因と報告書指摘の問題点との直接の関係は明らかになっていないが、渡辺氏は「地震で圧力抑制プールの水蒸気管が水面から露出して格納 容器全体の圧力を高めた可能性がある」と指摘、事故との因果関係を含めた強度調査の必要性を訴えた。しかし、東電広報部はマーク1の安全性について「(原 子力安全委員会の)評価指針に従った」と対応に問題なかったとの見解を示した。NRCのスコット・バーネル広報担当官は、「報告書は米国の原発に対するも ので、日本の原発に対するものではなく、米側が見直す必要はない」と述べた。
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■ことば
◇マーク1
米ゼネラル・エレクトリック社が40年以上前に開発した初期型。電球のバルブのような形状で、沸騰水型軽水炉を収める上部と下部にあるドーナツ形 状の圧力抑制プールが特徴。80年代以降、上部と下部を一体にして容積を増やすなどしたマーク1改良型、マーク2へと移行した。
毎日新聞 2011年6月9日 東京朝刊
原発の安全性再評価などで一致 各国の規制当局
- 2011/6/9 10:26
【パリ=古谷茂久】先進国と新興国の原子力安全・規制当局の責任者らが8日、パリに集まり、原子力発電の安全対策などについて話し合っ た。参加各国は、安全性の高い新型炉の開発や、既存の原発の安全性の再評価を進めることなどで一致した。検討結果は20日からウィーンで開かれる国際原子 力機関(IAEA)閣僚会議で報告される。
8日の会議は経済協力開発機構(OECD)が主催し、OECD加盟国に加えインドやブラジル、南アフリカなどの新興国の規制当局代表が参加。日本からは経済産業省原子力安全・保安院の中村幸一郎審議官が出席し、福島第1原発事故の被害や復旧の現状などについて説明した。
参加各国は原発安全基準の強化が必要との認識で一致したが、一部の国は基準に電気事業者が対応できない可能性を指摘。厳しすぎる基準は実効性に欠けるなどと発言した。具体的な基準づくりについては今後の議論に委ねられることになった。
原発事故報告 国民は後回しなのか
2011年6月9日
福島第一原発事故について政府が国際原子力機関(IAEA)に出した報告書には、国民の知らない重大問題が記されていた。主権者への報告と説明をないがしろにするような姿勢は許されない。
政府の原子力災害対策本部が公表した報告書の中身は、二十日にウィーンで始まるIAEAの閣僚級会合で議論される段取りだ。
そこにはメルトスルー(溶融貫通)という聞き慣れない言葉が登場した。溶け落ちた燃料が原子炉圧力容器の底から流れ出て、格納容器にたまる現象を意味する。メルトダウン(炉心溶融)よりも深刻な事態だ。
1〜3号機の炉心でそれが起きた可能性がある。政府がそう初めて公式に認めたわけだ。報告書の提出に当たり、菅直人首相は「国際社会に徹底した透明性を持って伝えることが、日本の信頼を取り戻す上で重要だ」と述べた。
だがそんな重大問題を、国際社会への報告の運びに合わせて国民に公表するとは本末転倒だ。真っ先に情報を開示して説明を尽くすべき相手は国民ではないのか。
報告書には今までの事故の経緯と対応が詳述され、二十八項目の教訓が挙げられた。政府が自己批判を加えつつ洗い出した大小さまざまな問題点とその評価、そして安全向上策がうたわれた。
例えば、電力会社任せだったシビアアクシデント(過酷事故)の防止策を法制化する。原発を規制する経済産業省原子力安全・保安院を、推進する経産省から独立させる。原子力の安全や防災にかかわる法体系を見直すという。
疑問なのは重要な教訓を導き出すのに、どこでどんな論議が交わされたのか見えないことだ。暫定的とはいえ、不透明な手続きを経て出てきた報告書が日本の国際公約として独り歩きしてしまう。
独立機関の事故調査・検証委員会は緒に就いたばかりだ。報告書そのものも検証の対象となる。検証委が手掛ける報告内容がすべてに優先する。政府は国際社会にそう宣言しておくべきだ。
委員長の畑村洋太郎東京大名誉教授は「原子力は危険なものだと思っている。それが安全なものとして取り扱われてきたことが間違っていた」と初会合で述べた。検証委の基本姿勢を示す発言として特筆したい。
今度の報告書は従来の原発政策を容認し、強化するようにも映る。原発の安全神話を疑ってかかる検証委には国民的議論に向けて公正な材料を提供してほしい。

















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