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製茶検査で本山茶が放射性物質の規制値超え 他の県調査箇所は下回る
2011年6月10日
静岡・藁科1工場
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静岡県は9日、静岡市葵区の藁科地区の茶工場で製造、出荷した「本山茶」の一番茶の製茶から、国の暫定規制値(1キログラム当たり500ベクレ ル)を上回る679ベクレルの放射性セシウムが検出された、と発表した。民間の販売業者の自主検査で規制値を上回ったため、県が再調査した。一方、県が7 日から実施している19産地の一番茶の調査では、規制値を超える放射性物質は検出されなかった。
県産の茶葉から規制値を超える放射性物質が検出されたのは初めて。県は「健康に影響が出るレベルではない」と説明する一方、この工場に出荷自粛を 要請。藁科地区の放射性物質の状況を確認するため、地区内にある約100カ所程度の茶工場を対象に、週明けにも一番茶の製茶をサンプル調査を始める。
川勝平太知事は「生じた損害は(東京電力や政府に)賠償を求める」と語った。また、田辺信宏静岡市長は「今後は県や市内JA、茶商業組合などと連携をとり、風評被害の沈静化と消費拡大に向けて対応していく」とのコメントを出した。
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県経済産業部などによると、東京都内の食品販売業者の自主検査で、静岡市の藁科、両河内地区(清水区)の製茶から規制値を超える放射性セシウムを検出。業者は6日、この結果を県に申告した。
県は業者が仕入れている両地区の茶工場からサンプルを採取し、9日、厚生労働省横浜検疫所(横浜市)で分析。その結果、藁科地区では規制値を上回り、両河内地区では規制値を下回る461ベクレルだった。
一方、県はこの日、主要19産地で実施している一番茶の製茶検査のうちの11地区の検査結果を公表。いずれからも放射性セシウムが検出されたが、検出量は最多が本山茶(静岡市葵、駿河区)の413ベクレルで、規制値を下回った。ヨウ素は検出されなかった。
7日に発表した8産地と合わせて、全19産地で規制値を下回った。
県は、同じ19産地を対象にした二番茶の荒茶の放射性物質検査を、10日から開始する。
一方、今回の事態を受け、県内の茶関係団体は静岡茶全体への影響を最小限に食い止めるため、「消費者に安心感を与える積極的な情報開示」(県茶業会議所)などに努めていく考えを示した。
葉を一度取れば、かなり値は減るだろう
静岡大理学部付属放射科学研究施設の奥野健二教授(放射化学)の話 茶について国が設定した暫定規制値はあまり合理性がない。飲む状態を測るべき だ。水の規制値(200ベクレル)から計算して決めることが合理的と思う。藁科地区の検出値は、普通に茶を1回飲んでも1ベクレルまで行かないだろう。そ う心配することはない。葉を食べる人もいるが、割合は多くない。ただ、同じ産地でも濃淡があるだろう。きちんと調べていくことだ。一番茶から検出されるセ シウムは、福島第一原発事故から間もなく降り積もってきた。葉を一度取れば、かなり値は減ってくるだろう。二番茶の荒茶はそんなに心配していない。
国が食品安全基準の考え方を示す必要
西沢邦秀名古屋大名誉教授(放射線管理学)の話 お湯を注いで飲む際の値は見方が異なり、数%から数十%の幅がある。一日にどれくらい摂取してい いのか、その前提基準が分からないから不安になり、余計な推測を生んでしまう。汚染された物質は茶だけに限らないため、今回の検査結果だけで評価すること は難しい。例えば、野菜と牛乳を同時に取ったらどうなるか。本来は国が食品安全基準の考え方を示すべきだ。食品から(体内に入る)内部被ばくと(体外から の)外部被ばくは合算して考えなければならない。国の暫定規制値がどこまで適正かは一概に判断しかねる。
本山茶(ほんやまちゃ) 静岡市の葵、駿河両区で生産される茶の総称。安倍川、藁科川流域の山間地が産地で、上品でさわやかな香り高く、こくのある 味が特徴。県によると、県産茶の中では有数の生産量を占めるという。約800年前に宋(中国)で修行した鎌倉時代の高僧・聖一国師(しょういちこくし) が、帰国の際に持ち帰った茶種を地元の静岡にまいたのが原点とされる。
生産者らに衝撃/製茶の放射性物質検査
| 県内の製茶の放射性物質検査を終えて、説明する川勝平太知事=県庁 |
「死活問題だ」「東電や国がちゃんと補償して」。県産の製茶をめぐる放射性物質の検査で9日、静岡市の山間部、葵区藁科地区の本山(ほんやま)茶 から、基準値を超える放射性物質が検出され、生産者、行政関係者は衝撃をもって受け止めた。県がサンプル調査した全19産地の検出値はいずれも基準値を下 回っている。専門家は「すぐに健康には影響しない」と話している。
●農家
静岡市・藁科地区では驚きと落胆が広がった。30年来、お茶の生産に携わってきたという男性(53)は「13日には二番茶を工場に出す予定だった。出荷制限されて、この先も回復が見えないようなら廃業しかない」と話した。
同地区で代々茶作りをしている男性(73)も「どのお茶がどんな方法で調べられたのかもわからない。我々には死活問題。風評被害が広がる前に、全部調べてほしい」と訴えた。
他地区の関係者からも戸惑いの声が聞かれた。
北駿茶を生産・販売している小山町の農家(62)は「主に東京に出荷しているが、風評被害なのか去年に比べて売れなかった。もう少し早く 結果が分かっていれば被害も少なかったかもしれない」と話す。伊豆茶を生産する伊豆市の農家(74)も「本山茶の関係者たちはどうしていいか分からないと 思う。同業者としてつらい気持ちだ」。
浜松市天竜区春野町は山間地にあり、さわやかな香りと甘く渋みのある「春野茶」が知られる。標高400メートルで農薬を使わずに栽培する 茶農家の男性は「消費者の安全第一で基準値があるのだから、結果を冷静に受け止めたい。東京電力や国がちゃんと補償するのが当然だ」と語る。
●農業団体
静岡市葵区にある県茶商工業協同組合の事務局では、昼すぎから職員が電話対応などに追われた。午後5時半すぎ、県から一報を受けた藤田文 敏専務理事は「県の検査をすべてクリア、ではだめなのか。自主検査の詳細がわからず何ともいえないが、本当に残念」と厳しい表情で語り、「混乱が広がらな いよう早急に対策を講じる。検査にも全面協力していく」と続けた。
JA静岡中央会の松本早巳・農政営農部長は「19地区すべてで安全が証明された、というのが検査結果の大前提。ただ1点、イレギュラーな検査で違った結果が出ただけだ」と話した。
●市役所
発表を前に「(結果を問わず)風評被害にならないよう慎重に、慌てず騒がずやっていきたい」と語っていた静岡市の田辺信宏市長は、結果を 受け「製茶による調査は釈然とせず、飲用しても健康への影響はないと考えている。今後、県やJA、茶商組合などと連携をとり、風評被害の沈静化と消費拡大 に向け対応したい」との談話を出した。
■「健康に影響するレベルではない」/村松康行・学習院大教授(放射化学)の話
肝心なのは、放射性セシウムがどれだけ体の中に入るかをきちんと評価することで、米や野菜と同じ基準値で問題にするべきではないと思って いる。飲用茶にした時にどれだけ出ているかが問題で、製茶で679ベクレルと基準は超えているものの、神奈川県などで基準を超えたときの飲用茶での値から して、飲用茶ではかなり濃度が希釈される。
大量に飲み続けるわけではないので、健康に影響するレベルではないと思う。
◇「荒茶」と「製茶」 茶の木から摘み取った「生茶葉」を蒸して乾燥させるなどしたのが「荒茶」。荒茶は生茶葉に比べて水分が飛んで重さ が5分の1程度になる。そのため、1キロあたりの放射性物質の濃度は3〜5倍になる。荒茶からごみを取り除くなど選別して、消費者の元に届くのが「製 茶」。他産地の荒茶とブレンドすることもある。お湯を入れて飲む状態では、放射性物質の濃度は30分の1以上に薄まる。
地区内でサンプル検査へ
| 一番茶の製茶のサンプルを採集する県職員=8日、静岡市 |
今回、静岡市葵区の藁科地区の本山(ほんやま)茶から国の基準を超える放射性セシウムが検出されたのは、東京都内の販売業者の自主検査がきっかけだった。県はこの業者に出荷している1工場だけに出荷自粛を要請し、周辺の工場へはサンプル検査に入る。
国の通知を受け、一番茶の製茶の検査を受け入れた県は、放射性物資検査を3段階で行うことを決めていた。今回行われたのはその第1段階で、県内を「本山茶」「菊川茶」など19の産地に分け、その産地からサンプルを採取。横浜検疫所で放射性物質を検査してもらった。
その結果、県のサンプルからは1キロあたり500ベクレルを超える放射性セシウムは検出されなかった。本来であれば検査はここで終わる予定だった。
しかし、都内の業者が扱っている茶の商品を自主検査したところ国の基準を超えたため、県のサンプルとともに横浜検疫所で検査を受けた。その結果、679ベクレルの放射性セシウムが検出された。
県はこの業者に出荷していた1工場に出荷自粛を要請。周辺の藁科地区内の約100の茶工場には出荷自粛要請はせず、サンプル検査を行うことを決めた。
「地区」とは、旧市町村などの地域的なエリアを指し、県内は96地区に分けられる。平均すれば、1産地には五つの地区がある。
3段階目にあたる茶工場で放射性セシウムが検出されたことで、県はその工場から出荷された製茶の回収を業者側に要請する。
国はこれまで、一つの県内で基準値を超える市町村がいくつか出た段階で、原子力災害特別措置法に基づいて自治体ごとに出荷制限をかけてきた。一つの工場だけに出荷制限をかけることはなく、今後の調査結果が出荷規制につながるかどうかのかぎになる。
静岡
東日本大震災:本山茶から規制値超の放射性セシウム検出 風評被害、懸念の声 /静岡
◇知事、国に補償求める考え
静岡市葵区の藁科(わらしな)地区の製茶「本山(ほんやま)茶」から暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたことで、同地区や同じ本山茶の 銘柄で生産する周辺の茶業関係者から、「全国の消費者は『静岡のお茶』としてひとくくりに見てしまう」と風評被害を懸念する声が上がっている。川勝平太知 事は、乾燥して放射性物質が濃縮される製茶を生茶葉と同じ暫定規制値で検査するよう求めた国を改めて批判し、風評被害が出た場合の補償を国に求める考えを 示した。【平林由梨、仲田力行】
藁科地区のお茶を仕入れ・販売する茶商の男性(55)は「今の段階で基準を超えたのは一つの工場だけだと聞いているが、一般の人はそう細かくとら えてはくれない。風評被害は避けられず不安だ」と語り、「自分ができることは、規制値を超えたのは今の段階では一つの工場であることを丁寧に消費者に説明 することだけだ」と話した。
また、同地区と隣接する地区でお茶を生産、加工する茶農家の男性(73)は「通販でやっと固定客を増やしてきたところだったので、怒りを通り越 し、ショックとしか言いようがない。顧客からは放射能についての問い合わせは多く、地区は違っても同じ本山茶から出たと発表があった以上、影響は大きいだ ろう」と声を落とした。
県が実施した製茶の放射能検査の結果を受け、県庁内で記者団の取材に応じた川勝知事は、「誰がどういう科学的根拠で、(飲用に使って薄める製茶の)放射能検査をするよう指示したのか。風評被害の原点は政府にあるのではないか」と批判した。
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◇県産茶の放射性セシウム値
産地 セシウム
伊豆 359
北駿 128
ぬまづ茶 225
富士宮のお茶 349
富士のお茶 359
本山茶 413
本山茶 ※1 679
清水のお茶 368
清水茶 ※2 461
御前崎茶 149
袋井茶 141
遠州森の茶 158
浜松茶 265
※1 自主検査に基づく静岡市・藁科地区、※2 同両河内地区単位=ベクレル
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毎日新聞 2011年6月10日 地方版
アイナメ、ドンコから基準値超セシウム初検出

どんこ(のどぐろ)の煮付け。
鍋でも美味しいのですが、今回は煮魚。

世間一般でのどぐろと言うのは赤むつの一種、高級魚ですが…
焼津辺りでは、アイナメの仲間をどんこ、別名のどぐろと呼んでいるようです。
グロテスクな容貌ですが、冬の今が旬です。
脂がのった白身がおいしい魚です。肝もアンコウのように美味です。
魚大好き人間の私は、皮から目玉(芯は食べれませんが)まで、骨以外は全部完食です。

政府の原子力災害現地対策本部と県は9日、海水魚と海藻、河川・湖沼と養殖の魚類計26種の放射線 量測定検査を発表。いわき市小名浜沖産のアイナメと同市勿来沖産のドンコ(エゾイソアイナメ)から食品衛生法が定める基準値(1キロ当たり500ベクレ ル)を上回る放射性セシウムを初めて検出した。
アイナメは780ベクレル、ドンコは1150ベクレルを検出。このほか、同市小名浜沖のシラス、同市沼ノ内のホッキガイ、同市豊間のキタムラサキウニが基準を超過した。海藻のアラメ全2検体も上回った。
県によると、いずれも福島第1原発事故の放射能漏れで出漁を控えており、市場には流通していない。
(2011年6月10日 福島民友ニュース)


1.肝は別においておき、輪切りに切ったどんこの身に熱湯をかけて臭みを取る。
2.白菜やいちょう切りにした大根などのお野菜をだし汁で煮て、煮立ったらお酒を加え、どんこの身と肝を入れる。
3.あくをすくい、澄まし汁の味付けにする。わたしはめんつゆとお塩でカンタンに味付け。薄めに味付けした方がどんこの味が引き立つ。
4.細切りにしたネギをたっぷり加えてできあがり。☆煮過ぎると、どんこの身がホロホロになるので、火を通しすぎないこと。寒い地域ならではのこの汁物、カラダが温まっておいしかった。
今 年も「はらこめし」の季節がやってきた。そしてついに地元に住む親戚からレシピを教えてもらうことができた。いくらのしょうゆ漬けから手作りするので、 ちょっとだけ手間がかかるけど、作り方はいたってシンプル。お店で食べるような味で本当においしい。おもてなしにもピッタリ。せっかく宮城にいるのだか ら、一つぐらい郷土料理が作れるようにならないと!
以下、自分のために覚書。
あいなめ葛打椀 ~旬の鮎魚女をお召し上がりください~
鮎魚女(あいなめ)が旬です!
毎日、“福島の海”相馬産の活きの良い鮎魚女が入荷します。
淡泊でありながら脂がのって、コクもある美味な春素材を
椀でお召し上がりくださいませ。

今日のあいなめ煮魚いつもにまして形も整い立派なあいなめ。
自慢の煮汁が大人気!
白いご飯と最高です。
あいなめ煮魚 1730円
あいなめのうんちく-春旬魚-まぐろぐ

あいなめ-レシピを選ばない春の魚
= あいなめ・あぶらっこのうんちく =
●本稿ではあいなめのレシピ・グルメるB級の紹介。
●あいなめと人との関わり-養殖漁業(わかめ)の現況を述べます。
== あいなめのレシピ・グルメるB級 ==
●あいなめ、あぶらめ、あぶらっこ
・あいなめは「活魚」として小漁師たちが、
釣り、小延縄で獲り、小舟の「かめ」
-走るの従って海水が循環する・水槽
-「かめをきる」と称す-に活かして、
水揚げする。
・市場は「活魚の市場」を冠した特定の市場があり、
その港へ送る場合もある。
-もちろん魚種にもよるが-例・「大間のまぐろ」、
三陸物の「塩釜・生まぐろ」というふうに。
● レシピ
・どうやって食っても旨い魚
-北ではあぶらめ、西では鰆・さわら。
・高尚な食感はコリコリして歯ざわりがあり、
喉を通るときにはさわやかなのどごし。
・冬から春にかけての寒い時期が旬。
防波堤や岩場からの釣り魚として親しまれる。
海藻の多い場所にいるあいなめは黒っぽい。

皮との境に旨みが
・刺身、煮付け、唐揚げ、潮汁、焼き物、味噌汁、
干物、みりん漬け、粕漬けなどで食べられる。


めかぶとの酢の物
・「ほっけ」・あいなめ科・あいなめは高いので、
刺身にするとあぶらめと全く同じ旨み
-底引き漁師のオリジナル。陸の人達は食えない。
ほっけといえば、
終戦後の東京都民が動物性たんぱく質の摂取に貢献
-日本橋の三越の食品売り場で、
今でも売っている。
ほっけはあの戦争間、
獲る暇がなかった-そのため資源量増加
-「漁師殺すに刃物はいらぬ、凪の3日も続けばよい」。
海のゴミだった。
●漁師だけのCD級-提案
・「ほし(ほっつ)・心臓、ぎっつぉ・胃袋」の酢みそ和え。
・「なめろう・たたき」-刺身に飽きたらこれ。調味料は味噌・醤油。
・あいなめ料理・湯引き」-皮を付けたまま。皮境に旨みあり。
・「吸い物」-真子・白子を入れて。かかあの腕前これにあり。
●あいなめ のカロリー栄養成分表をご覧になれば、過不足なくありますから安心安心。
== あいなめと人との関わり-養殖漁業の現況 ==
●本欄ではあいなめ漁など磯漁業と、
わかめ養殖漁業との関わりを述べます。
●近年、生産地別の生産量シェアは変わっておらず、
「三陸わかめ」ブランドを有する岩手県・宮城県、
「鳴門わかめ」を有する徳島県、兵庫県の4県で8割近くを占める。
また、価格が、
生産量・繰越在庫量・輸入量・需給バランスといった要因により決定され、
特に生産者価格は、
「三陸わかめ」により大きく左右されることが業界の特徴である。
天然わかめの漁獲量は3000トンと極めて少なく、
流通の中心は養殖といっても過言ではない。
●わかめのカロリー栄養成分表によると、
”’ カリウム5200mg ”’ とありますので、
塩分の取り過ぎは心配ないですね。
=== 獲ってこそ漁業-わかめ養殖漁業との均衡-北の漁師 ===
●昭和40年代中ごろ以降わかめ養殖漁業が始まり、
それまでの天然わかめ採捕のようそうを一変させた。
これがため海洋生物の、
自然のサイクルは当然のことながら又しかり。
●磯漁業についてもその影響は、計り知れない-北の漁師。
この件についてひとくさり。
・磯漁業-あわび・うに-第一種共同漁業権。
ちなみにわかめ養殖は第二種共同漁業権。
・小舟(さっぱ舟・船外機船)による漁船漁業
-あぶらっこ漁(釣り・延縄・刺網)、
たこ曳(空釣り)・そっこ(ぶり稚魚)の曳縄、
あなご・かれい類・かさご・そいなどその他の小延縄。
・わかめ養殖漁業の大幅な海区拡張のため、
それの操業海区が減少し後退した。
・しかしながら時代の要請により大発展して、
小漁師にとっては貴重な現金収入となった。
養殖漁師は「百姓だ」といわれる所以です。
・あぶらめの一本釣りに至っては、
これからの時期わかめの取り入れの際、
わかめに付いた虫が落ちて餌となり、
養殖棚ではあぶらめの釣りシーズンとなってます。
・わかめの棚の下になった天然礁-忘れ去られた「根-ね」。
忘れもしない昭和38年7月末。
「ひらいわし・まいわし・七つ星」の大々漁の痛快な話。

二艘旋き旋網漁の話なんですが、
なんと朝網(朝があー)1網16,500貫(約62トン)。
25トンの網船2艘、手船1艘に超満船、今にも沈まんばかり。
しかも「乗立づ・のったづ・発出漁」のその日。
当時まいわしは全然獲れなくて、
かたくちいわし・まさごいわしばかりで安かった。
この年は若い衆たちは盆休みにいくばくかの銭を借りて帰省。
小輩も夕があーに乗っていき、
魚探(魚群探知機)を見たけれどはたせるかな、
天然礁のとがった上に魚群の反応がまた映った。
・もったいない話ながら、
失われていくんですな。
ない物ねだりとはいえ、
「前沖-家の前に来た魚を獲りそして、
時期がすぎ去ればまた次の魚」。
こうして古き良き時代の、
「楽して魚をとって、知らず知らずに資源保護」とは、
このことかも知れません。
以上でうんちくの筆をおきます。
シリーズは次回の「さくらます・からふとます」で、
ひとまず終わります。
★北の漁師の母港
さんこうめぬけ・おおさが漁の思いで
北の漁師の定係港-2
あいなめのうんちく
H23 2011-02-20T15:10
まぐろぐ

鮎魚女(あいなめ)は、オスが卵の世話をするのだそうです。
1尾のオスが複数のメスに求愛して産卵させているので、
もてるオスは卵の世話で大忙しなんですって。
ちゃーんと責任を取って(笑)なかなか感心なお魚ではありませんか。
このお魚について興味のある方はこちらをどうぞ → 日本の旬 魚のお話
![]() 今日は「あいなめ」がお薦めだった。 暑い日が続くとしっかりしょうゆ味が食べたくなる・・・・・。身がほろっと取れたあいなめの煮魚は久しぶりでおいしかった。 ![]() |
あいなめのレシピ・グルメるB級
●あいなめ、あぶらめ、あぶらっこ
・あいなめは「活魚」として小漁師たちが、
釣り、小延縄で獲り、小舟の「かめ」
-走るの従って海水が循環する・水槽
-「かめをきる」と称す-に活かして、
水揚げする。
・市場は「活魚の市場」を冠した特定の市場があり、
その港へ送る場合もある。
-もちろん魚種にもよるが-例・「大間のまぐろ」、
三陸物の「塩釜・生まぐろ」というふうに。
●レシピ
-北ではあぶらめ、西では鰆・さわら。
・高尚な食感はコリコリして歯ざわりがあり、
喉を通るときにはさわやかなのどごし。
・冬から春にかけての寒い時期が旬。
防波堤や岩場からの釣り魚として親しまれる。
海藻の多い場所にいるあいなめは黒っぽい。
ムニエル
竜田揚げ
山椒付け焼き
・刺身、煮付け、唐揚げ、潮汁、焼き物、味噌汁、
干物、みりん漬け、粕漬けなどで食べられる。
薄造り
・「ほっけ」・あいなめ科・あいなめは高いので、
刺身にするとあぶらめと全く同じ旨み
-底引き漁師のオリジナル。陸の人達は食えない。
ほっけといえば、
終戦後の東京都民が動物性たんぱく質の摂取に貢献
-日本橋の三越の食品売り場で、
今でも売っている。
ほっけはあの戦争間、
獲る暇がなかった-そのため資源量増加
-「漁師殺すに刃物はいらぬ、凪の3日も続けばよい」。
海のゴミだった。
●漁師だけのCD級-提案
・「ほし(ほっつ)・心臓、ぎっつぉ・胃袋」の酢みそ和え。
・「なめろう・たたき」-刺身に飽きたらこれ。調味料は味噌・醤油。
・「あいなめ料理・湯引き」-皮を付けたまま。皮境に旨みあり。
・「吸い物」-真子・白子を入れて。かかあの腕前これにあり。
●あいなめのカロリー栄養成分表をご覧になれば、過不足なくありますから安心安心。
あいなめのヴァポーレ@アズーリ(神楽坂)
イタリアンのメインディッシュが食べたくて、トラットリア・アッズーリ(Trattoria Azzuri)へとやってきました。本日のメインはあいなめのヴァポーレ。魚料理だ。ラッキー。おかわり無料のパンが付いて1000円です。

けっこう大きな切り身。ふっくらジューシーです。
魚の下には茹でたジャガイモ、蓮、赤蕪?、カボチャ、カリフラワー。サフランの香りがします。
美味しいよ。こういう料理が1000円以下で手軽に食べられる店がもっと増えてほしい。

自家製のパン。全粒粉の丸パンと、ローズマリーのフォカッチャ。これも美味しいのよ。両方ともおかわりしちゃった。
ちょっとホールがパンク気味で、テーブルへの目配り気配りが後回しになってました。マネージャーと呼ばれている人が思ったより機能してないような(笑)。出勤しているスタッフによって、まだホールオペレーションの運営にちょっとばらつきがでるのかな。がんばれ。
んでもおいしかったし、スタッフさんの感じもよかったのでオッケーです。ごちそうさま。
あいなめの煮つけ/札幌のグルメ・クッキング
関 東では「あいなめ」と呼ばれている魚で「鮎並」とか「愛魚女」とか書くんですね。関西方面では「あぶらめ」というらしいです。 北海道では「アブラコ」と呼ばれている魚がこの「あいなめ」らしいです。へ〜そうなんだあ、今まで知らなかった〜(^^; と、いう感じです (#^.^#)♭

普段、「あいなめ」という名前ではほとんど見かけないですが、たまたま近所のスーパーで切り身で売ってたので、甘辛く煮つけたら美味しかったです。ホッケをあっさりしたような味です。くせがないので煮付けに向いてるかも。またひとつmyメニューが増えました♪
- さっぽろWeb専科「Team Aira」 -
農水産物輸出額14・7%減 4月 道内主力魚も低落 原発事故で各国規制
(06/09 10:01)
日本国内から4月に輸出された農林水産物が、前年同月比14・7%減の376億円にとどまったことが財務省の貿易統計で明らかになった。リーマンショックの影響を受けた2009年9月の17・9%減以来、最大の下げ幅。福島第1原発事故による放射能13 件汚染を踏まえた各国の輸入規制が響いた。このうち水産物は道内主力のサケ・マス、スケトウダラなど比較的安価な加工向けが大幅に減った。
内訳は、野菜や畜産物などの農産物が18・5%減の214億円、水産物が11・7%減の150億円。一方、木材などの林産物は、台風被害後の復興需要が高まった台湾が輸入を増やしたため、43・4%増の12億円となった。
クローズアップ2011:原発事故の放射性物質 食品への影響、止まらず
◇7都県41品目で規制値超 「付着」から「吸収」へ
東京電力福島第1原発事故で、大気中などに放出された放射性物質の食品への影響が止まらない。食品衛生法の暫定規制値を超えた食品は8日現在、7 都県の41品目337件に上り、今月も茨城など4県で茶葉が出荷停止になった。時間の経過とともに、規制値を超える食品の品目などにも変化がみられ、政府 は暫定規制値の見直しなど新たな対策も進めている。【佐々木洋】

「発生から3カ月もたつのに事故が収拾せず、放射性物質の飛散が続いている。先が見えず、息の長い闘いを覚悟している」。出荷停止や解除を巡り、連日のように政府の原子力災害対策本部や各県などとの調整にあたる厚生労働省の幹部は疲れ切った様子で話す。
暫定規制値が設定された3月17日から6月8日までに、食品中の放射性物質の検査は22都道府県で4720件行われた。当初は、放射性物質が付着 しやすいホウレンソウなどの葉物野菜を中心に放射性ヨウ素の検出が相次ぎ、政府が出荷停止を指示した地域は一時、福島、茨城、栃木、群馬の全域と千葉の一 部地域に広がった。
半減期が8日と短いヨウ素の検出値は徐々に低下し、規制値の超過件数は減る傾向にある。3月から出荷停止が続いているのは、福島県の一部地域の葉物野菜やブロッコリーなどの花蕾(からい)類、カブ、原乳に限られる。
一方で、4月中旬以降は福島県のタケノコやヤマメといった山菜や淡水魚などから、半減期が30年と長い放射性セシウムの検出が目立つようになっ た。5月11日には、原発から約300キロも離れた神奈川県南足柄市の茶葉から、規制値を超えるセシウムの検出が発表された。その後も、各地の茶葉で規制 値超えが相次いでいる。
厚労省は「当初は放射性物質が野菜などの表面に付着したケースが多かったが、時間の経過とともに土壌などから吸収した放射性物質が検出されるケー スが増えたとみられる」と指摘する。農林水産省によると、茶葉の場合は同省の調査で茶畑の土壌の汚染濃度が低かったことから、「大気中の濃度が高かった3 月に汚染された古い葉から新芽にセシウムが移転したと推定される」という。
規制値を超えるセシウムが検出されたヤマメやワカサギは、原発から約90キロも離れた福島県の檜原湖(北塩原村)などから見つかった。水産庁は 「湖や川に堆積(たいせき)したり、周囲の土壌に積もったセシウムが雨で流れ込み、魚の体内に取り込まれた可能性が高い。淡水魚は海水魚に比べてあまり水 を飲まないために代謝が遅く、セシウムが尿で排出されにくいことも濃度が高くなる原因」と話している。

◇暫定規制値、見直し進む 作付けデータ収集へ
放射性物質の影響の広がりを踏まえ、国は対策を強化している。農水省は5月27日、野菜などが土壌からセシウムをどの程度吸い上げるかを示す比率 (移行係数)を公表。夏野菜の作付け本格化を前に、出荷時の検査の必要性などを判断する際の参考にしてもらうのが目的だ。国内外の文献を基に、野菜と果実 計21品目の移行係数を算出し、サツマイモなどのイモ類は比較的高く、葉物野菜は低い傾向がみられた。
農水省は「粘土質だとセシウムが植物に移行しにくく、砂質では移行しやすいなど、土壌によって異なることも海外のデータから分かった。農家が作付け品目を検討する参考にしてもらうなど、放射性物質の影響を減らす方策を考えたい」と話す。
国内では、土壌からのセシウムの吸収に関し、イネ以外の研究データはほとんどない。このため同省は今夏、福島県と協力して野菜の移行係数の調査を 始める。県農業総合センター(郡山市)など同県内の複数地点でホウレンソウやトマトなど十数種類を作付けし、放射性物質の検査を行う。調査結果は来年の作 付けの参考にできるという。
政府は暫定規制値の見直しも進めている。暫定規制値は、原子力安全委員会が国際放射線防護委員会の勧告などを参考に定めていた指標を、震災発生6 日後に緊急的に援用したもので、発がん性の詳細な検討はしていないためだ。厚労省は食品安全委員会に、食品中の放射性物質が健康に与える影響の評価を依頼 している。同委員会は暫定規制値のないウランやプルトニウムの影響についても検討しており、7月をめどに取りまとめを行う。この結果を受け、厚労省の審議 会で暫定規制値を見直す方針だ。
食品安全委員会の専門委員で、国立がん研究センターがん予防・検診研究センターの津金昌一郎予防研究部長は「暫定規制値は十分すぎるほど安全を考 慮して設定されている。規制値を超えた食品は流通しないが、一時的に摂取しても健康への影響を心配する必要はない。過度に恐れて野菜などを食べないことの 方が健康へのリスクは高まる」と話す。
毎日新聞 2011年6月9日 東京朝刊
- 社説:放射線量の不安 もっとモニタリングを
- 放射性物質:保管の牧草、一般廃棄物として処分を…農水省
- 放射性物質:福島産の原乳、出荷停止解除
- 放射性物質:ウメの出荷停止指示 福島5市町に
- 放射性物質:福島のヤマメ、一部出荷停止 淡水魚では初
「不気味な魚」食べて海を守ろう、イタリアでスローフードイベント
- 2011年05月31日 07:23 発信地:ジェノバ/イタリア
【5月31日 AFP】イタリアのスローフード運動に加われば、毒々しいとげに覆われていたり、目の飛び出した不気味な魚に出会うことになるかもしれない――だが、カサゴやダツといった魚は見た目は悪いかもしれないけれど、安価で、持続可能で、そして何より味が良い。
イタリアで開かれたイベント「スローフィッシュ」で、漁師のロベルト・モッジア(Roberto Moggia)さんは「『安っぽい』魚に戻るべきときが来たんだ。おばあちゃんが昔食べていたような魚にね。安くてうまいだけでなく、他の魚の絶滅を救う ことにもなる」と語った。
■スローフィッシュで海洋環境を守れ
大規模な漁業に脅かされているモッジアさんら小規模の漁師たちは、イタリア・ジェノバ(Genoa)で4日間のイベントを開催している。マグロやサケばかりにくぎ付けになっている消費者たちに、普段は食べ逃しているさまざまな「奇妙な」魚の味を試してもらおうという企画だ。
イベントでは、クロマグロやメカジキ、ウナギなど、絶滅の危険性が高まりつつある種の代わりに、光沢があったり、とげがあったり、平たかったり膨らんでいたりと、さまざまな色や形の魚を展示したり、刺身や塩漬け、酢漬けなどで提供している。
「マグロとサケの代わりは、レールフィッシュとアジだ。味の違いが本当に分かる人なんていないよ」と、料理学校生のニコラ・ファティベニ(Nicola Fattibeni)さんは語る。ファティベニさんはイベントで、日本の料理人と一緒に、すしコーナーを担当した。「実はスローフィッシュは、危機にある 魚を救うことだけが目的じゃない。もう1つの絶滅危ぐ種、『地元の漁師さん』を救うことも考えているんだ」
小規模漁師は、海洋環境の保護に寄与していることで知られている。だが、大量に魚を水揚げする営利最優先のトロール漁船を前に、小規模な漁師たちは減少する一方だ。しかもトロール漁は、大量に水揚げしたその魚をまた大量に廃棄することさえある。
欧州委員会(European Commission)のマリア・ダマナキ(Maria Damanaki)委員(漁業・海洋担当)はイベント開幕の演説で「食生活を変えることもできるかもしれないが、漁をする方法は絶対に変えなければならない」と語った。
■魚には汚染問題も
すしコーナーを担当したファティベニさんら学生たちは、マグロなどで見られるもうひとつの問題として、汚染を挙げる。「たとえばシャケ。脂肪分が多く、 特に大西洋やアジアでは、船舶からの廃棄物などの有毒物質を吸収しやすい。それにマグロは、汚染された小魚をたくさん食べるので、有毒物質をもっと蓄積し ていく」(ニコラ・ファティベニさん)
イベントでは、魚を購入する際のチェックポイントなどを教える買い物ツアーも開催された。
■料理人も使命感
イタリアのシェフ、Gianluca Cazzinさん(44)は、「うちのレストランではもうマグロを使ってない。地元のものや伝統レシピで料理しているよ。お気に入りの1つは、1300年 代からあるミシマオコゼ科の魚を使ったベネチア流料理さ」と述べ、イベント来場者らに、地元レストランが食生活に大きな役割を担っていると語りかけてい た。
Cazzinさんは、「マグロやメカジキばかりを食べ続けることはできない」と語る。人気のない魚は味も良いわりに値段が安いが、「これらの『安っぽい』魚を、『うまい』魚料理に変えるのがおれたちの腕の見せ所」と述べた。
Cazzinさんは「次世代に種を保存しなければならない。マグロを10年食べなくても、誰も餓死はしないんだから」と述べ、「20年後に、子どもたちがマグロの泳ぐ姿をまだ見れるようであってほしいと思う」と語った。(c)AFP/Ella Ide
【神奈川】
深まる絆 かながわの3ヶ月<上> 後悔しないため最善を 放射能汚染から一人娘「守る」
2011年6月9日
| 地面に置いた放射線測定器で、測定を行う本橋一美さん(右)=中区で |
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東京電力福島第一原発事故直後から、インターネットでの情報集めが欠かせなくなった。横浜市磯子区のウェブデザイナー本橋一美さん(39)は毎日数時間、事故の状況や、各地の放射線量のデータなどを求め、モニター画面を追う。
これまで、環境やエネルギー問題に興味があったわけではない。だが、一人娘(3つ)を思うと、「すぐに影響がなくても五年、十年先は大丈夫なのか」。不安は消えない。
自宅は同原発から二百キロ以上離れていて、「放射線量は人体に影響がないレベル」とされる。それでも三月いっぱいは、娘と妻(34)を岐阜県内の知人宅に預けた。家族がそろった今、妻と一番気にしているのが、子どもに影響が大きいとされる、食品などによる内部被ばくだ。
牛乳は豆乳に、水道水はミネラルウオーターに切り替えた。肉や魚は輸入物を、野菜もなるべく西日本産のものを購入し、卵は生産地域を確認して通販で取り寄せる。米は来年のために、少しずつ買いだめしている。
放射性物質の被害を受けた農家のことは、気になる。だが、「流通している食品でも、後にがんになる危険性を指摘する情報もあって、自分の家族を守ることを考えればしかたない」。
四月から娘が通うようになった幼稚園に、給食で使う食材の産地の情報開示や、弁当の持参を求めたが実現せず、五、六月は休園させることにした。
被ばくを気にし、日中もほとんど屋外に出さず、自宅で過ごさせている。アニメのビデオに笑顔を見せる娘の姿に安心しながらも、「この生活がいつまで続くのか…」。ため息が出る。
震災後、開設したインターネットのサイトや簡易ブログ「ツイッター」で、同じように悩む親と情報交換を始めた。それらを通じて知り合った仲間と今月初旬には、横浜市中区周辺を放射線測定器を手に回った。
一方で、「気にし過ぎじゃないの」という声も聞く。娘をかわいがってくれる同居の祖父(85)にも「大げさじゃないのか」と諭される。
周囲との隔たりを感じるが、思いは揺らがない。「後悔しないため、今できることをしたい。原発事故が収束していない以上、自分の家族は自分で守っていくしかない」
◇
東日本大震災の発生から、間もなく三カ月。震災を機に家族のありようを見つめ直すようになった人たちを紹介する。
(この企画は寺岡秀樹、志村彰太、細見春萌が担当します)
<放射線測定> 東京電力福島第一原発事故を受け、横浜市教育委員会は、市立小学校の給食の食材について、放射線量を測定する方針。市教委は「流 通している食品は大丈夫」との立場だが、保護者らから不安の声が相次ぎ、実施を決定した。給食に代えて、弁当の持参も認めている。
一方、放射線測定器「ガイガーカウンター」の購入者も増加。価格は数万円だが、自らの手で身の回りの放射線量を確認する人たちが増えている。
文部科学省は震災後、ホームページ上で、全国の放射線モニタリング調査の結果を公表。担当者は「国民の関心はかなり高い」としている。
県内水源202地点調査 県と国、放射性物質を把握へ
福島県と国は26日、東京電力福島第一原発事故による放射性物質の拡散状況を継続的に把握するため、県内の河川、湖沼・ダムなど公共用水域の放射線調査 を始めた。これまで水道水を調べてきたが、川魚から基準値を超える放射性物質が検出されたほか、農業用水として使われるため池の水を懸念する声もあること から、県内全域の「水源」202地点を調べる。検査結果がまとまり次第公開し、県民の安全・安心につなげる。 (2011/05/27 09:31)
【神奈川】
東電原発事故で放射性物質漏出 学校給食の食材に不安訴える保護者
2011年5月25日
東京電力福島第一原発事故による放射性物質の漏出で、横浜市の小学校に通学する児童を持つ保護者の中には、学校給食の食材が汚染されているのでは ないか、と不安を訴える人がいる。市教育委員会は、暫定規制値をクリアした地域の食材を使っており「安全だ」と強調するが、一方で給食に代えて弁当の持参 も認める対応を取っている。 (荒井六貴)
牛乳や野菜、魚などの食材が暫定規制値を超えた地域の食材は、流通しないことになっている。しかし、児童が口にする給食の食材すべてが、検査されているわけではない。
金沢区の主婦(41)は先週から、市立小学二年の長女(7つ)に弁当と水筒を持たせた。主婦らは「子どもが食べるものは、もっと規制を厳しくしないといけないのではないか。給食を食べて、最終的にどれぐらい被ばくするのかも分からない」と不安を募らせる。
文部科学省の担当者は「市場に流通している食品は、安全という前提。給食に限って何かをすることは考えていない」と言う。二十四日の市議会で、複数の市議が保護者の声を代弁して、給食に関する質問をしたが、市側は国の考えに基づき、安全性を強調した。
一方で、市教委は保護者の不安を想定。四月一日付で各校長に「校長の判断で、弁当持参については許可することを可とする」とした文書を出した。新学期が始まると「汚染地域の食材を使わないでほしい」などと不安の声が寄せられた。
市教委の清水文子健康教育課長は「どうしても給食を食べたくないのに、強制はできない。給食は安全と伝えた上で、弁当持参も許可できることにした」と説明する。
主婦は、市教委に汚染地域外からの食材の調達を求めたが、実現する方向にはなかった。結局、「他の児童と違うことをして(長女が)いじめられるか もしれない」と悩んだ末、弁当を持参させることを決めた。渋る長女にも「放射線を理解しているか分からないけど、きちんと説明した」という。
当然、弁当に使う食材にも気を使う。主婦は「いつまで、この状態で保てるのか」と苦しい胸の内を吐露した。
ホリエモン「福島第1原発を宇宙基地に」
2011.05.24 20:00:00
最高裁に上告を棄却され、近く収監されるライブドア・元社長の堀江貴文氏。刑期を終える約2年半後の日本をどう見るか――。2011年5月23日、東京・ 新宿ロフトプラスワンで開催されたイベント「ホリエモン・トークライブSESSION最終回!?『棄却された。。。』」で堀江氏は、現在携わっているロ ケット開発事業に触れ、「福島第1原発を宇宙基地にすればいい」と語った。
「なんで日本に住んでいるんだろうと最近考えるようになった」という堀江氏。同じくイベントに参加していたフリージャーナリスト上杉隆氏に「上杉 さんは、なんで定住してるの」と疑問を投げかけ、「住所がなければ手紙も来ない」「全部電子版でいい。雑誌とか本も電子版でいい。物はいらない」と語っ た。また堀江氏は、少子高齢化が進み企業や人が海外に移りつつある日本には「何の展望もない」と指摘。さらに、食文化は金持ちが支え、それが国の豊かさに 繋がっているため「280円のユッケを食べて死ぬ人がいる日本は貧しい」と自説を展開。高級料亭が消えたり、海外に移転したりしている日本の状況を鑑みた 上で、堀江氏は、
「僕はノマドになる。会社もシンガポールに移そうと思っている。パーマネントトラベラーになってシンガポールに移ったら、(日本に)税金も払わなくていい」
と出所後について語った。
■「福島第1が宇宙特区になれば、僕は行く」
堀江氏は現在ロケット開発事業にも携わっている。そのビジョンは将来の宇宙開発を見据えたものである。堀江氏は、このロケット開発と2011年3月11日の東日本大震災以降問題となっている福島第1原子力発電所とその周辺とを結びつけ、
「(福島第1原発は)宇宙港にすればいい。周りに人が住めなくなっているから、ちょうどいい。高濃度放射能汚染されている から、海も魚が捕れても食べれない。漁協も文句を言わないし、そこでうるさい音を出しても誰も文句を言わない。人がいないから。宇宙基地にして宇宙特区に したら、僕は行く。だって宇宙のほうが放射線がすごい」
とし、さらに
「(福島第1原発を宇宙基地にした場合)自己責任で行く分には、全然いいと思う。僕は宇宙開発の方が大事だから。多少放射線を受けても僕はいい」
と語り、宇宙にかける思いを語った。
◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]堀江氏の発言部分から視聴 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv50144522?ref=news#02:46:22
(山下真史)
原子力賠償法案 国民負担を極小に
2011年6月10日 07時05分
政府が、福島第一原発事故に伴う東京電力の損害賠償支援のため設立する組織の内容を定めた「原子力損害賠償支援機構法案」の概要が九日、明らかに なった。機構の設立、支援実施に際しては「国民負担の極小化」を図ると明記。いつでも現金化できる交付国債を機構に交付するなど政府が直接支援する場合は 「特別な支援」とし、原発事業者(東電)に「特別事業計画」の提出を求めて厳格に審査するとしている。
政府は、十四日に法案を閣議決定し今国会に提出する方針。しかし、民主党内に異論が残っているうえ、政局の混乱もあり、成立のめどは立っていない。
法案によると、機構は原子力事業者の相互扶助の考えに基づき設立。原発を持つすべての電力会社に対して、機構への負担金拠出を義務付ける。このほか機構は、政府保証を付けた金融機関からの借り入れなどで資金を調達する。
機構は、これらの“財源”を使い、事故を起こした原子力事業者の申し込みにより、資金援助(株式の引き受け、社債の購入など)を行う。
機構には、第三者も加えた「運営委員会」を設け、各電力会社の負担金の額や、支援の実施などを決める。
賠償額が数兆円に上るとみられる東電のケースなど、通常の機構の資金で賄えない場合は、交付国債を出す「特別な支援」とする。提出が義務付けられる「特別 事業計画」は経営の合理化と責任の明確化などを明示。第三者による資産査定などの審査を経て政府は閣議決定で認定。投入された公的資金は全額返済を求め る。
法案は成立後、公布と同時に施行される。
(東京新聞)
放射線の影響で、日本で男児増加の可能性
ドイツはこのほど、大気に放出された放射性物質が女児の出生を減少させるとし、放射線が赤ちゃんの性別に影響するとの研究結果を発表しました。
これは、ミュンヘン・ヘルムホルツ衛生環境研究センターが行った研究です。それによりますと、「アメリカやヨーロッパでは1964年から 1975年までの男児の出生率が異常に増加しており、東ヨーロッパでも1986年以降に同様の現象が発生している。その原因について、前者は1960年代 から1970年代に行われた原子爆弾実験、後者はチェルノブイリ原発事故によるものだとされる」ということです。
さらに、「放射線源に近いほど性別の影響が大きいことが観察されている。チェルノブイリ原発事故の翌年、ウクライナの隣国ベラルーシでの 出生比のアンバランスがフランスより顕著となったほか、ドイツやスイスの原発35キロ以内でも出生比のアンバランスがはっきりと見られた」ということで す。研究者は、福島原発事故の影響で、日本と米西海岸での男児出生率が高くなると予測しています。(閣、中原)
放射性物質検出、静岡県が公表を制止 食品通販業者に
2011年6月10日4時15分
静岡県が、自主検査で国の基準を超える放射性物質が検出されたとホームページ(HP)で公表しようとした東京都内の食品通販業者に、公表を控えるよう求めていたことが分かった。
有機野菜などの会員制宅配サービスを行う「らでぃっしゅぼーや」(東京都港区)。同社は自主検査で基準を超えたと6日に県に報告。この際、HPでの公表を県が控えるよう求めたという。同社は商品を購入した会員に、経緯と商品回収の意向を伝える手紙を郵送したという。
県経済産業部は「消費者への連絡など最低限のことはやっている。HPで出すとかえって不安を広げかねない」と説明している。
精神的苦痛 3分類に 原発被害賠償、紛争審合意
2011年6月10日 02時02分
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東京電力福島第1原発事故の賠償範囲を決める政府の「原子力損害賠償紛争審査会」(会長・能見善久学習院大教授)は9日、第7回会合を開催。避難住民らへの精神的な苦痛に対する賠償額を、避難場所により4分類する方針を見直し、3分類で算出することで合意した。
新たな3分類は、(1)体育館や公民館などの避難所(2)アパートや公営住宅、仮設住宅、親戚宅、ホテル、旅館など(3)自宅での屋内退避。
5月末までにまとめた第2次指針では、(2)の部分を主に「アパート、仮設住宅、親戚宅」と「ホテル、旅館」の二つに分けて4分類とし、賠償額を傾斜算出する方針だったが、被災地から「避難場所で金額に差をつけるのは不公平だ」との声が強く修正した。
会合では「被災者は日常生活の維持・継続を著しく阻害されている点で、全員共通する精神的苦痛を被っている」と合意した。慰謝料は年齢や世帯の人数にかかわらず、原則一律とする方針を決めた上で、プライバシーの有無など生活環境の違いを考慮。
(2)を基準に一人当たりの賠償額を定め、避難所の生活者は加算し、自宅避難者は基準額以下とすることにした。
また、風評被害などの被害実態を調べる専門委員を、「農林漁業」や「製造業」など16分野で76人任命した。
(中日新聞)
避難住民の精神的苦痛、算定方法見直し 紛争審で合意
2011年6月9日23時8分
東京電力の原発事故に伴う損害賠償の目安をつくる政府の原子力損害賠償紛争審査会(会長=能見善久学習院大教授)は9日、避難生活に伴う精神的損害の算 定方法の案を見直すことで大筋合意した。避難住民の賠償額を一律にしたうえで、体育館などにいる住民には一定額を加算する。
審査会が5月末にまとめた第2次指針では、避難、退避の場所によって住民を4分類し、賠償額に差をつける案を提示。しかし、住民から「避難場所で苦痛に差はない」という声があがっていた。
審査会は、住民からの指摘を受け、(1)体育館などの避難所(2)アパートや親類・知人の家など(3)ホテル・旅館などの3分類については、賠償額を一 律にする。そのうえで、体育館などへの避難住民には一定額を加算する。屋内退避は避難住民よりも賠償額は低い。修正案は、早ければ次回の会合で正式に決ま る予定。
精神的苦痛4→3分類に 避難先別、賠償審査会が変更
2011.6.9 22:20
東京電力福島第1原発事故の損害賠償交渉の指針を定める文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会は9日、避難住民の精神的苦痛の算定方法について、避難先別に3つに分類し支払うことを決めた。2次指針で4分類としていたが、地元からの要望で変更した。
合意したのは(1)避難所、体育館や公民館(2)アパート、仮設住宅、ホテルや旅館(3)屋内退避-の3分類。(2)を基準に1人当たりの支払額を決め、 プライバシーを含め精神的、肉体的苦痛が伴う避難所などの住民らには一定額を加算する。(3)は(2)の額を超えない範囲とした。年齢や世帯人数に関係な く、子供も一律に賠償される見通し。
2次指針では(1)避難所や体育館など(2)アパートや公営住宅、仮設住宅など(3)ホテル、旅館など(4)屋内退避-の4分類としていたが、「日常生活を著しく阻害された苦痛は住民共通」との声が地元で強く、格差が生じないようにした。
各地で低下目立つ
2011.6.9 21:52
東北、関東各都県で8日午前9時から9日午前9時に観測された最大放射線量は、7~8日に 比べ低下が目立った。文部科学省の集計によると、埼玉が毎時0・055マイクロシーベルトに小幅上昇した。福島は1・600マイクロシーベルトで横ばい、 茨城は0・096マイクロシーベルトに低下した。
福島第1原発の北西約30キロの福島県浪江町で8日午前11時13分に17・2マイクロシーベルトを観測した。
子どもも一律賠償=精神的損害、4類型を撤回-原子力損害賠償紛争審
東京電力福 島第1原発事故の賠償範囲を検討する原子力損害賠償紛争審査会(会長・能見善久学習院大教授)の7回目の会合が9日開かれた。精神的損害の算定方法が主な 議題となり、自宅以外での生活を余儀なくされ、「正常な日常生活の維持、継続を長期間阻害された者」であれば、年齢や世帯人数に関係なく、子どもも含めて 一律に賠償される方向となった。
また、避難場所により4類型で賠償する従来方針は地元首長らの反発を受けて変更。原則として一律とし、避難所や 体育館など、より過酷な生活を強いられるケースには一定額を加算する方針。次回20日の会合で、賠償金額も含めてさらに議論を詰める。(2011/06 /09-17:44)
【原発】静岡市の製茶1工場で規制値超すセシウム(06/10 00:35)
静岡県が行った一番茶の「製茶」の放射能調査で、静岡市藁科(わらしな)地区の一つの工場で規制値を上回る放射性物質を検出しました。
静岡県は、19産地の一番茶の製茶について放射能調査を行いました。これとは別に販売業者が独自で行った調査で数値が高かった静岡市の藁科地区にある工場 の製茶を再調査したところ、暫定規制値の1キロあたり500ベクレルを上回る679ベクレルの放射性セシウムが検出されました。静岡県は、この工場に出荷 の自粛と商品の回収を要請したうえ、藁科地区にあるおよそ100の茶工場についても調査することにしています。
一方、県が19の産地で行った調査では、いずれも暫定規制値を下回っていました。
静岡県・川勝平太知事:「念のために19地区(産地)すべて基準値を下回った、第1段階終わったと認識している。本当に良かったと思っている」
【原発】静岡の製茶から規制値超の放射性物質検出(06/09 18:09)
静岡県産の「製茶」の放射性物質検査で、一部の産地で規制値を上回る結果が出ました。
検査が行われたの は、静岡県内の合わせて13の産地です。国の検査機関でサンプルを分析した結果、静岡市の藁科地区の本山茶が規制値を上回る679ベクレルと判定されまし た。この産地は、これまでに業者が行った自主検査でも高い数値を示していました。静岡県は、この地区にある工場すべてを調査する方針です。
静岡産の製茶から基準超のセシウム検出 工場単位で出荷自粛要請へ
2011.6.9 22:41 (1/2ページ)
静岡県は9日、静岡市葵区の藁(わら)科(しな)地区で生産された「本(ほん)山(やま) 茶」の製茶から、国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を上回る679ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。藁科地区にはおよそ100 の茶工場が存在するが、県は当該工場にのみ出荷自粛を要請する方針。今後は、藁科地区のすべての茶工場の製茶を検査し、国の基準値を超える場合は、茶工場 単位で出荷自粛を要請するという。
茶の生産量が国内の約4割を占めている静岡県で、茶葉から基準値を超える放射性セシウムが検出されたのは初めて。
茶葉をめぐっては、これまで6県で生茶葉から基準値を超える放射性セシウムを検出。このうち神奈川など複数の市町村で基準値超えが確認された4県で出荷停止措置がとられている。
静岡産の製茶から基準超のセシウム検出 工場単位で出荷自粛要請へ
2011.6.9 22:41 (2/2ページ)
生茶葉を乾燥させた荒茶は、1キロあたりの放射性物質の濃度は生茶葉の5倍に濃縮されることから、政府は今月2日、生茶葉に加え荒茶についても検査の対象にすることを決定した。
荒茶を他の生産地の茶葉とブレンドするなど出荷段階まで仕上げた製茶は、荒茶と同じ基準値が適用されており、厚生労働省は茶の生産地に対し、出荷されていない製茶についても検査を行うよう通知している。ただし今回の製茶は単一生産地の荒茶で仕上げられている。
静岡県は、政府が荒茶を検査対象とした際、湯を入れて飲用する時には放射性物質が薄まるとして、いったんは「必要がない」と検査を拒否。その後、二番茶以 降は荒茶の検査を受け入れ、一番茶は「すべて製茶になっており、荒茶はない」として、製茶で検査する方針を示していた。
静岡の本山茶一部、基準超える放射性物質 出荷自粛要請
2011年6月9日23時16分
静岡県は9日、静岡市葵区の茶工場が生産した「本山(ほんやま)茶」の一番茶の製茶から、国の基準(1キロ当たり500ベクレル)を超える679ベクレ ルの放射性セシウムが検出されたと発表した。県は同工場に商品回収と出荷自粛を要請。週明けにも同じ地区にある約100の茶工場でサンプル検査をする。
国は今後の検査結果を受けて出荷停止の必要性や対象範囲を判断する。
製茶は、摘んだ生茶葉を蒸して乾燥させた荒茶から、ごみを取り除くなどしたもの。
この工場から製茶を購入している東京都の食品通販業者が自主検査したところ、一部で基準を超えるセシウムを検出。報告を受けた県がサンプルを回収し、厚生労働省横浜検疫所で分析していた。通販業者は既に出荷を停止し、製品を回収中という。
本山茶は静岡市葵区と駿河区で収穫される。茶の生産量で全国一の県では、全体で例年、計約3万5千トンの荒茶の収穫がある。静岡市の昨年の荒茶生産量は3240トン。本山茶は、このうち3分の2を占める。
県は「推計では、飲用茶になるとセシウムは製茶の85分の1に薄まるので、健康に影響はない」と説明した。
農産物出荷制限 静岡市の本山茶から基準値超の放射性物質 1工場に出荷自粛を要請
静岡市の藁科(わらしな)地区の本山茶から、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出され、県は生産した工場1カ所に出荷自粛を要請した。
消費者が手に取る製茶からの検出に、今が最盛期の日本一の茶畑が揺れている。
9日午後6時ごろ、静岡県は会見で、「藁科地区の製茶から、暫定の規制値を超える放射能のセシウムが検出されました」と発表した。
静岡茶の元祖・本山茶から、国の基準値を超える679ベクレルの放射性セシウムが検出された。
9日午後6時ごろ、静岡県は会見で、「これは一茶工場からの検出ですので、この茶工場の出荷の自粛要請をしたいと考えております」と話した。
放射性物質が検出されたのは、静岡県藁科地区にある1つの工場で製造された一番茶で、静岡県はこの工場に出荷自粛と商品の自主回収を要請した。
静岡県の川勝平太知事は、「基本的に飲用茶において、製茶はそのまま食べたりしませんので、そのことは常識です」、「風評被害に遭ったところがあるとすれば、これはしっかりと補償を求めていきたい」と述べた。
お茶をめぐっては、5月、神奈川県の足柄茶から、基準値を超える放射性セシウムが検出されると、茨城や千葉、群馬などへと広がっていった。
そして、ついに生産量日本一を誇るお茶大国・静岡にまで及んだ。
9日夜、藁科地区の公民館には農家が緊急で集まり、今後の対応について協議をした。
お茶農家は「大変なことになったな」、「どこから放射能がね、飛んできたかって思うよね。考えられないもんね」、「二番茶の収穫しようと思ったけどやめた。二番茶取らない。買ってくれない可能性があるわけだもんね」などと話した。
これから始まる二番茶の収穫シーズンを前にして、困惑を隠せない様子だった。
一方、東京都内にある本山茶を扱うお茶専門店の店主は、「かなりいいお茶で、気に入っている方はかなり多いんだよね」と話した。
10パックまとめて購入する人もいるほど、人気の高い本山茶。
荒茶に続き、製茶からも放射性物質が検出され、戸惑いを隠せない。
店主は「ちょっとやっぱり、お客様が少なくなったような気がしますね。やっぱり、買い控えっていうんですか、それがちょっとあるみたいで」と話した。
県は10日から、藁科地区にあるおよそ100軒すべての茶工場について、サンプルの採取を始める。
(06/09 23:45 テレビ静岡)
静岡の茶工場 基準超のセシウム
静岡市のお茶の工場で作られた「製茶」=製品のお茶から、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出され、静岡県は、工場に対して出荷の自粛を要請しました。静岡県によりますと、検出された値は健康に影響を与えるレベルではないということです。
このお茶は、静岡市の藁科地区にある工場で、いわゆる新茶に当たる一番茶を製品に加工した製茶で す。静岡県が東京のお茶の販売業者から「自主検査で高い値が検出された」と連絡を受けて行った検査で、国の暫定基準値の1キロ当たり500ベクレルを超え る、679ベクレルの放射性セシウムが検出されました。静岡県によりますと、検出された値は健康に影響を与えるレベルではないということですが、県では工 場に対し出荷を自粛するよう要請しました。東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、静岡県産のお茶から基準値を超える放射性物質が検出されたのは初め てです。静岡県は福島第一原発の事故を受けて、主な19の産地を対象に一番茶の「製茶」の検査を行っていました。この際はいずれも基準を超す値は検出され ませんでしたが、藁科地区の製茶については検査が行われていませんでした。静岡県では藁科地区の製茶から基準値を超える放射性物質が検出された経緯につい て調べることにしています。
チュッパチャプスを自主回収へ
(2011年06月09日 23時16分)

森永製菓が輸入・販売する棒付きキャンディから金属片とみられる異物が見つかった問題で、森永製菓は9日夜、この商品をを自主回収することを決めました。
金属片とみられる異物が見つかったのは、森永製菓が輸入・販売する棒付きキャンディ・チュッパチャプスです。森永製菓は当初、「異物が何で、どの段階で 混入したかはっきりしてから対応をとる」としていましたが、9日夜、同様な事態が起こるおそれを避ける意味でも自主回収することを決めました。
回収するのは異物が見つかったものと同じ、スペインの工場で生産されたチュッパチャプスで、10日朝から一斉に回収を行います。
ことの発端は先週末、14歳の女子中学生が富山市内の店舗でチュッパチャプスを購入し、食べていたところ、舌に違和感を感じました。
口から出してみると、長さ1ミリ程度の黒い金属片のようなものが突き出ているのを見つけました。
富山市保健所はこの商品を回収し、森永製菓の本社がある東京都内の保健所に送って、くわしく調べています。
チュッパチャプスに異物、森永製菓が自主回収
「森永製菓」(東京都)が輸入・販売するキャンディー「チュッパチャプス」に、金属のような異物が混入していたとして、同社は10日から、国内で販売されている全11種類のキャンディーを自主回収し、相談窓口を設置することを決めた。
同社などによると、異物が見つかったのは今月1日に富山市内で販売された抹茶ラテ味。異物は1ミリ程の大きさで、一部が外側に突き出ていた。スペインの工場で製造されたもので、製造時期などは分かっていない。これまでに異物の混入が報告されたのは今回の1件だけという。
同社は「混入の原因は分かっていないが、被害が広がる恐れがあるため回収することにした」としている。
(2011年6月9日21時59分 読売新聞)
東南海・南海地震対策、四国4県・国が連携
- 2011/6/10 3:55
四国4県や政府関連機関、有識者などで構成する「四国東南海・南海地震対策戦略会議」が9日、高松市で発足した。東日本大震災の被害、復 旧状況や課題を教訓に、南海地震が予想される四国の関係者が必要な対策について議論する。結果は秋にも「四国防災基本戦略」として取りまとめる予定だ。
メンバーは4県のほか四国地方整備局、四国運輸局、四国通信局など。座長に選出された愛媛大学の柏谷増男名誉教授は「(南海地震は)30年以内に60~70%の確率で起きるといわれる。各機関が情報を共有し、有機的に連携することが重要」と会議の意義を述べた。
初会合では出席者が足元で把握している課題について説明した。現状報告では、東日本大震災の被災地で地震動や津波の被害を最小限に食い止め た防波堤や、盛り土によって高い位置に敷設されていた道路などが避難に役立った例を紹介。こうした現状と照らし合わせる形で各機関が四国の課題について紹 介した。
四国地方整備局によると、南海地震の震源地である太平洋沖に面した徳島県や高知県の海岸線に3~5メートル以上の津波が来た場合、沿岸の道 路がほぼ全域にわたって寸断される。こうした場合に本州方面からの物資輸送を円滑に進めるため、同局は「瀬戸内海側から太平洋側に向かう道路の整備が必 要」と指摘した。
輸送網について四国運輸局は「四国旅客鉄道(JR四国)など太平洋側の鉄道網が海岸線に沿っていることが多く、津波がくれば機能しなくなる 可能性がある」とし、他の経路の確保が必要とした。四国通信局は東日本大震災で衛星通信が有効だったことや、ソーシャル・ネットワーキング・サービス (SNS)を通じた連絡、情報交換が機能した例を紹介。「四国でも役に立つのではないか」と提案した。
4県のうち最も大きな被害が想定される高知県は、県としてプロジェクトチームを設置しており対策の再検討を進めていることを説明した。
震災対策で必要になる道路など大規模なインフラ整備は財源上の問題もあって時間がかかるなど課題も多い。自治体や機関、企業などが個別に実施している防災訓練を共同で実施するなどソフト面の整備や連携の強化を求める声も上がった。
今後は幹事会を通じて各論を詰め、6月下旬から7月中旬にかけて第2回会議を開く。最終的な取りまとめは秋ごろになる見込みだ。
福島第1原発:官邸「屋内退避、数日で終了」…甘い見通し

爆発で大破した東京電力福島第1原発。左は3号機、中央奥は4号機=2011年3月15日撮影、東京電力提供
東日本大震災から3日後の3月14日午前、東京電力福島第1原発3号機原子炉建屋で水素爆発が起きた。菅直人首相ら政府首脳の協議は大激論となっ た。「避難指示を(半径20キロから)30キロ圏内まで広げるべきです」。内閣府原子力安全委員会側からの提案に、枝野幸男官房長官らは「30キロに拡大 するのはいいが、屋内退避にとどめた方がいい」と反論した。
「30キロ避難」は大規模な避難計画の立案が必要になり、混乱する懸念があった。大勢の住民が避難中に再び爆発するリスクも考慮した。首相は枝野長官の主張を受け入れ、15日午前、「20~30キロ屋内退避」を発表した。
「屋内退避はせいぜい数日で終わる」。だが、政府高官の希望的観測は後に覆される。
「SPEEDIを走らせてはどうか」。16日、福山哲郎官房副長官は内閣官房参与の小佐古敏荘(こさこ・としそう)東大大学院教授から助言を受け た。原発事故などの際、放射性物質の放出量と風向きから拡散地域と累積線量を予測。住民避難の切り札となるシステムだが、停電で初期データが入力されず、 役立っていなかった。
原発の状態は悪化の一途をたどる一方、官邸は放射能汚染地域の全容を把握できずにいた。「現在の放射線量から逆算して予測図を出してほしい」。枝 野長官はすぐに班目(まだらめ)春樹・内閣府原子力安全委員長に要請したが、報告は震災から約2週間後。官邸に届いた「汚染図」は30キロ圏内の同心円か ら変形してアメーバ状に広がり、北西には大部分が30キロ圏外の福島県飯舘村のほぼ全域をのみ込んでいた。
飯舘村の放射線量の高さは官邸にも早くから届いていたが、「点から面」に広がった衝撃は大きかった。原発の爆発リスクを否定できないまま、次の一手を打てず、屋内退避はずるずると続いた。
◇自治体に不信感
長期化する屋内退避は予想外の混乱を招いた。避難指示地域も抱える南相馬市では「30キロ圏内も危ない」との風評が広がり、物流が滞り、市民が続々と避難。いったん受け入れた市外の避難者を2次避難させざるを得ない事態に発展した。
そんな中、国際原子力機関(IAEA)が30日、飯舘村の土壌からIAEAの避難基準の2倍の放射性物質を検出したと国際社会に向けて発表。日本政府は対応を迫られた。
飯舘村をどうやって「実質的な避難指示」に持ち込むか。着眼したのが、原発事故で緊急時に許容される被ばく量を「年間20~100ミリシーベル ト」と定める国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告だった。原子力安全委の指針は「50ミリシーベルト以上で避難指示」だが、広い地域が20~40ミリ シーベルトで覆われていた。官邸は国際基準へ切り替え避難指示の対象を最低ラインの「20ミリシーベルト」に引き下げた。
だが、飯舘村には唐突に映った。4月16日、住民説明会で「なぜ20ミリに下げたのか」と問い詰める菅野典雄村長に福山副長官は「原発が安定していない。専門家からの助言で設定した」と答えるのが精いっぱいだった。
政府内からは「経産省などから派遣された中央官僚が地方への対処に失敗した」と、避難をめぐる自治体とのあつれきを責任転嫁する声さえ聞かれた。
が、自治体の批判の矛先は政府に向いていた。飯舘村全域を避難対象とする「計画的避難区域」を正式決定し、屋内退避が解除されたのは22日。ある政府高官は悔やむ。「1カ月以上も屋内退避としたのは非常識だった」
毎日新聞 2011年6月10日 2時38分(最終更新 6月10日 3時20分)
- 【写真と図でみる】福島第1原発1~4号機の現状
- 【原発事故3カ月】収束見えず(1)「レベル7」まで1カ月
- 【原発事故3カ月】収束見えず(2)「炉心溶融」まで2カ月
- 原発事故3カ月:収束見えず(3)「冠水」徒労で大量汚染水
- 原発事故3カ月:収束見えず(4)不信呼ぶ情報公開
- 原発事故3カ月:収束見えず(5)復旧長期化、作業環境の改善難航
福島第1原発1~4号機の現状※6月9日現在

放射線量 測定装置2基増設へ
2011年6月9日
都内の空間放射線量測定場所を増やすよう求める声が高まる中、都が据え置き型モニタリングポスト(放射線量測定装置)を二基増設する計画であることが分かった。都内のモニタリングポストは新宿区の一基だけで、二十三区東部や多摩地区での設置を検討している。
モニタリングポストは二十四時間の自動測定が可能で、放射線量の推移を常時監視できる上、携帯型測定機よりも精度が高い。都内唯一のモニタリングポストは、新宿区百人町の都健康安全研究センター屋上の地上十八メートルの高さにある。
石原慎太郎知事は「人間の生活圏の一メートルぐらいの所で測るべきだ」と指示。五月末からは同センター敷地内の地上一メートルで、携帯型測定機で の計測も始まった。しかし、新宿区から離れた自治体では「地元の値はどうなのか」と不安の声も多く、独自に測定する自治体も相次いでいる。都は十七日開会 の都議会定例会に提出する補正予算案に、モニタリングポスト二基の設置費用二千万円を計上。設置場所などは今後決める。
さらに、都は今月十五日から一週間、携帯型測定機二台を使い都内百カ所で空間放射線量を計測する。各区はそれぞれ二~三カ所、多摩地区は各市町村 で一~二カ所を予定しており、各自治体の要望を聞き具体的な測定場所を決める。また、小型の測定機七十台を新規に購入。二十日から希望する自治体に貸し出 すという。都環境保健課は「放射線量をより細かく測定することで、都民が正確な値を知って安心してくれれば」としている。 (沢田千秋)
アップル新社屋は宇宙船型 社員増で移転、HPから土地購入
アップル新社屋の完成イメージ。広大な中庭を宇宙船のような建物が囲む(クパチーノ市役所提供)【拡大】
米アップルのジョブズ最高経営責任者(CEO)は7日、カリフォルニア州クパチーノの市議会で、社員約1万2000人を収容できる新社屋の建設計画を明らかにした。同CEOは、円形のその建物を宇宙船になぞらえている。
新社屋は、アップルの現在の本社から数ブロック離れた場所に建てられる。土地は米ヒューレット・パッカード(HP)から購入した。
アップルの従業員数は、パソコン(PC)やスマートフォン(高機能携帯電話)など同社製品への需要が急激に伸びる中で増えている。社屋は4階建て。曲線状 のガラスの建物に囲まれる形で広大な中庭がつくられる。駐車場は地下に建設予定で、敷地全体の80%は造園部分が占める。
ジョブズCEOはデザインについて、「宇宙船が着陸した姿にちょっと似ている」とし、「最近のオフィスパークはビルがたくさんあり、かなり退屈なものになっている。われわれは、より良いものをつくりたいと思っている」と語った。
同CEOによると、着工は2012年で、15年までに入居の予定。現在の本社は約2800人しか収容できず、近くのオフィスを借りている状況だという。
今回の計画は、アップルの成長ぶりを明確に示している。同社の利益は07年のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」発表以降4倍余りに拡大し、時価総額で世界最大のテクノロジー企業となった。
ジョブズCEOは、新社屋ではプレゼンテーション用の大ホールやフィットネスセンターなども設けると説明。通常の電力を予備電源とした上で、天然ガスによ る自家発電を検討しているとも述べた。また同CEOは、新社屋の土地は、自身が青年時代に働いていたHPの所在地だったと明かし、特別な意味を持っている と語った。(ブルームバーグ Adam Satariano)
主要ニュース
浄化装置 耐震性などの懸念も
東京電力福島第一原子力発電所では、たまり続けている高濃度の放射性物質に汚染された水を浄化する 装置の試運転が、10日から始まります。この装置を使った高濃度の汚染水の浄化について、経済産業省の原子力安全・保安院は、「必要な措置であり、おおむ ね妥当だ」と判断していますが、装置の一部は調達が間に合わず、国の耐震指針の一部を満たしていないおそれもあるなど、耐震性などの懸念が残るなかで試運 転が始まることになります。
東京電力からの報告を受けた、原子力安全・保安院は、地震や津波のほか、汚染水が漏れるのを防ぐ対 策など、9項目について評価した結果、法律に基づく危険時の措置として、「必要なものであり、おおむね妥当なものだ」と、9日、判断しました。しかし、浄 化装置は準備の期間が短かったため、一部の機器は調達が間に合わず、一般の産業用の機器が使われ、必要な強度はあるものの、国の原子力安全委員会が定めた 耐震設計審査指針の一部を満たしていないおそれもあるということです。原子力安全・保安院は、装置が地震で損傷したとしても、装置を置く「集中廃棄物処理 施設」などは耐震性と密閉性が確保され、装置が倒れるのを防ぐ対策もとられているなどとして、汚染水が外部に漏れ出すことはないとしています。また、浄化 装置からは高濃度の放射性物質を含む廃棄物が生じ、このうち放射性物質を取り除く装置からは1年間におよそ2000立方メートルの泥状の廃棄物が生じる見 込みです。これについて東京電力は、一時的に貯蔵する施設は設置を計画しているものの、最終的に処分するまでの長期間、どうやって貯蔵するかは、明らかに していません。原子力安全・保安院の西山審議官は、9日の会見で「時間に猶予がないため、一般の産業用の機器を使うことはやむをえない。現時点では最善の 装置だと思うので、正常に稼働することを期待する」と述べました。
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学校の土壌改善 国に財政支援要望 栃木
2011.6.10 02:26
学校施設の放射線量問題で福田富一知事は9日、東京・霞が関の文部科学省に高木義明文科相 を訪ね、栃木県も学校での許容放射線量を福島県と同じ年間1ミリシーベルト以下とし、毎時1・0マイクロシーベルト以上を測定した学校の土壌改善策に国が 財政支援を行うよう緊急要望した。
知事のほかに須藤稔県教育長と那須町の高久勝町長、那須塩原市の松下昇副市長も要望した。
県内の全学校で行った放射線量調査では、国が示した屋外活動を制限する暫定基準の毎時3・8マイクロシーベルトを下回ったが、那須塩原市と那須町では毎時1・0マイクロシーベルト以上を測定した学校もあり、福島県と同じ対応をとるよう国に求めている。
表土除去費用補助を 学校放射線で知事ら国に要望 「文科相は前向き検討」
(6月10日 05:00)
那須塩原市と那須町の小中学校の校庭などで毎時1マイクロシーベルト以上の放射線 量が測定されたことを受け、福田富一知事は9日、那須町の高久勝町長らとともに文科省を訪れ、高木義明文科相に校庭・園庭の表土除去費用を国が補助するこ となどを要望した。会談後、福田知事は記者団に「前向きに検討したいという話だった。一日も早く合意点を見いだし対策に当たるのが私たちと国の責任だ」と 述べ、早期の対応に期待感を示した。
文科省は福島県内の校庭・園庭の放射線量について、毎時1マイクロシーベルト以上だった場合、表土除去費用を補助する方針を提示。県は同様の措置を本県にも適用するよう求めたが、文科省は「現時点では福島のみ」と回答していた。
県の5月の調査では、2市町31カ所の校庭・園庭で1マイクロシーベルト以上を計測。今月6、7の両日に行った追跡調査では、15カ所で再び1マイクロシーベルト以上となった。ただ、福島県と同種の測定器では1カ所だった。
要望書では「放射性物質の拡散は県境を越え広範囲に及んでおり、本県でも1マイクロシーベルト以上の学校が存在している」として、福島県と同様の対応を強く求めている。
文科相への要望には須藤稔県教育長、那須塩原市の松下昇副市長も同行。福田知事は「国と県で共同調査をやる選択肢もあるし、県の測定値を尊重して 対応するというのもある。その辺は今後詰めていく」とした上で「国が判断をどう示すかに懸かっている。県と市、町、国の4者が合意しなければ解決には至ら ない」と強調した。
1マイクロシーベルト下回る 那須町の学校放射線追跡調査
(6月7日 05:00)

県は6日、5月に行った県内全教育施設の空間放射線量調査で、毎時1マイクロシーべルト以上を 観測した31施設のうち、那須町の小中高校、幼稚園、保育所の12施設で追跡調査を行った。前回と同じ簡易測定では保育所、小学校、中学校など6施設で1 マイクロシーべルトを超えたが、福島県で使用しているのと同種の放射線量測定器、サーベイメーターによる測定では0・71~0・75マイクロ■で、いずれ も1マイクロシーべルトを下回った。
調査は同町と共同で実施。このうち、前回1・01マイクロシーべルトだった那須高校では、県教委職員2人が校庭中央の高さ1メートルの場所で簡易 測定機器とサーベイメーターの2種類で測定。簡易測定機器で0・849マイクロシーべルト、サーベイメーターでは0・60マイクロシーべルトだった。
渡辺昇校長は「今回、両方の数値が1マイクロシーべルトを下回ったことでより安心して学校活動ができる」と話した。
7日には那須塩原市内の19施設で実施する予定。施設ごとの調査結果は7日に公表する。
文部科学省は、福島県内の校庭・園庭で毎時1マイクロシーべルト以上を測定した場合、表土除去費用を補助する方針を示しており、県は同様の措置の適用を求めている。
東電必死で隠した「メルトスルー」の恐怖…炉心溶融より深刻
メルトダウン(炉心溶融)が“最悪”だと思っていたら、その上があったとは…。東京電力福島第1原発事故で政府の原子力災害対策本部は7日、 1-3号機で「メルトスルー(溶融貫通)」が起きた可能性もあるとした報告書をまとめ、国際原子力機関(IAEA)に提出した。メルトスルーとは聞き慣れ ない言葉だが、その実態はメルトダウンより深刻だ。
通常、原子炉の圧力容器は水で満たされ、燃料の過熱を防いでいる。ところが今回の震災で圧力容器の水位が低下し、燃料が露出。2800度以上に過熱して溶け出し、圧力容器の底に溶け落ちてしまった。これがメルトダウンだ。
メルトスルーは、メルトダウンの状態よりもさらに一段階、深刻。圧力容器に開いた穴から、外側の格納容器に落下して堆積する状態を指す。「5重の壁」に守られている燃料が壁を1枚突破してしまったわけだ。
現在、格納容器の底にはホウ酸を含んだ水がたまっており、溶け落ちた燃料はその水によってかろうじて安定しているとみられる。
実は東電は、5月24日に経済産業省原子力安全・保安院に提出した報告書の中で、溶けた燃料が圧力容器の底を破損させ、格納容器まで達した可能性を指摘してはいた。ところが、この重大事象を示す「メルトスルー」という用語は積極的に表へ出されなかった。
東電には“前科”がある。「メルトダウン」についても、当初から指摘されていたにもかかわらず、この用語の使用を避け、原子力専門家らは「意図的に被害の状況を小さく見せようとしている」と批判していた。
5月17日に作成し直した工程表公表の会見でも、メルトダウンの用語に関して「意識的に使っていないが」との質問が出た。これに対し、武藤栄副社長は「英 語で表現するとニュアンスが伝わらない。燃料の溶融があったことについては認識している」と、歯切れの悪い回答をしていた。
事故から3カ月近く経過して突然、メルトスルーという言葉が登場したことには、政府内でも「東電は5月下旬の報告書発表の段階で『メルトスルー』を強調すべきだった。隠ぺい体質がまた明らかになった」と不満の声が上がっている。
安全委 ストロンチウム調査を
東京電力福島第一原子力発電所の事故で福島市や浪江町など、福島県内の11か所の土壌から骨に蓄積 する性質のある放射性ストロンチウムが検出されたことについて、国の原子力安全委員会は、量はごく少ないものの、土が浮遊して吸い込んでしまうリスクを含 め、詳しい影響調査が必要だという考えを示しました。
福島第一原発の事故を受けて、文部科学省が行った土壌調査で、浪江町や飯舘村など福島県内の11か 所でストロンチウム90が検出され、原発からおよそ60キロ離れた福島市でも検出が確認され、県内の広い範囲に飛散したことが分かりました。ストロンチウ ム90は放射線の量が半分になる「半減期」が29年と長く、体内に吸い込むと骨に蓄積し、がんを引き起こすおそれがあるとされています。これについて原子 力安全委員会の班目春樹委員長は、9日の会見で「検出量は放射性セシウムの1000分の1を下回り、ごく微量で、健康上の問題があるレベルではない」と述 べたうえで「ただ、土が浮遊して吸い込んでしまうリスクなどを含め、影響を評価する必要がある」と述べ、詳しい影響調査が必要だという考えを示しました。 ストロンチウム90が検出されたことを受けて、文部科学省は、今後、調査地点を増やすなど詳しい調査をするとしています。
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