ストロンチウム汚染 strontium 90 part 89

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ロス近郊に放射性セシウム 半世紀前の溶融事故跡 除染の難しさ浮き彫り

2011.8.12 19:07

 1959年に燃料溶融事故を起こしたサンタスザーナ野外研究所の実験用原子炉施設(当時)(米エネルギー省提供・共同)

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1959年に燃料溶融事故を起こしたサンタスザーナ野外研究所の実験用原子炉施設(当時)(米エネルギー省提供・共同)

1959年に実験用原子炉内で燃料溶融事故を起こした米ロサンゼルス近郊の核施設「サンタスザーナ野外研究所」の跡地で、自然界に存在するより高い濃度の放射性セシウムが今年に入って検出されたことが12日分かった。米環境保護局(EPA)当局者が明らかにした。

詳しい汚染濃度は不明だが、直ちに健康被害が出るレベルではないとみられる。ただ、研究所一帯では事故後、土壌の除去などが行われていただけに、福島第1原発周辺でも進められている放射性物質の除染作業の難しさがあらためて浮き彫りとなった。

同当局者によると、EPAは今年、跡地の土壌調査に着手。約60カ所でガンマ線の値が高い場所が見つかり、うち20以上の地点でセシウム137(半減期約30年)が検出された。EPAは2012年9月までに汚染実態を把握し、17年までに除染を終える予定だ。(共同)

ロス近郊で高濃度放射性セシウム 半世紀前の溶融事故跡

 1959年に燃料溶融事故を起こしたサンタスザーナ野外研究所の実験用原子炉施設(当時)(米エネルギー省提供・共同)

 【ロサンゼルス共同】1959年に実験用原子炉内で燃料溶融事故を起こした米ロサンゼルス近郊の核施設「サンタ スザーナ野外研究所」跡地で、自然界に存在するより高い濃度の放射性セシウムが今年に入って検出されたことが12日分かった。米環境保護局(EPA)当局 者が明らかにした。

詳しい汚染濃度は不明だが、直ちに健康被害が出るレベルではないとみられる。研究所一帯では事故後、土壌除去などが行われていただけに、福島第1原発周辺でも進められている放射性物質の除染作業の難しさがあらためて浮き彫りとなった。

2011/08/13 06:02   【共同通信】

被災松、送り火使用中止 表皮にセシウム 京都市一転

2011813

陸前高田市から届いた薪を燃やすことを断念し、会見で謝罪する門川大作京都市長=12日午後、京都市役所、高橋一徳撮影

京都の「五山送り火」で、東日本大震災の津波になぎ倒された岩手県陸前高田市の松でできた薪(まき)を燃やす計画について、京都市は12日、中止すると 発表した。市が取り寄せた薪500本の放射能検査をした結果、放射性セシウムが検出されたとし、「計画は、放射性物質が含まれていないことを前提にしてい た。断念せざるを得ない」と説明した。

計画をめぐっては、放射能への不安の声が一部の市民から寄せられ、送り火の主催者である大文字保存会が被災松の受け入れを中止。各地から苦情が殺到した ため京都市が別の薪を取り寄せ、大文字をはじめとする五山の各保存会が16日の送り火で燃やすことで事態の収拾を図ろうとした。送り火そのものは予定通り 行われる。

薪は、市の要請で協力した福井県のボランティア団体などが500本を集め、11日に京都市役所に運んだ後、市が民間の検査機関に依頼。検査は、すべての 薪の表皮と内側を一部削り取り、それぞれ一塊にして調べた。その結果、表皮のみ1キログラムあたり1130ベクレルの放射性セシウムが検出されたという。

環境省は、焼却処分が可能な放射線濃度の基準を示していない。記者会見した門川大作市長は、中止の理由について「もともと送り火で燃やすには放射性物質 が出ないことを前提にしていた」と説明。放射能に詳しい地元の大学教授に聞くと、「燃やしていいか判断できない」との回答だったという。

市によると、薪は現地で長時間にわたって野ざらしになっていて、泥をかぶった状態だった。詳しい保存状態について、市は「ボランティア団体に任せていたので把握していない」と説明した。今後、市の施設で薪を保管し、処分するという。

被災マツ「送り火」使用 再び断念 京都市 セシウム検出

被災地の薪を送り火に使用することを断念し、謝罪する京都市の門川市長(12日午後4時、京都市中京区・市役所)
被災地の薪を送り火に使用することを断念し、謝罪する京都市の門川市長(12日午後4時、京都市中京区・市役所)

 京都市は12日、五山送り火で燃やす計画だった岩手県陸前高田市の被災マツの薪(まき)から放射性セシウムが検出されたため、計画中止 を決めたと発表した。門川大作市長は緊急会見し「計画の前提が崩れたので市の責任において判断した。断腸の思いだが、断念せざるを得ない」と述べた。

会見の冒頭、門川市長は「陸前高田市のみなさんをはじめ、多くの市民、国民に心からおわび申し上げる」と頭を下げた。陸前高田市を訪れて市長に謝罪する意向も示した。

市によると、運び込まれた薪500本すべての表皮と芯の部分を中京区の検査会社で測定した結果、表皮の検体から1キログラム当たり1130ベクレルの放射性セシウムを検出した。「大丈夫だと責任を持った見解は出せないと、専門家から言われた」(市長)という。

五山の送り火に薪を使用するのに当たり、市は各保存会に対し「放射能が検出された場合、使用しない」と提案していた。中止の決定は五山の各保存会にも伝え、了承を得られたと市は説明した。

今後、信頼回復に向け門川市長は「引き続き市民と心を一つにして、被災地支援に全力を尽くしたい」と述べた。500本の薪は市内の業者倉庫にいったん保管し、処分方法を検討する。

被災地のマツの受け入れをめぐっては、6月中旬に大文字で薪を燃やす計画が持ち上がったが、放射能を不安視する声が上がり、8月上旬に中止が決定。その後、11日までに別の薪500本を五山の送り火で燃やすことが決まっていた。

千ベクレルを超える放射性セシウムを検出したが、野焼きの場合、放射性物質を含む物の安全性を示す国の基準はない。市の中止決定が被災地の風評被害をさらに広げるとの声も上がっている。

送り火の五つの保存会で作る「京都五山送り火連合会」は12日夜に緊急会合を開き、今後の対応を協議した。田中博至会長(74)は「ご先祖の霊をお迎えする時期に世間をお騒がせした。2度も東北の人たちを悲しませる結果になり申し訳なく思っています」と謝罪した。

201108130914分 】

京都「五山の送り火」で岩手県のまきがまたも使用中止に 京都市長「断腸の思い」

京都市で「五山の送り火」に使うため、岩手県からあらためて取り寄せたまきから、放射性セシウムが検出され、またも使用が中止されることになった。
12
日、京都市の門川大作市長は「断腸の思いでありますけれども、(まきの使用を)断念せざるを得ない」と話した。
京都では、被災者がメッセージを書き込んだまきを「五山の送り火」で燃やす計画だったが、検出されてもいない放射能への不安から中止したことに対し、批判が集まった。
そこで市は、岩手・陸前高田市から500本のまきをあらためて取り寄せたが、表皮部分から1kgあたり1,130ベクレル(Bq)の放射性セシウムが検出された。
この結果、送り火でのまきの使用は再び中止されることになった。

(08/13 08:08 関西テレビ)

被災松からセシウム 京都市、再び使用断念

2011813日 朝刊

京都市で十六日にある「五山の送り火」に、岩手県陸前高田市の被災松を使う計画がいったん中止になった問題で、京都市は十二日、新たに取り寄せた松の薪(まき)の表皮部分から放射性セシウムを検出したため、送り火での使用を断念すると発表した。

京都市によると、十一日に届いた五百本を、民間の検査機関で検査した結果、飲料水の基準の六倍近い一キロ当たり一一三〇ベクレルの放射性セシウム を検出した。五百本すべての表皮から少しずつサンプルを採取してまとめ、一検体として検査した値。同様に採取した薪内部からは検出されなかった。

薪の受け入れを取りやめた大文字保存会の対応以降、全国から批判を浴びた京都市の門川大作市長は「薪から放射性物質を検出しないことが実施の前提だったので、断念せざるを得ない。陸前高田市の市民にはおわびするしかない」と陳謝した。

野焼きの場合の放射性物質に関する規制値はなく、京都市は「安全かどうか判断ができない」としている。

市には京都五山送り火連合会の事務局があり、大文字保存会はその一つ。一連の問題は当初、東日本大震災で被害を受けた陸前高田市の松を、同保存会 が送り火の薪として使用する予定だったが、放射性物質を懸念する声が出て受け入れを取りやめた。批判を受け、京都市が被災松五百本を新たに購入、送り火で 燃やすよう連合会に要請、連合会も受け入れていた。

京都五山送り火連合会は十二日、臨時理事会を開き、送り火当日の十六日午後八時から東日本大震災の犠牲者の冥福を祈って五山一斉に黙とうをすることを決めた。

十五日午後には京都市役所前で市民に送り火で燃やす護摩木千枚に復興への願いを書いてもらう。

2011813

被災松 送り火断念 セシウム検出で京都市決定

厳しい表情で記者の質問に答える門川大作市長(手前)ら=12日午後、京都市左京区(安元雄太撮影)  京都の「五山送り火」(16日)で、東日本大震災の津波で流された岩手県陸前高田市の松を使う計画をめぐり、京都市は12日、新たに現地から取り寄せた松 から放射性セシウムが検出されたため、送り火で燃やすことを断念すると発表した。門川大作市長は「断腸の思いだ。申し訳ない」と陳謝した。被災松の受け入 れをめぐる問題は、当初の計画中止から受け入れへと二転三転した末、使用断念という結末となった。

京都市は11日、現地から取り寄せた被災松の薪(まき)500本の表皮部分計約1キロ、木くず部分計約2キロを切り取って市内の民間会社で放射性物質の有無を検査。12日、表皮部分から1キロあたり1130ベクレルの放射性セシウムが検出された。

食材に関する食品衛生法では暫定基準値を上回る数値だったが、樹木では明確な基準がないため、市は京都大教員で放射能の専門家に意見を求めた。「燃やすことが安全かどうかわからない」と説明を受け、送り火で燃やす計画の中止を決定、五山の各保存会に通達した。

会見した門川市長は「セシウム検出という科学的見地に基づいた結果。風評被害の助長にはあたらない」と弁明。「薪を燃やせば危険という科学的根拠はあるの か」との質問には、「もともと、セシウムが検出されたら計画を中止するという前提だった。国の基準がない以上、京都市が独自で決められない。国には責任を 持って基準を示してほしい」と話した。

この問題では、送り火で被災松を燃やす大文字保存会の計画に放射能汚染を懸念する声が上がり、同保 存会がいったん中止し、薪は陸前高田市で「迎え火」として燃やされた。中止方針に批判が殺到したため、市が現地から別の薪500本を取り寄せ、大文字など 五山の各保存会が使用することで合意していた。

2度も東北悲しませた 送り火迷走、古都に汚点 

京都の「五山送り火」への岩手県陸前高田市の被災松受け入れをめぐる問題は12日、京都市が新たに取り寄せた松から放射性セシウムが検出され、使用断念と いう結末を迎えた。中止から一転して五山全ての送り火で燃やすことになった11日の決着がわずか1日で覆り、古都の伝統行事の歴史に“汚点”が残る事態 に。五山の各保存会や関係者からは「まさかこんなことがあるのか」と落胆の声が上がり、被災地には失望が広がった。

送り火での使用断念という一報を受けて、五山の各保存会でつくる京都五山送り火連合会の関係者は「話を聞いたときはまさかと思った」と絶句した。

連合会では、市が取り寄せ、11日に到着した被災松について「大文字保存会が当初、燃やそうとしていた松のしん部分だけの護摩木と同じ物と考えていた」という。当初の松からは放射性物質が検出されなかったため、本番で無事に使用できると思っていたのだ。

しかし、今回の被災松は表皮付きの割り木だった。市は「どんな形で被災松が来るのか分からなかった」と説明しているが、放射性セシウムは表皮を削って集めたものから検出された。

使用断念について、五山の一つ「妙法」保存会の北野正彦会長は「鎮魂の意味で市が取り寄せた薪(まき)なので非常に残念」と話した。

この日夜には連合会と門川大作市長らが臨時理事会を市内で開催。15日に市民らに復興への願いなどを護摩木計千本に書いてもらい、16日の送り火当日に五山で燃やすことと、当日午後8時から犠牲者の冥福を祈って五山で一斉に黙祷(もくとう)することを決めた。

理事会後の会見で、連合会の田中博至会長は「2度も東北の方を悲しませることになって誠に申し訳ない」と謝罪。京都五山送り火協賛会の渡邉隆夫会長は「セシウム(の危険性)について論じられないまま、あおられて迷走している感じだ」と苦い表情で話した。

今回の騒動に、市職員の一人は「二転三転の事態に涙が出そう。くたびれすぎて感想など出ない」と心境を吐露。一方、大文字山近くで飲食店を営む男性 (78)は「放射性物質が出る出ないに関係なく、大文字保存会がいったん中止したのだから、市が取り寄せた被災松も使用をやめておいた方がいいと思ってい た」と話した。

「京都の一人芝居」「勝手すぎる」

 決定が二転三転し、翻弄された「高田の松」。地元の反応は複雑だ。

津波で被災した地元文具店を4月に再開させた伊東孝さん(57)は「仕方がないんじゃない」と淡々。店内で「高田の松グッズ」を販売するなど、復興に向け て奔走してきた住民の一人でもあり、理不尽な京都の使用拒否に憤ったが、今はそんな風評騒ぎ自体に嫌気が差している。「セシウム、セシウムって…。不安は 分かるが、ばかばかしいったらない。騒ぐのは被災地から遠方の人々だけなんじゃないのかな」

陸前高田市企画部協働推進室の大和田智広主事 (32)は「なんだか京都の一人芝居みたい」とぽつり。市側は今回の計画には全く絡んでいないが、問題発生以降、相次ぐ問い合わせへの対応に苦慮。500 本の松の薪はそもそも京都市から再依頼があったものだが、事情を知らない京都府民からは「一度断られたなら、松を京都に送らず、自分たちで全部燃やせばよ かったのに」という電話もあったという。

「今回のごたごたはちょっと勝手すぎる。問題が尾を引かないことだけを祈ります」とうんざり顔だった。

健康に影響ない数値

大津留晶(おおつる・あきら)・長崎大学病院准教授(被曝医療学)の話「検 出された数値はそれほど高くなく、吸い込んでも健康に影響がないレベルの可能性が高いので過剰反応ともいえる。ただ、樹木に関して放射性セシウムの国の暫 定基準値が定まっておらず、京都市が科学的に安全と市民らに言い切れない実情はあると思われ、中止は現状では仕方がない。自治体が自信を持って安全性を訴 えられるよう基準を定めることも考慮しなければならない」

【写真説明】厳しい表情で記者の質問に答える門川大作市長(手前)ら=12日午後、京都市左京区(安元雄太撮影)

201181307:14

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京都「五山送り火」二転三転、薪の使用は結局断念!!

当初、 「五山送り火」として京都で燃やされるはずだった陸前高田の薪は、8日夜、地元で「迎え火」として燃やされた
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共同

16日に京都市で行われる「五山の送り火」に岩手県陸前高田市の松を使った薪(まき)を使う計画を中止した後、一転して受け入れを決めた京都市は12 日、薪の使用を断念することを発表した。現地から取り寄せた薪から放射性セシウムが検出されたため。二転三転した対応に市は「被災者、市民にご心労をおか けした」と謝罪した。

京都市によると、新たに取り寄せた陸前高田市の薪500本は11日にトラックで到着。民間の検査機関で表皮を少しずつ削って検査したところ、12日に1 キログラム当たり1130ベクレルのセシウムが検出された。松の中心部分からは検出されていない。薪の放射性物質の安全基準値はないが、市ではセシウムが 少量でも検出された場合は、中止することを当初から決めていたとしている。

震災による津波で流された陸前高田市の松の薪を使う計画を 知った市民から「放射能汚染が心配」「琵琶湖の水が飲めなくなる」などの声も寄せられたため、5つある保存会のうち「大文字保存会」(京都市)が薪の受け 入れを取りやめたことで今月初旬に表面化。薪には「津波で死なせてごめん」「会いたい、会いたい」など遺族らの思いが書かれており、8日に陸前高田市で迎 え火として燃やされた。このことがマスコミ各社で報じられると、翌9日には今度は京都府や市に「“いちげんさんお断り”のようで市民として恥ずかしい」 「被災地の思いをくめないのか」「風評被害に加担するのは恥ずかしい」といった抗議が1000件以上殺到。11日までに五山すべてで陸前高田市から別の薪 を新たに受け入れることにしていた。

京都市は薪500本が五山の送り火で燃やされる全体の「ほんの一部」と説明し、処分方法について 「今後専門家に意見を聴いて検討する」とした。門川大作京都市長は使用断念の理由について「放射性物質が検出されるかされないかが判断基準だった。断念せ ざるを得ないのは残念な結果であり、陸前高田市や被災地の皆さんに心からおわび申し上げる」と陳謝した。

▽五山送り火 京都市で毎年8 月16日に行われる伝統行事で、盆に戻った故人の精霊を再び送り出し、無病息災を祈る。故人の名前を記した護摩木などを使い、京都市を囲む山で左と右の 「大」と「妙法」の文字、船と鳥居の形をした5種類の炎を浮かび上がらせる。形ごとにある5つの保存会が市などの補助金を受けながら保存活動を続けてい る。

[ 201181306:00

東日本大震災:京都市、送り火使用再び断念 岩手・陸前高田の松からセシウム

 東日本大震災の津波で倒れた岩手県陸前高田市の景勝地「高田松原」の松から作ったまきを京都市の「五山送り火」(16日)で燃やす計画で、京都市 は12日、まきの表皮から放射性セシウムが検出されたため計画を中止すると発表した。送り火の実施主体の五つの保存会は同日、市の決定に従うことを決め た。【古屋敷尚子、田辺佑介】

当初、大文字保存会が単独で送り火で燃やす計画だったが、放射能汚染を懸念する声が京都市などに寄せられ、断念。すると、「風評被害を助長する」 などの批判が市に殺到し、門川大作市長が別のまき約500本を取り寄せて燃やすことを五山すべての保存会に要請し、いずれも了承していた。

京都市によると、松から切り出したまき(長さ約30センチ)の表皮から放射性セシウムが1キロ当たり1130ベクレル検出された。表皮を除いた幹 の部分からは検出されなかった。野焼きの際の放射性物質に関する基準値はなく、市が専門家に問い合わせたところ、「国の基準がない以上、安全という見解は 出せない」との回答だったという。

今回のまき500本は11日に陸前高田市からトラックで運ばれ、京都市の検査会社「島津テクノリサーチ」に移送。12日午後、市に結果が報告された。500本すべてから表皮のかけら計1キロ分を集め、検査したという。

門川市長は会見で、「陸前高田市をはじめ東日本大震災で被災した皆さんに心からおわび申し上げます」と陳謝。「放射性物質が検出されないとの前提 が崩れたから中止する。被災地のまきが安全か否かを判断したのではない」と説明した。幹の部分だけを燃やすことは「議論していない」とした。

まきは現在、京都市内の民間の倉庫に保管されているが、処分方法は決まっていない。門川市長は「送り返さず、京都で対処したい」と話した。

 ◇「慎重にしてほしかった」--陸前高田市長

岩手県陸前高田市の戸羽太市長は12日、「関係者の善意が結果的にこういうことになり、市民にも心配をかけている」と遺憾の意を示した。京都市に 対しては、「風評被害を広げ、他の被災地にも京都市民にも迷惑がかかっている。もっと慎重にやっていただきたかった」と苦言を呈した。門川大作・京都市長 から陸前高田市を訪ねる意向が示されたが、同市は「お気持ちだけで結構です」と答えたという。

 ◇線量問題ない--専門家

測定結果の数値について、専門家は「問題となるようなレベルではない」と話す。国際放射線防護委員会の主委員会委員、丹羽太貫・京都大名誉教授 (放射線生物学)は「仮に表皮を1キロ食べ、全て体に吸収されたとしても取るに足らない線量」と指摘した上で、「意味のないクリーンさを求めた今回の判断 は被災地の方々の気持ちを踏みにじるものだ」と指摘する。

また、安斎育郎・立命館大名誉教授(放射線防護学)は「五山の送り火は伝統的神事という性格を持つ。放射能がけがれのようにとらえられたのではな いか。今回の件は科学の問題ではなく、文化の問題となっている。解決も文化的に行うべきで、犠牲者への追悼のセレモニーをやった方がいい」と提案する。 【根本毅、須田桃子】

毎日新聞 2011813日 東京朝刊

岩手の薪「五山の送り火」での使用を中止

< 20118132:50 >

京都の「五山の送り火」で岩手県の薪を燃やす計画をめぐり、岩手から京都に届いた薪から放射性セシウムが検出されたため、京都市は送り火での薪の使用を断念した。市の姿勢に批判の声も上がっている。

京都市は12日、緊急の会見を開き、岩手から届いた薪の表皮の部分から一キログラム当たり1130ベクレルの放射性セシウムが検出されたため、送り火での薪の使用を中止すると明らかにした。

送り火をめぐっては、岩手・陸前高田市の松を、五山の一つ「大文字」で燃やす計画が一旦中止となった後、批判の声が相次いだことを受けて、11日に大文字を含む五山全てが別の薪500本を受け入れることを決めたばかりだった。

京都市は「全ての人の理解を得るのは難しい」として薪の処分を検討しているが、「数値が安全かどうかではなく、セシウムが検出されたことを理由に薪の使用を中止した」とする市の姿勢に批判の声も上がっている。

今回検出された放射性物質の量について、国際放射線防護委員会(=ICRP)・稲葉次郎元委員は「びっくりするような数値では全くないと考えています」と 話した。また、この松を薪として燃やした場合についても、「灰は残るわけですが、灰を人が摂取するような機会はあまりないのかなと思います。人への健康影 響という観点では、あまり心配する必要はないと思っています」と述べている。

岩手の五山送り火薪の発案者、ストロンチウムが検出された事実を隠していた?

2011.08.12 20:14:15 by 深水英一郎(ふかみん)

ストロンチウムが検出されていた?

結局、セシウムが検出されてしまった

812日に、陸前高田から届いた薪を検査した結果が発表され、1130ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されたことからこれらの薪を京都五山 の送り火に使うことを中止したという報道がなされた。大震災と津波被害の渦中で多くの人の記憶に残った陸前高田の松と古都京都の伝統行事である五山送り 火。しかし結果として陸前高田にとっても京都にとっても悲しい結末となってしまった。

検査結果はなぜ削除されたのか?

812日の発表を持って陸前高田の薪の使用中止は確定したようだが、実は以前このプロジェクトの発案者のブログに薪の検査結果画像が貼り付けら れ、その中に「ストロンチウム」が検出されたとする結果が含まれていたことがわかった。ただし、そのブログ記事は何故かその後削除されており、現在は見え なくなっている。トップ画像は、当時貼り付けられた検査結果画像のスクリーンショットである。検査日は520日となっている。これは812日に京都市 がセシウムを検出したと発表した薪とはまた別のものだ。この検出結果の中に「Sr (ストロンチウム)」が含まれている。そもそもこの検査方法では放射性物質の検出には不十分だといわれており、検出されたからといって即問題とはいえない だろうが、この検査結果を削除してしまうというのは不思議だ。その後、別の薪からセシウムなどが検出されたことを考えればこの時点ですぐに詳細な調査がおこなわれていれば今回のような騒動にならずに済んだ可能性もある。そしてそもそもなぜこの検査結果をブログから削除する必要があったのかは不明なままだ。

残る疑問点

尚、この薪のプロジェクトを主導したのは「元福井市議」と福井県のNPO法人「ふくい災害ボランティアネット」だと言われているが、なぜ福井の人達 が岩手の薪を京都へ売ろうとしたのか、その販売価格はどれくらいで、どのようなお金の流れがあったのかは不透明なままだ。結局京都側はこれらの薪を買い 取ったのだろうか。そして陸前高田の薪からこのようにセシウムが検出されたという事実についても福島原発からこれだけ離れた陸前高田でなぜ、という不思議 な部分は残る。

さらに、発案者のブログの魚拓を読むと、京都の送り火の保存会側から正式に了承をもらう前から薪の調達をスタートし、マスコミの取材まで受けていた ことなどもわかり、そもそも京都側とコミュニケーションをきちんとおこなった上で準備を進めていたのか、疑問に感じる部分もある。

今回は、送り火での薪の使用を中止した京都側を一方的に非難する各マスコミの報道が騒動の発端となったが、部分的な出来事だけではなく、これまでの経緯を含めた全体の流れを見て報道をおこなえばこれほどの問題にはならなかった可能性がある。

尚、京都五山送り火は予定通り816()におこなわれるとのこと。薪はなくても、同じく鎮魂の想いを込め見守りたい。

関連)
発案者ブログの魚拓
http://megalodon.jp/2011-0713-1232-11/huji.hinamaturi.lolipop.jp/ [
リンク]

発案者ブログの現在の様子(問題の記事は削除されている)
http://huji.hinamaturi.lolipop.jp/?month=201106 [
リンク]

参考)
京都府と岩手県陸前高田の送り火偏向報道問題まとめwiki – 結局誰が悪いの?
http://www14.atwiki.jp/kyoto-henkouhoudou/pages/24.html [
リンク]

大文字送り火に陸前高田の松原ープロジェクト
http://okuribi.hujikumi.com/
 [リンク]

京都市長「断腸の思い」=送り火問題、混乱に謝罪

2011812236

京都の五山送り火に使う岩手県陸前高田市の「高田松原」の松のまきから放射性セシウムが検出され、使用中止を決めた門川大作京都市長は12日、記者会見で「断腸の思い。被災地に対し心からおわび申し上げる」と何度も頭を下げた。

陸前高田市から当初送られる予定だったまきからは放射性物質が検出されなかった。市長は送り火主催団体の一つ「大文字保存会」の中止決定は風評被害を助 長するとして、同保存会など5団体でつくる「京都五山送り火連合会」に実施への協力を要請。現地から新たなまき500本を取り寄せ検査した結果が、裏目に 出る形となった。

市長は事態の混乱を招いたことに「初めから五山(5団体)全てで取り組むことを話し合っていれば、展開が違ったかもしれない」と振り返り、「今回の決定は被災地の産品が放射能に汚染されているということではない」と懸命に釈明した。

[時事通信社]

送り火中止、京都市長「被災者に申し訳ない」

「五山の送り火で天に届けたかった。断腸の思いだ。被災者に申し訳ない」

門川大作・京都市長は12日、検査結果を聞いた約2時間後の午後4時から記者会見を開いた。厳しい表情のまま、約1時間の会見中に何度も頭を下げた。

報道陣からは中止を決めた理由への質問が相次いだ。市長は「微量かどうかが問題ではなく、とにかく検出されないことが前提だった」と強調。食品には放射能で国の基準があることを挙げ、「燃やすことへの国の基準がない。早急に要望したい」と述べた。

今回の薪は、福島第一原発から200キロ近く離れた国の名勝・高田松原の松。京都市は放射性物質が検出されるとは想定しておらず、市長も「念のためという意識で、安心してもらうための検査だった」。

一方で、被災者に対しては「すぐにでも陸前高田におわびに行きたい」。陸前高田市側から断られたことは「担当者が連絡した。返事はまだ聞いていない」と述べるにとどまった。

一連の問題で、市には11日までに約2千件の苦情や批判の声が殺到。今回の決定を受け、12日夜までに130件の声が寄せられた。「断念して安心した」という声が多く、中止を批判する声は少なかったという。(岡田匠)

京都市長「断腸の思い」=送り火問題、混乱に謝罪

 京都の五山送り火に使う岩手県陸前高田市の「高田松原」の松のまきから放射性セシウムが検出され、使用中止を決めた門川大作京都市長は12日、記者会見で「断腸の思い。被災地に対し心からおわび申し上げる」と何度も頭を下げた。
  陸前高田市から当初送られる予定だったまきからは放射性物質が検出されなかった。市長は送り火主催団体の一つ「大文字保存会」の中止決定は風評被害を助長 するとして、同保存会など5団体でつくる「京都五山送り火連合会」に実施への協力を要請。現地から新たなまき500本を取り寄せ検査した結果が、裏目に出 る形となった。
 市長は事態の混乱を招いたことに「初めから五山(5団体)全てで取り組むことを話し合っていれば、展開が違ったかもしれない」と振り返り、「今回の決定は被災地の産品が放射能に汚染されているということではない」と懸命に釈明した。(2011/08/12-22:46

五山送り火、被災松使用断念…「涙が出そうだ」保存会落胆 被災地は失望

2011.8.12 22:23 1/2ページ)

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京都の「五山送り火」への岩手県陸前高田市の被災松受け入れをめぐる問題は12日、京都市 が新たに取り寄せた松から放射性セシウムが検出され、使用断念という結末を迎えた。中止から一転して五山全ての送り火で燃やすことになった11日の決着が わずか1日で覆り、古都の伝統行事の歴史に“汚点”が残る事態に。五山の各保存会や関係者からは「まさかこんなことがあるのか」と落胆の声が上がり、被災 地には失望が広がった。

送り火での使用断念という一報を受けて、五山の各保存会でつくる京都五山送り火連合会の関係者は「話を聞いたときはまさかと思った」と絶句した。

連合会では、市が新たに取り寄せ、11日に到着した被災松について「大文字保存会が当初、送り火で燃やそうとしていた被災松のしん部分だけを使った護摩木 と同じ物と考えていた」という。当初の被災松からは放射性物質が検出されなかったため、16日の本番で無事に使用できると思っていたのだ。

しかし、今回の被災松は表皮付きの割り木だった。市は「どんな形で被災松が来るのか分からなかった」と説明しているが、放射性セシウムはその表皮を削って集めたものから検出された。

使用断念について、五山の一つ「妙法」保存会の北野正彦会長は「もともと、放射性物質が出たら燃やすことはできないということになっていた。だが、鎮魂の意味で市が取り寄せたものが使用中止となって非常に残念だ」と話した。

この日夜には連合会と市文化財保護課が臨時理事会を市内で開催。門川大作市長も出席し、連合会に謝罪した。理事会前、連合会の田中博至会長は「大変な1 日。まずは経緯を知りたい」、大文字保存会の松原公太郎理事長も「まだ何も知らない」とだけ話し、硬い表情のまま理事会の会場へ入った。

市職員の1人は「二転三転の事態に涙が出そう。くたびれすぎて感想など出ない」と心境を吐露。一方、大文字山近くで飲食店を営む男性(78)は「放射性物 質が出る出ないに関係なく、大文字保存会がいったん中止したのだから、市が取り寄せた被災松も使用をやめておいた方がいいと思っていた」と話した。

心からおわび…陸前高田の薪使用断念で京都市長

記者会見で頭を下げる門川・京都市長(12日午後、京都市役所で)=川崎公太撮影

「せっかく五山の足並みがそろったのに」――。「京都五山送り火」で燃やす予定だった岩手県陸前高田市の松で作った薪(まき)から放射性セシウムが検出され、計画の中止が決まった12日、京都市や送り火保存会の関係者は落胆と戸惑いを隠せなかった。

再度の使用中止について、京都市の門川大作市長は「陸前高田市をはじめ、被災地の皆様に悲しい思いをさせてしまい、心を痛めている。尽力頂いた皆 様に心からおわびします」と肩を落とした。門川市長は、「(薪は)食品と違って国の基準はなく、国には早く基準を示してほしい」と繰り返した。

薪を提供した福井県坂井市のNPO法人「ふくい災害ボランティアネット」の東角(ひがしかど)操 代表(53)は頭を抱えた。薪の売り上げを復興支援にあてる計画で、5月に陸前高田市の国の名勝「高田松原」から、津波で流された松を回収、販売し、7月 中旬から、発送を始めたばかり。これまで薪を1本ずつ簡易検査し、放射性物質は検出されなかったという。「少しでも復興の力になればと始めた活動が、思い もよらぬ事態になって戸惑っている」と東角代表は語った。

20118130006分  読売新聞)

陸前高田の薪からセシウム…京送り火で使用中止

東日本大震災の津波に遭った岩手県陸前高田市の松で作った薪(まき)の使用について二転三転した16日の「京都五山送り火」について、京都市は12日、薪の表皮から放射性セシウムが検出されたため、使用を中止すると発表した。

門川大作・京都市長は記者会見し、「薪から放射性物質が検出されないことが使用の前提だった。出た以上、断念せざるを得ない。陸前高田市をはじめ、被災地の皆様に悲しい思いをさせてしまい、心を痛めている」と謝罪した。

市によると、薪500本を福井県坂井市のボランティア団体を通じて調達。検査会社に依頼して500本すべてについて調べたところ、表皮からセシウ ム134、同137を合わせて、平均1キロあたり1130ベクレルを検出した。長期間、屋外に置かれていたためとみられるという。内部からは検出されな かった。

20118130128分  読売新聞)

一転セシウム検出で「被災松」の送り火中止(08/12 17:04)

16日に行われる京都の「五山送り火」で、被災した岩手県陸前高田市の松を燃やす問題。二転三転した結果、京都市は12日午後、薪から放射性セシウムが検出されたとして中止すると発表しました。

門川京都市長:「陸前高田から送って頂いた薪を使用することを断念せざるを得ない」
  11日午後、陸前高田市の松の木から作った薪500本が送り火で燃やすために京都市役所に届きました。この500本からサンプルを取って検査したところ、 薪の表皮の部分から1キロあたり1130ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。燃やすことについての安全基準はないため、京都市は、あく までも検出されれば中止するとしていました。被災地の松の木を「五山送り火」で燃やすという大文字保存会の計画は一度中止されましたが、批判の声が高ま り、別の薪で改めて燃やすことで了承されていました。

■薪からセシウム検出で“送り火使用”断念

二転三転の末、送り火には使わないことになりました。

「五山の送り火」に被災地の薪を使うかどうかという問題。

結局、京都市は送り火では使わないと発表、検査の結果、薪の表面から放射性セシウムが検出されたためです。

「被災地の皆さん、お詫びの気持ちを込めまして会見させていただきます」(京都市 門川大作市長)

午後4時、沈痛な面持ちで会見に臨む京都市の門川市長。

11日、市長は自ら市役所の前に立ち、陸前高田市から届いた新しい薪を出迎えていました。

しかし放射性物質の検査をしたところ、表面から放射性セシウムが合計1,130ベクレル検出され、再び「中止」を発表したのです。

予想外だったというこの結果に市長も…

「セシウムが検出されたら実施しないことは大前提として話してきた。このたびセシウムが検出された以上、断腸の思いだが断念せざるを得ない」(京都市 門川大作市長)

そもそもこの問題、放射性物質が検出されていないにもかかわらず被災地の松の受け入れを中止したことに端を発します。

これには、全国から大きな批判が寄せられ、その後、京都市の働きかけで改めて「五山」あわせて送り火に使われることになっていました。

しかし、その翌日の、中止決定。

京都市は、あくまでも「科学的知見」に基づいた、としていますが、その判断は薪を燃やしても安全かどうか、ではなく、薪が放射能に汚染されているかどうか、という風評被害にもつながりかねない基準でした。

「もっとそういうことをちゃんと調べてから返事しますと言っていたら」(京都市民)
 「被災地の方の心を思うと、もっと早く(実施を)決断していたら、痛みも少なかったと思います」(京都市民)

二転三転した、今回の騒動。

被災地の人たちの心を余計に苦しめることにならないよう願うばかりです。
(08/12 19:03)

陸前高田の松、再び使用中止=表皮からセシウム-五山送り火のまき・京都

2011812196

東日本大震災の津波で流された岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」の松を京都の伝統行事「五山送り火」で燃やすまきに使う計画について、京都市は12 日、まきから放射性セシウムが検出されたとして、送り火での使用中止を決めた。京都市の門川大作市長は記者会見し、「野焼きに関する国の暫定規制値が設定 されておらず、安全性を判断できない」と述べた。

計画をめぐっては、送り火の主催団体の一つ「大文字保存会」(同市左京区)が、被災者のメッセージが書かれたまき333本を送り火で燃やす予定だったが、放射能汚染を懸念する声が寄せられ中止を決めた。

これに対し、批判や苦情が相次いだことから、京都市が「京都五山送り火連合会」(同区)に協力を要請。連合会の四つの保存会が受け入れを決め、大文字保存会も受け入れに転じた。

まきは陸前高田市で既に盆の迎え火として燃やされたため、京都市は高田松原の松で作ったまき500本を新たに取り寄せ、安全性を確保するとして放射能検 査を実施。全ての表皮を集め検査した結果、セシウム134が1キロ当たり542ベクレル、セシウム137が同588ベクレル検出された。表皮以外からは検 出されなかった。

京都市は中止の理由について、参考にした食品衛生法に基づく食品の放射性物質の暫定規制値を検出値が上回ったことに加え、意見を求めた専門家も安全性を判断できなかったためとしている。

[時事通信社]

京都「五山の送り火」で岩手県のまき使用中止決定 表皮から放射性セシウム検出

京都の「五山の送り火」で焼くことになっていた岩手のまきから放射性セシウムが検出され、京都市では12日、まきの使用の中止を決定した。
京都市では、市民からの抗議などを受けて、被災地の岩手・陸前高田市の松から作られたまきを、816日に行われる五山の送り火に使うことを10日に決め、500本のまきを取り寄せたばかりだった。
しかし12日、京都市がこのまきを検査したところ、表皮から1kgあたり1,130ベクレル(Bq)の放射性セシウムが検出されたため、このまきの送り火への使用を断念した。

(08/12 18:33 関西テレビ)

陸前高田の松、再び使用中止=表皮からセシウム-五山送り火のまき・京都

 東日本大震災の津波で流された岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」の松を京都の伝統行事「五山 送り火」で燃やすまきに使う計画について、京都市は12日、まきから放射性セシウムが検出されたとして、送り火での使用中止を決めた。京都市の門川大作市 長は記者会見し、「野焼きに関する国の暫定規制値が設定されておらず、安全性を判断できない」と述べた。
 計画をめぐっては、送り火の主催団体の一つ「大文字保存会」(同市左京区)が、被災者のメッセージが書かれたまき333本を送り火で燃やす予定だったが、放射能汚染を懸念する声が寄せられ中止を決めた。
 これに対し、批判や苦情が相次いだことから、京都市が「京都五山送り火連合会」(同区)に協力を要請。連合会の四つの保存会が受け入れを決め、大文字保存会も受け入れに転じた。
  まきは陸前高田市で既に盆の迎え火として燃やされたため、京都市は高田松原の松で作ったまき500本を新たに取り寄せ、安全性を確保するとして放射能検査 を実施。全ての表皮を集め検査した結果、セシウム134が1キロ当たり542ベクレル、セシウム137が同588ベクレル検出された。表皮以外からは検出 されなかった。
 京都市は中止の理由について、参考にした食品衛生法に基づく食品の放射性物質の暫定規制値を検出値が上回ったことに加え、意見を求めた専門家も安全性を判断できなかったためとしている。(2011/08/12-20:42

五山送り火で使用せず、松からセシウム

京都の夏の伝統行事「五山の送り火」で、被災した岩手県の松の木を使うかどうか、計画が二転三転している問題。12日、結局、送り火では使わないことになりました。薪(まき)の表面から放射性物質が検出されたためです。

「陸前高田から送ってもらった薪を使用するのを断念せざるをえない。まことに残念な結果であり、心からおわび申し上げたい」(京都市 門川大作 市長)

2度目の中止決定。薪に込められた被災地の鎮魂の思いは、12日、またも、かき消されました。京都の「五山の送り火」は、先祖供養や無病息災を祈願し、薪 を燃やす、お盆の伝統行事です。今年は、薪に津波で流された岩手県陸前高田市の松が使われることになり、被災者らが犠牲者の名前や復興への願いを書き込み ました。

しかし、放射能汚染を心配する声が相次いだことから、薪から放射性物質は検出されなかったものの、保存会はいったん使用中止を決定。すでに用意されていた薪は、陸前高田市で迎え火として焚(た)かれました。

ところが、中止の判断に全国から批判や抗議が寄せられたため、京都市などは一転、使用することを決定。11日、再び陸前高田市から薪およそ500本を取り寄せたばかりでした。それが一転、12日の中止決定。理由は・・・

「松の中から放射性物質が検出された。検出されれば、(使用を)やめるという前提で進めていた」(京都市の会見)

京都市は、薪の表面を切り取って検査したところ、1キロあたり1130ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表。このため、送り火への使用を断念したといいます。

判断が二転三転したことについて、陸前高田市の住民は・・・
 「セシウムが出たこと自体、驚いている。残念です」
 「わざわざ(京都に)持って行って、こういう状態になっているんだから、(陸前高田の)迎え火で終わっていれば正解だった」

京都市側は、安全性を見極める苦悩を明かしました。

「燃やしていい基準があれば、それを踏まえればいいと思うが、野焼きにする場合の(国の)基準はない」(京都市の会見)

送り火、つまり野焼きについて国の暫定規制値がないため、薪から放射性物質が検出されるか、されないかの二択で、中止の判断をせざるを得なかったといいま す。結果として、被災者を2度にわたって悲しませることになった今回の判断、波紋を広げそうです。(1223:32

自主避難者411世帯、東電に賠償請求 12億円

東京電力福島第一原発の事故で、政府が避難を指示している区域以外に住んでいるものの、放射線への不安から自主的に避難したり、自主避難を計画したりし ている計411世帯が12日、避難費用など約12億円を東電に請求した。請求にかかわった弁護士によると、自主避難者の組織的な賠償請求は初めてという。

請求したのは、福島市や福島県郡山市、いわき市などに住む人たち。同県外の人や避難したいものの経済的理由から見送っている人もいる。請求の主な内訳は 交通費(平均13万7千円)、引っ越し代(同29万7千円)、宿泊費(同15万5千円)、慰謝料(同173万2千円)、休業損害(同140万9千円)な ど。

住民らは請求書の提出を前に、東京・内幸町の東電本社前で自主避難者の状況をアピール。妹と一緒に東京都中央区のホテルに避難を続けている福島市の杉本渉さん(33)は「お金があるかどうかで命の安全が区別されてはいけない」と、補償の必要性を訴えた。

政府の原子力損害賠償紛争審査会が5日に発表した中間指針では、自主避難者は賠償の対象とされなかったが、同審査会は「対象になり得る」として検討することを決めている。

東電へ、自主避難者らが引越し代など請求書を提出

投稿者: ourplanet 投稿日時: 金, 08/12/2011 – 12:31

福島の子どもたちを守る法律家ネットワークなど3つの市民団体は12日、東京電力に対して、自主避難者にも正当な賠償を支払うよう要請し、自主避難者や避難予定者からの賠償請求書411通を手渡した。
 
東京電力を訪れたのは、福島から避難している市民を含めおよそ30人。
福島第一原発事故による被ばくなどを恐れて、既に自主的に避難している人やこれから避難を予定している人などの引っ越し費用や交通費などを積算した請求書 約370人分を東京電力の福島原子力補償相談室地域相談グループの紫藤英文部長に手渡した。請求総額は、1092702194円にのぼる。
 
現在、原子力損害賠償紛争審査会において、福島原発事故に関する賠償の指針が議論されているが、8月5日にまとめたれた中間指針には、自主避難に関する賠償は盛り込まれておらず、今後の審議にゆだねられている。
このため、政府の避難区域外で生活している人は、行政的なサポートも仮払い金も支払われていない。
 
主催団体のひとつ国際環境NGOFoEジャパンの満田花夏さんは、「福島に暮らしている人びとの中にも、東京電力が自主避難に対しても補償をするという 対策を立てれば、動きたいという人はいる。福島は年間10~20ミリシーベルトという高い線量の中、子どもたちが暮らしている。東電が政府よりも先に賠償 できるのではないか」と迫ったが、東京電力の紫藤部長は、「小さいお子様をお持ちの人からの声も沢山届いている。ただ、私どもとしては、公正かつ迅速な補 償をさせていただくために、まずは紛争審査会の示した中間指針に基づいていきたい」とし回答。現状で、東京電力から支援をすることはないと明言した。

東電に賠償請求書提出=自主避難400世帯-移転費用など12億求める

2011812216

原子力損害賠償紛争審査会が策定した東京電力福島第1原発事故の賠償範囲を示す「中間指針」に、自主避難についての損害が盛り込まれなかったことを受け、自主避難者と支援団体が12日、東電を訪れ、411世帯分の損害賠償請求書を提出した。

請求者には避難を検討中の人も含まれ、引っ越し費用や慰謝料など総額約12億円の支払いを求めている。

受け取った東電福島原子力補償相談室の紫藤英文部長は「中間指針では自主避難について明確に示されなかったが、今後の議論を踏まえて適切に対処したい」と話した。

同席した支援団体「福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク」の福田健治弁護士は「賠償方針が決まらず、多くの人が不安を抱え生活している。東電は自らの意思で賠償してもらいたい」と要望した。

[時事通信社]

原発事故自主避難の411世帯、東電に賠償請求

東京電力福島第一原発事故を受け、政府が指定した避難対象区域外から自主的に避難した福島県内の住民らが12日、東電に転居費用や慰謝料など計約11億7000万円の賠償を求める請求書を提出した。

支援団体によると、請求したのは、すでに自主避難したり自主避難を検討したりしている同県や宮城、茨城両県などの計411世帯。

政府の原子力損害賠償紛争審査会が今月5日に決定した中間指針では、自主避難した住民は賠償の対象に盛り込まれず、今後も議論されることになった。

請求書と同時に提出した要請書で、住民らは「現状では、自主的に避難した住民は賠償などを得られる保証がない。東電は責任を持って自主避難者への賠償を明言するべきだ」と訴えた。これに対し、東電は「紛争審査会の検討を待ちたい」と回答したという。

20118122112分  読売新聞)

自主避難で東電に賠償請求 400世帯、11億円超

 記者会見で「国も主体的に支払いに加わってほしい」と話す杉本渉さん(左)=12日午後、東京・霞が関の弁護士会館

 東京電力福島第1原発事故の影響で、政府の指示などは受けずに自主的に避難をした福島県の住民らと支援者が12日、都内の東電本店を訪れ、同県や宮城、茨城両県などの計約400世帯に計約11億7千万円の損害賠償をするよう求める申し入れ書を手渡した。

賠償を求めたのは自らが避難をした人のほか、家族を避難させたり、これから避難を望んだりしている住民ら。

国の原子力損害賠償紛争審査会が今月5日にまとめた中間指針は、自主避難を賠償範囲に含めず、検討を継続するとしている。

東電は「審査会の指針を踏まえ、判断したい」と述べるにとどまった。

2011/08/12 21:05   【共同通信】

東電に賠償請求書提出=自主避難400世帯-移転費用など12億求める

 原子力損害賠償紛争審査会が策定した東京電力福島第1原発事故の賠償範囲を示す「中間指針」に、自主避難についての損害が盛り込まれなかったことを受け、自主避難者と支援団体が12日、東電を訪れ、411世帯分の損害賠償請求書を提出した。
 請求者には避難を検討中の人も含まれ、引っ越し費用や慰謝料など総額約12億円の支払いを求めている。
 受け取った東電福島原子力補償相談室の紫藤英文部長は「中間指針では自主避難について明確に示されなかったが、今後の議論を踏まえて適切に対処したい」と話した。
 同席した支援団体「福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク」の福田健治弁護士は「賠償方針が決まらず、多くの人が不安を抱え生活している。東電は自らの意思で賠償してもらいたい」と要望した。(2011/08/12-20:53

自主避難で東電に賠償請求 400世帯11億円超

東京電力福島第1原発事故の影響で、政府の指示などは受けずに自主的に避難をした福島県の住民らと支援者が12日、都内の東電本店を訪れ、同県や宮城、茨城両県などの計約400世帯に計約11億7千万円の損害賠償をするよう求める申し入れ書を手渡した。

賠償を求めたのは自らが避難をした人のほか、家族を避難させたり、これから避難を望んだりしている住民ら。

国の原子力損害賠償紛争審査会が今月5日にまとめた中間指針は、自主避難を賠償範囲に含めず、検討を継続するとしている。

申し入れ書では「避難は自己責任と認識され、正当な賠償を得られる保証がない」と指摘。避難のための交通費や宿泊費、慰謝料のほか、速やかな仮払いも求めた。

東電は「審査会の指針を踏まえ、判断したい」と述べるにとどまった。

3月14日以降、妹(30)と一緒に福島市から東京都に避難している杉本渉さん(33)は「被ばくを最小限に食い止めようと思って必死に逃げたが、出費が非常に多い。東電だけでなく国も主体的に支払いに加わってほしい」と話した。

[ 201181220:57

自主避難にも賠償を、東電に請求書提出

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福島第一原発の事故によって自主的に避難した被災者およそ300人が、東京電力に対して賠償を求める「請求書」を提出しました。

賠償の範囲を定めた政府の中間指針では自主避難を対象とするかは決まっておらず、被災者は「避難したくても、お金がなくて踏み切れない人がたくさんいる」と訴えています。

こうしたなか、東京の3つの弁護士会が原発事故の被災者を対象にした無料の電話相談を行います。賠償の請求方法などについて13日以降、午前10時から午後5時まで相談に応じるということです。

【被災者用フリーダイヤル(午前10時~午後5時)】
 0120-730-750
1217:52

自主避難者ら東電に賠償請求

自主避難者ら東電に賠償請求

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東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、避難区域以外の地域から自主的に避難した住民らが「自主的な避難でも賠償すべきだ」と訴えて、東京電力に合わせておよそ12億円の賠償を求める請求書を提出しました。

福島第一原発の事故を巡っては、国が指定した避難区域以外からも自主的に避難する人が相次いでいま すが、国の審査会が今月5日に公表した中間指針では、自主的な避難者は賠償の対象には盛り込まれず、議論を続けることになりました。12日は、福島県や茨 城県などから自主的に避難した住民のほか、今後、避難を検討している住民411世帯が「自主的な避難でも賠償すべきだ」と訴えて、合わせておよそ12億円 の賠償を求める請求書を東京電力に提出しました。請求書を受け取った東京電力の担当者は、「審査会の議論を踏まえて対応したい」と答えていました。住民た ちを支援している市民団体によりますと、今回、請求書を提出した人の中には家の中でも放射線量が1時間当たり1マイクロシーベルトを超えているのに経済的 な事情で避難できない人も多いということで、今後の避難にかかる費用を賠償するよう求めています。

福島市から妹とともに都内に避難してい る杉本渉さん(33)は、「自分は手持ちの資金もあり避難することができたが、福島に残っている人たちは、避難にかかる費用を用意できず不安の中で生活し ています。東京電力は国の判断を待つのではなく、柔軟に判断してほしい」と話していました。また、妻を島根県に避難させた福島市の藤本典嗣さん(40) は、「国が避難区域外と言うと、安全だと思われがちだが、5年後、10年後のことは誰もわかりません。東京電力は自主避難者の問題をあいまいにせずに、き ちんと対応してほしい」と話していました。

東京電力に請求書を提出した住民の支援団体によりますと、避難区域以外の地域から自主的に避難 した住民の中には、幼い子どもを持つ人が多いということです。このうち、夫が福島県にとどまり、妻と4歳の子どもが京都に避難した家族は、▽京都まで避難 するためのガソリン代や、▽引越しのためのトラックのレンタル料金、▽それに慰謝料の、合わせて186万円余りを請求しています。その一方で、避難したい と考えていても、避難先での生活設計の見通しが立たないことや、引越し代金が出せないといった経済的な理由から避難に二の足を踏む人は少なくないというこ とです。避難区域以外の地域から自主的に避難した人への賠償を巡っては、8月、国の審査会が示した中間指針には盛り込まれず、引き続き協議されることに なっています。しかし、どの範囲までが賠償の対象に含まれるかの見通しは立っていないことから、支援団体では、幅広い救済を求めて国などへの働きかけを続 けていくことにしています。支援団体の阪上武代表は、「経済的な理由のために逃げたくても逃げられない方がいるのはよくないことだ。賠償の見通しが立てば 避難することもできるので、早い段階で明確に賠償の方針を示してほしい」と話しています。

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官房長官 自主避難も賠償を

1号機プール、冷却進む=汚染水処理、一時停止―福島第1

201181326

福島第1原発事故で、東京電力は12日、1~4号機で最後に代替循環冷却装置を稼働させた1号機使用済み燃料プールについて、同日午前11時に水温が39.5度まで下がったと発表した。

稼働を開始した10日の水温は47度で、数日で40度程度に下げるとした計画通りに進んだことになる。

一方、4号機のプール冷却装置ではホースから新たに水の漏えいが2カ所見つかり、計4カ所となった。いずれも量はにじむ程度という。東電はホース敷設の際に傷が付いたとみており、今後、交換する。

高濃度の放射能汚染水処理システムは12日午後6時15分ごろ、除染装置の工程異常を示す警報が鳴り停止したが、設備に異常がなかったため同11時半すぎに運転再開した。システムは11日にも誤警報で一時停止した。

[時事通信社]

1号機プール、冷却進む=汚染水処理、一時停止-福島第1

 福島第1原発事故で、東京電力は12日、1~4号機で最後に代替循環冷却装置を稼働させた1号機使用済み燃料プールについて、同日午前11時に水温が39.5度まで下がったと発表した。
 稼働を開始した10日の水温は47度で、数日で40度程度に下げるとした計画通りに進んだことになる。
 一方、4号機のプール冷却装置ではホースから新たに水の漏えいが2カ所見つかり、計4カ所となった。いずれも量はにじむ程度という。東電はホース敷設の際に傷が付いたとみており、今後、交換する。
 高濃度の放射能汚染水処理システムは12日午後6時15分ごろ、除染装置の工程異常を示す警報が鳴り停止したが、設備に異常がなかったため同11時半すぎに運転再開した。システムは11日にも誤警報で一時停止した。(2011/08/13-01:24

原発、冷却装置で微量の水漏れ 福島4号機

08/12 18:40

福島第1原発4号機の使用済み燃料プールの循環冷却装置で12日、ホースから微量の水漏れがあり、東京電力は外部に流出するのを防止する対策を取るなど安定的な冷却へ向けた作業を進めた。循環冷却は継続した。

東電によると、水漏れは12日未明に福島県の一部で震度5弱を観測した地震の影響を点検中に見つかり、ホースから約5センチ四方に水がにじみ出していた。放射性物質の濃度は低いとしているが、別の箇所でも微量の水漏れがあり、水を受けるシートを置いてホースも交換する。

2号機のプールでも、散水装置が停止していたことが分かり、弁を操作して散水を再開させた。

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安愚楽牧場 経営悪化後、出資集め 弁護団「詐欺的な手法」

(81205:00)

民事再生法の適用を申請した安愚楽牧場(那須塩原市埼玉)が、運営する和牛オーナー制度をめぐ り、オーナーへの配当金などの支払い遅延が判明した後の7月中旬、高配当での出資を新たに集めていたことが11日までに、「全国安愚楽牧場被害対策弁護 団」の調査で分かった。団長の紀藤正樹弁護士は出資法や預託法への抵触を疑い、「破綻を知りながら、当座の資金繰りのためにオーナーを募ったのではない か。詐欺的手法だ」と指摘している。

弁護団などによると、同社は6月末、オーナーへの配当を中止し、取引先にあてた7月20日付の通知で、代金の支払い猶予を依頼した。そして8月9日、東京地裁に民事再生法適用を申請した。

その一方で同社は7月19日付の「特別なオーナー様だけにご紹介!肥育牛売買コースのご案内」と題した募集文書を送付。(1)肥育牛1頭を48万 円で購入すれば、半年後の売却時、オーナーの受取予定額が52万円(2)予定額が下回った分は同社が負担(3)限定販売頭数は1千頭-などと内容が表記さ れている。

弁護団には全国から「このコースで牛を買ったが、どうすればいいのか」といった相談が100件以上寄せられているという。

出資法は不特定多数から元本保証をして出資金を集めること、預託法は重要な事実の不告知、不実告知を禁止しており、紀藤弁護士は「出資法、預託法違反の恐れが強い」と指摘している。

一方、安愚楽牧場側は自社のホームページに掲載していた「Q&A」で、「倒産すると知ってお金を集めたのだから詐欺ではないか」の質問を設定。こ れに対し「詐欺ではありません。破綻の事実は皆さまに告知するまで従業員にも秘密にしていたので、そのような行き違いがあったのかも知れない。しかし破綻 の事実を知りながら、社員に出資を勧誘させた事実はありません」などと回答していた。

経営悪化後も出資募る 安愚楽牧場「会社存続のため」

和牛オーナー制度の流れ

「和牛オーナー制度」を運営する安愚楽(あぐら)牧場(本社・栃木県)が民事再生法の適用を申請し、事実上倒産した問題で、経営陣が経営危機を認識した 7月中旬以降も、高配当をうたった短期運用商品で新規出資を募っていたことがわかった。同社幹部が取材で明らかにした。「会社を存続させるため、なんとか 資金を調達したかった」とするが、駆け込みの資金集めが被害を広げた格好だ。

この幹部によると、7月16~18日に社長ら幹部数人が資金繰りを検討。同月20日付の文書で、牛のエサなどの仕入れ先に代金の支払いの延期を求めた。

その一方で、一部のオーナーらには新商品を紹介する文書(同月19日付)を発送。「一口48万円を出資すれば、半年後には52万円を支払う」などとし、実質的な元本保証、高配当で新たな出資を募る内容だった。

複数のオーナーによると、同社の東京支店では7月28日まで社員が電話の問い合わせに応じ、新規契約も受け付けていたという。このころオーナーに届いた 同社の月報誌でも、8月末を締め切りにして新規契約を募集していた。幹部は「(7月末まで)営業部は通常業務だった」と話し、全社的に資金集めをしていた ことを認めた。

預託料どうなる 安愚楽牧場破綻で本県農家

20110811

 全国各地で大規模農場を展開する安愚楽牧場(栃木県那須町)の民事再生法適用の申請が明らかになった10日、畜産県である本県に衝撃が走った。

同社から預かった牛を飼育する預託農家は「預託料が支払われないと、経営の存続は難しい」と危機感。今後、同社が大量の牛を食肉処理することも予測され、枝肉相場への影響も懸念される。

県によると、5月末現在、預託農家は22戸。県西部の60代の預託農家は「100頭規模と大規模で牛を預かる農家が多い。預託料が支払われないことになれば、存続は難しい」と苦しげに語る。

泊原発:3号機運転再開反対の要望書、市民団体ら相次ぎ /北海道

調整運転中の北海道電力泊原発3号機(泊村)の営業運転再開をめぐり、再開を認めないよう求めるなどの要望書を、市民団体や政党が相次いで道に提 出している。12日だけでも5件あり、8日以降で計8件に上った。また、道原子力安全対策課には再開に反対する道民の電話が11日だけでも約30件あった という。

12日に要望書を提出した「市民自治を創る会」(山口たか代表、札幌市北区)は「原発を止め、検査基準などを見直したうえで再開の可否を問うべき だ」と指摘。「北海道平和運動フォーラム」(江本秀春代表、同市中央区)は「福島第1原発の事故はいまだ収束せず、原因も究明されていない」と反対してい る。【片平知宏】

毎日新聞 2011813日 地方版

泊3号機の営業運転再開、北海道知事が容認意向

北海道の高橋はるみ知事は12日の記者会見で、定期検査で調整運転中の北海道電力泊原子力発電所3号機(泊村)について、営業運転再開を容認する意向を示唆した。

海江田経済産業相が道など地元自治体の意向に配慮する方針に改めたことを受け、態度を軟化させた。

海江田経産相から9日に回答された国の見解について「大変丁寧に回答をいただいた」と評価。道議会や地元自治体との合意形成についても、迅速に取り組む考えを強調した。

20118130302分  読売新聞)

泊原発3号機 再開容認へ 北海道知事「時間かけない」

北海道の高橋はるみ知事はきょう、記者会見で、定期検査で調整運転中の北海道電力・泊原発3号機の営業 運転再開について「道民の関心が高くゆっくりと時間をかける性格のものではない」として、調整を急ぐ方針を示しました。来週にも再開を容認する見通しで す。今後、営業運転に移行すれば震災後、全国の原発で初めてになります。

北海道・泊原発:3号機運転先送り 地元に安堵と戸惑い 知事、国への態度軟化

営業運転再開まで秒読みとみられていた北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)は土壇場で一転、再開の先送りが決まった。海江田万里経済産業相の方 針を受けて11日、道内には国が「地元軽視」の姿勢を改めたことに安堵(あんど)感が広がったが、一方で重い判断を迫られることに戸惑いの声も漏れた。 「まさかボールを投げ返されるとは……」(道幹部)。泊原発を巡る混乱と駆け引きは、いつまで続くのか。

前日まで、国の頭越しの再開姿勢に憤りをあらわにしていた高橋はるみ知事。この日は「国と道との連携や相互理解につながるものであり、今後は大臣の考えも踏まえ、丁寧かつ十分に検討し、道の考え方を整理していきたい」とコメントし、国側の歩み寄りに態度を軟化した。

道は早速、地元4町村に経産相と知事の電話内容を報告。牧野浩臣・泊村長も「営業運転への移行は急ぐものではない。泊村としては(このまま)移行してもいいと思っていたが、道民の考えをきちんと把握した上で、動かすのがいい」と評価した。

だが国の「地元尊重」は、営業運転再開の是非について地元が意見をまとめねばならないことも意味する。道幹部の一人は「既に100%フル稼働して いる3号機はこのまま営業運転を再開し、(定期検査中の)1号機(の再稼働)で丁寧な手続きをしてくれればよかった」とこぼす。推進派道議からは「国が安 全性を判断してくれれば、それでよかった。権限もない知事が余計なことを言うから……」と、知事の政府批判への不満が漏れる。

ただし、営業運転再開は経産省原子力安全・保安院と内閣府原子力安全委員会が「問題なし」と判断した形になっており、地元の意向が今後どう反映されるのかは不透明だ。

道議会自民会派の遠藤連会長は「仮に『駄目だ』と判断した時、(国が)止めてくれるのか。フリーハンドで判断を求めているわけではない」と不快感もにじませた。【高山純二、片平知宏、中川紗矢子】

 ◇原子力安全委、独自判断せず

泊原発3号機の営業運転再開について、内閣府原子力安全委員会の臨時会議が11日開かれ、経済産業省原子力安全・保安院は「定期検査を通じて技術 的な問題はなかった」との検査結果を報告した。一方、安全委の班目春樹委員長は「規制行政庁である原子力安全・保安院が適切な判断をしていただきたい」と 述べ、是非について独自の意見を示さず、事実上運転再開を認めた。政府は保安院の審査に加え、安全委の意見を踏まえて再開を認める方針を示していたため、 傍聴者からは「二重チェックになっていない」などと怒号が飛び、会議が一時中断する異例の事態となった。

班目委員長は意見を示さなかった理由について「法的に意見する立場ではなく、政府から何ら要請も受けていない」と説明。調整運転が長期化した影響 など定期検査の留意点について、保安院に報告を求めただけで再開の是非を判断する立場ではないと強調した。枝野幸男官房長官は9日の会見で「保安院の チェックにとどまらず、安全委にもしっかり関与してもらうことが重要」と述べていた。

保安院と安全委がともに3号機の安全性を認めたため、政府は高橋はるみ北海道知事が認めれば正式に営業運転再開を決めることになる。【比嘉洋】

毎日新聞 2011812日 北海道朝刊

7月の原発利用率、2番目の低水準=33.9%、今後も低下へ

  電気事業連合会は12日、7月の原発の設備利用率が前月比2.9ポイント低下の33.9%と、月別の記録が残っている1977年4月以降で2番目に低い水 準になったと発表した。同年4月は過去最低の30.3%だったが、これ以来約34年ぶりの低水準だ。関西電力の大飯1号機など3基が、トラブルや定期検査 で停止したため。低下は3月から5カ月連続。
 九州電力の「やらせメール」問題などで、検査後の運転再開は大幅に遅れており、今後も設備利用率の低下が続くのは必至の情勢だ。
 原発は13カ月運転するごとに定期検査が義務付けられている。8月は東京電力柏崎刈羽1号機が6日に停止。同7号機や北海道電力泊2号機は月内に検査入りするほか、9月以降も検査で停止予定の原発が控えている。
 一方、検査後の運転再開は、地震などの非常事態に対する設備の強度を測るストレステスト(耐性評価)の実施が条件となる上、再開に反対姿勢を崩していない地元自治体も多い。いずれの原発も再開時期を見通すのは困難だ。
 国内の原発54基中、11日現在で運転中は15基。このまま運転が再開されなければ、遅くとも来年5月までに全原発が停止する見通しだ。(2011/08/12-12:44

泊原発:3号機、再開を先送り 安全への不安根強く 容認派、電力不足懸念 /北海道

調整運転中の北海道電力泊原発3号機(泊村)は、11日にも再開が見込まれていた営業運転が先送りされ、道が泊村など地元4町村の意見を聞いた上 で判断することになった。道民からは「今すぐ止めて電力をどうまかなうのか」との冬場に向けた電力需給を懸念する声がある一方、東京電力福島第1原発事故 を受け、原発の安全性そのものが揺らいでいるとして運転再開を疑問視する声が上がった。【まとめ・鈴木勝一】

「あんな事故があって福島ではまだ家に帰れない人もいるのに、どうして原発再開の論になるのか」。札幌市の主婦(55)は憤る。震災からこの日で 5カ月となったが、いまだに避難生活や風評被害で苦しんでいる福島の人たちの様子が連日報道されている。旭川市の主婦も「これまで原発のニュースなんて関 心なかったが、福島の事故後は注目するようになった。問題になった安全性が実証されたわけではないのに、なぜ運転再開なのかがよく分からない」と率直に疑 問を口にする。

一方、「電力会社は信用できないので反対したいが、今は震災で電力がひっ迫しているので、そうも言っていられない」というのは根室市の水産会社会 長の小林邦弘さん(73)。弟子屈町で酪農を営む渡辺隆幸さん(49)も「もし事故が起きたら食糧基地・北海道は一切がダメになるが、やはり電力は大事。 うまく運営してほしいと願うだけだ」と複雑な胸の内を明かした。

3号機の最終検査の申請をめぐっては、高橋はるみ知事が国の対応に「地元軽視」と強く反発し、海江田万里経済産業相が「知事の判断は大切で、(再開を)待ちたい」と地元に配慮する意向を伝える一幕があった。

これらの動きについて道民は「道にある原発だから、道の声を聞くのは当然」(札幌・自営業)、「国が一方的に再開を決めるのは違和感がある」(同・主婦)など、高橋知事を支持する声が目立った。

一方で、「知事の反発は当然だが、あくまでジェスチャー。深い議論にならないだろう」(同・無職)、「国、道それぞれの立場がある。最終的に(再開に)軟着陸するのでは」(滝川・著述業)など冷めた指摘もあった。

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◆泊3号機営業再開への賛否の声◆

宗像宏充さん(51)  △ 原発はない方がいいが電力不足も心配

札幌市・自営業

女性(55)      × 福島では原発事故で帰れない人がまだいる

同・主婦

金川哲彦さん(80)  △ 事故がなければいい。必要だから原発がある

同・無職

女性(34)      × 原発の安全性は実証されたわけではない

旭川市・主婦

埜畑圭祐さん(18)  × 福島の状況を見ると容認する気にならない

函館市・バイト

田中忠昭さん(69)  〇 泊は国内の原発では比較的安全だと思う

滝川市・著述業

松谷恵味子さん(54) × 原発に危険は付き物。いつ何があるか不安

北見市・主婦

男性(79)      △ 原発を廃止すれば電気料金値上げになるかも

同・無職

渡辺隆幸さん(49)  〇 原発事故が起きぬよううまく運営してほしい

弟子屈町・酪農

小林邦弘さん(73)  △ 反対したいが、震災で電力がひっ迫している

根室市・水産業

毎日新聞 2011812日 地方版

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